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何者



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【この小説が収録されている参考書籍】
何者
何者 (新潮文庫)

何者の評価: 3.95/5点 レビュー 389件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全389件 281~300 15/20ページ
No.109:
(3pt)

弱者殺しの返し刃

この作品には人間、誰もが持っているだろう醜い本質を現代に絡めて鋭く描き出した作品です。文体は読者に合わせてなのか難しくない言葉選びで読みやすく仕上げられています。
作品として、よく完成されていると思います。
その割に批判の多いこと多いこと、何故なのか。
それは恐らく一番痛いタブーに切り込んだからです。
アマゾンやYouTubeでよくある、表現者に対して見る方が評価し書き込んでいく図式、素人対素人ならまだ分かるのですが、特に成功者に対しても一般人からの上から目線の批評がとても目立ちます。
一般人側から見ていても何様なのかと思うような惨たらしい書き込みも散見されるのですが、この作品はそういった人間に対する矜持になっています。
上から目線で説教された、などと書かれる方がいるのはそういった理由からです。いわゆる批評する側と批評される側の立場が何故か批評する側が異常に上、という歪な構図に対して切り込んだが為の批判になっています。元来精神の弱い方、精神的に疾患のある、そういう自覚のある方は読まない方が良いでしょう、その方が幸せです。

個人的には、この作品を直木賞に選んではいけなかったと思います。確かに題材、人間模様の描き方などとても秀逸ですが、コレを書いてしまったら弱者側たる人間はどうすれば良いのか。
これを消化できる人間は強い人か、もしくは賢ぶらない誠実な人です。
自分のような賢ぶった、虚勢を張った弱い人間は、この作品を鋭く振られた、瑞月や殺されるのみ。成功者たる作者の方にここまでされて、正直死にたくなりました。
成功者からの弱者に対するイジメ、そういう図式にしか思えませんでした。その辺りの感情から評価1にしたいと思いましたが、作品としては間違いなく傑作です。評価1をつけた方は、負け犬の遠吠え、この言葉がぴったり当てはまります、そういう残酷な物語だと思いました。
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No.108:
(1pt)

内容以前に文章が稚拙。

話題作りに担ぎ上げられた堀田あけみ、綿矢りさ、ピース又吉を彷彿とさせる作品。 絶滅寸前の純文学、保守的な文壇、芥川賞・直木賞の不透明な選考過程が垣間見え、読んでいて実に不愉快だった。
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No.107:
(5pt)

大変面白く、大変ずるい。

この作品ずるいですよね。 途中までは、面白いけどそこまでじゃないんですよ。 読み終わったらそれこそ「何者」かになったつもりで辛口のレビューでもしてやろう、って思うんですよ。 途中まで、は。 で、あのラストです。 「お前のことだよ」 そう言われている気がしました。 主人公は登場人物の誰でもなく、自分でした。 最後にちょっとだけネタバレですが ラストのあの場においてもなお「検索しようとしたのは自分じゃなく光太郎だよ」ってさらっと嘘はつけなかったものかな~、なんて考えて、直後に自分のイタさに情けなくなりました。
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No.106:
(4pt)

リアル感満載

主人公の表と裏の感情が実にリアルに描かれており、面白かったです。 読む度に自分にも似てるところが多く感じられ、惹きつけられました。
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No.105:
(5pt)

文句なしの星5!

ラストに近づくにつれて、息をするのも忘れるくらいに夢中になって読みました。 本当にリアル。
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No.104:
(1pt)

朝井リョウが一番の「何者」

「何者」かになりたいけど、就活を通して、「何者」にもなれないことを自覚する話。
それだけの内容だった。
読み終わっても何も残らない。感動や、共感なんて求めて買ったらダメです。
さらに忘れちゃいけないのは、この小説を書いたのが、一流大学を卒業して、一流企業に就職し、
さらにはこの小説で直木賞まで受賞してしまった朝井リョウ先生だということ。
この酷評レビューだって、朝井先生はおそらく、「何者にもなれてない観察者がなんか言ってるよ」くらいにしか思わないでしょう。
読了後に唯一残った感情がありました。不快感です。
桐島を読んだ時はガッカリ感でしたが、何者は不快感。
いやー、時間と金の無駄だった。
こんな小説で、直木賞を受賞しちゃうんだから、朝井リョウが一番「何者」って感じです。
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No.103:
(4pt)

胸が痛む…(※ネタバレあり感想です)

新卒1年目の社会人です。 もうすぐ2年目になろうとしているなか、 読了。 素直に言うと、就活してた時期に読まなくて本当によかった!笑 最後の最後の畳み掛けには本当に心えぐられました。 拓人と同じだ…と 里香に言われたことがそのまま 自分に響いてきました… その時にはもう就活などという テーマはどうでもよくなってました。 でも拓人の気持ちがすごくわかる 僕みたいな人間からすると、 拓人も報われてほしいと思う。 最後の面接が結果はどうあれ、 何かが変わるための一歩になってほしいです。
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No.102:
(4pt)

これを読んだ50代の両親が、今の若者に同情した

朝井リョウは今の20代の若手作家の中では一番うまいと思います。
そこで上手な作家に飢えている本好きの両親に、朝井リョウを薦めて見ました。
そしたら両親がたまたま最初に読んだ朝井リョウの作品が本作でした。
私は当時未読でしたが、
「お前たち若者はこんなに就活に苦しめられていたんだ。」
「Twitterは恐ろしい。こんなものをずっとしてる人生は辛いよ。」
「今の若者は辛いんだね。今の若者の気持ちが初めてわかった。お前も辛いかもしれんが頑張れ。」
と両親が今の若者に同情しまくりでした。そこで、何があったんだと本作を読むことにしました。
以下私の感想。
わかるよ、すっごいわかる!
めっちゃ共感できるよ!
就活しんどいし人間関係ぎすぎすするよね。
自意識とか承認欲求とか不安に振り回されて、痛い気持ちになったよね。
Twitterめんどいけどしちゃうし頼るよね。
意識高い系も2ちゃんねらー的批判野郎も、一皮剥けばか弱い自分と一緒だよね。
とりあえず、今の若者を理解したい年配の方は本作を読めばいいよね。
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No.101:
(3pt)

まさに「新世代文学」

これから大学に進学する立場として読んでみて感じたのは、就活は何かと大変だなという感想と不安と恐れという感情

特に印象に残ったのは登場人物の光太郎
どちらかと言うと自分は拓人のような人間であり、拓人に同情できる場面の方が圧倒的に多かった。

作品としての感想は文学というより、
ただ就活という壁にぶち当たる大学生の日常を物語にしているだけで
文自体も展開が急に飛んで、読みにくい場面も多々あり。まあ自分の読解力がないだけかもwww
ただ、TwitterやFacebookというツールを利用して話を進めたり、就職難という現代の問題を上手く取り上げている点は
著者の凄みだと思った。

あと、桐島面白いのかな?
是非、読んでみたい
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No.100:
(5pt)

何者?

就活の話だとは知らずにタイトルに惹かれて購入しました。 私自身来年は就活をするので、決まるまでの悶々とした日々をリアルに表現していて周りとの駆け引きというか人間の黒い所にスポットを当てて書かれていてたところが良かった。
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4101269319
No.99:
(5pt)

地味だけど、読まずにはいられない

直木賞の選考委員が返り血を浴びるように、と書いたがまさにそういう感じ。 全然、ダイナミックな話じゃないけど、感情移入してしまった。 きっと主人公のメンタリティと私の心が非常に似ているからだろうか。 何でもない素材をこういうエンタメとして仕上げる能力には脱帽。
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No.98:
(1pt)

つまらない

薄くて、軽い。 普通の青春小説。 読んで損した。 これが本当に直木賞? 若い作者というだけじゃ、とても買えない。 題材からガラッと変えていかないといけないんじゃないか。
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No.97:
(3pt)

終盤が良いですね。

序盤、中盤までは何か飄々とした軽い文体に軽い登場人物、そこに深い人物描写や際立った展開など皆無で、感情移入など勿論できず、とても退屈な作品だな〜と読み進めました。 何だこの駄作は、これが直木賞受賞作かい?と訝しんでいましたが、、 終盤、主要登場人物である二人の女の子達が「何者でもない男の子達二人」を論破、捻り潰していく様が、現代の「ユトリ&草食男子」を象徴している感じがして、ちょっと爽快でした。 なので平均点の星3つ、ってところです。
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4101269319
No.96:
(4pt)

自分は結局何者でもないということを受け入れた主人公のお話(だと解釈した)

この方の本は初めて読みます。
この主人公が就活を通して思っていること、そしてその周りの友人と、先輩たちのお話がメインです。
オチは、ないと言っていいんじゃないかな?なんともいえない余韻だけが残ります。

主人公の「正体」?が最後明かされますが、結構彼の価値観?というか考え方が自分に似ていてひやっとしました。
私は就活のとき、SNS等のものをまったく使っていませんでしたが、使っていたらこうなっていたかもしれない、とは思いました。
就活のお話なので、まぁ、主人公や周りの人たちが就活で苦労する話なんですけれども、結局のところ、
就活がうまく?いこうがいきまいがそれが自分なんだ、ということを彼が自覚するお話なんだと思います。
気障に言うなら自分を受け入れるお話なんでしょう。。。おそらく。

「何者でもない」自分を受け入れられない主人公が、悪あがきするお話、と言ってしまえば身も蓋もありませんが、
自分は特別なんだと思いたい、という気持ちはとてもよくわかりましたし覚えがあります(苦笑)
「え、なにそれ子供の発想みたい」と言われてしまえばそこまでなんですが。。

ただ、自分が何者でもない自分を受け入れる、というのは結構勇気がいることだと思います。。個人の経験からして。。
その点では最後のあの終わり方は、希望が残されているように感じられました。もちろんそれは誰かのためではなく
結局誰のためにもならない答えの見つけ方ではありますが、
彼は、それまでやってきた自分のこともすべて受け入れる気持ちになったのだろうと思います。良い意味でも悪い意味でも。
私―も個人的感想を言えば現在進行形で悩んでる?最中なので、同情するなぁという思いから★は多めにつけました。
たぶんこういうのを乗り越えるのが大人になるということなのかもしれない、とふと思いました。

文章自体は、比喩等はわかりやすかったです。ただ、主人公の思っていることと地の文がイコールに近い感じではあったので、
そこは少し読みにくかったのと、個人的には文章のテンポ?がやや引っかかるかなという感じです。。
ラノベばかり読んでいるせいかもしれませんが。。

作者さんのことを詳しく存じませんが、たぶんいろいろ人の言動を深読みされる方なのかな、と思いました(苦笑)
ただきっとそうでなくては、小説など書いたりできないんでしょうけれど

読み返したいとは思えないですが(苦笑)読んでよかったです。
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4101269319
No.95:
(5pt)

何者になることでしか自分を保てない主人公

就活生ではなくても、誰もが多かれ少なかれ自分以外の他者の言動を
否定しなくては自分を保てない、自分を肯定できないという経験は
あるのではないでしょうか。
主人公の心情に正直思い当たるところが多かったので。。とても感情移入してしまいました。

表面上はクールに装って、自分ができないことを他人が情熱のままに行動する様子(時にはそれが
痛いと思われても)を否定する事でしか自分を肯定できない主人公の心情の揺れと
周りの就活生の仲間達もこんなタイプいるなぁと思わせる描き方がリアル感があって秀逸でした。

社会に出れば、時が流れれば、自分の気持ちが付いて行かなくとも、卒業、入学、受験生、就活生という
括りに自動的に入れられ名前がつけられるという事はなくなり、そこからは自分で自分に括りをつけて
やっていくしかないというような主人公の同居人の言葉が、常日頃自分が感じている事だったのでとても共感できました。

就活生ならずとも、誰にでも共感できる作品であると思います。
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No.94:
(1pt)

読み進めるのが困難

文章が幼稚で頭の中を滑り落ちていく、誰がしゃべっているのか、誰がその行為をしているのか、理解することも困難を極める
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4101269319
No.93:
(2pt)

雑誌のコラムを読んで、感動し購入したが・・・

就職活動の大変さは、自分の子供をみて痛感している。 そんな家族を知っているからこそ、読んでみたいと思ったが・・・。 なかなか感情移入できす、「コラム」として紹介されていた内容の方が感動するのは、この小説の構成のせいなのか?読み疲れてしまうため、通常の時間よりかなり時間を要した。 他の小説はどうなのだろうか?・・・・・・・
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No.92:
(4pt)

落ち込む

虚無感が凄いです。 いつも見ないフリをしていた自分の嫌な部分を、様々な角度から鏡で見せられた感じがします。 就活はさも恐ろしいものなのでしょうか。 追い詰められていく彼らを見ていると、就活による自殺も理解できるような気がします。 なぜ、働き口を探すだけなのに、こんなに苦しい思いをしなければならないのでしょうか。 身の程、分相応、嫌な言葉だなぁ…
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No.91:
(4pt)

自分は拓人だった

薦められて読みました。 この本に大学1年生で出会えて良かったと思います。 途中までは自分の大学の先輩を見てるような感覚でスラスラと読みましたが、中盤くらいから登場人物の言葉に心を動かされているのがわかりました。 それでもまだ大したことないものでした。 しかし、最後に主人公の拓人が説教をうけるところは読んでて辛かったです。 自分ほまさに拓人のような人間だから。 湧いてくる何かを堪えながら最後まで読みきりました。
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4101269319
No.90:
(3pt)

朝井氏には珍しく「一応の切り」が付いてる…という印象

他著よりは「切り」「まとめ」がついている感じがあるので、読後の落ち着きはいつもより悪くない。
総括して、「今時の就活は大変だね~」と思うと共に、「今時の人は己の分際わきまえないから決まらないんじゃない?」とも思ったりして。
ひと昔前は「この大学なら〇〇レベル」って判断はおのずとついて、身の丈に合わない志望ってのはしてなかった気がする。100社落ちようと、誰もが名を知ってる大企業を、いわゆる3流大学の単位落としそうな学生が幾ら受けてもそら受かる筈ないよ、と。
それで「100社落とされました」って肩落としてる学生さんは「身の程知らず」なんだろうなあ。
また、ひと昔前は「早く大人になりたい」人間が多かったと思う。「子供」には規制があって、「大人」には自由があったから。けど、今時の子供は規制されず、自由を享受しているからこそ「いつまでも学生でいたい」という人が多くなるんだろう、等々と色々考える所がありました。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319

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