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52ヘルツのクジラたち
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52ヘルツのクジラたちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全503件 441~460 23/26ページ
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数ある文学賞の中で「本屋大賞」は、私のような本を愛する庶民にとって最も待ち遠しい賞です。書店員さんの評価も楽しみで、普段通販を利用してしまう自身を改めて書店に向かわせるきっかけにもなっています。 「52ヘルツのくじらたち」は内容は勿論ですが、著者の「町田そのこ」さんの人柄も素晴らしいと感じました。受賞の動画を拝見しましたが、コメントと質問に対する丁寧な対応に感動しました。 この著者だからこそ、「52ヘルツ」の声が読者に届いたのではないかと思います。 まだまだ日常を取り戻せない中、心の澱みを取り除いてくれる1冊です。 | ||||
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児童虐待 トランスジェンダー DVと最近の社会問題で構成されていますが、リアルティーがあって1日で読んでしまいました。 | ||||
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読み始めは、なかなか進まなかったが、少年と出逢った後に、過去の話に飛んでから、一気に一日で読んでしまうほど引き込まれました。実際にこんな事が起きている事を私達は知らずに生きているんだと、苦しくなりました。とても感動しました。お勧めです。 | ||||
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児童虐待や、母親から義父の介護を押し付けらたヤングケアラーがテーマの話で、それ自体はそれなりに面白く読めたのですが、クジラの鳴き声に無理やり関係付けてきれいな話にしようとしているところに、私は不自然さを感じました。 主人公の女性貴瑚も親から「ムシ」と呼ばれている少年愛(いとし)も、一番弱っているときには他の人に聞こえない52ヘルツの鳴き声を出しているというより、声を上げる力もどうするべきかを考える思考能力も失っていて、周波数が違って声が届く・届かないという話ではないと思いました。 あと「アンさん」こと岡田安吾(本名杏子)の描き方に疑問を持ちました。貴瑚が勤め先の役員である主悦(ちから)に惹かれていった時期に、主悦に婚約者がいながら主悦と貴瑚が愛人関係にあることを、主悦の会社~父親~婚約相手とどんどんエスカレートさせながら秘密を暴露していく姿は、主悦がそう呼んだように客観的に見てストーカー以外の何物でもないです。 貴瑚は最後までアンさんのことを尊敬に値する人と考えているけれど、そういう位置づけの人間として描くのであれば、あそこまでひどいストーカー行為をさせる必要はまったくなかったです。それはアンさんがトランセジェンダーであったために貴瑚に告白することができなかった事情を考慮しても許される行為ではないし、私にはほとんど気持ちの悪い男性としか映らなかったです。 さらに、弱っている人間の姿をクジラの鳴き声に例える感覚的な手法と、愛のことをどうするかという最終章で出てきた妙に現実的で隙のない法律的な話とのギャップにも違和感を覚えました。 | ||||
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内容の感動よりも構成、人物のキャラといった作品の枠作りのうまさにひかれた。先ず構成、一つの枠の中にいろんなモノを混入さ、せかき回し、沈澱と浄化作用で作品をまとめ上げている。枠からはみ出たモノがない。人物のキャラ作りは人物よりも題材が先にある。虐待、孤独、トランスジェンダー等を膨らまし、その後に人物を据えている。だれにでもある題材で身につまされる。 | ||||
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いい人と悪い人がはっきり別れている。 いい人はとことんいい人だし、悪い人はとことん悪い。 悪い人の描き方がありきたりすぎる気がする。ステレオタイプ。 <児童虐待>においては虐待している母親もまた苦しんでいる。助けを欲している。 一番に<声なき声>を発していたのは、虐待していた母親だと思うのだがその声を誰も聞こうとはしない。 虐待母の声を聞いてこそ虐待は無くなると思う。虐待の張本人なんだから。 | ||||
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誰もが持ってる傷に 優しく染み込んでくるような本 温かい物語〜 | ||||
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タイトルの52ヘルツのクジラは実在して、ほかのクジラの鳴き声より高いため聞き取ってもらえないとか たとえ聞こえないような声にでも耳を傾けてる大切さ等様々なことが勉強になった。 | ||||
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本屋大賞とのこと、TVでの紹介から興味があり手にしました。 キャッチーな入り方、魅力的なキャラクターに引き込まれるように一気読みでした。 丁寧で美しい情景説明にうっとりしました。 登場人物の会話のテンポが好きです。 このような物語は、絵の綺麗な描き手さんに漫画化されるのではないかな…。それだと良いな。 ただ、貴湖は親や恋人からのDVを受けた傷を抱えたままであるのに、大分に住まってからの性格変貌は違和感ありました。その強さが元からあるのなら、子供時代にもそれなりのエピソードが欲しかったかな。 残念ながら泣けなかったのはそのせいがありました。 | ||||
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とってもよかったです。 52ヘルツの声を聞けていない自分の幸せに感謝します。 | ||||
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初めは謎の女性が突然田舎暮らしを始め、、でどんな風に展開されるのかを期待して読み進める、52くんの為に行動し始める所から一気に加速。数時間で読み終えました。現代の社会課題が幾層に重なり、表面化する様子がすごく巧み。とは自分の身の回りの人の背景について考えさせられる話でした。(52って呼び名は囚人番号みたいで、どうかな〜って思いましたが) | ||||
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虐待を受けている子どもは、いつか親が分かってくれると我慢し耐えている。しかし、外部の人でもきちんとその声を聴いてあげることが、どんなに重要か。そのことに光を当てた小説だった。 | ||||
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面白かったです。 なんと無く読み始めたら止まらなくて、一気に読んでしまいました。こんなに集中して本読んだのは何年ぶりかな。 読み終わった後は、心が解放された様な、森林浴にでも行ってきたような、清々しい気持ちで嬉しくなりました。 | ||||
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内容も構成も登場人物の配置も良いのですが、人物描写が少し物足りなく感じました。それぞれの言動がテンプレ通りというか、あともう一歩深いところまで彼らの人生を描いてもらえたら、という欲求が残りました。 また、失礼承知で言わせていただければ、ちょっと文章が拙いかな。ターゲットの読者層は10代、20代なんでしょうかね。 ドラマや映画への展開がしやすそうな作品なので、技量のある役者さんにこの作品世界を改めて作り上げて見せて貰いたいな、などと思いました。 | ||||
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ニュースでみる虐待。みんなに届かない声で叫んでいる子どもたちはきっと多いと思います。一日も早く誰かに届くよう、私もアンテナを伸ばしていたいと思います。 | ||||
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本屋大賞受賞という事で、手に取らせて頂きました。 【総論】 流浪の月、そしてバトンは渡された、羊と鋼の森等、近年の受賞作は素晴らしいと感じた作品が多かったので今年も期待していたのですが、作家の方には申し訳ないんですが、ここ数年の受賞作の中では正直一番面白く無いと思った作品でした。比べる事に意味は無いのかも知れませんが、どうしても過去作を読んでいるとそういう見方になってしまいます。正直、この作品が全国の書店員さんが選んだ第一位なんですか?何かの間違いじゃないの?と思った程です。良いんですか?書店員の皆さん? 【良かった点】 ・個人的な事で恐縮ですが、作中に出てくるとある地方の出身なので、思い出深い描写や地名や方言等がが盛り込まれていて、懐かしく読めました。 ・主人公の過去のエピソードと現在のエピソードを交互に織り交ぜながら、徐々に真相に近づいていくというストーリーテリングは近年の小説で多様されているように感じますが、好きな手法なのでそれは良かったです。 ・場面展開が細かく、冗長な下りが殆ど無いので、テンポよく読めて1日であっさり読めました。他にも読みたい本が山積みなので、積ん読系の本好きには優しい本かなと思います。 【良くなかった点】 最初に書いて置きますが、殆どが良かった点の裏返しのような事です。こういう良くなかった点も裏返せば上記のようにプラスに捉える事も出来るかも知れないと思って書いています。 ・作中の地域が選定されている理由付けが分かりません。まあ、地域性のようなものは、それほど作品のテーマに影響を与えていないので特に問題無いのかも知れませんが、何か「こういう理由でここだったんだ!」と思えるような物が欲しかったです。作家さんが福岡県出身だから、自分の行った事のある地域を選んだのかも知れませんが、「どこでも良かったからこの地域にしたんです」と言われているようで正直良い気持ちはしませんでした。 ・ストーリーテリングは巧みだと思いましたが、最終的に出てくる事に特に驚きが無かったです。これなら特にこういうストーリーテリングにする必要性が無かったんじゃないの?と思いましたが、読者に続きが気になるように敢えてこういう構成にしたんじゃないかと、ちょっと作家さんを疑ってしまいます。 ・場面展開が細かく飽きさせないテンポのいい展開が続きますが、殆どフックが無いというか、読んでてグッとくるようなものも無いし、心を掴まれるような描写も無かったです。すらすら読めるのですが、多分一か月もすれば内容を忘れてしまうんじゃ無いかと思います。 ・ご都合的な出来事が多すぎます。小説なんてそんなもんだろうと言われるかも知れませんが、この小説は特にそれが多いです。友達が都合よく現れたり、都合よく半日足らずで探していた場所が見つかったり、特に許せないのはご都合的にストーリーに重要な人物を簡単に死なせないで欲しいです。他にも色々ご都合的な展開が多すぎです。 ・2020年の受賞作、流浪の月と似ているという方が多い気がしますが、似ているのは現代の社会問題を扱っているというだけで、ストーリー構成やキャラクターの魅力、印象に残るフレーズは流浪の月の方が圧倒的に魅力的だと思います。というか、流浪の月は「言葉にならないけど、こういう問題ってあるよね」という事がテーマで何が問題なのか考えながら読む事が出来たのですが、この作品は「虐待」、「貧困」、「LGBT」、「過疎地域の課題」等、扱っている社会問題が多いわりに一つ一つの掘り下げが薄いと思います。私は流浪の月は本当に素晴らしいと思いましたが、この作品は好きになれません。昨年に流浪の月が受賞したから同様の路線を狙って書いたんじゃないののかと思うほど中身は薄いです。 | ||||
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コミュニケーション脳に大切さを学びました。 | ||||
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壮絶な過去。声にならない声。 胸をえぐられるような描写ではないものの、胸がキュッと締めつけられる。 私が私でいるために。 自分の人生を生きるために。 人間は誰かと関わり、ときには迷惑をかけながら 生きていく。 この世に、生きる価値のない人間なんていないんだって思わせてくれる小説です。 | ||||
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2年後どうなったのか気になります。 | ||||
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最近、小説を読破することがあまり無かったのですが、この本は早く読みたい…でも、読み終えてしまう事に寂しをも感じる、久しぶりに小説に夢中になる事が出来、とても救われました。 町田先生は、虐待を受けた経験は無いとの事ですが、受けた人の気持ちを代弁し、またそのトラウマからも抜け出すヒント(一生トラウマから抜け出す事は無いかもしれません)を得た感覚になり、また、本の登場人物と辛い経験を共有出来た事で、心の中に少し明るい光が差した気持ちになりました。 この本に出会えて、本当に良かったです。 | ||||
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