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何者
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何者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全389件 261~280 14/20ページ
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就職活動をする大学3年生グループ。 ツイッターでそれをやりとりみたいな話。 最後の主人公への説教場面が面白い。 あんたなんかより現実を見据えているようなことか・・・ 中盤までのキーマカレー作って隠し味がどうとかの、演劇集団がどうのとかそういうのは蛇足 学生時代のダラダラをリアリティを出して文章にしようとしているが、回りくどい印象。 しつこい。 最後だけが印象に残っている。 (55/100) | ||||
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私は今大学2年であるが、本当にこの本に出会えて良かったと感じる。 それは主人公と私があまりにもリンクしているからだ。 最後のシーンはまるで自分が説教を受けているように錯覚してしまった。 だが、全ての世代に受ける本では無いようにも感じる。 現大学生は共感できる部分が多いだろう。 | ||||
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一読者としての感想です。 私は読んだあとに不快感しか残りませんでした。 そこかしこに張り巡らせれた伏線や目新しい構成からこの作者はとても賢い人なのだと思います。 しかし作家の言葉が読者や弱者をいじめているようにしか見えませんでした。 この作品を面白いと思う人は人をいじめ抜くことが好きなんだと思いました。 ただ主人公や登場人物の言いたいことを吐き捨て、読者の弱い心に刺さるような言葉ばかりで、不快な思いだけが残ります。 誰も幸せになりません。 読者でさえも幸せになりません。 得るのは一部の人の優越感です。 買って後悔しました。 | ||||
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読んでいて、心の色んな所がチクチクと痛くなりました。 思想や信念はみんな違うけれど、自分の足で生きていかなければならないという共通の課題を誰もが背負っていることに気づかされました。 | ||||
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40代の私ですが、一気に読んでしまいました。 内容は就活ですが、SNSを使っている人の本音を見せつけられたようでした。 友人にも勧めたら一気読み。 だけど、彼女の娘さん(就活生)には就活部分が重く、読むと暗くなるそうです。 | ||||
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著者の文章力・構成力の高さに驚いた。 就活する大学生たちの本音に差し迫った物語。 自分は何者なのか? 観察者ぶった主人公が、カッコ悪い自分にようやく向かえた姿に、 エールを送りたくなった。 男子大学生が主人公の目線 就職活動する5人の男女大学生 そして、キーとなる主人公と元同じ劇団仲間とバイト先の先輩 私はこんなに頑張っている 自己アピール 短い言葉で綴られる、ソーシャルネットワーク現代社会。 サークル、団体、活動、 留学、海外インターン、ボランティア 気飾る肩書 それを、疎ましく誹謗中傷する者たち。 素直に絶賛する者たち。 想像力のないやつは嫌いだ。 けれど、先輩に言われて気づく。 想像力の無いのは自分だったと。 就職活動や面接で着飾って自分を見失った主人公 そんな主人公に理香が言った言葉が、 私にも痛く聞こえて、刺さってくる。 そして、それは、観察者気分の批評家が多い現代への忠言だ。 『私たちは、何者かになんてなれない』 『痛くて、ダサくて、カッコ悪くても、あがき続けるしかない』 ツイッターを取り入れた面白い展開。 文字予測変換機能、という便利さを伏線にしたきっかけ。 落ち込んだ時に見る、元友達の誹謗スレ。 会話途中に入る、先輩・友達の言葉。 就職活動の暗い部分に踏み込んだ題材。 物語最後 面接で、つたない言葉で本心を語ろうとする主人公に清々しく感じた。 第148回(平成24年度上半期) 直木賞受賞作 | ||||
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人間の裏側の暗いところをTwitterというツールにフォーカスしてうまく映し出していると感じました。 個人的には、読後感はいいものではありませんでしたが、共感する部分もたくさんあって読んで良かった作品でした。 | ||||
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ホラー小説を読んだ気分です。 拓人の言葉にうんうんと頷きながら読んだところが多かった分、終盤の展開には、心が折れそうになりました。 黒くてごめんなさい… 小説を読んだというよりも、自己啓発本でも読んだ気分です。 我が身を振り返って、明日から気を付けよう、という感想が一番残ったので。 | ||||
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大学生4人が就活に向き合っていきます。 実際に就活した人は共感できる部分がとても多いと思います。 登場人物の個性がそれぞれよく出ていて「あっ、こういう人いるわー」と読んでいて何度もニヤニヤしてしまいました。 しかし、それだけで終わりません。 読み進めるにつれ、考えさせられていきます。 就活で相手を批判している自分はどうなんだ?結局自分も大して相手と変わらないのでは?と。 この作品を読んで改めて自分を見つめなおすことができました。 特に大学生、就活生にぴったりの読み物だと思います。 | ||||
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40代です。 以前から、登場するような色々なタイプの人はいたけど、こんな風に 直接知る機会はなかったので楽でした。 繋がりすぎた世の中に生きる今の若者は大変ですね。 あ、もちろん就活も。 | ||||
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就活後、一発目の読書としてこの何者を選び、一気に読みました。 はっきりと、心が痛い。 就活という決まったレールに乗りたくない、画一的でカッコ悪いから。 インターン、ボランティア、留学に頼りたくない、意識が高くてカッコ悪いから。 大企業は友達に言わずこっそり受ける、無謀だと思われてカッコ悪いから。 就活生は幾多もの「カッコ悪い」を抱えながら葛藤しています。 ネット社会である現代、就活のあり方も大きく変わりました。 webで企業エントリーをする。人事にSNSを見られる。周りの進捗をSNSで確認しながら牽制し合う。 本作でも描かれている通り、「ほんとうにたいせつなことは、ツイッターにもフェイスブックにもメールにも、どこにも書かない。」のに、就活の不安から縋らずにはいられない。 数日前まで行っていた就活で、毎日のように自分が何者かを考えていました。 ESで、テストで、面接で落とされ、点数化されない「不合格」の文字は、私の人生そのものを否定しているようでした。 選考に進めない、内定がもらえない、持ち駒が減っていく。友人の「どうでもいいところの内定はあるんだけど」の一言は、無い内定の私の心をぺしゃんこに潰すようでした。 SNSはおろか、口から出る言葉にさえ真実はありません。 どんなに長い付き合いの友人も、自分が一番いい就活をして、多く内定をもらい、いい企業に入った優越感を感じたいあまりに自分を裏切ります。 就活に、味方も、正解もありません。 内定を受けた今だからこそ、あれほどつらかった就活中より自分がわかりません。 何がしたいのか、どう働きたいのか、どんな人生を歩むのか、ますますわからなくなりました。 本書は、自身のカッコ悪さを改めて感じさせ、不安は私だけのものでは無いと静かでささやかな安堵を覚えさせてくれるのでした。 夢は必ず叶う。努力は裏切らない。そんなハッピーエンドを描くファンタジーより、本書は私を勇気付けてくれました。 | ||||
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傑作だ。 朝井リョウという作家を正直、敬遠していた。 何故だろうか。 年齢が近いせい? 若くして才能が認められているせい? 何年か前、本屋で出たばかりの桐島〜をそっと閉じてこの作家の本は読めないなと思った。 その時には言葉に表せなかった感情、それはこの本に「答え」が書いてあった。 若いころ、誰しもが自分は特別な「何か」になれると思っている。 でも、そうではないことを認めざるを得なくなる時がくる。 「何者」にもなれない自分を認めることは恐怖だ。 そんな自分を受け入れたら、自分が自分でいられないかもしれないからだ。 朝井はそんな中でもがく若者を突き放しも寄り添いもせず、ただ淡々と描こうとする。 誰よりも「何者」かになれると思っていて、誰よりも「何者」かになろうとしている者を嘲笑していた男が「何者」にもなれないありのままの自分を受け入れた瞬間の哀しさ。 「あー、これだったんだ」とあの本屋での記憶がよみがえった。 ちなみに、就活中の学生は読まないほうがいいだろう。就活には役に立たないばかりかドーーーンと落ち込むことうけあい。 | ||||
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時事ネタだから、文庫本になる前に読んでおけばよかった。 SNSがtwitterでインスタが全く出てこないしね。 地の文で他人を分析する書き方は個人的には好きじゃない。 分析力は素晴らしい、直木賞に値します。 そして内容もサスペンス的で直木賞っぽいです。 彼は芥川賞は取れないでしょうね。 桐島も読もうとも思ったけど、映画がよかったらにしよう。 今後は、小説の主題に惹かれたら、単行本を買う感じにしようと思います。 就活生には、石田衣良の「シューカツ」の方がオススメです。 「何者」は就活の黒い面しか描かれてないので。 | ||||
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SNSを通して、就職活動の季節の中での意見交換を通して、作者は、それぞれの登場人物の個性と立場とを浮き彫りにします。 もっとも浮き彫りにすること自体が、小説の筋をこしらえた意図の中心にはないでしょう。 就職活動中の若者たちの間の関係性が、ポリフォニックに意味を明滅する光と化す・・・これは壮麗な肖像画ではなく、群像の素描なのかも知れません。 すでに私の世代では話さない類のコトバが台詞にあります。 従って、ここで描かれたキャラクターと時代を共有してはいないのかも知れません。 でも、きっと同年代の若い読者には、何かを言い当ててもらったような、自分があるいは周囲の人間が何者であるのかを理解する際のある道筋を提案されたような気がするのかも知れません。 よい作品でした。 | ||||
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各々の登場人物を、現実の世界の『何者』かと照らし合わせて、彼らを納得してしまったならば、 貴方は、「拓人」と同じ自己肯定感に浸っていることにお気づきだろうか。 特に、貴方の周りの人間の中で、「拓人」なる人物を探したのではないか。 つまり、自分を彼らとは一定の間隔を置いた「観察者」としての行動特性を示してしまうのである。 一方、自分自身を「拓人」、あるいは、その他の登場人物と見ることができたならば、貴方はすでに『何者』かになる(=自分と向き合う)ための口火を切ったといえる。 | ||||
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この作家さん、素晴らしいですね。 よくある思春期小説かと 思いきや、出来れば目を背けたままにしておきたい人間の心理に 真正面から向き合う姿勢に感動を覚えました。 綿谷さんの蹴りたい 背中に似たものを感じましたが、彼女の作品には無い、暖かさが 彼の作品には溢れている気がします。 他の作品も読んでみます。 | ||||
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デビュー作『桐島・・・』』以来、朝井さんの本を久しぶりに読んだ。結論から書くと、つまらない。無論、デビュー作より書き方は巧くなっている。しかし、朝井さんはエンタテイメント小説の作家として、肝心のストーリーテラーとしての資質を完全に欠いている。 それに時流にのったスマートフォンやインターネットのネタを満載するのはよくない。こういうものは日進月歩、すごいスピードで変化してしまうので、後年読んだ読者にとって、「スマホ?何のこと?」となってしまう事はほぼ間違い無い。 出版業界は冷徹だ。人気が無くなればすぐに見捨てられる。それにデビューする年齢が早すぎた。これでは才能の枯渇も早いだろう。30代中盤になってからデビューするのが一番いい。ただし、それでは話題性が無いのでここまで本は売れなかったと思うが・・・。 | ||||
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年が近いからか、リズミカルでとても面白く感じました!!!!! | ||||
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SNSの麻薬性を鮮明に書かれている。 大学生でTwitterをされたことのある方は必読。 | ||||
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あーおもしろかった!終盤につれてどんどんと体温が上がっていくのを感じた。 序盤はツイッターの文章と現代、過去の時系列がよく分からなくなったりしてたのだが、それは伏線であり読み切るころにはすべてがすっきりと収まってしまった。 就活、SNSを物語の軸として人間関係を描いたのはすごいと思った。 主人公と自分は似ているなあ、と感じた。努力している人を笑い、かっこばかりつけて泥にまみれられない自分のちっぽけなプライドを守ろうとしているところなんかとくにそう。 この物語のほとんどは主人公の人間観察による一人称で書かれており、それがのちの展開へとつながる。 隆良や理香みたいなタイプは私もあまり得意ではない。けど、勝手にその人にレッテルを貼って、それ以上見ようとしないのはもっと悪い。結局、自分自身のことが一番見えていないのだ。 P299〜はぜんぶ自分自身に言われているように感じた。 想像力。人を決め付けず、その行動・言葉・表情にあらわれる全てを受け止めていきたい。 そして、何者にもなれない自分をまずは認めていきたい。 | ||||
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