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何者



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【この小説が収録されている参考書籍】
何者
何者 (新潮文庫)

何者の評価: 3.95/5点 レビュー 389件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.95pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全279件 1~20 1/14ページ
No.279:
(4pt)

リアルな就活生の姿

大学生時代に就活したことのある人なら皆共感できると思います!!!
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
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No.278:
(5pt)

天才でしょ

表現が全て詩的で、美しく上品な空気が漂う。その瞬間に感覚ごと入り込めて、天才じゃなかろうかと思った。
なのにテーマは泥臭く、ある意味えぐくて、「つら‥」という感想が出てきてしまった。
美しく瞬間を切り取れる人が抱える光と闇ということだろう。
乗り越えていく様はかっこよかった。
次作も読もうと思います。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
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No.277:
(5pt)

心理学的に興味深い

心理学的なペルソナやシャーデンフロイデ、哲学的なルサンチマンを良く表現出来ている作品だと感じた。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
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No.276:
(5pt)

考えさせられる

自分と重なるところがある
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
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No.275:
(5pt)

最後にハッとさせられた

タイトルを聞いたことがある!という理由で読み始めました。
 就活がテーマだったので気難しい内容が続くのかと思いましたが、サラッと読めました!
物語の所々で主人公の心の声が書かれているのですが、それに対して、うんうん!と共感してしまいました。
登場人物が何名か出てきますが、私の性格は主人公に似てる気がしました。少し光太郎っぽさもあるかもですが、、、
 読み進めてるうちに、主人公に対して感情移入してしまう人ほど、終盤でドキッとさせられるんじゃないでしょうか
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No.274:
(5pt)

裏垢を直視し自分と向き合うことができるか

サブタイトルは「裏垢」といえる。
伏線回収とうまくマッチしていた。
裏垢がバレる恐怖感がリアルで迫真性に富む。
ただし、裏垢でもここまで特定可能なほど具体的にこき下ろさないだろう。
私なら鍵垢にするか、匿名掲示板に抽象化して書く。

仮面をかぶった内側でひそかに毒づいた本音を直視した先に
主人公の成長が感じ取れる結末となっており、読後感はカタルシスを感じた。
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No.273:
(5pt)

あまりにもリアル

私は東日本大震災の次の年に大学に入学しました。ちょうどこの本の時系列と重なります。

就活の様子、SNS の扱いがあまりにもリアルで、こんな正直に書いてしまっていいのだろうか?と恥ずかしく感じました。意識が高い子、意識が高い子を冷めた目で見る周りの視線、まさにこんな感じでした。

衝撃のラストをこれからも心に刻んでおきます。
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No.272:
(5pt)

何者というタイトルに惹かれて

序盤では、ピンと来なかった『何者』というタイトルが、物語が進むに連れて、纏わりつくように具現化して、今よりもう少し若輩だった頃の自分自身に読ませてやりたいと感じた作品でした。
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No.271:
(5pt)

良い本です。

面白かったです。
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No.270:
(5pt)

人の心の裏側を巧みに表現

面白かったです。人の心のダークな部分を巧みに表現していたと思います。
また若者特有のモラトリアムな感じが上手に表現されており、懐かしく感じました。
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No.269:
(4pt)

SNS世代の若者の人間関係の築き方とその陥穽がリアル。

私は定年退職目前の教員である。就職活動した経験もないし、SNSも基本利用していない。が、この小説はとても面白く、若い作者だけに、リアリティを強く感じた。

  SNS世代の若者の人間関係の築き方、そしてその陥穽がリアルに描かれている。登場人物の中で唯一SNSを使わない先輩の存在感が大きく、言動に説得力を感じられたのが、若者のSNS疲れを感じさせ、示唆的であった。だけど、彼らがSNSを手放す事はないのだろう。

  直木賞受賞も納得の面白い作品であった。
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No.268:
(5pt)

引き込まれた

売り手市場と言われた1991年入社の私とは無縁の話で、ニュースの特集で耳にする話として、序盤は無感情のまま読み進めたものの、どんどん引き込まれていった。
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4101269319
No.267:
(5pt)

ぶん殴ってくれてありがとう 大人も読める

私も主人公と少し似ている部分があったからか、登場人物達をどこか上空から俯瞰して見ていました。

面白いように格好悪い就活生を見て、気持ちよく揶揄してくれる主人公と手を繋げたようでした。

後半からのどんでん返しで、筆者が伝えたい事
『お前はどうだ?』というシンプルなメッセージに抉られ、考えさせられ、まんまと筆者の思い通りになっていた読者だったことに気がついたのと同時に、反省しました。

変に冷めていて、中途半端な賢さを持ち合わせていて、格好悪くなれない主人公は私のようでした。

大人になって、なんでも知ったふうな気がして、感謝を忘れて、当たり前だと鷹を括っている私のような大人にも響きます

格好悪いって、格好良いですね。
私も何者にもなれない平々凡々を先の先まで極めた者ですが、弱くて何者にもなれないと卑屈でなく地に足つけて考えました。
やさしい気持ちにさせてくれてありがとう
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.266:
(4pt)

みんな、がんばれ。俺も、がんばる。

レビューでこんな大学生いないとか40代以上にしかウケてないという批判があったけど、それはあまりに的外れだと思う。

現に自分は少し下ではあるもの読んだ時にはすさまじくリアルだと感じ、どこの地域でも同じようなことが起きているのだとこの本で知った。 10年代の初めに書かれているので、その当時のTwitterや就活生の雰囲気はかなり正確に掴んでいるはずだ。
メールアドレスでTwitterバレは確かに発行時点でも古い話にはなっていたが、それをのぞけば
2013年頃の大学生を知るものとしてすぐれた史料になりえる。ただ他の方の指摘にあるようにちょこっとツール名を変えるなどして矛盾が生じている。2018年くらいまではギリなんとかなったかもしれないが
コロナ流行による就活変化、リアルなSNSはインスタに取って代わられた事実もあり、内容的にも今の就活生と相容れないので、いさぎよく諦めて当時史料になるべき。情報量も多く、空気感も的確。そういう意味では「なんとなく,クリスタル」をはるかに超えるだろう。

なかなか内定が出ない時に友達が内定した時の空気感とか、〇〇商社 ブラックとか検索するの、もうめちゃくちゃあるあるでしたよ。
まあSNSに関しては使うツールもそのツール内の流行も発行後にめまぐるしく変わっているので、思いっきりリアルだと思える世代はおそらく1988-1994生まれくらいでしょうか?
かなり限られているでしょうね。

Twitterのアカウント名が「コータロー‼︎」とか、今、光太郎がZ世代ならそんな名前つけないけど、ゆとり世代の話としては、そんな時代もあったんだよという感じですね。
1番あるあるwってなったのは理香さんのTwitterのプロフですね。美⭐︎レディ大学笑笑
なんかそういう謎の活動やってる人いたんですよ。今でいう意識高い系のゆとり版かなと。

文章は詩的なものがなくちょっとレベルの高いラノベのような感じです。後半ガツンとやるために退屈な日常の描写が続きますが、

しかし見事です。何が見事ってタカヨシのうざさや理香さんの性格の悪さ、理香の光太郎みたいなタイプとの接し方…がすごい!
なんか大学生同士でも絶対に恋愛とかないです、異性としてみてないですっていう、どこかギスギスとした関係性が伝わってくるよね。

「10点でも20点でもいいから、自分の中から出しなよ。そうしないと、点数さえつかないんだから。」
「過程を見て褒めてくれる人は、もういないんだって。」これでガツンとやられましたね…。
あーー大人になるってこうなんだって思いました。

「カッコ悪いままあがくことができてる人」ギンジを認められないの、わかるなあ…。
にのみやたくと@劇団なんとか これの痛々しさギュッとなります笑

光太郎が出版業界に入るのも、ありえないことではないと自分は思いました。
器用で人気者だけど、光太郎の人生に足りないものをその子は持っている、と彼は思っているのでしょう。もうあんな人には出会えないというのが、学生時代で美化されてるのと相まって追いかけてもおかしくないです。光太郎は実際なんにもなりたいものがなく意外と空っぽですし。その点ではタクトのほうが野望というか、なんかありますよね。
あとなんだかんだで瑞月と付き合ってるし。でもやっぱ忘れられない!ってなってるし。
なので、絶対にそんな奴いないってのも的外れだと思いました。

女性二人にガツンと言われて何も言い返せない男性陣。
リカさんの容赦ない猛攻撃にちょっと反論するものの全く敵わず
やめろ。もうやめてくれ。とライフが0になってるタクトの情けなさ、それでもカッコ悪く前を向いて就活で滑ってるタクト、がんばれ。
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4101269319
No.265:
(4pt)

読んだ直後はあまり面白かったと思えなかったが今じわじわと心に残った場面が

もう随分前に読んだ本でその時はふ~ん、という感じでレビューを書こうとも思っていなかった。
なのに、なぜか最近になって、良い本だったなと思い出し、特に多くの若者に読んでほしいと思うようになり、レビューを書こうと思い立った。

前半は退屈だったが、後半で瑞月さんの独白は圧巻で心に残った。はるか昔に大学を卒業して、そのころどういう気持ちで就活したのか忘れていたが、あの頃の自分はまだまだ大人ではなかったんだなと改めて思った。当時の私にはあんな覚悟はできていなかった。

わたしたちはもう、たったひとり。
自分だけで、自分の人生を見つめなきゃいけない。
一緒に線路の先を見てくれる人はもう、いなくなったんだよ。
進路を考えてくれる学校の先生だっていないし、私たちを産んでくれたときの両親に近い年齢になってる。もう育ててもらうなんて考え方ではいられない。

そう、大人になるってそういうことなんだよね。
子どもの頃はいつも早く大人になりたい、大人に指示されたり、叱られたりしないで、好きなようにしたい、好きなように時間を使いたいと思っていたけど、実は子どもでいる方がずっと楽なんだよね。だから大人になり切れない人たちが引きこもりになったりするのだろう。
普通の大人として自立して生きていくって実はかなり大変なこと、そのスタートが就活であり、たとえスムーズに就職先が決まったからといって、その後もずっとスムーズにいく人生などありえないのだから。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.264:
(5pt)

最後は女性が物申す!

前半部分。
主人公のキャラクターが、またか、、、と思わせる。
つまり、小説の中の”私”というやつは、常に内気で傍観者でそれを普通に思っているヤツばりじゃないかと・・。
それがとにかく鼻について仕方がない。
主体的に動いたり、ピエロを演じたり、度を超えるのは常に周囲の人間で、安全圏から心優しい風に演じているだけ。
壊れろ、壊れろ、と念じ続けて読み進めて行くと、ちゃんと作者はオチを用意してくれていた。
まずその突っ込み方が秀逸で心響くものがある。

あと、若い人がこれだけ密に関わるのは素敵だと思う。
みんなこんなふうに嫉妬したり励ましたり、心ぶちまけたりしてます?
20代で何者になんかなれるわけない。
あがいてあがいてあがいて・・・。
その繰り返し。
お釈迦さんだって、キリストさんだってほぼ30歳まで修行してたじゃん。

何やったっていいよ。
黒歴史、いっぱい作ろう!
“他者”ってやっぱりいいなあ。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.263:
(4pt)

何者かになりたい人と何者かになることを諦めた人へ

就職活動真っ只中の学生たちの葛藤をギュッとしたストーリー。
その時期を過ぎていら人なら、「あぁ、こんなことあったな」とか「こんなこと言う人いたわ」と思い出すと同時に、かつての自分にも思い当たる節があって読み終わった時に今の自分がどのくらい当時と変わっているのか。とか変わらず成長してないなぁ泣。という感情が溢れてくる。
タイトルがどこで落ちてくるのか。というのは気になって読んだけど、登場人物のキャラクターや背景が把握できてきたところから落ちてくる感じになっていて爽快感があった。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.262:
(5pt)

よい

軽く読める。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.261:
(5pt)

桐島よりもこちらが好きです

連作ではなく、一つの長編として、一つのテーマに取り組む姿は素晴らしいと思います。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319
No.260:
(5pt)

自分のことは自分が一番分かっているようで自分自身は自分からは見えない

何者の主人公は一人だけ。その主人公の一人称視点で最後まで話が進む。
主人公は大学生で人間観察が得意。他人の機微によく気がつく男の子で、何者はその主人公を含め5人の就活模様がえがかれている。

私が就活したのは数年前なので序盤は懐かしみながら読んでいたのですが、 中盤からはより主人公の心情に寄り添いながら読んでいました。
きっと就活した人もそうでない人も多くの人が主人公の心情に共感できると思います。
そして、終盤は人間関係に変化が起こり、ある種のドキドキとともに物語が幕を閉じます。
この話は就活を軸に話が進みますが、核にあるのは就活生同士の人間関係です。
よーいドンで一斉にスタートし隣の位置が分かるレースの中で余裕が失われていき、言葉の端々にポロッと本音が出てしまうのもとても共感できます。
でもそれは主人公の一人称視点で見ていたからこそであり、それはすなわち自分は自分の思考の外側を見ることが出来ないということなのだと気付きました。
嫌なやつだと思っていた登場人物が最後にキーになるとは思っておらず、その仕掛けによってそのような気付きを得ることができました。

大人になると思ってもいないようなことでも、その場で望まれていそうなことをなんとなく口にすることがあると思います。でもやっぱり頭を使って自分が本当に思っていることを口にするようにしたいと思います。とても面白い作品でした。
何者 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:何者 (新潮文庫)より
4101269319

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