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(短編集)
ぜんしゅの跫
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ぜんしゅの跫の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全56件 1~20 1/3ページ
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このシリーズはかなりえげつない展開が特徴的で、キャラたちが容赦なく次々死ぬのですが、救いある部分も僅かにあるんですよね。 主にメインキャラの「比嘉真琴」。 この荒んだ世界観の中で自らも辛い境遇にあるにも関わらず、常に善性を保ち無償で人助けをする人間です。 そして彼女によって救われている人たちがいるわけです。 凄惨さ一辺倒ではないのが読者にしても辛過ぎず助かる部分でもあるわけですね。 ところが本作の第一話はそのわずかな救いの部分を一つずつプチプチ潰していくという、中々にキツい内容でした。 一作目から読んできた身としては「あー、こうなっちゃうんだ」と素直に悲しかったですね。 ただこの「聖域」の無さがこのシリーズに緊張感を与えているのかもしれません。 今回、妹の為に頑張る琴子がある意味最大の見どころですね。 頑張って「お姉ちゃん」してて可愛らしいです。 このシリーズでこういう描写は珍しいですよね。 | ||||
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五篇を収めた中・短編集。二番目に置かれた「わたしの町のレイコさん」はいまいちでしたが、ほかの作品は面白かったですね。 なかでも、途中から思いがけない方へと逸(そ)れていく話の意外性に惹かれた「鬼のうみたりければ」、化け物の正体を知った瞬間の腑(ふ)に落ちる感が忘れ難い中篇「ぜんしゅの跫(あしおと)」、この二篇がとてもイケてました。 また、本書を読む前に、【比嘉(ひが)姉妹】シリーズの他作品『ぼぎわんが、来る』『ずうのめ人形』『などらきの首』は読んでおいたほうが良いと思います。その三作品に登場した人物が本書の中に出てきたり、話そのものと深く関わってきたりするからです。 本書収録の各作品の初出は、以下のとおりです。 | ||||
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どの話も面白かったけど一話目の鏡はこのシリーズの登場人物が好きな自分にはキツイものがあった。 鏡が見せた夢はもうほぼ確実に現実になるのだろうな。知紗ちゃんはああなって、真琴はたぶんもう亡くなっていて、、、ゾッとするのと同時に悲しい気分になりました。 | ||||
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1話目の不気味さ不条理さはわからない。 表題作ってアクション多いけど 丈夫ね皆さん方。 主人公達の性格がイマイチ ピントこない。 ボギワンで受けた印象と違うんだよね。 | ||||
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澤村伊智先生ならではの作品! ファンにはたまらないです、私は遅ればせながら読み終えました。 | ||||
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著者の長編は世界に没入できるので好きです 。本作は 短編集なので気楽に楽しめますがあっさり目ですね。 | ||||
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おもしろい! | ||||
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他の作品とつながる話もあり、とても楽しく読めました。次の作品も読むのが楽しみです。 | ||||
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「などらきの首」も興味深い短編集だったが、「ぜんしゅの跫」の方が短編1作1作の質が高い。 表題作もよいが、自分が気に入ったというか、心に残ってしまったのは特に以下の2作品である。 「わたしの町のレイコさん」は、男性である自分には非常に怖い。筒井康隆「聖痕」と同じテーマだが、純文学を追求した筒井氏よりも、ホラーを追求した澤村氏の方が、結果的により奥深い物語になっているのはさすがとしかいいようがない。読み終わって、記憶の底に残る名品だ。 「鬼のうみたりければ」は神隠しの話だが、それだけではすまないのが凄い。ネタバレになるのでこれ以上は書けないが。自分は村上春樹の作品も読むのだが、村上氏の登場人物は失踪するとほとんどは戻ってこないが、澤村氏のこの作品はその先の展開を書いている。それも、ホラーを伴ってものすごく上手に。 これは短編集なのだが、作者の腕が格段に上がっていることがわかる。 | ||||
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小説は全体的に女性が酷い目にあったり、偏見があることが多くて、読むと嫌な気分になることも多かったし、 そう言った本の中には名作とかベストセラーって言われてる本も多いけど、それも女性が酷い目に合うようなスパイスが無いと名作とは呼ばれないし、あんまり好きな風潮じゃなかった。 なんか、娯楽として楽しむ中にそう言った不快になるような内容があって、それを味合わないと娯楽すら楽しめないのが嫌だった。 だから、男性へのアンチテーゼみたいなこのシリーズの本が嫌味ったらしいとかなんとかレビューで書いてあって、多分その人は男の人なんだろうと思ったら、少しスカっとしました笑 最終話、琴子の歪みと、真琴の琴子を嫌がってる気持ちみたいなものが凄く感じられて、他の方のような比嘉姉妹のワクワクするような活躍譚では無いのではないかと思います。 琴子は、新婚の妹の旦那と一緒に居すぎだし、真琴の仕事まで代わりに行くのは異常だし、凄くズレてる感じがします。 この短編集の中に、旦那の双子の兄弟が成り代わる話がありますが、化け物と同じことを素で行っている琴子の家族への依存がヤバいことを示唆してるんじゃないかな… てか、頭の中で繋がってるなら、招待状渡す機会なんていくらでもあったのに、真琴が招待状出さなかったのが何故か、野崎なんで分かんないの笑 結局、主人公2人でさえ、男性は無神経でこっちが何を考えてるのか分からないし、女性はそれに対して憤りを覚えてる結末だったから、シリーズ一貫してるなって思った。 | ||||
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少し薄味といった感じがしました。ぜんしゅの発想は面白いですがちょっとこじ付け感があったような気がします。 一人称独白の話は起伏がなくずっと不満を聞かされているような感覚であまり面白くなかったです。 | ||||
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比嘉姉妹シリーズは第1作から読んでいますが、2作目くらいまではよかったのですが、だんだん面白くなくなってきた印象です。本作はどの話も後味が悪く、最後まですっきりせずに終わる話が多かったです。第1作目が面白かったので、残念です。本作は3話くらい読んで、読むのをやめました。もう、次作は買いません。 | ||||
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読み初めは単なる短編集かと思いましたが、今までのシリーズをサラッと盛り込んであり、尚且つ、ぼぎわんの映画版で琴子を演じた、松たか子さんを意識してか、カラオケで琴子がアナ雪を歌うと話した所なんてクスッとさせていただきました。 他の方も言っていらっしゃいますが、これだけではなくシリーズで読まれた方が楽しめる作品かとおもいます。 | ||||
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スピンオフが多く、「これだれだっけ」と考えながら読むのが億劫なハナシも。 ただ表題作は面白いうえになかなか読後の感じも良く、とても気に入ってます。 | ||||
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今までのシリーズの登場人物が多々登場する短編集です。 とは言いつつ、わたしは途中まで気が付きませんでした。でも、あれ、この人って…と記憶を呼び起こさせるのは凄い。 この中ではぜんしゅの跫が一番面白かった。比嘉姉妹の話だし。 基本は後味が悪く終わりますが、これだけはそうでもなかった。 そろそろ現時点で出て来てない他の姉妹の話も出てくると嬉しいな。 | ||||
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別々の時系列な短編集です。個人的にはシリーズ恒例な気味と後味の悪さが漂う「赤い学生服の女子」がお気に入り。 他の方のレビューの通り、全話に既刊のキャラクターがいるため読了後にオススメです。私は読んでて気付かないキャラが何人かいて、読み終わったあとにネタバレ感想を見て「お前かい!」ってなりましたが…。 | ||||
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久々にホラーで面白く興味深く読めました。比嘉姉妹の今後を楽しみにしてます。 | ||||
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わたしの町のレイコさんは人によっては読むのがきついと思います。 男女ともに生殖系の障害がある人は読まないほうがいいです。 肯定する文脈ではないのはわかりますが読み切るまでにかなりダメージを負います。 | ||||
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比嘉姉妹が全く登場しないものもある、短編集です。 全部読み切るまで、短編だとは思っていなくてラストに収束するのかな、と一気に読みました。安定して面白く、ページを開くのが楽しみでした。 が、一冊ひとつづきの話だと思い込んでましたので、肩透かしをくらった気分になりました。いままでもいろんな視点、時間軸で書いてラストで解決するというパターンがあったのであれ?あの事件はどうなったの?と、もにゃる〜 短編だとキチンと理解してから読まないと。これは全く私が悪い読者だからですね。 | ||||
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比嘉姉妹シリーズを楽しんできた人なら、絶対に楽しめます。本編の裏側系の話が好きな人にはおすすめです | ||||
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