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52ヘルツのクジラたち
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52ヘルツのクジラたちの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.93pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全503件 221~240 12/26ページ
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アンさんみたいな人に出会ってみたい。その優しさだけで他には何もいらないと思えそう。 | ||||
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大分に移住してきた女性の過去とそこでの出会い。重く辛い話の中で温かさを感じる。巧みに物語が展開される。 | ||||
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とある場所に「その後」が書かれています。気がついていない方は探してみて下さい。 あまり文庫本を2度読みしませんが、この本は2度読みしてさらに気が付くことがたくさんあります。おもしろい。 | ||||
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作中にいくつもの優しさが紛れ込んでいます。 他人を傷つけてでも大切なものは守る優しさ 自己犠牲をしてでも大切なものを守る優しさ お節介だといわれても他人に介入する優しさ 全てにおいて、優しさは置かれてる環境や主体となる人との関係性の中では、救いにもなるし暴力にもなる。 作品としては、丁寧な背景描写のおかげでイメージを持って入り込むことができ、そのまま一気に読み終えるだけの軽快なテンポ。テンポは軽快だけど内容は濃くて重い。それなのに、最後はスッキリ。不思議な読後感で癖になりそうだなと思いました。 別の作品も読んでみたいと思います。 | ||||
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私は読んでいないので分かりませんが、この本を欲しいと言った本人曰く面白かったようです。 | ||||
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虐待シーンなど毒親に育てられた描写はよかったのだが、徐々にチープさが出てきてしまってガッカリした。不倫するような男に夢中になる主人公に苛立つ上に人間味のない子供。皆さんの言ってるように色んな社会問題を無理やり詰め込んだ感じも否めない。最後はお花畑的な終わり方だったのも腹立ちます。文章はふつう。テーマは重い。なのに内容は薄っぺらい。なにひとつ感動しませんでした! | ||||
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児童虐待、LGBT、認知症。欲張りすぎてとっちらかった感があったが、それなりに楽しめた。ただ、文庫版解説を読んで評価が覆った。本屋大賞を受賞するくらいなのだから、書店員からの推しが大きかったとは思う。それでいいではないか。それなのに、解説の人がむやみやたらと感動作だとあおってくると、逆に冷めてしまう。その辺の所をもっと上品にまとめられなかったのだろうか。 | ||||
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見えない光、聞こえない声を求めて、もがきながら生きている人たちの切実さが感じられる作品です。 よい作品と思いますが、途中で息苦しくなり、一呼吸つきながら読み終えた感じです。 | ||||
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泣いた泣いた。辛くて泣いてホッとして泣いて、また辛くて泣いてでもあったかくてホッとして泣いた。愛に溢れてた。この本に出会えて良かった。 | ||||
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物語は自分の環境とは違っても、自分と重ねてみれるところがある。とても考えさせられて、自分の物語の中に感動を発見した。 | ||||
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久しぶりに素敵な小説に出会いました。 物語の世界に誘う筆力と構成力が素晴らしい。近年作品に多く見られるカリカチュアライズされたテーマの幼さや表現の平易さにやや辟易していたのですが、この作品は真正面から文学と向き合って書いたのだと伝わる緊張感が文章に携えられています。 説明的でなく臨場感のある文章演出が特徴的で、個人的には河瀬直美映画的な印象を受けるとともに、対比的に出てくる文章ならではの比喩表現はその美しさが際立ちます。 物語は恵まれない者たちの邂逅を軸に展開していきますが、人間の愛や喪失、諦念と再生といった普遍的なテーマをしっかりと紡ぎながらも、場面や時系列の切り替えや緩急が非常に巧く、読み手に退屈さを感じさせずにグイグイと引っ張っていってくれる。 登場人物に分かりやすい背景が添えられるため、社会問題の詰め合わせだと脊髄反射で悪評したがる読み手もいるかもしれませんが、これを表層的にファッションと捉えるのか、それともそれらを物語の様式と捉え何を描こうとしたかを汲み取れるかで評価は恐らく真逆になるでしょう。 私は文学作品やフィクションは我々が現実世界に希望を見出すための心の媒介物としての役割を少なからず担っていると考えます。だから私はこれを鮮やかな熱を持って一筋の希望へ収束していく優しい物語として受け止めました。 最後に添えられる、もうこれ以外にはないだろうという一文がニクい。 夏におすすめの一冊です。 | ||||
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以前より図書館で単行本を借り、4回ほど読みました。 愛読書の一冊として持ち運びしやすい文庫本の発売を心待ちしていたので、早速、購入させて頂きました。 何回読んでも心が優しくなれます。 | ||||
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いろんな事情で生きずらい人たちも増えている。身近でこういった問題とその解決の距離がどんどん離れていってるのかも。少公女セーラ然のような虐待展開あり、トランスジェンダーのマイノリティを浮き彫りに描いてあったり、あらためてなかなかビッグなストーリースキームなのを感じます。海の深さや潮風をイメージの伏線にもってきてさらにクジラの声もちゃんと耳に響いてくるのは著者の力量かと。桜木紫乃さんの著書と対極的?もしくはフラクタクルな相似感も感じます。 | ||||
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以下個人の意見です。 ここ10年で読んだ本のなかで「最低」と思うものでした。 本当に時間を無駄にしました。 良くない点のほとんどについては他の皆様が記載してくれていますが、私が感じたことを書きます。 まず、キャラクター、話の流れ、つなぎ方、題材すべてが取ってつけたようで一切心が動かないどころか、よんでいくうちにどんどん興醒めし不快感すら感じました。 人を感動させるため、本を売るために意図的に頭で計算して作ったものなので、すべてが胡散臭いのです。 人の浅い同情心を掻き立てるために今人気の社会問題を詰め込み、展開は全てがご都合主義に動いていきます。 全編を通して、この人は愛を何だと思ってるんだろうと心底驚きました。 結局共依存や上から目線の一方的な善や正義の押し付けを愛だと思っているレベルとしか思えません。 初対面の男の子(女の子でも)を半ば無理やりお風呂に入れようとする主人公にもドン引きしました。 主人公と友人の関係も含め、その他書ききれないほど違和感しかありません。 一番不快に感じたのが、この本を書いている上で作者が書きたかったことが何一つ分からなかったことです。 大して言いたいこともなければ、伝えたい哲学や信念もなく、ただ小説を売りたいから御涙頂戴の題材を粗雑に繋ぎ合わせているだけ。 自分がLGBTやヤングケアラーなら深刻に激怒していたでしょう。 人の心の痛みを理解できないのに軽々しい同情で安易に踏み込んで、感動しましたか?と言われている気分です。 心底不快でした。 これを本屋大賞に選んだ人も、素晴らしいとかレビューを書いている人も信じられません。 よほど安易な人生を歩まれて、人生について振り返ることもなかったのでしょうか。 他にもっと真剣に文章や小説に向き合われている方がいるはずなのに、これが絶賛されていると思うと日本人として情けなく、本当に残念な気持ちになりました。 本当は星1つもつけたくありません。 | ||||
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面白かったといえば、そうでもあるし、そこそこ。文学といわれるとうーむとうなってしまう。いまでは物語の内容というかモチベーションがチープというか、これを映画化したり、ドラマ化したら、お涙ちょうだいの物語になることが目に見えている。物語としてはうまい構造になっているが、構造はどこかで見たことがある、聞いたことがある、読んだことがあるというようなあらゆる物語、ドラマ、映画の模倣集・引用集のような気がする。こういうのがはやりなのかなぁ、本屋大賞ってこういう傾向?。 ・まず基本となるモチーフ。虐待。こども虐待。親の愛情に飢えながら拒絶され歪んでしまった人間関係。歪んだ認識からくる事件と悲劇。それとジェンダー問題。最近こういう主題多くない?映画・ドラマをはじめ、本も。主人公がくぐってきた人生は虐待に負荷を覆い、それから脱げだそうともがく姿で、物語がひとりの相似形の虐待を受けている少年と出会うことで、支援する人とともに救済と再生を目指す、なんてね。 ・なんかなぁ、すんなり読めてそれなりに面白い思うが、文学に求めているのはこうした薄ぺらな話ではないのだが。伏流水のごとく流れているのは、どうにも厄介な正義感のようなものではないか。自己主張はそんなに強いわけではないし正義感が前面に出てくるわけではないけれど、正義感によって振り分けられた登場人物のキャラクターが、どうも好きにはなれない。正義と不正義ってこんなもの? もっと人間は正義感など覆るほどやっかいで晦渋で一筋縄ではいかないものではないのか。 | ||||
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町田そのこさんの本、3冊目。 単行本だったためか、一番後になってしまった。 読み始めて、なんか暗い、いや~な話だと思った。我慢して読んでゆくと、主人公の三島貴瑚の過去も、少しづつ小出しに出てくる。 貴瑚の子供の頃。友達と再会、救われたあと。なぜ、大分に逃げてきたのか。少しづつわかってくる。 現在の、大分の小さな町でおこった出来事、出会った人たち。 物語に深みがあるため、読みごたえがある。 この本も、一気読みでした。 次は、クジラつながりで「晴天の迷いクジラ」窪美澄 を読もうと思う。 | ||||
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体調不良の真っ昼間に、読了しました。 大変、読みやすいです。 ただ、肉親から愛情をたっぷり受けて 育った人には、どう伝わるんだろう?? 私は、暴力シーンでフラッシュバックが 度々あって、悔しくて泣いたけれど…。 声を上げられるクジラ、であるだけ 強いと思う。 また、アンさんのように気付く人で ありたい。 | ||||
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ただただ憂鬱になる小説でした。 キナコは2年後、愛を引き取るとしてそれから後のことは?まだ若いのに贖罪のために人生を賭けるの?色々詰め込み過ぎたせいかそのどれもが落とし所を失っている感じにもみえました。 | ||||
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ネタバレ含みます。 私は毎週1冊読んでますが、最近買った本で1番頭悪い作品だと感じます。個人の主観です。 ①いとし君を52って呼ぶのは倫理的配慮がなさすぎると。読んでて気分が下がりました。 ②アンさんの設定がブレすぎ。主人公を虐待から「直接」救うことができる勇敢なイメージから、主税にはあまりにも「間接的」すぎるし、その対比構造がわからない。アンさんの中で、貴瑚を幸せにしてほしいかろ間接的に諸々行ったのかといえばそれまで、、、でも、自殺するまでか???とか、そんな繊細なキャラクターだと序盤ではわからない。 ③全体的に展開が大雑把 読みやすいといえばそれまでだが、あまりにもありきたりなストーリーである。 ④こんなに恵まれる展開ある?といった、虐待を受けている子に絶望感を与えかねない展開を見せていることに失望。 結局は第3者の救いの手が入らなければ幸せにはなれない。虐待で疲弊している中で、ふと歩いている時に一目惚れされることなんかある??? ⑤登場人物のキャラ誰1人に共感できない あまりにも共感できない。読んでいて重く苦しい文章だった。 ・いとしの祖父→認知症で施設に投げる(しかも村中の祖母のおかげとあるが、そんな権力者の老人の存在にも疑問) ・いとしの母→熊本の男?とかけおちして消える(この人は愛を知らずに、可哀想なまま生きていくので良いのか?設定が投げすぎ) ・村中→最初の失礼なキャラクターは何のためだったのか。 ・主人公→虐待が辛いのはわかるが、いとしを52と呼ぶなど、ずれた倫理観があり、また、追っかけてくるような大切な友人がいたり、やたらモテたり、そういった微妙な設定が気持ち悪かった。現実に虐待を受けてい 育ったタイプの大人ではないよなぁ、と小説なので仕方ないかと割り切った。 ・主税→こんな人おるやうけど、、、あまりにもひどすぎて憂鬱に。 作者の「52Hzのクジラを知ってる私」を美化しすぎてる気がします。。。無理やり、虐待やLGBTQとつなげてて違和感がありました。 | ||||
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読者を感動させたい気持ちはわかりますが、軽率に使ってる感じが否めなかったです。クジラの話は好きです | ||||
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