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(短編集)

ぜんしゅの跫



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【この小説が収録されている参考書籍】
ぜんしゅの跫 (角川ホラー文庫)

ぜんしゅの跫の評価: 4.32/5点 レビュー 56件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.32pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 21~40 2/3ページ
No.36:
(5pt)

ほぎわんが来るに次ぐ

ほぎわんに惚れて読み漁りましたが、ほぎわんが来るに次ぐ作品。
短編なのが残念。
他は好きなら読めるって感じでした。
ぜんしゅの跫 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:ぜんしゅの跫 (角川ホラー文庫)より
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No.35:
(5pt)

比嘉シリーズ好きなら読もう。

今までのシリーズ好きなら
満足するはず。

読みましょう。
ぜんしゅの跫 (角川ホラー文庫)Amazon書評・レビュー:ぜんしゅの跫 (角川ホラー文庫)より
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No.34:
(5pt)

最高

※ネタバレ注意
比嘉姉妹シリーズ5作目の短編集です。本書には「鏡」「わたしの町のレイコさん」「鬼のうみたりければ」「赤い学生服の女子」「ぜんしゅの跫」が収録されています。
 鏡:この話はぼぎわんが、来るのアンサー的短編とAmazonの説明文に書いてあったんですが、読後、アンサーとは……?となりました。秀樹がのぞいた鏡は浄玻璃鏡、閻魔の鏡とも呼ばれる真実を暴く鏡だそうで、嘘八百を並べても瞬時にバレてしまうという鏡です。そして覗いた先に見えたのは体を張って笑いを取りに行く芸人のような千紗、真琴が何らかの理由で死んでしまったと沈痛な面持ちの野崎、不健康にやせぎすになった山梨(だっけ?)。そして、顔面の半分がなくなってしまった自分の姿。これは……パラレルワールドの話なのか……?とも思いましたが、千紗が産まれてない時系列なので前日談でしょう。そしてここから分かるのは、真琴が30歳前後で死んでしまう未来が確定していること、もしかしたら秀樹の見ていたこの光景を近い場所にいた琴子が見ていたのかもしれないということです。なので、秀樹の見ていた光景を霊視かなんかで把握し、真琴の死ぬ未来を防ぐための布石……とも考えました。しかし別の考察として、ぼぎわんが来るで秀樹が死ななかった場合の世界線の話、とも受け取れます。秀樹生存√だと、真琴が死に、千紗が渡〇直美のような感じになっていたりと、秀樹にとってよくない未来になってしまいます。まぁ、たぶんただの前日談なんでしょうね。ハハ。簡単に言えば、進撃の巨人のエレンが持っていた進撃の巨人の能力なんでしょうね。
 わたしの町のレイコさん:オカマが去勢してくる話です。いや、まぁ、コンセプトとしては各地に膾炙された都市伝説は様々な人が脚色したバリエーションがたくさんあって、それが実在の話になってしまう、みたいなずうのめ人形に少し上乗せしたようなコンセプトだと思います。内容としては澤村先生らしく、男は股間がなくなったら死んだ方がマシ、みたいな性に関する極端な価値観の要素も話に絡めています。それと、このオカマのレイコさんに去勢された人は次なるレイコさんになる、っていうのはぼぎわんは子供を襲い、次なるぼぎわんを産む、みたいな関係に似ているなぁ、と思いました。思春期の彼氏が彼女にがっつき、やめて!!ってなる展開は生々しすぎてなんだか妙に居心地が悪かったです。あと、戸波さんがでてきて嬉しかったです。でも、既に死にざまを見た後に追加されるエピソードを読むとなんだか奇妙な気持ちになりますね。
 鬼のうみたりければ:今回の短編集の中でも一番好きな話です。語り口は女性が野崎(読者)に打ち明けているのを聞かされる、ってものなんですが、だからこそ臨場感が生まれているなぁ、と思います。話の内容としては、子供の頃に行方不明になった、神隠しにあった兄が大人になって久しい今突然現れたという話です。認知症の母親を持ち、無職の夫がいる家庭だったので働く兄を迎え入れ、弟である夫がどんどん立場を失っていきます。そしてある日、弟が妻に何度も殺してるんだけど戻ってきちゃうんだよね、次は君も手伝ってよ、と言われ、妻も手伝ったら兄ではなく共謀殺人を企てた弟を殺していて警察に捕まっちゃったよ、って話です。例えばこれが、ノンフィクションの事件を元にしているとして、私がもしニュースかまとめサイトでこの話を聞いたら、と考えました。認知症の母親と無職の夫を一人でどうにかしようと行動し、体を壊し、精神を病んでしまった末に殺人に至ったんだろうな、と考えるのが妥当でしょう。ですが、枕草子で蓑虫は鬼の子供を比喩しており、山に行っていた兄というおかしな怪談(?)を本人の口から語られるとまた別の捉え方をしてしまうんですよね。本当に兄が神隠しにあっていて、夫に殺人教唆されていた被害者である、と……。簡単に因果関係を結べてしまえそうな、ありふれた家庭の問題を抱えた一つの事件。それを見聞きした後の捉え方を変えてしまうって体験が楽しかったです。
 赤い学生服の女子:最後の最後にぶっ壊してくれたホラーホラーしてる話で本書では二番目に好きです。この赤い学生服の女子、というのは此岸と彼岸を分け隔てる三途の川にいる死神、という立ち位置だと思います。体が死に瀕している人の心の隙間に入り込み、彼岸へと誘う……そんな感じですね。三ツ門小学校の話で美晴の同級生としてでてきた古市が一人称の話で語られ、古市は誰にも必要とされず孤独に死んでいく、という心の隙間に入り込まれました。そこを美晴に助けられます。どうも、美晴は彼岸の存在だけど霊的な能力で助けに来たそうです。古市に必要としてくれる人は絶対一人はいるぜ、みたいなことを言って去ります。古市が目を覚ますと傍らにいた妻が安堵で泣き、子供が寄ってきて、会社の人たちが胸をなでおろします。あぁ、自分にも必要としてくれる人はいるんだなぁ……というところで終わり……ではなく、子供があかいがくせいふくのおんなのこにあいにいくぜ!!と、不穏なことを言って幕を下ろします。この赤い学生服の女子は現実にいる存在ではなく、三途の川のような曖昧な境界のいるそうです。なので、目を覚ました現実だと思ったここは……という無限ループって怖くね?って話です。古式ゆかしいホラー、って感じで面白かったです。古市はたぶんもうでてこないんじゃないんでしょうか。
 ぜんしゅの跫:本書のメインと思しき100ページくらいの短編です。本書では3番目に好きな話です。画家の知り合い、敢えて汚損した襖絵、無職の兄と体裁を気にする弟、二つで一つの化け物……等々、ラストでパズルのピースがかっちりと合うような構成の仕方になっており、この辺の上手さは澤村先生らしいなぁ、と思います。ですが、いつもならこういう伏線は上手く隠しているんですが、短編という作品の関係上、話の展開が分かってしまいました。それでも、化け物が人々を襲っていた理由が、自分の絵を完成させてほしいから、っていうのがなんだか可愛くてほっこりしました(それが原因で二人ほど死んでるけど)。怪異の根元から原因を断つスタイルの琴子と、怪異の立場と相談主の立場になって最良を模索するスタイルの真琴という正反対の二人が描かれているのも見どころだと思います。それにしても……短い間にこう何度も死に瀕するって控えめにいってもヤバいですよ。その内、自分の身を犠牲にしてでも相談者を助けにいくってスタイルの真琴と、「俺とオバケ、どっちが大切なんだよ!」って喧嘩になりそうな野崎が見えそうな見えなさそうな、そんな気がします。
 4作目のししりばの家が微妙だったので不安だったんですが、ぜんしゅの跫は大満足です!!でも、最近集中力が低下していてこの本を読み終えるのに3日かかったのが何とも悲しいです。
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No.33:
(4pt)

まぁまぁ

まぁまぁ
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No.32:
(5pt)

比嘉姉妹最高

姉妹話が超面白かった
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No.31:
(4pt)

ファン向けの短編集。

本作の著者である澤村伊智の特徴として、エンターテインメント性やミステリー顔負けの伏線やどんでん返しが挙げられる。
本作でもそういった著者の特徴は前面に出ていた。
それらの特徴以外にも、怪談がどう広まるか、何故広まるかを重視する点や
家庭内における女性の立場、他者の無意識な言動に苦しむ女性などを描く点も著者の特徴。

本作は5編からなる短編集で、それぞれ趣向が異なるものの上記したような怪談のシステムそのものに焦点を当てた作品や、
仕事と家事で板挟みになり苦しむ女性、容姿を笑いのネタにされながらも必死で耐える女性等が描かれている。
この世のものならざる妖怪やお化けももちろん登場するのだが、
そういった非現実的恐怖と日常で繰り広げられている(特に女性に対して)現実的な恐怖を織り交ぜるのが著者は抜群に上手い。
現実的な恐怖や何気ない悪意等が描かれているため、著者の作品をただのフィクションとして片づけることはできないのだ。

もちろんそういった現代社会の闇を反映しているといった点を抜きにしても、ホラーエンターテインメントとして一級品なのは間違いない。
「比嘉姉妹シリーズ」を読んできた読者ならハッとするような登場人物も描かれているため、できることなら過去作読了後に本作を読むことを薦める。
ホラー小説界の新たな旗手として良作を世に送り続ける著者の今後に大いに期待だ。
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No.30:
(4pt)

姉妹が揃うとワクワクしますね

短編シリーズでしたが、その中の「ぜんしゅの跫」では、久しぶりに姉妹が揃った上に、二人のこれまでの経緯を知ることが出来、ぎくしゃくした二人の関係が少しずつ解けていくシーンが描かれ、嬉しくなりました。ぼぎわん以来ですかねぇ~(笑)対する敵もこれまでにない強さで、どうやったら倒すことが出来るのか最後までワクワクしながら読めました。
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No.29:
(4pt)

面白い‼️

ぼぎわんが来るに、話が繋がっていて面白かったです。
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No.28:
(2pt)

キャラ本になり下がった短編小説

比嘉姉妹や過去キャラクターに支えられた作品集である。
つまり、それらのキャラクターを知らなければ質の悪いシナリオと言える。
というのも、シナリオを書く上で禁じ手とされる「夢の世界での完結」と「回想を何度も挟む」が今回登場するが、やはり効果的と言える演出はされていない。
文章の能力は向上していると思うため、読みやすくはある。
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No.27:
(5pt)

比嘉姉妹

映画でみてみたい。比嘉姉妹の暗さが少し和らいだ。
そんな所にほっこりした。
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No.26:
(5pt)

相変わらず

新刊が出ているのを見つけて即買いしました。
見覚えのある名前が出てきて、あの嫌な湿度の高い嫌悪感を思い出しました。都市伝説の感染していく様を今の情勢と掛け合わせて思い描いたりしていました。
本当にどれもこれも嫌です。うんざりするほど身近で生々しい地獄が転がっている。それでも一筋の光を感じさせてくれる本です。さすがとしか言いようがありません。
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No.25:
(5pt)

比嘉姉妹シリーズ最高

比嘉姉妹シリーズ全部詠みました!
いつも本当に面白いです!
今回も又読みごたえのある作品でした!

また比護姉妹の家族の過去など続編など是非お願いしたいです!
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No.24:
(4pt)

趣向を凝らした短編集

過去の作品とリンクするなど、趣向を凝らした作品集で満足。
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No.23:
(5pt)

比嘉姉妹ファンです。

比嘉姉妹シリーズでは、三人揃って出てくる話は少ないが、今回は琴子と真琴ががっつりと協力するのがあってよかった。
死んだ美晴も意外な形で活躍していたので嬉しい。
(知らない人には「死人が活躍」といっても「はぁ?」だろうな)
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No.22:
(5pt)

比嘉姉妹シリーズ

比嘉姉妹シリーズの中で一番好みの話でした。
短編の方も面白かったです。
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No.21:
(5pt)

澤村伊智の角川ホラーはコンプリートしても損はない

最初に『ぼぎわんが、来る』を読んでから、ずっとこの作家の本を買っていますが、『ぼぎわん~』にも登場する比嘉姉妹がこの本の表題作にも登場したのでとても得した気分です。姉妹はもともと2人だけではなかったので、「赤い学生服の女子」を読んで興味が出たら『などらきの首』もお薦めします。
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No.20:
(5pt)

買えてよかった

来るシリーズが好きで購入しました。
短編集でしたが、満足です
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No.19:
(3pt)

表題作は期待し過ぎたので、

比嘉姉妹シリーズは嫌いではないし、人間の描写がゾッとするのも好みです。
かといって姉妹が登場するから満足というわけではありません。なので表題作に期待した分、今までで一番拍子抜けしたストーリーでした。
今までの登場人物を覚えていたので、その他4作品は楽しめました。覚えてない人や初見の方は、これまでの作品読んでからの方が楽しめると思いますよ。
ぼぎわん、が来るの彼女達や野崎たちの未来のような作品で、物悲しい。
前日譚のような内容なので、人間性が変わらないのも当たり前かと納得な人が最初の作品。
真琴のお姉さんである亡き美春が登場する作品は読後感も良い。
どんな人間なのか?気質というか、ホラーよりもそちらが怖い。
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No.18:
(5pt)

比嘉姉妹最高

大好きな比嘉姉妹シリーズなので楽しく読めました!
短編集で1つ1つ物語が別の比嘉姉妹シリーズに繋がります。
これだけでも楽しめますが、どちらかと言えば他のシリーズを読んでいたほうが断然楽しめます!
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No.17:
(5pt)

面白かった

全作品読んでいますが、以前の作品に登場した人物を思い出すのに苦労してしまいました。
私的には琴子の不器用な愛情と冗談を言うユーモアに新鮮味を感じました。
カラオケでアナ雪を歌ったという冗談の下りは面白かったです。
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