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何者
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何者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全389件 101~120 6/20ページ
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私が就活をしていたのは5、6年前ですが、読み進めながら当時の記憶(主に苦い)がふつふつと蘇ってきました。 登場人物それぞれ、「あーいたなあこんな人、私もこんなんだったなあ...」という感じで、作中に出てくる各人のツイッター文面がまたリアルです。登場人物達のピリピリした空気感に過去の自分を思い出しつつ...物語に引き込まれました。物語終盤は自分の想像と違った切り口で意外でした。 これからシューカツするという方は一読していただきたい作品です。 | ||||
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読み始めは、やたら回りくどい情景・心情描写にちょっと面倒くささを感じたけれど、主人公の性質が分かって来ると気にならなくなった。 最後の最後は、そう来たか、と。ものすごく突飛な発想ではないのに、何故かそう来る事を想定せずに読んでいた。 解説にあったように、安全な俯瞰者の位置で物語を眺めて来た読者の私が突然、主人公と一緒に糾弾されるあの感覚。思わず唸ってしまった。 就活とSNS、と、いつの時代の大学生も抱えて来たセンチメンタルと葛藤。今の大学生は私の頃よりもっと大変だ。 | ||||
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自分にも主人公のような面がある。でもそれは物語ラストの展開になるまで気づかされる事はなかった。 | ||||
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「何者」かになりたい、漠然とした頭の中にいる凄い自分。皆と自分は違うという心の表層に浮き沈みする感情。 気づきたくない自分に気づかされる一冊でした。 登場人物達の抱く言動や感情が、読み進めていくうちに、小さなトゲのように心に違和感として刺さっていく。 その答えは、ラストに一気に読者も含めて主人公に突きつけられる。 登場人物の嫌なところとか、当てはまるところもあったりで、なんか人生振り返ってしまいますね。 痛い奴のままがむしゃらに生きるしかないですね。 頑張ってみようって思えるとてもいい一冊でした。 | ||||
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就活が始まる前に読むことをお勧めします。 この本を読むことでなんとなくわかるはずです。就活というものが | ||||
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たくさん心に響いたメッセージはあったが、特に、格好悪くてもがむしゃらに自分をさらけ出すことの大切さを改めて感じさせられた。 「十点でも二十点でもいいから、自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと、点数さえつかないんだから。これから目指すことをきれいな言葉でアピールするんじゃなくて、これまでやってきたことをみんなに見てもらいなよ。自分とは違う場所を見てる誰かの目線の先に、自分の中のものを置かなきゃ。何度も言うよ。そうでもしないともう、見てもらえないんだよ、私たちは。百点になるまで何かを煮詰めてそれを表現したって、あなたのことをあなたと同じように見ている人はもういないんだって」 | ||||
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本を読み終えた。が、何も面白さを感じなかった。作者特有の心情表現でいっぱいの本。肝心の展開やオチは何もない。よくこんな本が評価されるな、と思う。問題提起や読者へのメッセージではない、作者のネガティブな感情を振りまいているようにしか見えない。 | ||||
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就活を経験してきたので 共感できるところがたくさんあった。 たとえば、ほかの人を批判的に見たり ほかの人の内定を心の底から喜べなかったり、、、 でも、この本を読んでそんな自分を客観的に見れた。ダサかった。 いやな汗があふれ出た。 プライドは大事だと思う。 プライドがなく弱い自分をへらへら笑っている。そんなのはカッコ悪い。 だけど、その奥にあるものが大事なのかな。 弱い自分を認め、良い自尊心をもち、泥臭く生きたい! | ||||
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私はこんな老害みたいなことは言いたくないのですが、システムの中で小さくまとまっている若者の話なんか要らない。 システムに疑問を持ち、システムに抵抗することこそ若者の特権であり、若い作家にはそれを書いてほしいし、そういうことを書ける人に直木賞をあげてほしい。 「新卒一斉採用は日本社会の諸悪の根源と言っても過言ではない悪習」 「新卒一斉採用を廃止せよ」 こういうことはね、当の若者が言ってくれないと盛り上がらないんです。 私や堀江貴文さんのようなおばさんやおじさんが言っててもカッコつかない(^_^;) | ||||
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みんなのいろいろな感情がわかって面白いかったし友達とは?と思わされました。 | ||||
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『何者』読了後にレビューを見にきましたが、☆1のレビューが付いていたことに驚きました。 「こんな面白い作品だったのに☆1かよ!?信じられない!」という驚きではなく「この作品の内容を知っていて☆1かよ!?すごい度胸だ!」という驚きです。 『何者』を読んでもなお、【何者】は現れるみたいです。 ◆ 就活生は勿論のこと、SNSを使う人にとっても、きっと何か考えさせられる作品です。「自分は何者なんだろう?」一度でもそう思ったことがある人に是非オススメしたい一冊です。 | ||||
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自分とも重なる部分があり読みながら色々と考えさせられました。 今まで読んだ数々の本の中でトップレベルでおもしろかったです。 | ||||
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まだ自分は就活やってないけど就活するときはこの本のこと思い出そうと思います また、SNSを使った話は初めて読むので新鮮でした とても面白かったです | ||||
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現在20歳前後の者です。 読み終わった後、なんとも言えない感情になりました。気持ち悪い、だがこの気持ち悪さがこの小説のすごいところだと思います。 物語に起伏がないという意見がありますが、そういうものを求めるなら朝井リョウは向いてないと思います。ミステリー小説でも読んでればいいんじゃないでしょうか、とにかくそれはお門違いです。 あるいは確かに年配の方には分かりづらいネタかも知れませんね。SNS世代だと特に面白く、リアリティが怖いほど感じられるかと。 若い世代は特に衝撃を受けると思います。自分は正直、この作者が大学在学中にデビューし、かなりの若さでこれを書いたことに衝撃とともに悔しさを覚えました。そんな1冊です。 | ||||
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本書は物語としては面白いしギョッともさせられるが、就活生が読むべき一冊とは言い難い。 学生の本分は勉学であり、勉学とは究極の観察だ。学外に稚拙な成果と行動力を求めるなら、 進学しなければ良いし、中退こそ花というものだ。 理系の感覚で言えば、15-18歳で職業を選択するのに比べて文系の21-23歳くらいで、 いまだ方向性がないのは、はなばた遅い。文系学部を潰して、職業訓練か専門学校化して 実践を多用した教育に転身すべきでは、という指摘もわからないでもない。 社会に出てしまえば、競争環境のないところで、ゆうゆうと仕事をすることもあれば、 暗黙のうちに談合関係を構築することだってある。接待攻勢で丸め込むみたいなこともないわけではない。 昨今は新技術により、いくつもの職業と企業が消えてなくなりつつあり、パフォーマンスがもっとも高くなる、 好きなことを仕事にしていくという発想力が、もっとも求められている(あるいは仕事を好きになるか)。 学外ばかりを問う採用時の質問の異常さ、大学で勉強しない日本風土、入社後の人材流動性の低さ、 そして新技術の台頭、景気回復による売り手市場への変容や働き方改革までをも、 本書は織り込めないし、織り込んでいるわけではない。 学外の活動については、留学とか、バイト、サークル、部活での役職など、既に画一化しており、 ハードルが上がっただけで、個性的とはいいがたく拘束時間が増えて息苦しさが増しただけだ。 昨今では問題児やADHDな人こそ、最高の才能であるとすらいう人もいる。 つまり精々10時間程度の採用試験では人の将来まで判断できないのだ。 来た順番に採用して、結果を見て、ダメなヤツはどんどん切っていくのが正しいのかもしれない。 大学の4年間をそういう時間にしてしまえば、何かが変わると思う。 採用の現場からいうと、それっぽい理由で採用するのは、責任が問われないようにする採用者側の都合の話である。 直木賞を受賞したのは、就活制度を言い当てたからではなく、その波間に漂う学生の心情を見事にえぐり出したからに 相違なく、無意味だと気付きながら、学生カーストもしくはヒエラルキーに最適化しそこなった者達への突き刺すような 共感がそこにあったからだろう。同調圧力に同調しない、それが「騙されない社会人」になることです。 主人公よ、気に病む必要はないよ。 | ||||
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朝井リョウさんの作品は、全く説明がありません。なので、すべて説明してもらわないとわからない人には向かないかと思います。「それで?結局何が言いたかったの?」となります。 この物語は、「解釈はそちらでどーぞ!」というかんじで、恐らく読む側の心情で受け取り方が変わるでしょう。就活真っ只中の学生には「もっと謙虚に生きなければ!」など。 私には桐島〜と同じように「カッコ悪くても好きなことやってるやつが結局1番幸せ」と受け取りました。烏丸が1番かっこいい。 | ||||
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友人に勧められて読み始めた。 就職活動の物語(最終的にそう感じた。)だったので、今の若者達はこんな感じなのだろうという感覚になっていった。 一方で自分はあまり就職活動はそれ程、熱を入れずにやっていたので、その事そのものが新鮮だったのと同時に、若者感覚として、主要登場人物達の心情に共感を覚えながら読み進めていった。 最初は主人公に対して「なるほど、こういう感覚はあるよな~」と思いながら読んでいたが、徐々に明らかに主人公にとって嫌悪感を感じさせる二人に関しても「いや、これは分かるんじゃないか。こういう感覚もありなんじゃないか。」と思うようになっていった。 それは、自分が就職活動から10年も経過している事、また専門職という特殊性をもって社会へ出た事、そして何より良くも悪くも大人として生きてきてしまった自分を振り返っている(主人公が嫌悪感を抱いている二人の考え方にしたたかさがある事に対して、それが必要だと感じている事が。)からだと思った。 また、主人公と主要登場人物の1人である女性との今後に期待を寄せながら読み進めた結果、主人公が彼女のある一言で、彼女に対して怯んでしまったと感じた事が(は、そんな事でどうした?普通だろ、それ。俺なら口説くけどな。・・・のような感覚)少し拍子抜けした気持ちになってしまったが・・・ その答えは終盤で明らかにされる。 SNSを通じて自己を表現出来る時代。主人公の中の魔物が、そこで生きている。 おそらく、私と同じように就職活動からある程度時間が経っている人たちにとっては、SNS上で自分の中の魔物を表現するという感覚は何となく理解出来るのではないか。いや、きっとやってきたのではないかと思う。 問題はそれをタイトルの如く「何者」か分からなく、あるいは自分自身も分からなくなってしまいたい、自分じゃないもののように表現出来てしまっている事だと思う。 文末に間接者が主人公が、傍観者から当事者になる瞬間がくると表現しているが、まさにそこからがたけなわ。 主要登場人物の女性の一人が「立っていられない。」と表現する。それが今の若者を描写していると思う。(就職活動時に自分はそこまで感じた事がないので。むしろ、今のほうがその感覚はある。) 自分の中の魔物に気づき、どう表現できるか・・・という事ではないか。 | ||||
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内容は良かったです。速読で読んだんですがね。朝井リョウさんの本は初めてでしたから、又、Amazonさんに頼むかもね。 | ||||
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若者にありがちな勘違い、虚栄心をえぐりだされたようで、つらくなった。よく考えられた小説ですね! | ||||
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久しぶりの読書で直木賞受賞作のこの本を読んだ。 現代の若者らしいメタ視点に立つことの痛々しさを教えてくれる。 作中の彼等と同い年くらいの私にとっては、とても痛く辛い物語だった。 朝井リョウさんの書く物語をいくつか読んだことがあるが、時に説教臭く感じることがあった。 そして、ラジオなどでは道化になりながら確信をつき、作者としては素直であり、必死である。 そんな朝井リョウの中の人を分割したような話だった。 まさに朝井リョウそのものであると感じました。 傑作です。 | ||||
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