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正欲
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正欲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全359件 21~40 2/18ページ
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多様性の尊重というのはそんなに薄っぺらいものではないです。 水に性欲を刺激されようと、誰にも害を与えないので、共存できる。受け入れていい。 この本にも出てくる万引きして興奮するようなのは、共存できないから、受け入れられない。 別にLGBTはメディアなどで見慣れたから受け入れるとかじゃないです。 LGBTもお互いに合意の上で愛しあっているだけなら、誰にも危害は及ばない。共存できる。だから受けれられている。 理解できるかどうかとか、まともかどうかなんて大切ではない。 大切なのは、共存できるか。 共存できるのなら、理解できなくても、まともじゃなくてもいい。 それだけのことです。 何も矛盾なんてありません。 朝井さんもそこまできっちり描いてほしかった。 検事にも理解できそうな人がいたのに、理解を求めもしないで諦めてしまっている。 これでは多様性を尊重していないようにも解釈できてしまうし、そういうレビューもある。 残念です。 | ||||
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又は嫌悪感を持つか、でこの作品の感想は全く違うものになります。 読んだ人と話し合ってみたいと思わされました。 | ||||
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これは私には少し難しかったです。 最後もなんだか後味が悪かった。 | ||||
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素晴らしい小説でした。読み終わった瞬間に思わず感嘆の声を漏らしてしまうほどに。この小説のテーマは、五十年以上生きてきた自分の視野になかったものでした。 | ||||
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内容をあまり把握せず、旅行に持って行って、海辺で読み切りました。 ロケーションも相まってかもしれませんが、面白かったです。 映画も観たくなりました。 | ||||
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内容はLGBTQのもっと奥深いところの問題。 この本読んだらLGBTQがいかに傲慢というか薄っぺらいというか「世間」が決めた基準だなぁ…と思える。 「私は、普通じゃない人も理解しようとしているから、どんどん相談して」 みたいな発言は徹底的に偽善なんだと気づかされる。 そもそも「普通」というのは、そちら側にいる人の感性なわけで、別の範疇にいる人は、そこが普通。 結局どこまで行っても分かり合えないのだろう。 . この小説に出てくる主人公的な人達は、すべて共通の「あるもの」に、性欲を感じる人たちである。(驚くことに男性も女性も) その人たちは、その「あるもの」があまりに特殊なため、LGBTQどころの話ではない疎外感と絶望を日々感じつつ、 たまには自殺願望も湧いてきつつ苦しんだ生活をしている。 . なんか変わったやつらだと可哀そうに思って、救おうとか理解しようとするような人も現れるのだが、あまりにもニッチな対象なので、まさかそこまではと想像だに出来ない。だから主人公たちはもどかしいし、あきらめてる。 , ある時SNSを通じて、今まで個で生きて.きたその人たちが集まる事になる。私はこの先どうなるのだろう…と思って読んでたら、 あっけない終わり方。ただし今の世の中ではこんな終わりかしかありえないだろう…と納得できるが、何かもやもや。 . とにかく、自分の価値観とか普通は…という考え方を見直すきっかけになる本ではありました。 そういう意味では、「読む前の自分には戻れない」というコピーはまんざら嘘でもないわけだ。 | ||||
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映画の八重子がスレンダー美人女優で納得いかない。ルッキズムやジェンダー差別に切り込む「正欲」で、肥満コンプレックス八重子に瘦せ型の人を抜擢するのは大いなる欺瞞では? 本編は多様性の美辞麗句で差別していいマイノリティと差別しちゃいけないマイノリティを選別するマジョリティの欺瞞を突いており、考えさせられた。前半の視点人物・八重子の印象が、後半の大也の目を通すと反転するのも面白い。 世間一般とかけ離れた特殊性癖を持ち、明日生きていいと思えず生きてきた夏月の苦悩には胸が痛むものの、個人的には啓喜の主張に共感する所が大きいというか。 特殊性癖者を「世界のバグ」ときっぱり言い切る彼の価値観が独善的なのは確か。かといって泰希に好感が持てるわけでもない。啓喜視点で描写されてるせいかクソ生意気なガキに感じた。彼が心酔してる不登校小学生ユーチューバーはゆたぽんがモデルなんだが、本人の現在や作中で言及された動画の用途を鑑みると、自分も啓喜寄りの考えになってしまうのは否定しがたい。 何も知らない小学生の動画のコメ欄にオカズリクを書き込む人々がおぞましいのは、私自身が腐ってもマジョリティ側だから? 否、そこには一方的な搾取だけがあって対等性が担保されないから。 YouTubeのキッズチャンネルや子育てチャンネルに群がるペドフィリアは、「普通」の人々が微笑ましく観る動画を、別の目的で消費しているのだ。 後半の大也と八重子の対峙は印象深く、大也にやりこめられた八重子の反論が胸に響く。 「正欲」の構成の巧妙な所は、特殊性癖の中でも極端にマイナーな物にフォーカスし、世間的に絶対認められない、読者の大半が生理的嫌悪を催す、小児性愛者の視点だけ排除したこと。 ミスリードによるどんでん返しと無関係ではないにせよ、真性ペドフィリアは水を出すだけで性欲を満たせる、夏生や佳道たちを羨むのでは? 蛇口をひねるだけでは犯罪にならない、何の罪にも問えない。ドン引きする人はいる。だから何?子供に手を出したら捕まる、ことによると眺めてるだけで通報される小児性愛者の生き辛さの方が上では? 夏生や大也は傲慢で鈍感なマジョリティに対し、許しも理解も求めず、ただただ放置してほしいと訴える。 その切実な心情は伝わるものの、「正欲」は「それ自体は罪じゃない(にも関わらず「キモイ」と差別される)、道義的に許されるマイノリティ」のみを扱って、安易な共感や同情を募ろうとしてないだろうか? なるほど、夏生たちは被害者だ。ある現象に欲情する以外は普通の人間で、法律に反する行いは全くしてない。しかし彼女たち「被害者足り得るマイノリティ」の苦悩が事細かに掘り下げられるほど、対等性の観点から加害者に区分せざる得ないマイノリティを全力でスルーする、創作上の欺瞞が気になってしまった。 | ||||
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登場人物毎に伏線がはられていくのだが、皆揃いも揃って辛気臭い。マイノリティという想定なので仕方がないのかもだが、多様性の話にしてはあまりにも辛気臭い。無関係だった各人物が繋がっていくのだが、その過程も面白みも工夫もないように思った。 | ||||
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人の価値観について考えさせられ、多様性を理解したつもりでも実は本当に及びもつかない世界があり、 翻って、どだい他人を理解・説得しようとするこに無理があるという無力感のみ残った。 | ||||
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けっこう凄い本を読んだ、という感想が残りました。 期待以上です。 多様性をキャッチフレーズとして実は繋がり合って異物を排除する風潮への、異議申し立てとして読みました。 ラスト近く、主人公の一人諸橋大也が、多様性運動を口実として繋がりを求める八重子に向かって吐く、本音の言葉が迫力ありました。 「諸橋君も、もう多様性の時代なんだし、ひとりで抱え込むだけじゃなくてもっと」 「俺、ゲイじゃないから」 ‥‥ 「自分が想像できる”多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな」 「お前らが大好きな”多様性”って、使えばそれっぽくなる魔法の言葉じゃねえんだよ」 「自分にはわからない、想像もできないようなことがこの世界にはいっぱいある。そう思い知らされることばのはずだろ」 「多様性って言いながら一つの方向に俺らを導こうとするなよ。自分は偏った考え方の人とは違って色んな立場の人をバランスよく理解してますみたいな顔してるけど、お前はあくまで”色々理解してます”に偏ったたった一人の人間なんだよ。目に見えるゴミ捨てて奇麗な花飾ってわーい時代のアップデートだって喜んでる極端な一人なんだよ」 ‥‥ 「お前らみたいな奴らほど、優しいと見せかけて強く線を引く言葉を使う。私は差別しませんとか、マイノリティに理解があるとか、理解がないと判断した人には謝罪しろとかしっかり学べとか時代遅れだとか老害だとか」 ‥‥ 「お前らが想像すらできないような人間はこの世界にいっぱいいる。理解されることを望んでない人間だっていっぱいいる。俺は自分のこと、気持ち悪いって思う人がいて当然だって思っている」(p.336-338) 21歳の若者がこんな名言を吐くのが少し不自然だけど、よくぞ書いてくれたものです。 最近の作家も捨てたものではないかも、という気がしてきました。 | ||||
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実写化が決まって映画館でみた予告が気になり小説から先に読んでみようと思いよみはじめました。この本からとても深いものを学ぶことができた気がします。自分のなかの考え方も変わり、この本を一読している人とそうでない人では現実の見え方が異なるのではないかと言っても過言ではないと思う程です。 | ||||
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あまり面白くなかった。映画化もされていたので期待してましたが私には合わなかったようです | ||||
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作者は主人公の性癖を水フェチという読者が生理的に許容しやすいものに設定することで、読者に一次的な共感を誘発しています。 これが仮に、幼児を惨殺したい、その死体を解剖したい、そしてその内臓を食したい、そんな性的衝動だったら共感するだろうか?しないとしたら水フェチに対する許容は何だったのか?「多様性を受け入れる」とはどういう意味だろうのか?と、自問してしまいます。 社会には「誰にもバレないように無事に死ぬために生きている人」は必ずいると思います。 | ||||
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性的嗜好というテーマから全く理解できない他者をどのように受け留めるのか?に転じるドラマ性が凄い。 理解できない次元が最早、想像の遥か上をゆく別次元の場合、繋がることなど絶望的な絶対的孤立のみ存在する。それでも、理解し合える同志を求めるという人間の性が、悲しくも可笑しい。結局、ラストでは、次元の違う異者は、正常と称する多数派に到底受け入れられず、理解を求めるという事さえ放棄し孤独の巣に戻ってゆく。性的なテーマを越えて、正常とは、異常とは、多数派とは、少数派とは、相互が理解し合える事があるのか?とテーマ性が拡がってゆく。 物語の切り口が斬新で、最近読んだ本の中では一番面白く楽しめた。 初期の話題作「桐島、部活やめるってよ」の何の拡がりもない切り取り現代青春小説から脱皮し、この不思議なsituationを設定した著者に感心した。 | ||||
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響きそうで響かない。入っていけそうで入っていけない。そんな感じで読了してしまった。 | ||||
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性欲が満たされない→死にたい。 となりますか? そこから理解できなくて 感情移入できなくて読んでいるのがしんどかった。 人様々というならば、性欲における比重も人それぞれでは? インターネット等が無い時代は、今なんかより性欲を満たしてくれるような動画や、 画像ですら見れなかっただろうし、 特に女性なんて手に入れることは困難だっただろう。 なのに特殊性癖ゆえに性欲満たす動画などが見つけられない…死にたい。となる なんかおかしいとおもう。 皆が皆そんなに性欲に人生を乱されることがあるのか?性欲が強い人もいるしそうで無い人もいる。 性欲に人生の重きをおきているのが前提の話でわたしには響かなかった。 読んでいて気持ち悪くなった。 性欲が満たされるよりも、 美味しいものを食べる 大事な人がいて、その人たちと好きな場所へ行き楽しいことをしておしゃべりをする。 それらのほうが幸せで 性欲が満たされなくてもそれがあれば生きていける人もたくさんいる。 性癖は根だというが 性癖が特殊でも、 人間関係は別に作れると思う。 わたしは仲良い友達と性的な話をしたことはないがもちろんずっと仲が良い。 皆が皆が性的な話をしないと仲良くなれないとおもっているのかな? なんか根本的に作者と考えが合わないというか、作者が性欲や性的なことに人生に重きをおきすぎているんじゃないかな。 全く共感できない。 レビューが高いので、共感している人が多いとして、 私は女性ですが、もし世の中の男性の大半がこのように性欲や性的なことに人生の重きをおいているのであれば、怖いと思ってしまいました。 | ||||
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だいぶ読みごたえがあった。 自分の知らない世界がたくさんある。 読後感、重かった。重たい内容だった。 でも考え方によっては、だからこそ、人間っておもしろいのかもしれないな、と思った。 誤解が生じている多くのこと、 誤解された、誤解したまま埋もれてしまった多くのことも、ずっしりとのしかかってきた。 解説もすごく良かった。解説に書かれていることがよくわかる。 | ||||
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自分では考えもつかないことでも現実には存在しているんだなぁと勉強になりました。 | ||||
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すごかった。この時代を代表する小説だと思った。 多様性という言葉がメディアで気軽に使われてしまっていることに対する違和感を、この小説が上手く言語化してくれている。多様性ってそんな簡単なことじゃない、もっと自分とは違う異質な存在がいることを認めること、しかしそれは人間の本能とは相容れないものでもある。人は自分と価値観が近く、考えを共有しあえる仲間を作りたがる。さらに固有の言語や方言、さらにはミーム等によって仲間意識を強めることを根元的な欲求として求めてしまう。多様性を受け入れるというのは、ある意味そういった同調意識という人間の本能を理性でねじ伏せるという、精神的な闘争や葛藤を必要とする行為であると感じさせられる。そもそも多様性が簡単に受け入れられるならば、現代のロシア・ウクライナ戦争やパレスチナ問題もないわけで。 結局、この小説の中では解決策が提示されるわけでも、登場人物が幸せに生きる道を獲得できる訳でもない。容易に答えが得られる問題ではないと思うが、それでもそういう問題が存在すると認知させることは必要だと思う。そういう意味でこの小説の存在意義は非常に大きい。多くの人に読んでもらたい。 | ||||
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※削除申請(1件)
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前半おもんなくて後半に期待して我慢して読み進めてたけど後半もおもんなかった。完全にお金の無駄。 | ||||
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