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正欲
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正欲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全359件 1~20 1/18ページ
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水に性欲を感じるなんて、変わってるけど他人に糾弾されるわけでもないぬるい性的指向を主要人物に設定してまったのか。 もっとメジャーなペドフィリアなんかの方が四方八方針の筵で人間あつかいされない。 単純に写真持ってるだけで捕まる当人からしたら地獄なのでは? それと比べたら水に性欲を感じるなんてぬるゲーでしょ。 性的指向がヌルゲー過ぎて、なんでそこまで世界を呪っているの?と疑問に思ってしまう。 多分、作者はペドフィリアみたいなのを設定したかったんだろうけど、社会的に糾弾されるのが怖かったから、こういうヌルい設定にしたのではと思う。 だったら、まだズーフィリアにするとかしたほうがよかった。 徹頭徹尾、なんでこの程度の話で世界を糾弾してるの?と思ってしまった。 | ||||
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でも社会問題でもなく、どんどん読み込める小説。 登場人物が読み進めるうちに点が線になり、線は面になり、エンディングに進んでいく。 登場人物が多く、途中で迷ったが、それも読み終わって、納得。力作!! | ||||
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. 横浜地検の検事・寺井啓喜(ひろき)は小3の息子・泰希(たいき)が不登校になっていることを悩んでいる。 イオンモール寝具店勤務の桐生夏月は独身。中学時代のさほど親しくもない友人たちから同窓会に誘われ、戸惑っているが、学年途中で転校した佐々木佳道も来るかもしれないと知って出かける。 金沢八景大学学祭実行委員の神戸八重子はダンスサークルの諸橋大也が気になっているが、彼はサークル仲間と交わることが少ない特異な存在だと聞かされる。 住む場所も年代も異なる三者の人生が交錯していく……。 ----------------------- 第34回柴田錬三郎賞受賞。第3回読者による文学賞受賞。2022年本屋大賞ノミネート。累計発行部数は2023年10月現在、50万部超え。2023年11月に稲垣吾郎や新垣結衣ら主演で映画公開。そんな話題沸騰の長編小説です。 予備知識のないまま読み始め、名もなき人々の三者三様の日常が淡々と描かれれていくばかりで、どこでどのように繋がっていくのかと、当初は首をかしげながら頁を繰りました。 寺井啓喜は不登校の息子が社会の既定路線からはずれながら、学校に行くのが当たり前の時代は終わったとYouTuberに転身する様子が理解できず、大いに苛立ちます。 夏月はできるだけ社会や会社から距離を置いた人生を歩みたいと努め、人間関係も希薄な日々を送っています。 八重子は気になる対象の大也が性的少数者であることを薄々感じとり、そんな彼のことを理解して力になりたいと考えます。 交友関係が全くない三者の間に、社会的多数に身を置く側と社会的少数と呼ばれる側との区別という共通項があることが徐々に見えてきます。 物語の中盤になって、三者の人生が繋がり始めるきっかけとなるのが、YouTubeである点がとても現代的な気がします。物理的な境界を軽やかに飛び越えて地球の裏側にまで交友の手を伸ばすことも可能なこの動画投稿サイトが、少数者同士の繋がる手段を提供していく話になっていくのです。 しかし、少数者が生きやすくなる世界の広がりを約束するのだろうなと希望がほのかに見え始めたと思ったのも束の間、〈多数者〉――すなわち〈主流派〉――の論理によってその世界は無惨にも断罪の場へと変貌を遂げるのです。多様性が声高に叫ばれる社会の中で〈より良き理解者〉であろうと考えるこの自分が、所詮は「大きな答えにまとまろうとする」(351頁)ことを良しとしていること、「自分はまとも側の岸にいる、これからもずっとそこにいられると信じている人」(379頁)であることに気づかされる瞬間が訪れて、息を呑みました。 「多様性とは、都合よく使える美しい言葉ではない。自分の想像力の限界を突き付けられる言葉」(248頁)だという一行の意味を噛み締めることになります。 結局のところ物語は〈少数者〉が口を閉ざすことを選ぶという結末を迎えます。その痛ましさに、読むわたしもまた言葉を失ったのです。 なかなか手ごわい小説でした。 . | ||||
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面白い!!!多様性の今の時代にふさわしい作品です!考えさせられます。 | ||||
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何が良いのか分からない。 好みの問題だとは思う。 軽い…ただただ軽い… 何かの台本みたいな本。 | ||||
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あまりにもで可笑しくって笑ってしまった。 これを読者に読ませようとする朝井リョウさんはかなり性格悪いかも(笑) そして私も! | ||||
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会話の文脈の中に情景の描写はいらない。読みにくい。読んでてイライラしてくる。自分には合わなかった。この作者の作品はもう買わないと思う。 | ||||
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この本を読むことで「繋がり」を感じられる人が、救われる人が、少しでも居たら良いなあと思った。 明日死にたくないという大きな流れに、もう少しだけ流されるという選択を後押しするための本に感じた。最後40ページくらいの描写がこれまでの描写より薄いことで、マジョリティによるマイノリティの尊重や啓発は主題じゃなく、ただ生きてほしいというメッセージをより感じました。 | ||||
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新品を買ったのに傷が酷く本も茶色 | ||||
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キャッチーな内容で興味深い点はいくつもあったが、人生観が変わるほどではない。 人を愛せず、水に性的欲求を感じることより、小児性愛を抱いてしまうことの方が、生きづらいであろうことを痛感した。 | ||||
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「いてはいけない人なんて、この世に居ないということだ。」と言うからには、私が想像もしないようなどうしようも無く救いがない人間性の人々が出てくるのでは...? と思いながら読んでいたらただの水フェチ....加害性もあまり無いし。 もっと深淵が覗けるのではと勝手に期待していたのでがっかりした。 これでは私は救われません。 | ||||
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「多様性」のお題目での現代の断絶と繋がりを描くこの作家は大衆小説では国内屈指の腕前なんだろう。 だが、この作品ではまず水に興奮する性癖という「綺麗なモノ」にしてしまった辺り、そういう人間の業を非常に浅い所でナメてるとしか思えなかった。冒頭で児童ポルノ関連の記事体裁の辺りからの、「水で興奮します」って…。 あとはYouTube等を詳細に描いて現実に寄せてる割には他の性癖SNSやプラットフォームが出てこないのも謎。 そもそも、現実のX(Twitter)なんてちょっと掘ればかなりディープな特殊性癖の見本市状態で、この作品が如何に表層だけかというのが解る。 あとは、食事の描写に重ねてるのだろうが登場人物がみな自慰をする描写がないのもなあ。性癖ってなに? 結末に繋げるためとはいえ、夏月がヤろうと言い出すのも謎だし、実際に重い犯罪なのは非常勤講師であって主人公達が追い込まれる状況も謎。 それで居場所を見つけた主人公たちが破滅しましたドーン!というオチも雑すぎるでしょ。 | ||||
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重たいけど、現代の多くの人が読んだ方が良いと思える小説。価値観が変わる人は多いはず。 多様性を謳い、少数派の内の一部を見ただけで、少数派全部を理解した気になってる多数派。そんな人達を糾弾してたのが印象的。 (自分の身を守るために)他人を理解し支配したいというヒトの心理はわからなくはないけど、他人を、世界を理解できると思うなんておこがましい。まずはそこから。 | ||||
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「多様性を尊重しましょう」と昨今マスメディアでよく耳にしますが、今作を読んで本当に多様性を尊重したならば無秩序な世界になってしまうため、「多様性を尊重しましょう」(社会のルールに反するものは除く)だったんだなと気付かされました。 そして、マイノリティ(と言うのも憚れれますが)を尊重するためにはその人の話を聞くことや思いを馳せることが必要なのではないかと内省する機会にもなりました。 正しさ・欲望の価値観について深く考えさせていただいたこの作品に感謝申し上げます。 | ||||
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長編なのにあっという間に読み終えてしまった | ||||
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ハッピーエンドが好きなので……この本は辛い。 | ||||
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考えても答えが出ない、結論を出さないことが正解で、触れないことが正しいのか 欲について考えさせられる。 読む前と後で何かが変わると思います。 | ||||
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批評や感想を書くことをためらってしまう小説だと思った。本作の描く「多様性」を前にすると、どんな表現も、読み手によって意味が反転しうることを突きつけられるからだ。 神が人間を裁くことができない以上、人間が人間を裁くために、法律による線引きを行うことは可能なのだろうか?その線引きを行う正しい人間とは誰なのだろうか? 多様性とは結局のところ「マジでヤバい奴」を社会から抹消するための線引きではないのだろうか? 本作で答えは示されない。ただ、夏月と佳道、八重子と大也の美しい対話に示唆されているように思った。 | ||||
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当方うつ病で障害者手帳持ちの人間ですが、全体通して「あぁ…あれね…わかる……」と共感しながら読んでました。特に、積み重なった巨大な諦観によって顔の肉が重力に負けて落ちていく感覚、ホントそれだわぁ〜…と著者さんの言語化能力に驚嘆してました。 とはいえ私はマイノリティの中ではマジョリティな方なので、本作の登場人物の苦痛を理解しきれると放言してしまうと彼らの苦痛に対する冒涜よなぁと思いながらも、終始共感しつつモヤモヤしつつ自分の経験と登場人物を重ね合わせながら読んでました。 「自分は残念ながらマイノリティだ」と思う方にこそ刺さると思いますし、ご自身を客観視する一助にもなると思います。もちろん小説としても凄まじい出来ですし。なので、興味を持たれたなら是非ご一読〜。 | ||||
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LGBTQや多様性を理解していなかった。 この本を読んで本当の多様性とはなんなのか少し考える きっかけになった。多様性の社会と言いながら自分と違う他人を 否定して生きている人が多いのが現在の世の中。 人の嗜好は本当に複雑であり、種類も豊富だと気づかされた。 朝井リョウさんの作品は初めて読んだが、視点が面白いなーと思います。 世の中には、まだまだ、知らないことが多いんだなーと思います。 | ||||
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