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グラスホッパー
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グラスホッパーの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.70pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全427件 81~100 5/22ページ
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ハラハラするけど何か温かい物を感じる。また、伊坂さんの本を読んでみたくなりました。 | ||||
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この人の文体は少し気障ったらしくて、左寄りな傾向が強いので あまり好きではなかったけど、この作品は当たりだった。 「鈴木」は、この小説内での貴重な常識人で、 彼の善良な一般市民的感情と裏稼業の常識外の人物との ギャップや翻弄され具合が見所。 「鯨」は終始、異様な威圧感と陰鬱さがつきまとう緊張感あふれる展開。 「蝉」は、殺し屋ににつかわない饒舌さと無軌道、いい加減さで 殺し屋であることを感じさせない明るめのテンションになる。 このような三者三様の語り手で読み手を飽きさせない。 さほど長くもないので、比較的手軽に読み終えるのもいい。 最後らへんのオチは今だったらそれを元にした別作品があるので なんとなく読めるのではないかと思う。そこだけが残念だっただろうか。 | ||||
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シリーズ3作を、3作目から遡る形で読みました。いずれも、読んでる最中は手が止まらずのめり込んでしまいます。また、いずれの作品も、読み終わった後、なぜかものすごい温かい気持ちになります。4作目出ないかな。 | ||||
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まず出てくるのは鈴木。2年前まで数学の教師をしていたのだが、今は転職して効果も定かではない化粧品や健康飲料を売りつける会社に勤めている。この会社は、違法薬物の売買や臓器売買までやっており、ヤクザみたいな存在らしい。この会社の社長の息子が、鈴木の妻を車でひき殺したのだ。その復讐のために会社に入り込んだ鈴木だが、その意図は見抜かれていた。窮地に陥る鈴木だったが、事態は意外な展開に。 次に出てくるのは鯨。殺し屋である。政治家などに頼まれて秘書などを自殺させる仕事をしている。今日もその仕事をしていたのだが、その後に押し屋(人を後ろから押して車などに轢かせる殺し屋)である槿(あさがお)の仕事を見る。 そしてまた別の殺し屋、蝉。ホームレスに火を付けて殺害した少年とその親を殺しに来た。 どうやら、殺し屋小説のようだ。鈴木、鯨、蝉の視点が切り替わって話が進んでいく。 鈴木は自分の代わりに恨む相手を殺してくれた押し屋を尾行し、その家を突き止める。そしてその男(槿)が本当に殺し屋なのかを確かめるため、槿の息子の家庭教師になろうとする。鯨、蝉の話とも絡み合いながら物語が発展していく。このあたりは、伊坂作品らしさを感じさせる。 伊坂作品には基本的に勧善懲悪の思想がある。悪者が逃げおおせるようなことはない。だから、読者はある種のカタルシスを得ることができる。 まともでない仕事をしている者同士がそれぞれの思惑を持って動く。ハッピーエンドにはなりそうにない。馳星周あたりが書いたら、気分の悪いノワールになるだろう。文体は軽いが、内容は全然軽くない。 それでも、最後の仕掛けを知ると、さすが伊坂幸太郎だと思わずにはいられなかった。 | ||||
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読みやすく、読んでて楽しい小説。 いろんな特技をもつコロシヤたちが、 あるコロシヤの仕事を目撃したことから、 すこしずつ運命的に接近していき、 潰し合いみたいになっていく。 誰が最強のコロシヤなのか? とか、 妻のカタキをうつために裏社会に入った、 半素人の鈴木さんの運命は?とか、 いろいろストーリー的なひきもあるのですが、 でも、この説明から期待してしまう、 ハードでスリリングな内容よりは、 おとなしいというか、 話が進まないというか、 どちらかというと『会話劇』なので、 それを楽しんだほうがよさそうだなと、 途中で気づきました。 最後まで楽しめたのは、そのためです。 意外性とか、 こんなアイデア、よく思い付くなぁなんて、 そのての感動は、 古い小説らしいので、あまりないです。 でも、シリーズになってるのは、 面白いなと思いました。 なので、ぼくはマリアビートルとAXも、 まとめて購入しました。 徐々にもりあがっていくといいななんて、 勝手に期待しています。 なにしろ伊坂幸太郎さんは、 『残り全部バケーション』一冊で、 一撃でファンにさせられた、 すごい作家さんなので。 ぼくはこれで二冊目ですが、 予想をうわまわるどころか、 期待どおりでもなかったですが、 でもまた、 伊坂さんの作品は読みたいと思います。 ていうか、もうすでに、 けっこう積んであります。 好きな作家さんを見つけるのは、 とても幸せなことだと思います。 通勤とか、トイレとか、 いろんな時間が楽しみになりますし、 次はなにを買おうかなーなんて、 アマゾンをのぞくのも楽しみになります。 うちには今、 本が70冊くらい積んであるので、 どんどん読まないと片付かないです。 楽しい時間をすごせたので、 そんなに感動も笑いも意外性も、 スリルも興奮も好奇心への刺激もないけど、 でも、★は4つつけました。 もう一度強調しますが、 コロシヤたちの会話劇として、 だらっと楽しむといいですよ。 | ||||
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現代風の、若者言葉のようだが、統一性に、個性も見えてこない、 | ||||
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面白かったよ。読み終わった後にまた面白かったところをすぐに読み直してしまうんだけれど、読み返したときに、やっぱり鯨はそれでいいの?話の流れとしては、わかるんだけど、いろいろ鯨の周りにまとわりつく物の怪たちが、もっと何かするんではとか、勝手に想像が独り歩きしていたんで、 正直もっと鯨の事を知りたかったかな。きっともっと何かあるはずって思ってたんだけどね。 まっ、いっか。 | ||||
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おもに東京都心部を舞台に、妻の復讐を誓う男と二人の殺し屋の一日あまりを描いた作品。タイトルの由来は、通常の孤独相から群生相に変化した際に凶暴化するバッタの生態を、都会にくらす人間になぞらえたもの。 【鈴木】元教師。妻を轢き殺した男の父が経営する違法取引を扱う会社に潜入し、復讐の機会を窺っている。 【鯨】「自殺屋」とされる殺し屋で、依頼に応じて対象を自殺に追い込む大男。依頼人は政治家や官僚が多い。 【蝉】零細組織に属する二十代前半の殺し屋。上司にあたる岩西に反抗心をもつ。短絡的な性格。 上記の三人が順繰りに語り手となる多視点の一人称小説。鈴木が復讐するはずだったフロイラインという会社の御曹司が「押し屋」によって唐突に殺害され、鈴木を含めた三人がその渦中に巻き込まれていく。三人のうち唯一殺し屋ではない鈴木が真の主人公にあたり、作中もっとも無防備な人物ともいえる。各パートが10ページ程度で切り替わり、作品のテンポの良さの源となっている。カバーの裏表紙には「疾走感溢れる筆致」とあるが、多視点で同じシーンを描く必要性からリプレイのような箇所もあり、物語全体の流れはそこまで軽快でもなく、中盤はやや中だるみする。 エンタメ作品とはいえ、あまりに死を軽く扱いすぎるなら抵抗があると考えていたが、殺した人間たちの亡霊によって常に悩まされている鯨だけでなく、蝉の終盤の展開にも殺人への咎めが描かれており、要らぬ心配だった。ポップな作品を予想していたが、現代社会に対するネガティブな視点も交え、思っていたよりシックな作風だった。かといって過剰に重くもなく、サスペンスとして楽しめた。 | ||||
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不思議な魅力がある小説でした。 かなり前の作品ですが面白かったのでシリーズも読了したい。 | ||||
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迅速な対応ありがとうございました。 丁寧な手紙も頂いて満足です。 | ||||
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とてもわくわく読ませてもらいました。主人公の鈴木さんに好感を持ちました。12年も前に書かれた小説と知り驚きました。小説のなかで、所々に作者の本音が見えていたようで、伊坂さんのこと好きになりました。 | ||||
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殺し屋シリーズだけど感情移入が中々出来なかった 映画も見たがもっと面白く出来なかったのか | ||||
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著者の作品は以前何冊か読んで「悪くはないけど意識高い系な匂いが鼻につくなぁ」と思い、それ以来遠ざかっていたのですが、今回ひょんなきっかけで本書を手に取り、なんで今まで読んでいなかったんだろうと思いました。 鈴木、鯨、蝉。他にもさまざまな癖のある人物が登場し、ストーリーが心地よいスピードで転がっていく、著者のこのコメント=「喜劇なのか悲劇なのか、オフビートなのかサスペンスなのか、ハードボイルドやアクション小説とも、ミステリーとも普通小説とも言いづらい、不思議な小説」そのままの不思議で魅力的な小説です。あえて付け加えれば「湿気の無さ」でしょうか。 この気持ち良さは癖になりそう。早速、シリーズ次作の「マリアビートル」に取り掛かろうと思います! | ||||
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中盤まではバラバラの殺し屋たちの動きが段々と絡み合ってきてさぁどうなる!って感じで面白かった。けど終盤は「は?」って感じで終わってしまう。 理解ができずもう一度読んで、さらにググって解説を読んで「ふーん。なるほど。」って感じ。 鯨を押し屋が押したとなってるようだが、それならもうちょい鈴木と押し屋が仲間的な関係になるところを書くか、はっきりと押したと書くべき。 全く書かずに読み手の想像で補うのは違うと思う。 それならもうちょい面白く展開してほしかったな。 幻覚説があるようで、確かに伏線を読み解くと幻覚説にも納得だが、それは最もやっちゃいけないツマンナイオチでしょ。続編があるようで、そっちのほうが気になってたが始めがこれじゃ読む価値はあるのか悩み中です。 | ||||
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よく日本でこういうテイストの本や映画やドラマがあるけど本当に好きになれない。 子供以外にどこにニーズがあるのか理解できない。 登場人物が全員調子に乗っていて本当に寒い。 内容が死ぬほど薄っぺらいからと飛ばし読みしても特に問題ないところに星1つかな。 寒すぎて読んでて恥ずかしくなる。 | ||||
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カバー裏の紹介文に「分類不能の『殺し屋』小説!」とあるが、まさにその通りで、登場する三人の殺し屋が、実に人間離れしていて、それでいて人間臭い面を持ち合わせていて、こんな言葉を使うべきでないのかもしれないが「魅力的」である。 構成としては、著者お得意の複数視点、鈴木、「鯨」、「蝉」の三者の視点から行きつ戻りつ物語が進行するスタイル。そして、今回、この寓話的な物語と現実(リアリティ)を繋ぐ狂言回しは、唯一まともな名前を与えられた(押し屋はその後「槿(あさがお)と名乗った)鈴木である。 基本的には、超人的な殺し屋同士の対決というのが、お話の肝だが、当然そこに至るまでに、著者のおなじみの主張-人間の禍々しさや愚かさ、政治家への皮肉、運命論等-が随所に盛り込まれており、一流の警句も健在である。 「世の中の不幸の大半は、誰かがたかをくくっていたことが原因なんだってば」 「今、この国では1年間に何千人もの人間が、交通事故で死んでいる」「それなのに、車に乗るのはやめよう、とは誰も言い出さない」「結局、人の命なんて二の次なんだ。大事なのは、利便性だ。命より利便性だ」 解説でも触れられていたが、暗示的な描写や伏線も、この唯一無二の殺し屋小説を、一層サスペンスフルでスリリングなものとして効果を挙げているのは、いつもながらさすがとしか言いようがない。 | ||||
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かなり前に「終末のフール」を読んで以来2冊目の伊坂幸太郎。 読んでる時は楽しめた。描写は巧みで引き込まれるが、登場人物に奥深い悲哀を感じないので、 悪く言えばドタバタしてるだけで読後は特に何も残らない。 娯楽小説だからそれでいいんだろうけど。 文中にも出てくる『罪と罰』(鯨がいつも読む文庫本)はお勧めですよ。 「今まで世界中で起きた戦争の大半は、みんなが高をくくっているうちに起きたんだと思うよ。」p220 | ||||
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非現実的なことが次々と展開されていくため中盤にかけての爽快感は良かった。 ただ、個人的に最後の展開に関してはあんまりで消化不良気味。 | ||||
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物語の伏線回収が良い。 まとまりがあって良い 戦闘描写も良い、ちょっとグロい | ||||
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ちょっとグロい箇所があったけど、読み進めるとやっぱり面白かった〜(^^) | ||||
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