■スポンサードリンク
何者
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
何者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全389件 321~340 17/20ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「桐島、部活辞めるってよ」と本作 2作しか著者の作品を読んでいませんが、着実に力をつけている気がしました。 アイデアや構成や、文章力など、まだ若いのに目を見張る才能を感じます。 人間描写も緻密でリアル。 こんなやついる・・というか自分にもこんな面ある・・と共感。 SNSを用いた心理描写が、リアルな表現につながっています。 日常世界に潜む、且つ誰にでも経験のある、恐れや不安を見事に書き出しており ハラハラどきどきして、物語に引き込まれてしまいます。 また、ついつい批評家になっている自分を反省する意味でも良書でした。 ラストは少々説教じみてもいますが、自分にもこんな面あるな〜と・・。 そういった視点で、他のレビューを見返すと、酷評もなんだかほほえましいです。 「10点、20点でもいいから、・・・・」(笑) いやいや、そんな観察者的態度こそ反省せねば・・。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
子供ではなくなったけど かといって大人ほど物事割り切れず、自分を直視出来ない学生達のあやふやな雰囲気がおしゃれによく描かれていました。 ESがエントリーシートとわかるのに一呼吸必要でした。 就活も様変わりしたんですね。 ソーシャルネットワークで人との距離が近くなったわけではないようですね。 宮本輝さんの[青が散る]や井坂幸太郎さんの砂漠]にもよくにた空気があったように思いました。 全体に気だるい空気なのに読み終わると登場人物に好感が持て、ほほえましくて爽やかな気分になる一冊でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
現代のシューカツをリアルに描いてて面白かったです。 テンポが良くてあっと言う間に読みきっちゃいました。 でも、ホントに今のままでいいのかな〜って疑問は残ります(この本を読む前からですが) | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ちまちました若者たちの話。 別にこんな人たちが何に悩んで、どうもめて、結果どうなろうが、 まったく知ったこっちゃないわとしか思えなかった。 リアル風な今の若者をそれっぽく切り取って それだけじゃなんだからって一応いかにものどんでん返しを付け足して… 小説ってこんなんでいいんだっけ? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
朝井リョウ氏の作品はこれが初めて、友人の勧めで読んだ…以下感想 若者向けの少しばかり難しいラノベ 就活、就活、若者達の葛藤と成長(笑) 自分の苦手な作者ベスト10入り | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
山本周五郎の新潮記を読んで 虚無的な主人公がかっこいいと思っていたら、 安易な人生の目的を見つけて、それに邁進する姿に 「それは違うんじゃないか?」と主人公の行動に疑問を持ったが、 本書の主人公も、同じレベルの人間にちょっと言われたくらいで、 自分のスタイルあっさり捨ててしまっていいのかね。 若い時くらい、とんがって、斜に構えるのもいいんじゃないの? しかし、読むべき個所の少ない本だったな。 213ページから数ページと254ページから数ページだけだな。 その個所さえ、特に目新しさ感じない。 どうでもいい人たちの、どうでもいい人生の本です。 そして、そういう事言うと、「何様?」って言われるんでしょうね。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
1989年生まれの作者は早稲田大学文化構想学部を卒業し、2013年に本作で直木賞を男性として最年少で受賞した。学生時代に「桐島、部活やめるってよ」桐島、部活やめるってよ (集英社文庫)で作家デビューして2009年にすばる新人賞を受賞。作者は、就職活動を行なって就職し会社員となってから営業に勤しみながら本書を書き上げた。本作は主に主人公拓人の目を通して就職活動の情報交換で集まった大学生五人(拓人・光太郎・隆良・理香・瑞月)の話で、それに二人の(銀次・サワ先輩)の話が加わる。今時の「就活」のもようにあわせて、ルームシェアやSNS(ソーシャルネットワーク)のツイッターを絡ませているのが特徴。70頁「RICAKOBAYAKAWA @rika_0927 17分前 就活仲間のみんなで飲み会中!お互いに刺激しあっているなう。こうしてると、受験と就活は団体戦ってホントなんだと思う!twitpic...... -。理香さんはいつ、こんな写真を取って、その画面を加工して、ツイートしていたのだろう。」”なう”はnow、すなわちツイッター上で今こうしていますという意の流行言葉。 139頁「『うん。知らないの?メールアドレスからツイッターのアカウントって検索できるでしょ』」 170頁「『プロフィールを全部伏せて、誰にも正体をわからないようにして、本音を吐き出す用のアカウントを持っている人ってけっこういるんですよ。ツイッターとかで』」 260頁「『たまーに見知らぬ人がリツイートしてくれたりお気に入りに登録してくれたりするのが気持ち良くて仕方なかったんでしょ?だから他人から見られないようにロックもしなっかったんだよね』」といった記述。ほかに「ライン」や「スカイプ」といった記述もある。作者が著した今時は同世代の者でしか描けない内容で、才能がないと彼のようには書けない。「蟹工船」のような時代を切り取った小説として読みつがれるかはわからないが、現在の年配の読者や未来の読者には、注記がないと理解出来ないかもしれない。ちなみに191頁の「ウイイレ」は、コナミのビデオゲームのサッカーゲーム”Winning Eleven”のこと。 本書のメインテーマは就職活動である。1986年施行の男女雇用機会均衡法と労働者派遣法、そして小泉内閣の聖域なき構造改革の一つとして2004年の労働者派遣法の規制緩和を経て、就職について男女を問わず職に就ける環境が整ったのものの、正規雇用と非正規雇用との峻別がつけられ、非正規採用者となった者は以降、正規雇用者に移ることが現在の日本では難しく、その結果何千万円もの生涯賃金の差がついてしまう。今春大学を卒業した者のうち就職や進学もせずアルバイトや契約社員などの非正規労働者を含め、全体の4分の1が安定した雇用がない。例えば早稲田大学という一流の大学生ですら、必ずしも全員有名企業に採用されることはなく、正規採用者にすらなれないことがあるかもしれないという学生たちの危機感が「就活」という言葉を生んだ。また一部の企業は正規採用した社員を「長時間労働」という枷を嵌め、耐えられない社員を自己退職させたうえ、精鋭の社員だけの雇用を前提とする、「ブラック企業」すら世に跋扈する。16章255頁にはブラック企業の記述がある。「大日通信 エリア職 ブラック」 残念ながら、小説ということもあってか実際の就職の面接の具体的な記述は少なく、面接の際の実用性には乏しい。しかし、17章の280頁の面接官と被面接学生の台詞は、当然作者が演出し記述しているのだが、このいわゆる模範解答がすばらしい。280頁「『弊社は、ご存じのとおり、インターネット通販によって世の中のショッピングを変えよう、という思いを胸に日々仕事をしています。大学生世代への調査の意味も含めて聞かせていただきたいのですが、ここ最近、インターネット通販で買ったものは何ですか?そして、なぜそれをインターネット通販で買おうと思ったのですか?-』」 281頁「面接官が三人、学生も三人という、典型的な一次面接だ。」 同じく281頁「『私は、写真集です』-『都内の店舗を数点回っても見つからなかった写真集が、インターネット通販ならばすぐに見つかりました。出回っている数が少ないモノほど、インターネット通販を利用すればすごく便利に購入できるのだと実感しました。私はゼミで地方の行政について学んでいましたが、きっと、地方だとよりその傾向が強いと思います。私は御社で、そのような都市と地方のショッピングの格差を埋めて生きたいとも思っています』」 作者はほんとに賢く、すばらしい。また、実際に就職活動をした作者の「就活」への想いが現われた幾つかの台詞もすばらしかった。4章40頁「就活がつらいものだと言われる理由は、ふたつあるように思う。ひとつはもちろん、試験に落ち続けること。-。そしてもうひとつは、そんなにたいしたものでない自分を、たいしたもののように<面接官に>話し続けなくてはならないことだ。」 16章248頁「『-、ピーマンが食べられないように、逆上がりができないように、ただ就活が苦手な人だっているわけじゃん。それなのに、就活がうまくいかないだけで、その人が丸ごとダメみたいになる』」 また、平易な会話で話が進み、登場人物も少ないため、軽く読めてしまうが、作者は軽く書いているように見えて、実は随所に工夫を凝らして作品に仕上げている。こんな、作者の就職先は、大手映画会社、東宝?らしいが、こんご今時の会社員の様子を描写した本書のような小説をこれからも描いてほしいと思う。会社の仕事が忙しくて、描く事が出来ないという事がないように切に望む。後に「仕事」というルーティンワークに見切りをつけて、作家業に専念するようなきもしますが、とりあえず、新作が出来るまで、2011年の「もういちど生まれる」や2012年の「少女は卒業しない」を読んでみようかなと思っています。今後に期待します。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
僕自身、常に自分は「何者」なのか考えている。 専門学校に通っているいま、TwitterやLINEで毎日いろんな人と繋がろうとして、一喜一憂して、疲れている。 そんなのを繰り返していくうちに、僕は「何者」なのか分からなくなっていた。「何者」になろうとしていたのか分からなくなっていた。 僕は朝井リョウさんの作品が大好きだ。朝井リョウさんは社会人としての自分を俯瞰で見つめ、作家としての自分を俯瞰で見つめ、俯瞰で見つめている自分を更に俯瞰で見つめている作家だ。葛藤の終わりの無い作家だ。それらの集合体がこの『何者』という作品なのだ。朝井リョウさんはいつも冷たく現実を映し出す文章を書く。瑞々しい文章表現だ、とか方々から言われたりしているけど、その瑞々しい文章表現で映し出す冷たい現実はいつも僕等の心臓に突き刺さる。等身大であるがゆえの残酷さ、だ。 僕の話に戻ると、そんな毎日を繰り返していて、たまに僕はその「何者」に近づいてたんじゃないのかと思える時があった。「何者」であればよいのか、そんなのは当たり前のように漠然としているのに、近づいた一瞬だけとても幸せな気持ちになれたのだ。そう思った理由として、高校時代には周囲にたくさん馬鹿な人間が居た。始めてできた彼女に興奮して「俺、あの子と結婚するかも!」とはしゃいでいたやつがいた。僕は、そんな訳ねえだろ、と冷めていた。結果、案の定別れた。また、少し可愛い目の女子が「私、キャバクラの店長にスカウトされたからそこに勤めるかもー」と香水の匂いをまき散らしながら話していた。僕は、無理に決まっているだろ、と思っていた。結果、彼女は一般企業に勤めることになった。自分の考えた通りに物事が進むと、なんだか精神的に上位に立った気分になれた。「何者」に近づけたような気がした。 ――「あんたは誰かを観察して分析することで、自分じゃない何者かになったつもりでいるんだよ。そんなの何の意味もな いのに。」 いまになって考えると、そんなことで上位に立った気分になったって、何の意味も無かった。現実は変わらないのだから、どんなに馬鹿にされようと、今を必死に楽しんで生きた者勝ちだった。実際、彼女が出来た友人はカップルであったその期間だけでも楽しそうだった。キャバクラにスカウトされたあの女子だって、本当に嬉しそうだった。 この作品の題材である「就職」というこれからの一生が決まる規模で考えれば、僕のは規模が小さいけれど、そこに起こっていることはほとんど変わらない。 これからも自分が「何者」なのかを追い求めるのは続くだろうけど、この本を読むことによってなんだか自分が本当に成長できたような気がした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全然おもしろくない!この人って結局何が描きたいの?薄っぺらい人生観だから作品が薄っぺらいのかな?文章力はあるが 発想力が無い! とても視野が狭い! 期待してたのにガッカリ | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
60代のおばさんがよんでも面白かったです。 若者ならではの作品ですが、友だちとの間に細かく気を遣っているのが描かれており、現代の若者の気持ちや考えを垣間見ることができました。 ワタシもスマホを使っていますが、入力が楽なように便利機能がいっぱいで、言葉を選んで書くより、差し出された言葉をま、いいかと使ってしまうことが多い。 それでコミュニケーションしているつもりになっているのは確かにおかしいのだと思う。 作者の視点は、なるほどと思いました。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
twitterやfacebookを屈指する若者5人の姿を通して多くの人が抱える陰を映し出した物語 最初は現代の若者はこんな感じが・・・・・ そんな程度での感想で読み進めたが 最後の結末が私には意外性があって面白く読まさせて頂きました 携帯電話もポケベルもなかった私たちの時代とは違う様に、単にそれらの様子を読んで面白く感じていましたし、その程度の本とも思っていましたが 最終章で現代の大人社会とたいして変わらない現実があるのだと、妙に納得してしまいました・・・ 客観的に達観して周囲を見渡し心中で蔑んだり馬鹿にしたり・・・・ そして 何物にもなれない自分がただそこに存在するだけ・・・ そんな大人は学生よりも大勢いるかもしれません | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
就活。。。 そんな言葉もなかったころに 就職活動した中年で かつ「男女機会均等法」などもなかったので 「女子」というだけで門前払いする会社も多々存在。 さらに「指定校制度」というようなものもあり 在学している大学によっては、 就職試験を受けることすら不能な場合も。 それでも、 数十年前の就職活動や就職面接を思い出します。 エントリーシートだとかWEBテストだとか SNSとかTwitterとかLineとか 就活中の友達と繋がっているようで それでも本当に肝心なことは話さない。 それは私の就活とも同じ。 同じ下宿の中の良かった友達が 解禁日以前に就活して、内定もらったというのを 別のクラスの友達からきかされた衝撃は 未だに忘れられません。 でも 就活なんて、その後の人生のいろいろに比べたら 甘い甘い思い出。。。。 人生においての選択の一つだったな〜と思います。 甘い青春時代を思い出させてくれた1冊でした。 著者は今は就職しているそうですが 次回作にも期待したいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
就職浪人たちの日常や若者の気持ちがよく出ていると思った。 でも前作の方が面白かったなあ… 結末もまあ甘いなあ… | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
実際大学生活、就活などで感じたことが見事に書かれている。 懐かしい気持ちと、自分もそんなこと考えてたなと笑ってしまった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
「就活」という軸を中心に、性格も境遇も異なった学生達が微妙な距離感で関係を築いていく。著者が最近まで現役の学生だったため、同世代の読者にとっては思わずあるあると共感してしまう箇所が多いのも魅力。 この作品において、就活という括りのなかに潜んでいるもう一つの大きなテーマ、それはTwitterを代表とするSNSとの関わり方である印象を受けた。 誰もがツイートをする前に意識する他者からの目。そして他人のたった140文字にこめられた意図を汲み取ろうとする懐疑的な目。 そんな煩わしいツールであることは周知の事実なのに、繋がりを断つのが怖い。自分の存在の無いところで何が行われているのか、気になるあの人が何をしているのか、そして自分が遅れをとっていないか、確認しないと落ち着かない。就活中の学生にとってTwitterの存在自体が精神安定剤とも言えるのではないか。 そしてこの手軽なツールで誰かを傷つけることは予想以上に簡単で、予想以上に暴力的な行為なのだ。 名目だけのWEBテスト、何本ものスラッシュで区切られた肩書き、背伸びして作った名刺、そんな就活のために固めた必死でカッコ悪い姿を「らしく」ないなぁと薄々感じている人も多いはず。 しかし、皆そこにあえて触れない。触れて欲しくない。そこに疑問を持ってしまえば、今までの自分の頑張りや存在を否定してしまう事になるから。 気付かない"フリ"をしていた部分をチラチラ見せられているようで、読んでいて胸がチクっとすることもしばしばあった。知るのが怖かったと言っても正しい。「痛いとこついてくるなー」という感じ。 「自分は自分以外の何者にもなれない」という台詞の裏には「そんな自分も自分が何者かわからない」という暗示が含まれているように感じる。 私も就活の時期になれば、慣れないスーツを着て、自己分析に苦戦してESに膨大な時間を費やすのだろう。 私達みんな、誰かになろうとしてもなりきれない得体のしれない何者でしかない。そして自分が何者なのかも分からない。所詮は誰かの真似で生きている。そんな何百人もの何者かが今日もTL上には溢れているのだろう。みんな、同じだ。 これから就活を始める人は勿論、就活中で行き詰まってる人の突破口にもなる一冊ではなかろうか。 厳しく言ってしまうと一定世代の共感しか得られない作品でもあるが、そこがいい。身体への染み込み方が違う。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
本書は、今就活をするような世代の考え方を理解できるかなと、中年のスタンスで、余裕をかまして読んだのですが、、、 叫びたいぐらい、ハラワタがえぐられた感じがします。とても冷静には読めませんでした。 自分の弱いところに切り傷をつけて、さらに塩を塗りこまれた感じがしました。。。 就活の年代の学生さん達が「リアルすぎて読めない」と評しているのが良く分かります。就活中&前後の学生さんにとってだけではありません。少なからず人生に、生き方に迷いを持っている大人にとっても、この若い作家が追究する人間のある側面に、つい目を背けたくなるでしょう。 さらに、はっきりいって、私は、この自分より十数歳年下の彼の才能に大いに嫉妬してます。観察眼がスゴイです。それを咀嚼して一つの物語にする能力もすごいと思います。 本書は小説なので、内容については書きません。直木賞受賞作だとか、若い作者だとか、学生が同世代のことを書いたに過ぎないとか、表面的な感想は無視して、気になったらぜひ読んでみてください。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何度も読むのをやめようかと思ったけど… 最後まで読んで良かった。 賞の名前で判断されてしまって可哀そうですが、 非常に面白かった。 ちょっとした謎解き本でした。 文章が軽いのは、わざとか。 そうだったらすごい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
今風の若者を描いている斬新さはあるが、結論はもう一工夫欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
芥川賞を受賞して、前のほうだけ『オール読み物』誌に載ったので読み、続きが読みたくて買った。出だしのキャラクター設定が非常に良く、これならさまざまな展開が可能だとわくわくした。三分の二くらいまでは、四(+1)人の掛け合いが面白く、期待して読み進んだが、最後のほうはちょっとがっかり。特に文章が一言だれかがしゃべると地の文で解説が入るというパターンがつづいて、それが鼻につき始めるといやになった。これも『桐島、部活やめるってよ』と同様、他人に(ただで)貸しているので手元にないが、貸すとき『桐島、』の方がいいと言って行って貸した。最後のほうはいそいで書いたように思う。今、サラリーマンと作家を両立させるのは大変だとは思うが。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
就活が遠い昔(シューカツって略してもなかった。かろうじて一部メールが使えた、まだ資料請求ハガキもあった!)の私なので、他の朝井作品と同じく最初メタ的な視点でいました。 が、終盤で鮮やかに突きつけられる事実で、全然メタでなかった自分を思い知らされ、主人公同様体が熱くなり、穴があれば入りたくなった。 人が何者かであろうとする普遍的な欲求、そこに入ってきたSNSというツールがもたらす光のような影のような微妙さって若者でなくとも、例えば職場やママ友間でも同じだろう。 朝井さんは「若い割にすごい」んじゃなく本当にすごい! でもほんと、他の方も書いていましたが、このレビューをSNSなどに投稿するという行為自体がとってもやりづらいわ。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!