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クリスマスのフロスト
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クリスマスのフロストの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.28pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全50件 1~20 1/3ページ
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ちょっとタラタラしてるので、一気読みという感じではなく、毎日少しずつ読んだ。 フロストのキャラで読ませるサスペンス。 ま、魅力はある。 そして英国の古典(じゃないけど)の雰囲気もあり。 訳もなかなか良かった。 続きも読もうと思う。 少しずつ(笑) | ||||
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1983年のイギリスはロンドンから100キロほど離れた田舎町デントンを舞台に、クリスマス10日前の日曜日から木曜日までの5日間にいくつかの事件を描いたのが本作です。捜査に乗り出すのは無作法でがさつだが仕事熱心な自由人、やもめのフロスト警部。そして日曜日にロンドンからデントンに到着し、新たに配属となった警察署長の甥で野心家でもありフロストを白い目で見る新米巡査クライヴ。偶然も重なってソリの合わないこの二人が相棒となり事件解決に挑みます。そんな二人のまわりには上昇志向が強く出世第一でフロストを忌み嫌う署長マレットをはじめとした署員たちと田舎町デントンに住む人々が配置されます。事件は行方不明となった娼婦ジョーンの娘トレーシーを捜索することにはじまりますが、捜査を進めるにつれて発生する少女失踪とは直接関係のない問題を、平行して解決に当たることになります。 方向性としては、フロストたちとともに数々の事件を体験していくことに重点を置いており、謎解きを楽しむための作品としては作られていません。またミステリーといえば名探偵の推理力による鮮やかな事件解決によって読み手を楽しませるものが王道ですが、フロストはこのようなパターンには当てはまらず、独自の洞察力と直感を武器に強引な行動力で捜査を進め事件解決に至りはするものの、その推理が外れることも少なくなく、成功のほとんどは棚ボタの幸運なしでは成り立たないもので、主人公のずば抜けた能力に心を奪われるといった類のものでもありません。 本作は主人公フロストの人物像を売りにした小説といえるであろうとは思いますが、わたし個人としてはキャラクターとして際立った魅力を感じることはできず、前述の通りフロストの能力や作品の方向性もあってミステリーとしてのカタルシスも少なく、かといって決してリアルさにこだわったものでもなくあくまで娯楽作品であり、全体としての印象は悪くないものの明確にその強みを語りにくい作品だと感じました。 | ||||
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刑事ものでは最高。 ペーソスあり、奇抜なトリックはないが読ませる。 主人公が何よりおもしろく、署長も秀逸。 著者死去により数編しかないのが惜しまれます。 | ||||
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イギリスの作品だ。最近作のようなイメージだったが、もう35年も前か。月日の経つのは早い。 田舎町デントンで八歳の少女が行方不明になった。下品な皮肉屋のフロスト警部が奮闘する。 フロストはおそろしく口が悪く、上司からは煙たがられている。 が、捜査員としては優秀で、本件に並行して起きた小事件を次々と片づけていく。 魅力的かというと微妙だが、印象深いキャラクターではある。 赴任したばかりの若い警官クライヴとの好対照なコンビぶりも楽しい。 金持ちが殺され、愛犬も巻き添えを食っていた。捜査員の何人かは犬の死を悼む。 「俺は犬を飼うなら臭くて汚い奴にするよ。殺されたとき同情を横取りされなくてすむからな」 とフロスト。いかにもイギリスだなあ。さりげないシーンだが、真相解明の伏線になっている。 少女の行方を追ううちに、もう一つの大事件が姿を現す。サスペンスフルな構成である。 複雑な真相を解き明かす味わいは、警察ミステリの真骨頂である。プロットは満点だ。 ただ、キャラクターに感情移入できない。人間的なのはいいが、主役も脇役も必要以上に生臭く好感が持てない。 エンタメの主要人物には、もう少し爽やかさが欲しい。そこが大人の味わいなのだと言われれば、その通りなのだが。 | ||||
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とにかくフロスト警部のキャラが立っている。少々抜けていて下品であるという点をのぞけばあらゆる点においてダンディーで魅力的で、フィリップ・マーロウにも負けてない。かれとともにイギリスの地方都市を舞台にした「警察二十四時」を過ごすのはたいへん愉快なひとときだった。シリアスじゃなければミステリじゃない、日本が舞台でなければ警察小説じゃない、という固い信念をお持ちの方以外は、ぜひとも手に取るべき一冊である。てかこれつまんないって人は逆になに読んでるのって聞きたくなる。 | ||||
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ようやく読みました。読み始めたら、止まりませんでした。2日で読みました。小さな街の中の警察署の中の動き、その中でのちょっとした動きーフロストの部屋の引き出しの中から時々消える小銭ーといった何気ない出来事が大きな出来事ー女の子の失踪ーの合間に合間に行くつも散りばめられています。今でいう猫の多頭飼いの女占い師、埋められていた切られた腕とその先の箱、10数年前の現金輸送途中の強奪事件などなど。いったい何がどのように結びつくのかと思いながら読み進めていく、最後、一つ一つがビタッと繋がっていきます。 これが、フロストシリーズの面白さかとわかりました。 | ||||
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だらしない主人公は基本的に好き! 脇が絵に描いたような上昇志向の俗物だらけなのはお約束過ぎるきらいはあるけど、フロストを好人物に仕立てるのは不可欠なのかな? 事件は緊迫するけどイギリス流のおかしさが混ざるから程よく緩みがでてしまう。 シリーズを読み進めるのが楽しみです。 | ||||
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以前読み始めましたがその時はなぜか物語に入りきれなくて途中で置いてしまいました。昨年、「このミステリーがすごい」で海外部門1位となった最新作「フロスト始末」を書店で見てなぜかもう一度読みたくなり第1作目の「クリスマスのフロスト」を再び読み始めました。 正直、大変面白くなぜこの魅力にハマらなかったのだろうと思っています。 しかし、刑事コロンボや金田一耕助、ピンクパンサーのクルーゾー警部とおじさん探偵ものはなぜこんなに楽しいのでしょう。 | ||||
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読み始めた時は下品な男と思いましたが、読み終わって、愛すべき人だと好きになりました。 ミステリーを読んだ感想としては変ですが、ストーリーの面白さとともに、この世を生きる中での 理不尽さ、人はそんなに強く立派には生きられない、たくさんの人が泥沼を経験しているということを感じ、 ダメな嫌な自分でも生きていていいんだよと言ってもらったように思います。この作者がもういないことが本当に残念です。 2作目以降もこれから読みます。 | ||||
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短編をごちゃ混ぜにした長編というべきか……とても複雑な作りをしているのに、全然混乱する事なくスラスラ読める。 フロストのキャラクターも凄く面白いし、失敗していやーーな展開が続くという事も少なくてストレス無しで読めるのも魅力。 読んでみて損は無い。 | ||||
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これじゃあ、次の作品を読まずにいられないじゃないですか!もう! と読了後に誰もが感じたでしょうね。こりゃあ1本取られました♪ 私はお恥ずかしながら、本作が初のフロスト体験なんですが、 面白さと言う点で、比較の対象にしやすいのがやはり「Qシリーズ」だと思うのですね。 直近まで「Qシリーズ」を一気読みしていたのでいやが上にもそうなった経緯もあるのですが。 さて、読了後の率直な感想は最初に書いた通りなんですが、「ちょっと長いかな?」と言う感じも 否めません。ちょっと長いは=退屈ということなんですねえ。 サイドストーリーと言うほどではないのですが、おかずが多すぎる気がするんですね。 それはフロスト1作目ですから、フロスト自身の人と成りのお披露目と言う要素がどうしても 強く出でしまっているからなんでしょうか? ドジでがさつ、乱暴、ルール無視、上司に対してはお互いに忌み嫌い合う、エロ親父のどうしようもない風 なんだけど、やたらと第六感が働き、義理人情に厚く、悪は追いつめて絶対にゆるさない。 さりげなく勲章なんか貰っていて実力は相当なもの。 こういうキャラクターは枚挙にいとまが無いと思うのですが、日本人は大好き。 そう、コロンボなんかがぴったりくるのではないでしょうか。 でもね、出だしと結末の設定には、やられたなあ!と言う感じです。 ということで素直に「フロスト日和」を手に取ろうと思います。 | ||||
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イギリスの片田舎デントンで少女が突然疾走した。町中あげての大捜索チームのリーダーに任命されたのがジャック・フロスト。組織階層など愚にもつかないと上司の命令を適当にかわしながら独自の洞察力と経験で犯人に迫ろうとするが、やればやるほど別の死体はでてくるわ、コソ泥に振り回されるわで、捜査はなかなか前に進まず、上司をイライラさせる。一方、彼の部下についたのがつい最近ロンドンからやってきた若手刑事のクライブ。警察長の甥っ子という目で常に見られるイメージを払拭しようとがんばってフロストについていこうとするが、朝も夜もなく予測不可能なフロストの命令に右往左往する。 イギリスといえば名探偵ホームズやアガサ・クリスティをイメージするが、このフロストという輩は超反体制派なところが面白い。アメリカのハードボイルドっぽいんだけど、ここはさすがブラック・ジョークのイギリスのお国柄で、セリフが気が利いていて面白い。みんなのレビューにもあるが、訳者の芦澤恵さんの訳がすばらしくフロストのキャラがすごくいい感じで伝わってくる。なかなかこれだけ面白い探偵ものの翻訳はないのでは? | ||||
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結局、日本人にここまで受けたのは、芹澤恵さんの翻訳の素晴らしさに尽きると思う。 お下劣な卑語満載の作品ですが、読み手を不快にさせないバランスの妙に脱帽ですわ。 “How’s that for center?”「浣腸は好きかい?」 | ||||
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刑事コロンボ の 一変形ですが 事件が 次々におこって それが 順番無視で 解決されていく なかなか おもしろい趣向です これが 気に入って 全作 読んでしまった^^:: | ||||
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多分 ドラマタイトルとかで聞いたことあるのかな?見てないけど。 でも ドラマ化されるのはやはり人気の証。 みなさんのレビュー読んでると ジャック・フロスト警部への愛情や このデントンという街やデントン署の面々への愛着が伝わってきます。クリスマスがタイトルにあるように、冬のデントン(架空の街ですが)の厳しさが ひしひしと伝わります。メインの事件以外でも 次々と事件や 出来事が起きます。ワーカホリックのフロスト警部は 事務仕事以外なら むしろウエルカム?みたいです。本人言うとおり ヘマもかなりやります。服装もだらしない。でも なんか 実はカッコいいの?男性ファンも多いようなので 男性が惚れるような要素がどこかに?、、て読んでると なんのオチもなくカッコいい!てとこがないです。 なんかすごい勲章ももらってますが、あ〜そういう実は実績がすごいんだ 、て期待してると それも裏切られます。やっぱりそのまんまの、フロスト警部です。ブレないキャラでした。情は濃いです。みんなに公平に情があるわけではないです もちろん。フロスト警部が嫌いと思ってる人間からはもちろん 嫌われてます。でもやはり訳者の方が 素晴らしいと思います。イギリスの、食事風景や やはり紅茶率が高かったり。作品の時代は70年代?の終わりくらいなのかなぁ。1951年の事件の時 、フロスト警部が、18歳だった書かれてるので。なのでタバコもどこでも吸ってる時代です 、タバコ率も高い。 食事事情は 個々で違いますが、 イギリスて ペースト塗って サンドウィッチとかよく小説で出てきますが、こちらでも 「鰊のペースト」やらを塗ったのを食べてる警察官かいたり。そんな事も楽しめます。 次作も多分読みます | ||||
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なんとなく気になった中古本の「クリスマスのフロスト」。 最近の日本のミステリー小説と比べると倍近いページ数だったけど とても楽しくあっという間に読んでしまい、読み応えも抜群でした。 全く”フロストシリーズ”を知らなかったので 今更、こんな有名な本を持ち出してなにを・・・・と言われてしまいそうですが本当に面白かった。 日本で人気の犯罪ミステリー小説と言えば、 何人も怪しい人物が登場し、有能な刑事が犯罪トリックを崩していくストーリーが人気ですが、 こちらは時間軸に沿って捜査を進めていくタイプなので本筋とは別に署には色々な事件が舞い込みます。 それがまた良い意味で読んでいる人を飽きさせない。 主人公のフロストは”刑事コロンボ”を想像させる風貌なのに、 頭は全く冴えなく、数字や確立、犯罪書類作成なんて物はクソくらえ。 長年の経験と感だけを頼りに動き、無駄な事はしないダメ刑事。 頭の回転が速いのは、唯一相手が迷惑しようが、嫌味と捉えようが 周りがドン引きするようなブラックジョーク(それもシモネタを絡めた)を常に連発すること。 読んでいる私も、何度も”クスッ”っと、時には”アハハハッ”と笑ってしまう。 読み終わってみれば、人間味があり、実は人情味の厚いフロストにどっぷりはまっていました。 フロストシリーズは何冊か出ているので全て読みたいと思うほどハマってしまいました。 外国の本というと、難しいと言うイメージを持っている人もいると思いますが 翻訳家の芹沢恵みさんの訳がとても読みやすく、分かりやすく、訳してくれてあるお陰なのか、 楽しくスラスラと読み進む事ができました。翻訳家の功績も大きいのでは。。。。 | ||||
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「クリスマスのフロスト」「フロスト日和」「夜のフロスト」と三作品をほぼ一気に読みました(笑) 面白さは他の人が絶賛してる通りで文句なし。今更自分が付け加えることもないです。 ただ、個人的に強調しておきたいのは、すごく面白い、だけの小説ではない、ということです。 次々と事件が起こって話のテンポがよく、合間合間でフロスト警部のこにくらしいジョークや切り返しで笑わされることしきりで、読者を飽きさせないので、そっちが強調されるのはもちろんなんですが、そして、それらが見事に絡み合ってラストに収束していくのも圧巻なのですが、決してそれだけの安っぽい作品ではないです。 フロストはとにかく口も悪いし手癖も悪い。捜査の仕方も、取調べでの容疑者の扱い方も、とにかく勘だけで法律なんかそっちのけ、嘘もハッタリも上等とばかりにやるんで、ひどいもんです。そんな理由で警察に踏み込まれて、身に覚えがなかった日にはたまったもんじゃないよな、とか思うこともしきりですが(笑)、しかし、このフロスト警部、犯人をこきおろすようなことは実はあんまりしない。彼は(時々天才的なひらめきを示すことはあるにしても)決してコロンボのような本当はすごく頭がいい人、なわけではないですし、自身も自分がそんなに高級な人間だなんて思っていないので、どの犯人に対しても上から説教するようなところがないんですね。それどころか真相をつかんでしまえば、ぽろっと犯人に同情的な台詞をもらす。このフロストの「罪を憎んで人を憎まず」を地でいってるようなところが、どの作品でも(そこまでの見事なテンポにかかわらず)、ラストをそこで立ち止まって何度も読み返したくなるような深みのあるものにしてくれます。 よくある正義をふりかざして力ずくで鉄槌をくだす、ようなのに疲れちゃった人に特におすすめしたいです。 | ||||
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何や親近感湧きます、このおっちゃん。 敢えて親しみを込めジャックと呼ばせて頂きます。 とにかく、刑事のなかの刑事ですね。 プライベートなんかあったもんじゃない…。 いや、忙しい過ぎるんですね人手不足と事件が多くて。 取り扱うのは、死体ばかりじゃなく、こそ泥だの些事 もありで、動き回って、人をおちょくりまくってます。 署長マレットとのやり取りが最高にエエ感じです。 シリーズもので楽しみです。 | ||||
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よれよれフロスト警部。大活躍の割には見返りが少ないのは、ひとえに事件解決の功績に伴う書類仕事回避のために人に手柄を譲ってしまうため。それでも憎めない中年男。訳もしばしば、うむ、そう来たか、と思うほどうまい。 | ||||
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下品だけど、同時にの利いたセリフまわしが癖になりそうな本です(^^) | ||||
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