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正欲
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正欲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全48件 1~20 1/3ページ
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キャッチーな内容で興味深い点はいくつもあったが、人生観が変わるほどではない。 人を愛せず、水に性的欲求を感じることより、小児性愛を抱いてしまうことの方が、生きづらいであろうことを痛感した。 | ||||
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これは私には少し難しかったです。 最後もなんだか後味が悪かった。 | ||||
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人の価値観について考えさせられ、多様性を理解したつもりでも実は本当に及びもつかない世界があり、 翻って、どだい他人を理解・説得しようとするこに無理があるという無力感のみ残った。 | ||||
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作者は主人公の性癖を水フェチという読者が生理的に許容しやすいものに設定することで、読者に一次的な共感を誘発しています。 これが仮に、幼児を惨殺したい、その死体を解剖したい、そしてその内臓を食したい、そんな性的衝動だったら共感するだろうか?しないとしたら水フェチに対する許容は何だったのか?「多様性を受け入れる」とはどういう意味だろうのか?と、自問してしまいます。 社会には「誰にもバレないように無事に死ぬために生きている人」は必ずいると思います。 | ||||
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自分では考えもつかないことでも現実には存在しているんだなぁと勉強になりました。 | ||||
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あまり内容も知らずに読んでみた。 ちょっとネタバレ的なこともあるのでご注意ください。 ミステリーなのかと思って読んでいた感はあるが、どうもそういうことではないらしい。。。 淡々と登場人物の章がそれぞれ時系列で繰り返されていく、、、 文章自体はまあ読みやすい。 でも、「面白い!」という感じで読み進めるわけでもなく、ただ淡々と読み進めた感じ。 「あ〜これはマニアックな性癖の話なんだ」ということに気づくとともに 作者の視点にはなんとなく共感できるものを感じる(初めてこの人の本を読みました) しかし、私的にはこれまでにないジャンルの分野ゆえ、なかなか評価しずらいなと思いながら こういう世界もあるんだという興味本位的な欲求で読み進める。 いつかこの複数の登場人物がどのようにか交錯し合って、ないかとんでもないことが 起こるんではないかと思って、期待をするも、、、結局なんとも消化不良な結末というか 急激な尻すぼみで終焉。 途中は、「ここから面白くなるのか???」と期待した分、その期待が悪い意味で裏切られた感が 私としては否めなく、、、なんとも言えないモヤっとした感じの今。 直後にこれ書いてます。 そうそう、この中に出てくる八重子という登場人物がどうしても「ハリセンボンのはるな」に 思えてしかたなかった(笑笑) | ||||
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まだ1回しか読んでいません。映画化されたとの事ですが、見ていません。人の内面にある秘め事的な本性を隠して生きる人たち、一派一絡げに纏められてしまう性的異常者とされる人たち。その中にも様々な異常が存在するという話かな?どう捉えたらいいのか、よく消化できない状態です。どうしても自分はどうなの?とその都度確認しつつ読み続ける必要がありました。重いね、その人たちの苦悩を思うと考えちゃう。何か逃げ道はないのか?適当に騙しながら生きるなんて、普通のつもりでいる自分でもやっていること。なんかみんなそれなりに誤魔化しながら生きているような気もしますが。おもーいお話でした。 | ||||
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20代前半の長女が強く推していたため読んでみました。 私は性的マイノリティ―ではないですが、かといってマジョリティに属して安心を得るタイプでもなく、残念ながらそれほど刺さりませんでした。 多様性の包摂って、そこまで完璧を求めなくてはならない言葉なのでしょうかね。いかなるマイナーな観点をも持ち合わせていなきゃダメなんでしょうか。あるいは、マジョリティも含めた個々の強みの発揮といった文脈で使ってはダメなんでしょうか。 例えファッション性があったとしても、社会がそれまでより多少なりとも寛容になり、少しづつでも偏見が減って生きづらい人が減ったり、新しい発想が付加価値を生んだりすれば、それは十分意味のあることなんじゃないでしょうか。 | ||||
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ガッキーと稲垣が出演しているので映画を見る前に読みましたが、私には退屈な内容でした。結局 映画を見る気がなくなった。 | ||||
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今回の性的対象はおそらく大多数の人がそれが対象になり得ることを理解/共感しづらいだろう。だからこそ、今作で取り扱ったんだろうと思う。性的対象が何であれ、誰しもが不安を持ち、(マジョリティな)自分を確認しながら生きている。 最後、話したくない権利もあることに気づいて欲しい。あなたとは、話したくない。もしくは、この話はしたくない。 対話をすれば理解できるなんて幻想だと思う。 | ||||
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個性的な主要人物とミステリー調の展開に一気読みしましたが、問題提起のみで終わっていて物足りなかったです。 ディベートの教科書としては最高だと思いますが、小説としては感情移入できませんでした。例えばストーカーっぽい女性が出てくるのですが、警察沙汰になる訳でもなくそこそこディベートの相手をしてもらえているのが現実離れしていて気持ち悪かったです。 | ||||
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行きつけの美容院の兄さんとね、まあ、最近どうすかみたいな話するじゃないですか。 なんか映画とか見ました?って。話題がないから毎回なるんですけど。 そんで兄さんが、「正欲」って映画、なんか話題だし見てみようかなと思って。というので。 お、今原作読んでますよー。 そうなんですね、面白いですか? あー、まだ読み始めたばっかりで、よくわからないですねー。ははは。 なんて返してたんですが。 危ねえー!これ土曜の昼下がり髪切りながらよく知らん人に勧めるような話じゃないじゃん! いや、素晴らしいし、読むべきだとは思うけど。 いま、みんなで、ちゃんと知っておくべき事が書かれているけど。 でも迂闊には勧められないぞこんなの。 生まれ持った自身の異常な性質に苦しみ、明日を生きることが困難な人々の話。 健全な、普通の、みんなが安心する社会からは隔離するべきもの。 しかしそれがなくては生きられない人がいる。 助けてほしいとは思わない。自分が異常だとわかってる。 でも生きることを許されたい人たちのあがく姿が描かれる。 最近はあらゆるものに「普通」を求められるようになった。 普通の日本人とか。普通はこうするとか。普通じゃないやつは消えろと言わんばかりの。 多様性といいながら、それはマジョリティ側が陣地を少し広げようとしているだけで。 理解できる範囲の人だけ、特別にちょっとこっちの陣地に入れてあげるからね。 だから僕らが嫌なことしないでね。わかるよね。 という暗黙の排他的態度がその外側から透けて見える。 自分もそうだし、あなたもそうでは?という。 最近SNSでよく見るワードに、 「本当の弱者は助けたい姿をしていない」というのがあるのだけど。 これが、だから助けなくていい。もっと助けたくなるように振る舞うべき。 という全く逆の解釈で使われ始めているのが本当に恐ろしい。 これ、本来の文脈はエンパシーを説明する言葉だと思う。 自分が自然と助けたくなるような、シンパシーを感じる人だけを助けて、 弱者救済した気になるのは本質を欠いている。 本当に助けが必要な人は、自分と全く価値観の違う、 今まで遠ざけてきたような種類の人かもしれない。 そして、本当に人を救っている人たちは、 そういう場所で、困難な状況に向き合って、 物事を良い方向に持っていこうとしている人たちだ。 容易なことではない。 気持ち悪い、意味が分からない、不気味な、眼の前の誰かに寄り添い、 理解できなくてもいいから、必要な手助けができることが本当の支援で、 それをするための能力がエンパシーだぞ。と。 今社会にはエンパシーが問われてるんだぞ。と。 博報堂の新人研修で語られるという、渋谷陽一さんの言葉を思い出す。 『我々がコミュニケートしなければならないのは、きっとどこかにいるであろう自分のことをわかってくれる素敵な貴方ではなく、目の前にいるひとつも話の通じない最悪のその人なのである』 / 渋谷陽一「音楽が終わった後に」 | ||||
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のめり込んで読むことができたけれど、楽しい感じではない。 多様性を考える時、マジョリティvsマイノリティを想定する。 しかし、実はそこにはその論点に乗りすらしない人たちが存在する。 パン派ご飯派で議論して、ベストな朝食の答え出そうと思っている限り、「朝は寝ていたい」という人たちは議論に入る余地がない。 「どうぞご自由に」と参加すらしないし、「寝ていたいんだ」という主張をすること自体を諦める。 そして議論に夢中な人々は、自分たちが議題にしていること以外目に入らないし、それが全てと思ってしまう。 そんな感じ。 ネタバラシをせずに例えを使って説明しようとする試みは難しい。 この世界との摩擦を感じることができるか 明日も生きていたいと思えるか そんな問いかけが、印象に残った。 | ||||
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小説を読み終わった直後の感想は、正直つまらなかった。 多様性のへの理解を広げるのもいいが、この小説のマイノリティ側の人々自体がマジョリティの人々に理解すら求めていない。マイノリティ側の人々の心理が偏見ない理解で世間一般に当たり前に浸透していれば話は違うと思うが、そもそも彼らが求めていないのならば、マジョリティ側も理解しようと寛容にならなくてもいいんじゃない?と思いました。 話が逸れるかもしれないが、戦後の日本は現在に至るまで平和な期間が継続している。平和な時代が続けば続くほど、どんどん平和ボケしていく。そうなると考えることへのキャパシティにゆとりができて、あらゆることに寛容になろうとする。その一つがマイノリティへの理解ではないのかと思う。例えば戦時中は日本は限界まで追い詰められ、国民の財産を徴収、軍人以外の人までも徴兵したり、最後には特攻までも正当化する。 マジョリティを占める国民は洗脳される。そのような時代でもLGBTの人間は居るとは思うが、一般の人々にそのようなことを考える余裕はないだろう。 現代において、マイノリティに対して理解しようとするのはいいが、行き過ぎるとマイノリティの人々を助長しさらにマイノリティの人々の人口が増えていくのでないか?とも考える。そのような人々が増えてくことで新たな社会問題も増えていく。その時、政府が新たな問題にしっかりと対処できればよいが、そのような問題よりも重要な問題があると僕は思う。現在、世界情勢が悪化の一途をたどるなか、もっと真剣に取り組むべき問題があると思う。SNSの発達で思想が多様化して、それを理解し合うことも大事だとは思うが、多様化しすぎると、戦争とか大きな問題が起こった時、国民の意識を一つにまとめなくてはいけなくなった時、思想が多様化しすぎていると、方向性がまとまらず国家は弱体化するでは?と個人的に思う。 すみません。話が少し逸れた気もしますが、マイノリティに理解を示しすぎることによるデメリットが大きいと思いますよ、ということをあくまでも主観ですが、私は危惧します。 LGBT法案の可決などもあり、そのようなことを考える今日この頃です。 この小説、映画化されたんですね。映画化に向いている話だと思いました。 見に行きたいですね。 | ||||
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うーん。 哲学的な内容。 小説として読みには私的に長いと感じた。 新書でペラペラと読みたい内容と感じてしまった。 | ||||
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思いっきりネタバレなのでご注意ください。 そもそもオチがないのが減点1。 読んでいてしっくり来なかったのは彼等彼女等の性癖がそんなにひた隠しにしなくてはいけないようなものだったのだろうかということ。確かに珍しい性癖ではあるのだろうけど、その割には同じクラスにもうひとりいる程度のもの。彼等彼女等はひた隠しに隠し、世間は絶対に受け入れてくれないと信じ込んでいたけれども果たしてそうだろうか?私が聞いたとしても、ふーんで終わる程度のような気がする。児童ポルノ愛好者と誤解されてまでも申し合わせたようにひた隠しにする頑なな態度に理解に苦しむのは私がそっち側の人間ではないからなのだろうか。 次にほとばしる水に性欲を覚えるということだけれど、彼等彼女等はそれでいけたのだろうか?それをみると下腹部が熱くなるとの描写はあったがそれでエクスタシーに達するような描写はなかった。意図的にぼかしてあるのかもしれないが。夢精はしないのか?そうでないならば単なる趣味と変わらないでしょう。 という訳でいまいちしっくりこないお話でした。読解力と想像力が不足しているのかもしれない。 | ||||
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夏生が暗い。 ネタバレになるので詳細は書きませんが、性的興奮の引き金が無生物ってそんなに悩むこと??と思ってしまいました。 私はそれを打ち明けられても「あ、そうなんだ」としか思わないです。 マイノリティーなんだろうけど、誰に迷惑をかけるわけでもないし、、、 高校生の頃に「サド侯爵」とか「ソドム120日」とか読み、「想像もし得ない深淵があるな」と心に刻みつけられたのが大きいかと思いますが、いやぁ全然オッケーじゃん?って思ってしまいました。 逆になんで他人の犯罪でも無い性癖に「気持ち悪い」とか言うんでしょう?そっちの方が気持ち悪いかな。 | ||||
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プロットの組み方や感覚の形容の仕方には何度もハッとさせられ、作品としてはとても面白かったです。 ただ、多様性の問題提起として読むと拍子抜けします。 (ネタバレあり) 主人公たちは自分たちの葛藤がマイノリティ特有のものだと捉えてるけど、私から見るとぜーんぜんそんなことないです。 「マジョリティ」側の人間だって、自分でも「気持ち悪い」「意味わからん」「面倒臭い」と感じる思考を持ってたりするし、それを葛藤のすえ隠したり正直に伝えたりしながら「繋がりたい人」と繋がろうと頑張ってるんです。みんなが何かしら「マイノリティ」な部分を持ってるんです。 それを超マイノリティな嗜好の持ち主であることを免罪符に人と繋がる努力を放棄して、自分は孤独だ可哀想だ、マジョリティは生きやすくていいなぁと不貞腐れてる主人公たちに、正直苛立ちすら覚えました。(現に繋がりを求めて行動し出したら、あっという間に濃いコミュニティ形成してるし。何やねん羨ましいわ。) 最後の逮捕劇も彼らの性的嗜好とは直接関係ない、たまたま起こった冤罪まがいの悲劇でしかないのに、まるでマイノリティの生きづらさを証明する出来事のように見える描かれ方をしていたり。こういう、別々の問題が混同されているような場面が沢山あるように感じました。 いろいろ書きましたが、初めから「特殊なマイノリティについて考える作品」などではなく、シンプルにひとりひとりが自分や他人と向き合うことについて考える作品として読めば、そこまで違和感なく読める気もします。 作品の中では1番気持ち悪く描かれているかもしれないけど、八重子が最後に言っていたことが1番共感できました。結局そこだよね、という感じ。 | ||||
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エンタメ的にするっと読めました。面白かったです。 まわりの人と感想を話し合えたら面白い、酒のつまみになりそうです。 文章、言葉が深く刺さるような感動はありませんでした。 | ||||
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『多様性』という意識高い系が大好きなワードを徹底的にいじっていく作者の意図が強く伝わってきた。 学校に通う事は強制的に社会性を身に付け、ある意味の呪縛(セーフティ)をかける事で、犯罪に走る人を減らして社会秩序の構築に寄与している。 この考え方は面白い。上手い事言語化されている。 話の主題である性的マイノリティのうんぬんは「知らねえよ。壁にでも話しておけ」と自分は思う。 | ||||
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