■スポンサードリンク
何者
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
何者の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.95pt |
■スポンサードリンク
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全389件 21~40 2/20ページ
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
前半部分。 主人公のキャラクターが、またか、、、と思わせる。 つまり、小説の中の”私”というやつは、常に内気で傍観者でそれを普通に思っているヤツばりじゃないかと・・。 それがとにかく鼻について仕方がない。 主体的に動いたり、ピエロを演じたり、度を超えるのは常に周囲の人間で、安全圏から心優しい風に演じているだけ。 壊れろ、壊れろ、と念じ続けて読み進めて行くと、ちゃんと作者はオチを用意してくれていた。 まずその突っ込み方が秀逸で心響くものがある。 あと、若い人がこれだけ密に関わるのは素敵だと思う。 みんなこんなふうに嫉妬したり励ましたり、心ぶちまけたりしてます? 20代で何者になんかなれるわけない。 あがいてあがいてあがいて・・・。 その繰り返し。 お釈迦さんだって、キリストさんだってほぼ30歳まで修行してたじゃん。 何やったっていいよ。 黒歴史、いっぱい作ろう! “他者”ってやっぱりいいなあ。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
直木賞受賞作だからきっと面白いに違いないと期待してましたが、私にはさっぱり理解できませんでした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
就職活動真っ只中の学生たちの葛藤をギュッとしたストーリー。 その時期を過ぎていら人なら、「あぁ、こんなことあったな」とか「こんなこと言う人いたわ」と思い出すと同時に、かつての自分にも思い当たる節があって読み終わった時に今の自分がどのくらい当時と変わっているのか。とか変わらず成長してないなぁ泣。という感情が溢れてくる。 タイトルがどこで落ちてくるのか。というのは気になって読んだけど、登場人物のキャラクターや背景が把握できてきたところから落ちてくる感じになっていて爽快感があった。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
軽く読める。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
連作ではなく、一つの長編として、一つのテーマに取り組む姿は素晴らしいと思います。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
何者の主人公は一人だけ。その主人公の一人称視点で最後まで話が進む。 主人公は大学生で人間観察が得意。他人の機微によく気がつく男の子で、何者はその主人公を含め5人の就活模様がえがかれている。 私が就活したのは数年前なので序盤は懐かしみながら読んでいたのですが、 中盤からはより主人公の心情に寄り添いながら読んでいました。 きっと就活した人もそうでない人も多くの人が主人公の心情に共感できると思います。 そして、終盤は人間関係に変化が起こり、ある種のドキドキとともに物語が幕を閉じます。 この話は就活を軸に話が進みますが、核にあるのは就活生同士の人間関係です。 よーいドンで一斉にスタートし隣の位置が分かるレースの中で余裕が失われていき、言葉の端々にポロッと本音が出てしまうのもとても共感できます。 でもそれは主人公の一人称視点で見ていたからこそであり、それはすなわち自分は自分の思考の外側を見ることが出来ないということなのだと気付きました。 嫌なやつだと思っていた登場人物が最後にキーになるとは思っておらず、その仕掛けによってそのような気付きを得ることができました。 大人になると思ってもいないようなことでも、その場で望まれていそうなことをなんとなく口にすることがあると思います。でもやっぱり頭を使って自分が本当に思っていることを口にするようにしたいと思います。とても面白い作品でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
とても本の状態もよくて自分に合った内容でした。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
別になんの衝撃も受けませんでした。 これ大学行ったことのある人しかわかんないんじゃない? | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
よもや最後の最後でそうくるとは。 そうやって大人になるのか。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
5人の就活生の日々が描かれた作品。 演劇に熱中し、親友との仲違いでそこから離れてしまった主人公。バンド活動から卒業したルームシェアの相手、留学経験のあるその元カノ、元カノの友人と彼女の同棲相手が登場人物だ。 なかなか上手くいかない就活に焦りを感じる一過性の仲間たち。主人公は懸命に足掻く彼、彼女らの、何故?、の理由を見つめていく。 本作品は、SNSのツイートが効果的に使われていて、クライマックスの、嫉妬などの暗い感情が暴露されていく様は、居た堪れなくなってしまった。ちょっとしたサプライズが良い。 ”何者”であるか、は自分自身にとっても痛いところを突く問いとだと気づかされてしまったよ。 【直木賞】 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
めっちゃ考えられさせられた。 今の情報時代を生きる若者に読んで欲しい。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
途中からの展開が面白くて一気読みしました。誰でもあるよね、表と裏の顔。Twitterで複数アカウントを持ってる人が多いのも、裏の顔(本音)を吐き出したくて、誰かに聞いて欲しいのだと思う。読後、なぜ人はありのままの自分を出せないのだろうかと考えました。人からよく見られたい、人より秀でていたい。と思う気持ちがありながらも、理想と現実のギャップに落ち込み自信をなくす。人間が社会的動物であるゆえ仕方のない特徴なのかなと思うと、これも一つの愛すべき性質じゃないかと思いました。 そして年齢は関係ありません。就活をとうの昔に終えた私も、いまだ同じことで悩んだりしてます。 だから就活生たち、あまり悩むことなく頑張って欲しいです! | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
ドラマチックな展開はないのにグイグイ引き込まれる。登場人物達の姿が活き活きと描かれる。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
俗っぽくて、想像力のかけらもない表現しかできないけど、これって現代版「青春残酷物語」なんだ ろうなと思う。自分が正しいと思うやり方で、自分の好きなことをやってきた学生たち。やがて、 彼らが直面するのが「就活」。就活を機に、「何者」かになろうとする、あるいは自分は「何者」なんだと気付く。仲のいいはずの仲間たちの内定を妬み、自分は小立派な観察者として批判することで 「何者」かになったと思い込む。友人だから、相手を慮って本音を言わないと思っていたら、ラストの 凄まじいまでの堂々たる友人批判。最後に一気に盛り上がる、ある意味今までのすべての会話の 謎解きをするがごとき推理小説の解説的終盤。お互い相手に指を突きつけながら、生き様を やり込める。これって多くの人にとってあまり経験のないことだろうなと思う。就活という人生の 大きなハードルを跨ごうとするときに、気づかされる自分が「何者」であるかということ。残酷だよな、と 思って読了した。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
まさに自分が就活のタイミングに出版された本で、時代背景がリアルで没入した。 何のためのSNSなのか、就活なのか、 Twitterを通して自分の根っこの部分に気づかせてもらえる小説。 今の世代の子たちは純粋に発信したいという気持ちでSNSを使っている人や、心が求める仕事をする傾向が増えてはいると感じる。 ただ、その一方でそうなりたいと思っているけどその自分になる方法が分からないという人もいると思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
自分の心の内側にある自己顕示欲や承認欲求がSNSによって初偏しやすくなった現代をうまく描いていて面白かった。 誰もが一度は思ったことのあるようなネガティブな感情が綴られていてドキッとするし、自分の行動や発言には気をつけようと思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
すごく好きな本でした。 何者かになりたいという渇望のようなものとそれに付随する自己顕示欲、でも本当は何者にもなれないのかもしれないと薄々気付いている焦燥。 就活をする大学生を通し、自分という存在そのものを揺るがすその大問題を描くストーリーですが、かつては主に若者特有のものであることが多かったこういった感情はSNSが普及したことにより年齢に関係ない問題になっていると感じていて、正に現代の小説だと思いました。 いわゆる一般的な、こういう人いるよね、と頷いてしまうステレオタイプのようなキャラクターが複数出てきますが、それだけで終わらずその裏側も含めて描写されていて深い人間理解と厚みを感じました。 あと物事を表現したり説明したりするために用いる例えがめちゃくちゃ上手でパチッとはまる感じが気持ち良く、比喩表現って言葉遊びみたいに技巧に振りすぎてて邪魔くさく感じることもあるけどそういったところも全くなくて好き! 感情移入の方向を巧みに利用したちゃぶ台返しも見事で大変良かったです。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
感動や想像外の展開はほぼありません。 でも、確かな教訓を得ることができます。 私は心にグサッと刺さる言葉がいくつもありました。自分を何かから守るため、背伸びして観察者でいたのかもしれません。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
人生の帰路と大袈裟に捉えてしまう学生の心をうまく表現していると思った。 | ||||
| ||||
|
| ||||
| ||||
---|---|---|---|---|
全体を通してあまり刺激がない作品だった。導入部分の話が私にとってはかなり長く途中で飽きてしまいそうだったが、後半は前半の伏線が見事に回収されていて大変良かった。勝手ながら想像していた作品とは少し違かったことが残念でした。 | ||||
| ||||
|
■スポンサードリンク
|
|
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!