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グラスホッパー
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グラスホッパーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全427件 221~240 12/22ページ
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見事な回収です。 読んでいて爽快な気分になりました。 ジェットコースターのように訪れる出来事と人物の背景がじわじわあぶり出される感じが大変面白い品だと思います。 | ||||
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私が、本作品の著者の存在を知ったのは、2004年12月の「このミステリーがすごい!」(宝島社)で、国内編第2位に「アヒルと鴨とコインロッカー」がランキングされているのを目にしたことから。 同作品を読んで、その面白さに舌を巻きました。 早いもので、あれからもうすぐ10年も経つのですね。 その後、何冊か、著者の作品を読みましたが、同じ2004年に発表された本作品は、2007年の文庫化にあたって読んだ作品。 「これだけ個体と個体が接近して、生活する動物は珍しいね。人間というのは、哺乳類じゃなくて、むしろ虫に近いんだよ」 ──作品の冒頭、主人公の鈴木は学生時代の教授の言葉を回想します。 さらに、鈴木は「ペンギンが密集して生活しているのを、写真で見たことがあります。ペンギンも虫ですか」と質問し、教授に叱責されたことも…。 本作品は、「殺し屋」が中心に活躍するお話。 そんな作品の冒頭が、上述の回想シーン──とても、不思議な世界だと思いませんか? 残虐なシーンの多いお話なのに、このユーモア感が溢れる著者独特の作品世界が広がっていきます。 今回、本作品を再読したのは、続編と言われる「マリアビートル」を読みたくなったからで、それなら、ちょっとおさらいしておこうかと考えたからです。 その感想ですが、本作品は、十分に再読に耐えうる作品だということです。 本作品では、「鈴木」という主人公のほか、自殺専門の殺し屋「鯨」、ナイフ専門の殺し屋「蝉」が、謎の殺し屋である「押し屋」を巡って展開する物語ですが、最初は、三つの物語であったのが、次第にひとつにつながっていくところは、ちょっと「複雑」です。 一度読んだだけでは、ストーリーのすべてを完全に記憶することはできないほど、緻密に絡まり合った物語。 二度読むと、登場人物の人物造型の面白さや、ユーモラスなセリフの数々をより深く楽しむことができます。 また、著者の他の作品世界と思わぬところで繋がっていることを発見することもできました。 続編、「マリアビートル」には、期待を持ちつつ、明日からページを開くこととします。 | ||||
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サラサラ、淡々としてて読みやすい。登場人物の何気ない一言になるほどと思うことも多かった。 鈴木が体験したことは結局、全部…?ということは、押し屋は実際いたの?いないの?蝉と鯨は?読み終えても現実と幻覚の境が分からずモヤモヤ。自分の理解力のなさも原因だけど、スッキリ出来ずに星三つ。 | ||||
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マンガで伊坂さんの作品を知り、読みたくなり購入しました。面白いです。 | ||||
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思いもよらぬ人間が犯人であり、その正体には驚くばかりでした。 難しい言葉が多く使われていて、読みづらくもありましたが、それが殺し屋の世界をリアルに想像させるものでした。 しかし、僕は柔らかく理解しやすい言葉が好きなもので、そういう意味で星を四つとさせて頂きました。 | ||||
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あまり期待しないで読み始めたのですが、 個性的で魅力的な殺し屋たちの話に引き込まれていきました。 ある意味救いのない話ではあるのですが、 私はこういう話はきらいではないです。 | ||||
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世の中の大半の不幸は、誰かがたかをくくっていたことが 原因なのだ。 文中のこの言葉を聞いて、ゾッとしたというかはっとした。 まさしくその通りなのだと。 確かに防ぎきれない不幸もあるが、お互いがそれなりの注意を していれば防げた不幸が多いのではないか。 タカをくくる恐ろしさをグラスホッパーは教えてくれた気がする。 また、集団の中で凶暴化するバッタのように 人間も増え過ぎた集団の中で、凶暴化した一部の人間が 問題をおこしている。 その一部の人間にいつ誰がなってもおかしくない世の中に なっていることを頭に入れておこう。 | ||||
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怖かったぁ、結構人が死にますが、まぁ小説と言うことで気にしないようにしましたが、 夜中部屋でひとりで読んでいたら、やっぱ怖かったぁ...。 鯨のように見えないものが見えてしまうのではないかと思ってしまいました。 ところで、エンディングには考えさせられました。 どう解釈すれば良いのでしょうか。 自分が死んでいることに気がついていないってこと? だとしたら、 。 。 。 怖。 | ||||
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伊坂幸太郎を初めて読んだ。 表紙やタイトルからもっと固い文体かと思っていたのでイメージが違った。 殺人者立ちの対決もの(と言っていいのか・・)のストーリーの中に筆者の人生観を織り交ぜる作品。 この作品は筆者は自分の価値観をなんとか伝えようとしすぎる、若干のくどさがある。 比喩がわかりやすく登場したりする。 ストーリーやキャラや話の展開は素晴らしい。非常に印象に残る。 ユーモアのセンスに長けている。 読んでいくのに細かい描写がなく話がサクサク展開していくので読みやすかった。 自殺のシーンとか死ぬシーンの描写が生々しい。むしろこれこそが本作の作者のメッセージなのではないかと考えるほどに強烈な印象を私はもちました。 | ||||
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一人称視点で展開していく小説で凄く読みやすく、入り込みやすかった。最後! | ||||
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書籍で購入している作品ですが、お買い得なので、また購入しました。 面白いですよ。まだ読んだことが無い人にもオススメです。 | ||||
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ほんとうによかったですよ。一家に一つは必要ですね。自分だけが楽しめるばかりか家族全員楽しい思いができます。 | ||||
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なんだこれはという感じで始まり、どんどんとスピードを上げていく。 もう止まらない、そんな感じで進んで行く!とても面白く、もっともっとと引き込まれて行くのだが、終盤にかけて突然まとめに入って行く感じになるのはちょっとと思ってしまった。 | ||||
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流れるような展開が良かったです ただこれを読んで何が自分に残ったのかがよくわかりません | ||||
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とても、ダークで陰湿な感じのするストーリーなのですが、伊坂さんが書くとそれほど気分が悪くなるようなこともない。 私の感じたこの作品の面白さは、どのキャラクターに感情移入ができたり、あるいは興味が湧くかで入り込めるかどうかで変わってくるのかなと思いました。 私は、鯨というキャラクターにとても、吸い込まれるような暗~く大きく静かな恐さと、影には脆さも少し見えてとても面白く読み進められました。 後の、殺し屋関係の続編(マリアビートル)よりも、私はこちらの方が好きです。 明るい方が好きな方は、マリアビートルの方がいいかもしれないですね。 | ||||
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最後の場面展開がついていけなかった… 結局何も解決していないし… | ||||
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ひとつひとつの話がどうつながるのか、どう完結するのかドキドキしながら読み進めました。 | ||||
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伊坂さんの文章は独特でセリフや言い回しが面白いですね、好きな人はハマるかもしれません。 ただ内容は淡々としていて抑揚がなく特に盛り上がりもせず読み終えてしまいましたが、 設定から察するような娯楽小説ではないのだなと思いました。 サラッとしていて読みやすかったですが、上述の通り続きが気になるほどでもなく私には合いませんでした。 | ||||
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伊坂幸太郎の読んでいない本があったので,買いました。 相変わらずの伊坂節ですが、次の作品のほうが良かったな。 | ||||
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伊坂幸太郎との3册めの出会い。自分としてはかなり気に入った。たくさんの方が書評を書かれているので違う観点から書いてみたい。 ウズベキスタンへの6日間の旅の友としてこの本を選んだ。一人旅を慰めてくれるのは1冊の文庫本。小さなデイパックに必要最小限の荷物だけを入れた一人旅。寒い時期の旅だったのでやや衣服で荷物がかさばった。持っていく本も地球の歩き方と1冊の文庫本に限定。そして選んだのが伊坂幸太郎著「グラスホッパー」だった。空港での待合い時間や飛行機の中で読む。そして夜1人眠る静かなホテルで読む。 鈴木、鯨、蝉、3人の視点で物語が廻る。それぞれのキャラクターの特徴がまた面白い。特に気になったのは鯨。鯨の唯一読んでいる本が「罪と罰」。本が擦り切れるほど読み今手元にあるのは五回目に購入したものという。繰り返し読む本を探していた自分はこの「罪と罰」が気になった。「グラスホッパー」は旅の期間中に2回読んだ。旅が続けば3回目また4回目に読んでもそれなりに面白いと思った。後に書かれている解説ではさまざまなメタファーについて取り上げていたが、なるほどそのような読み方なるのかと改めて認識した。しばらく期間をおいてまた再読してみたい本になった。 旅から帰ってくると早速「罪と罰」を購入。今までロシア文学は敬遠してきたし特にドストエフスキーは暗いという思い込みで読んだことがなかった。実際に「罪と罰」を読んでみると、延々と続く心理描写が嫌になったが1週間ほどで読んでしまった。早速に2回目に挑戦。ストーリーが分かったあと2回目を読んでみるとなるほどこのグダグダと書かれている心理描写が実に面白い気がしてきた。この「グラスホッパー」に導かれて自分は何度も繰り返し読む本として「罪と罰」を手に入れることができた。 繰り返し読む本としてこの「グラスホッパー」と「罪と罰」が新たに加わった。 続編で「マリアビートル」が出版されたらしい。これも読んでみたい。 | ||||
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