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グラスホッパー
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グラスホッパーの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.71pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全432件 361~380 19/22ページ
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| おもしろい。 読ませるのが、上手。 でも、なんだろう。 この作家の作品、 何作か目だけど、 なぜか不快感も感じてしまいます。 主人公は、 妻を殺され、 その復讐のためにある組織に潜入する平凡な男。 殺人を生業とする、 女・子どももいとわず、 ナイフ使いの男。 そして、 人を自殺させることのできる男。 3人の男が主人公。 そして、3人が追いかける、 もう一人の“押し屋”と呼ばれる男。 そう、いわば“人を殺すことが肯定されえいる”世界。 その描かれている世界が気に食わない。 解説にあるようにハードボイルドな世界とは、 かくも、面妖な世界なのだろうか。 美学、殺しの美学とでも言いたいのだろうが、 やはり、そこに共感は出来なかった。 その行為に対しての、 作者のいい加減さだけが伝わってきた。 それでも、エンターテインメントである。 架空の世界の、 架空の出来事として読むこともできる。 いや、 現実社会を投影した、 ある種の現代象かもしれない。 それでも、 やはり、 不誠実なものは、不誠実であり、 なぜ、それを書かなければならなかったのかがわからない。 かなり筆が上手なだけに、 どうしても、その点がもったいないと思ってしまう。 | ||||
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| 著者の作品は「ラッシュライフ」しか読んでいませんが、バラバラに始まった物語がやがて一つに収束し、最後に「一本とられた」という読後感は同じでした。 ただしあまりにも多くの人が殺されていくのは好きになれず、☆の減点につながりました。 救いは健太郎と孝次郎の幼い兄弟のかわいらしさ。彼らのお陰でこの本の凄惨な印象が薄められたように思います。 | ||||
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| 相変わらず、伏線の張り方はうまいです。 でも、面白いかというと、微妙でした。 伊坂作品らしさはなくても、面白ければいいと思うんですけど・・・。 登場人物たちも良い感じなんですけど、あと一歩かな。 | ||||
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| 伊坂さんの小説を読み始めて日が浅いですが、文章にとても味があり、読みやすいです。 私は「グラスホッパー」が2冊目で、1冊目が「重力ピエロ」でしたが、この2冊だけで伊坂さんの文章に侵されてしまいました。 伊坂さんの文章は、思想家の著書を読んでいる気分になります。 登場人物それぞれが、何かしらの「信念」というか「心の柱」を持っていて、会話の端々……どころか前面にそれを押し出してきます。 この作品ではそれは亡き妻の言葉であったり、自分自身に課した取り決めであったり、しじみであったり、ロック歌手であったり、ロシアの有名小説であったりします。 けれど文章自体はゴタゴタしていなく、軽妙な会話や地の文のおかげで非常に読みやすい。エンターテインメント・娯楽として楽しむとしては確かに「重い」「くどい」感がありますが、文学作品として読むにはとっつきやすいです。 またエンターテインメントとしてみても、私は十分に楽しめるレベルにあると思います。登場人物の視点が頻繁に変わりますが、3人称だし、視点の切り替えが起きるときには文章間に人物名の判子が捺印(?)されているので混乱することはありません。 視点の切り替えによるトリックなどのサプライズ的な要素は薄いですが、それぞれ別境遇にいる登場人物達が徐々に近づき始める様子は、「この先どうなるのか」という楽しみを否応なく演出してくれます。 また先も述べたように登場人物全員が何かしらの信念を持っているので、キャラクターとしても非常に魅力的です。 文学作品とエンターテインメント、この二つを高い水準で融合した作品。これが、私の感想でした。 あと個人的に、渋いおじさんが多すぎて悶絶ものでした。生き方に筋の通った渋い野郎が好きな人にも楽しめるかと(笑)。 | ||||
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| 伊坂作品で一番好きな本です。伊坂ファンとしても。とてもダークな世界で多くの 人が死にますが・・・でも終盤に行くとこの残酷な世界から離れたくないと思い いつまでも主人公の鈴木と漂っていたい気持になってしまいます。 伊坂作品の形容詞の洒脱さや爽快さはありませんし、かっこいいセリフもなく、ただ 他作品にある妙に青春青春したわかーい感じがなく大人になった??ような気がしました。 主人公の鈴木の復讐劇という内容ですが 亡くなった妻への思いが伊坂幸太郎にしか描けない優しさであふれているので 多少残酷でも離れがたい世界となり、異質だけど好きです。 | ||||
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| 初めて読んだ伊坂作品がこれだったんですが、途中で飽きて結末だけ読んじゃいました。 ひとつひとつのシーンの描写にグッと惹きつけられるようなことも無いし はじめから読んでも、いまいち作品にのめり込めるきっかけが見つからなかったので スリリングな展開であろうところも、なんだかそう感じられませんでした。 あと登場人物の設定も甘い気がして、馬鹿っぽいやつなのに急に哲学的なことを言ったり ロック好きであろう主人公とその妻なんですが、そのロックっぽいセリフが なんとも不自然で気持ち悪い上ピンと粉こなかったし、ほかにも感情の読めないキャラクターばかりで感情移入できず、ちっとも面白くなかったです。 個人的な好き嫌いなのかもしれませんが、僕はこの作品を絶賛されるべきものではないと思いました。 でも取り立ててこき下ろされるようなものでもないので☆二つ。 | ||||
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| 2005年版 このミス18位 作者の作品は全て読んでいるが、この作品は、他の作品と比較して今ひとつの印象を受けた。重いテーマを持った作品であっても、他の作品では、ある種の「爽快感」をもった登場人物が出てくるのだが、この作品にはそれがなく、「作者らしさ」が感じられなかった。「ラッシュライフ」のような、いくつかのピースが作品の後半でパズルのようにはまりこむ作品を狙ったのだと思うが、そこに狙いをおきすぎて、作品全体をわかりにくくしているような印象を受けた。同じ「殺し屋」をテーマにした小説を書くのであれば、もっと切れ味の鋭い、爽快な作品を期待したい。作者のファンはともかく、初読の方にとっては取っつきにくい作品であるので、まず別の作品から読み始めることをお勧めしたい。 本作品は2004年直木賞の候補作(作者にとって3回目)であったが、受賞はできなかった。賞の注目度を考えると、「伊坂ファン」の一人としては、この作品では取らなくてよかったと思うが、この作品の後、現在まで5回のノミネートでとれておらず、そろそろもらってもいいころだとも思う。 | ||||
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| 人生から逃げるやつは、ビルから飛んじまえ 誰よりも自分をうまく騙せるものが、誰よりも楽しく暮らせる。 作中文章より。 潔さ良さを感じる、読みさすい小説。やっぱりこれはエンタメですね。 | ||||
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| 久しぶりに伊坂作品を読んだ。 不思議な世界観。 現実的ではないようなストーリーだけど、どこか共感できる部分もあり。 おそらく登場自分物の心の動きだとか、そんな部分に共感できるのだろう。 | ||||
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| 伊坂幸太郎さんの作品をはじめて読みました。 他の方々が書いてるように文章にセンスが光る。 読みやすいし、特に蝉と岩西のやり取りとか、凄くいい。 正直最近は人が死んじゃう映画とか小説とかあんまり好きじゃ ないんだけど、これは文章にカバーされて全く苦にならなかった。 疲れてるから電車とかでも最近は本が読めなくなってましたが この本は読めました。しばらく伊坂作品読みます。 | ||||
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| 会社員の『鈴木』、殺し屋の『鯨』と『蝉』、 この3人の物語がうまく絡み合っていき、最終的にひとつになったのは、 本当に見事だと思いました。 ただ、ハードボイルド小説として読むと、微妙かな・・・ということになる と思うので1つの伊坂幸太郎の物語として読むのがいいと思います。 | ||||
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| 伊坂作品のテイストが好きな人だったら、楽しめる一冊だと思う。 今回は「深さ」「重さ」というよりは、出てくる人物のキャラクターが面白い。 「考えさせられる」ことなんか一つもない。 文章はこなれていると思います。 伊坂さんの作品は、登場するものが全て伏線になっていて、終わりのほうで集約していくから、最初のほうの何気ない描写を読みながら「あ、これは使う気だな」と分かってしまうのが玉にキズかな。「陽気なギャングが地球を回す」あたりもそれが露骨だった。 けれども、そういうスタイルを含めて「伊坂幸太郎」を楽しむと思えば、それなりに楽しめるという気がする。 ☆3.5、くらいだけれど、まあ気分的に。 | ||||
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| 半年ほど前に初めて伊坂さんの本を読んでからファンになり、この本も伊坂幸太郎が書いてるから、と即購入しました 話の内容は、自分の妻を殺した相手に復讐するつもりが横取りされてしまった男、鈴木を主人格として、その人を含む3人の男の視点で書かれています 語り手が複数いると話が混ざりやすいのですが、語り手が変わるところに語り手の名前の判子をモチーフにしたマークがあったので、切り替えがスムーズに出来ました また、その3人に関わる登場人物も他の小説に比べて多かったのですが、その一人一人のキャラクターがしっかりしていて個性豊かだったので楽しかったです 伊坂さんならではの入り組んだ人間関係や登場人物の表現、綿密に練りこまれたヒントはそのままです 「あの登場人物はそういう役目だったのか!」など、読み進める毎に滲み出てくる全体像に先へ先へと止まらなくなる魅力がありました 暴力シーンなど少しだけグロテスクな表現がある部分もありましたが、上手くカバーというかそれを上回るものが別にあるので、読後はやはり穏やかな気分で終わることができました | ||||
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| 若造の蝉は若者の代表だ。 たまには蝉のようにミンミン鳴いて生きてみようか・・ すごく気持ちいいかもしれない。 でも「たいていの大人は鳴けない」というから、どうだろう。 鳴かないと誰も気付かないのに。 誰か気付いてくれるだろうか。 早く鳴かないと、鳴き方を忘れてしまう。 | ||||
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| もしも人に、この本おもしろい?と聞かれたら、すごくおもしろいよ、とは言いがたい。かといって、おもしろくない、と言うわけでもない。 登場人物たちには全く共感できない。珍しいほど、魅力がない。とはいっても、描き方が足りないと言うのではなく、嫌悪感を催させるほどに人間味のないキャラクターがうまく描かれている。殺し屋という稼業だけあって、もちろん人を殺すのに何のためらいもないのだろうが、たとえば「蝉」という殺し屋のように女子供も分け隔てなく自分の手で殺せる、と言われても、どうしてそんなことができるのか全く理解できないし、おふざけで人を車でひき殺したりする社長のドラ息子もむしずが走る。これほどまでに嫌な人間がほんとにいたらどうしよう、と寒気がするほどに救いようのない悪意が描かれている。 主人公はそんな社長のドラ息子に妻をひき殺されて、復しゅうのために彼の会社で働き始める。いかがわしい薬を売りつけるあくどい商売だとわかっていても、妻のために彼は街で通行人に声をかけ続ける。ものすごく復しゅうに燃えているのかと思えばそれほどの必死さ、用意周到さは感じられなくて、むしろ妻を失った自分が生きていくためにそうするしかなかった、というような虚無感さえ感じられる。 簡単にたくさんの人が死んでいくストーリー展開は、読んでいて背筋が寒くなるほどだった。どこかに救いはあるんでしょ、そんな思いで最後まで読んだ。 なんといったらいいのだろう、単なる推理小説でもないし、かといってハードボイルででもないと思う。作品の中で人間は昆虫だとかバッタに例えられている。それもわかる気がするが、一番いいたかったことは何だったんだろうって、読んだ人によって全くとらえ方が違っていく作品だと思う。 | ||||
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| 化粧品詐欺や臓器売買まで世の悪行の全てを仕切る悪徳企業の社長の長男に妻を轢き逃げされ、復讐の為に教師の職を捨てた鈴木は、同社に就職するが、彼の目の前で、長男は車に轢かれ死んでしまう。 長男は、押し屋と呼ばれる殺し屋によって殺され、さらに押し屋を追うナイフ使いの蝉、自殺屋の鯨と呼ばれる二人の殺し屋。そして妻の復讐をしそこなった鈴木は・・・強引といってもいいストーリーでどんどん非日常の世界に引き込まれます。 鈴木、鯨、蝉の視点でストーリーが進むのですが、殺し屋という職業?になじみが無いからか、感情移入が出来ない為か、読み終わっても、だから何という感想しか残らなかった。鈴木一人の視点だけの方が良かったのでは? | ||||
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| 3人の人間の視点から別個に構成されていて、交互に何度も何度も入れ替わっていく話です。 読んでいて思うのはとにかく感情移入ができない事。3人の内2人は人間味がほぼ無い(全くでは無いが)キャラクターであり、好感を持つ事が全然できなかったです。多少乱暴に言えば残りの1人(一応主人公)も殆ど魅力の無いキャラでした。 後半になって多少驚きの展開、そして刹那的な描写も書かれていますが、インパクトに欠けると言うか、「オオッ!?」ではなく「フ〜ン・・・」位の感じでした、自分には。 ただ社会の「暗部」が舞台なのでそういった意味では全編から感じられる殺伐としたモノも当然なのかもしれません。 | ||||
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| あとがきじゃないから解説、かな。 他の小説家が書いた感想みたいなもの。 そこに、この作品は伊坂幸太郎の新たな試み。 みたいな事が書いてある。 まさにその通りの印象、 今までの作品では出さなかった「生臭さ」のようなものを、 いかにタッチを変えずに盛り込むか。 それを試したんだと思う。 伊坂幸太郎らしいテンポのいいユーモラスな書き口は変わらず、 一気に読めると思います。 ただ、ハードボイルドと聞いて買っただけにこの評価。 描写を生々しく書けばいいってもんではないから… けど、これ以後の作品で何かをしようとしてる気がするので、 そこに期待するのがいいのでは。 | ||||
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| 伊坂氏がハードボイルド、最強、そんなコピーをみてそれならばと読みました。 ハードボイルド…それは大沢在昌・真保祐一などが浮かぶ作風、 しかし本作はハードボイルドではない。 男の香りがしない内容、決して強くない主人公、 ハードを語るには、どこかいい意味でゆるすぎました。 しかしさすがは伊坂氏、いつもどおりに読者をひきつけるストーリー は秀逸 | ||||
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| 内容は重たい.人もバタバタ死ぬ.それなのにとても読みやすい.スイスイいける.これも著者のなせる文章技巧の妙だろう. 突飛な始まり,ぶれる時間軸,登場人物たちの意味深な発言,勧善懲悪的な倫理的収束.現在の作家の中で最も力のある一人なのも肯ける.今後の作品も楽しみにしたい. | ||||
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