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正欲
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正欲の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全359件 121~140 7/18ページ
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本屋で喧伝されているため手に取ってみたが、予想の斜め下を急直下していく内容であった。 小説としては淡々と複数視点の話が続き、しょうもない癖の話を云々展開しているだけで全く面白くない。 著者がもつ現代社会の多様性についての意見を登場人物に語らせているが、悩みすぎだろうという印象を受けた。全くおすすめできません。 | ||||
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無理解な検事、ウザい八重子、沙保里、田吉、それらの登場人物が物語の中で何かしら酷い目に遭ってほしい、と思い続けながら読んだ。 結果望んだようなカタルシスは訪れない。 でも、読後感は良い。わかっている人がいてくれること、というのが読者にも救いになっていると思う。 しかし、マジで生まれてきちまったから仕方ねえよな、って感じだ。考えるの放棄したくなる。世の中面倒くせえことが多すぎる。って痛感する小説だ。 | ||||
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書店で購入しました。 なるべくネタバレなしでレビューしていきます。 朝井作品は「桐島~」「何者」「何様」読了済みです。 まずは「物足りない」と思ったところからです。「桐島~」「何者」の2作品には個人的に印象に残る1行がありましたが、この作品にはなかったことです。あくまでも個人的な感想なので全ての人に当てはまるとは限りません。 良い点は読んだ後に読者を考えさせてくれる点です。 個人的にはタイトルの「正欲」は「正しい欲」なのか「正しくありたい欲」なのかと思っています。 その他にも考える点はありますが、それは各々で見つけてください。 | ||||
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テーマがLGBTQとか多様性で分かりやすいし、ストーリーはマジョリティ、マイノリティ、マジョリティの落ちこぼれといった立場の違う人物にスポットを当てながらテンポよく進むのですぐ読みおわりました。 朝井リョウさんの小説は初めてでしたけど最終的に誰が孤独だったかや、登場人物の台詞も世間や読者への皮肉が効いてて面白かった。 恋人や友人と話して登場人物の誰に共感したか、どの件が刺さったかとか話してみると、その人への理解がちょっとは深まるかも。 | ||||
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YouTube『バキ童チャンネル』のマリオネットブラザーズ井上ゲスト回(この動画は本当にオススメ)で少し紹介されていたので、読んでみる。 基本的には全登場人物に薄っすら嫌悪感を感じたが、それはマイノリティに対する差別心からではなく、寧ろマイノリティ側からのマジョリティへの偏見に苛ついたからである。 世間は「マジョリティであろうとする」ことにそこまで執着してねえよ!悟ったような講釈を垂れ流すんじゃねえっての。見当違いだ、バカ。 唯一シンパシーを覚えたのは、イジけた甘ったれの特殊性癖のイケメンくんに八重子が正論をぶっ放すシーン。 そうなんだよ、特殊であろうがヘテロであろうが大多数の人間は生きづらいんだよ。 わかってんじゃん。 そもそもさあ、「水への劣情」とか、そこまで隠す必要ある? 言やあいいじゃん。カミングアウトせえよ、逮捕までされてなんで黙ってんのよ。 もっと世間から忌み嫌われるようなキモチ悪い性癖じゃないと説得力ねえだろ。 ガチペドの矢田部に寄り添う物語だったら成立してたと思うけど、テーマ的に逃げてるようにしか見えん。 | ||||
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市民権を得た多様性が、最近では無意識に人を傷つけることがある。 忙しいことを言い訳に気づかないでいた。 ほんとごめんなさい。 朝井さんは、現代社会の中に芽生えている違和感をスピーディーに分かりやすく解説される。 だから、読み終えると、スッキリした気持ちと同時に焦りと不快感を覚える。自分の視野の狭さに対して。 | ||||
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多様性をファッションとして扱う現代社会を鋭く抉る、衝撃的な小説です。我々は本当の多様性を理解しているのか?我々が認識している多様性は真に正しいのだろうか?現在の社会が実は新しい大多数を少数派の中に作り出しているのではないか、と疑問を投げかけます。いや、そもそも多数派なんてものは幻想で我々は全員が少数派なのではないか。作者は、「多様性」をファッションのように語る社会のお花畑な風潮に強烈な一撃を浴びせながら、我々一人が異なる存在としての共生を追求する姿勢を持ち続けます。この作品は、読者の心を他者の深い部分へといざない、明確な答えを与えることなく探求させます。深いテーマにも関わらず、ミステリアスなエンターテインメント性もあり、一気に読めます。 | ||||
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朝井リョウさんの小説はいくつか読んでいて、同時代の最新トピックを取り入れる早さにいつも驚く。今回は無敵の人、性的消費、ルッキズムなどのキーワードが散りばめられつつ多様性が中心。 いつも、「社会に対して伝えたいことがある」という感じ。今回はちょっとそれが先行しすぎて物語が置いて行かれたかなと思う。 水道を壊して回るのは分かる。なんでそこに青少年介在させちゃったかな。大人の手元じゃだめなの?興奮材料じゃないから、手元を写す必要すらなくない?もっと言うと噴水とか滝とかじゃだめなの?素材世の中に転がりすぎてない?流体力学専攻して極めたら? みたいなところで一々立ち止まってしまった。強いメッセージ性を、文学に織り込むのは難しい。 | ||||
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登場人物たちの性的指向を理解することはできないながらも、その境遇には感情移入し、哀しくなります。特に、他人に話すと気持ち悪がられるフェチを少しでも持っている人は多少共感しやすいと思います。複数の主人公の視点を通して、「マイノリティ」「多様性」というものが、LGBTQという5種類程度のものでは留まらない、想像もつかないものである、と巧みに表現していると感じました。 (この点で、冒頭の作者からのメッセージのようなパートは無くてもいい気がしました。読んでいくうちに作品のテーマや主張は理解できるかと思います) ---以下はややネタバレ--- ストーリーについては、冒頭で最後が分かっているというのもあってかそれほど意外性はなく、淡々と悲劇に向かって進んでいきます。 実は"一見ノーマルな登場人物の誰かが密かに特殊な性的指向に悩んでいた"とか、そういうどんでん返しがあるかと期待をしたのですが、わりと静かに終わります(冒頭で紹介された「小児性愛者の逮捕」というニュースが、実際は普通に聞いてイメージするものと違う動機だった、ことは明らかになりますが)。 一方で気になったのが、夏生や佳道の周囲にいる「無神経でガラの悪い人たち("特権階級"であることに無自覚な人たち)」の描写です。作品内にすべて描かれていたわけではありませんが、私は「できちゃった婚」「東京なら足◯区在住」「バーベキュー好き」「残価クレジットローンでア◯ファードを購入」「EXI◯Eが好き」のような、"ヤンチャ系"の方々を想像しましたが・・・行動や言動など、だいぶステレオタイプな描かれ方ではないかと感じました。ちょっと作者の嫌悪感が反映されすぎな印象です(自分も共感はしてしまったのですが)。 彼らが主人公視点になるパートは存在せず、ただただ自分勝手で悪役的に描かれている印象だったのですが、これをあまりに一方的に描いてしまうと、作品のテーマ的に少し説得力が落ちるように自分は感じました。 「多様性を"理解しよう"」という話ではないことは分かっているんですけどね。「多様性を"理解することはできない、と理解しよう"」の話だと受け取りました。 2023年11月に映画が公開されるようですが、原作に忠実なのか、少し展開を派手にするか気になります。 (稲垣吾郎はマイノリティ側のイメージがあるので、検事役なのが微妙に違和感がありますが・・・) | ||||
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『多様性』という意識高い系が大好きなワードを徹底的にいじっていく作者の意図が強く伝わってきた。 学校に通う事は強制的に社会性を身に付け、ある意味の呪縛(セーフティ)をかける事で、犯罪に走る人を減らして社会秩序の構築に寄与している。 この考え方は面白い。上手い事言語化されている。 話の主題である性的マイノリティのうんぬんは「知らねえよ。壁にでも話しておけ」と自分は思う。 | ||||
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食欲は食べ物を食べれば満たされる、睡眠欲は眠れば満たされると、三大欲求の内でもこの2つは、欲を満たす対象は唯一無二だ。 しかし色欲の対象は、人によっては異性でない場合がある。ある人は動物であったり、またある人は機械などに性的興奮を抱いている。 自分の正の欲は何なのかに着目し、決して理解されない正欲を持っている人達が、自分や世の中に対してやるせなさを感じながらも、向き合っていく姿が描かれている。 | ||||
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物語の筋立ては非常に緻密で、人物の社会上の設定は完璧である。不登校の長男に悩む検事一家の問題に始まり、職場の人間関係に違和感を覚える女性。そして男性不信の女子大学生。日常に誰もが抱えるような問題に内包するそれぞれの欲望。平成という時代が終わろうとする時代を背景に、未来に希望を託して有るが儘の欲望を叶えようと行動を起こし始める。しかしあらぬ方向へと導かれ....... 主人公といえる3人の心情を軸にそれぞれの欲望を持つ人間が現れて周りを翻弄していくのであるが、どうもその欲望を持つに至る説明が不足しており、読んでいて共感が持てない。 そして事件が起こり、意外な結末へと..... う〜ん。インパクトが弱く、彼らの将来に思い至るに及ばず。 多様性をテーマに据えるのであれば、もうすこし分かり易く描いて欲しかった。一言でいえば毒が足りないかなと。 | ||||
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好みなんて人それぞれだし それを「俺は(私は)こんなに変わってるんだ!」みたいに大げさに書きすぎている気がする… あとページ数が分厚い割に先の展開が気になる!ということもなく… | ||||
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様々な人の場面を描いているので、ちょこちょこ読みをした私は開くたびにその人のエピソードを思い出すのに苦労しました。 ストーリーはタイトルの通り何が正しい欲なのか?を考えさせる内容でした。 長いけど間を空けずに短期間で読むことをおすすめします。半分くらいまで色々な人のストーリーがごちゃ混ぜになってしまいました。 | ||||
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友人に勧められて読んでみましたがダメでした イオンモールで泣きだす子どもに雑巾を絞り出した猿の鳴き声なんて普通思いますか? YouTubeで動画を見ていて通知が来た時に ヤベェ!覗かれた!なんてみんな思いますか? そういう事を思うキャラクターです、ではなく作者が思っている事を、同意してほしいが為にキャラクターに言わせている気がしてなりませんでした。 小説で運動部がよく書かれることはほとんどありません、小説を書こうと思う人は運動部には居なく学校でどちらかと言えば大人しいポジションの人が多いからです 私自身もそうでしたが運動部の友達もたくさんいましたし皆いい人たちでした その程度の知見や心持ち、思想を持った人間が書いている文字の羅列を読み続ける事は精神衛生上良くありません。 | ||||
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後半の八重子と大也のやり取りで冷めた。 虫唾が走る | ||||
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メッセージ性が高く啓蒙の面が強いが、小説を好んで読むくらいの知的水準の人ならそこまで目新しい発見はないのでは?という内容。映画が公開されるとのことで、そちらで本来読んでほしい層に届けば良いのだろうか。 人物描写は概ねリアルに感じるが、あれだけ性嗜好に詳しい水性愛者たちがわざわざ小児性愛者に間違われかねるような行動を起こした部分は無理を感じた。 | ||||
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自分は正しいと思い込んでいた。正解はない。苦しいけど、けど、人間って良いなと思う。 | ||||
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画一的でない、多様性だ。それも何かの枠に当てはめているだけなのかもしれないな。 ウチとソト そんなことを考えさせられ、唸りながら読みました。 | ||||
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