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ηなのに夢のよう
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ηなのに夢のようの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.65pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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何がひどいって不可解な状況で殺人(自殺?)が起きているのに謎解きが一切ありません。 (登場人物が持論をこねくり回すだけで「これが真相」という断言が無いのです) シリーズものなのですがいきなり本作から読んだ人は悲劇です。 (シリーズすべてを読んだ訳ではありませんが一応謎解きされているものもありました) 「何か面白い推理小説を読みたい」と思いカバー裏の説明文に惹かれて期待して読んだ人は 読み終えると同時に怒りを覚えることでしょう。(私もそうでした) 「犀川―西之園」ものがよほど好きな人でもキツいかも。 言葉は悪いですが「手抜きでは?」と思いました。 「この人の小説を読むのはもうやめよう」と思える良いきっかけになりました。 評価できる部分があるとしたらそこだけ… あくまで一個人の一意見です。 | ||||
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Gシリーズのターニングポイントとなる一作……ですが、相変わらずS&Mシリーズから蓄積し続けてきた登場人物の魅力だけが目立つ作品。 Gシリーズはシリーズを通したギリシャ文字で表されている「謎」を抱えたまま一作一作を続けています。作品ごとに提示される事件はなんだかはぐらかすように解決した風にだけは見せるのですが、この作品で犀川と萌絵が死や事件について「整理のしようがない」「蓄積するしかない」という会話があって、どうも作品全体の姿勢をも表しているようで興味深いのですが……いっそのこと殺人事件(自殺もありますが)など見せずにシリーズを構築した方がよいのではないでしょうか? 事件そのものがシリーズの魅力を下げている気がします。 ……あと、海月くんも加部谷、山吹くんもキャラ弱いですよねー。 | ||||
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今作を含め、Gシリーズと呼ばれる6連作を読了した感想だが 大事なところ(ギリシャ文字に関連する事件の真相)は完全にはぐらかされたままである。 カフカの引用はその引き伸ばしの暗喩だろう。しかしこの世界的な作家(サルトルは現代の、数少ない、最大の作家の一人であると称した) の文章を、チャプター毎に引用する必要はあるのだろうか? プロの作家ならば自分の文章で勝負するのが普通の感覚だと思うが‥ このシリーズの主題は生命だと私は感じるがこれもしかし作者のはぐらかしによって謎のままである。 「ηなのに夢のよう」という意味深なタイトルも読んでみるとなんの意味もなかった(現時点で)。 結局のところ評価不能である。 | ||||
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