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証言拒否 リンカーン弁護士
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証言拒否 リンカーン弁護士の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.23pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全26件 21~26 2/2ページ
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エコー・パーク以降、ちょっと面白くなくなってきたように感じていたコナリー。久々に気に入りました。ハリウッド映画を意識したかのような最近の作風からいい意味で外れた作品です。スティーヴ・マルティニに匹敵するような本格法廷ミステリーでお勧めします。 | ||||
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たくさんの素晴らしいレビューがありますね。 でも、わたしにも、ちょっといわせてください。 コナリー、うまい。はずしません。 シリーズの最初のころは、素寒貧でプライドだけ高いまだ売れないピン芸人みたいなハラーでしたが なんだかすっかりえらくなっちゃいました。 運転手やら、捜査員やら、仲間を抱え、チームのボスになってます! ちょっとややこしい家族問題ふくめて、ひとくせもふたくせもあるキャラたちの ドラマチックな発言・行動も、読みどころのひとつです。 今回、彼の依頼人になるのは 「お金に困り、自分の住んでいる家を差し押さえられそうになっている」女性。 職業は教師で、小さなこどもをかかえています。 日本だと、こういう場合「悪いやつに騙されて危ない仕事に堕ちる」話とか、 「ひきこもる」とか「夜逃げする」とか「ホラーになる」とか なんだかそういう湿っぽい感じの展開が頭にうかびますが さすが訴訟大国アメリカ。 彼女は、なんと「抗議し」さらに「銀行を訴える」のです! そのために、ハラーをやといます。 「貸し付け」や「差し押さえ」の手続きが違法だったと言い張って、戦おうというのです。 このヒロイン?の強烈でワガママな感じの造詣に、まず圧倒されます。 敵側、つまり検察官も、まったくあなどれない素敵な女性です! ボッシュ刑事もチラッと友情出演(?)します。 円熟のコナリー劇場、お見逃しなく。 どなたかかいておられましたが、 もしも初コナリーなら、できれば、シリーズ最初から順番にお読みになることを おすすめします。 | ||||
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ボッシュシリーズがいまいちになってしまった、コナリー様。 それでも、私は、新刊が出たらすかさず購入し、なにもかもほっぽり出して、まず読みます。 リンカーン弁護士シリーズは、おもろいわ。 本作を読み終えてすぐに、 『リンカーン弁護士』『真鍮の評決』『判決破棄』、すべて読み返しました。 特に『真鍮・・・』に登場した、シャミ博士。 MITで化学工学の修士号を、 NYのジョン・ジェイ・カレッジで犯罪学の博士号を取得し、 「その博士号を手に入れるために二年間ケツを粉にして勉強しました。」と法廷で証言したシャミ様。 さらにハーバードで工学の学士をとり、バークリー音楽大学で学士号をとったという、 ファーストクラスの飛行機で呼ばれてスイートにお泊まりするすてきな証言者。私は大のお気に入りです。 その彼女が、なんと本作に再登場したのです。 これが今回私には一番の喜びでした。 ただし、『真鍮の・・・』の時ほど、切れ味とインパクトがないのが残念。 運転手のトリックは、どうしちゃったのかな、と、ちょっと寂しかったりもする。 本作の冒頭で、実在の「ヴォイチェホフスキー氏に捧げる」となっていて、あれ、亡くなったのかな、と これまた気になる。どんな人だったんだろう。 まあ、長年コナリーのファンをやっていると、みなさんそうだと思いますが、 細部が気になります。 そして、肝心の本作の中身は・・・・面白い。面白いです。 裁判部分がちょっとだらだらとした感もありますが、 4作セットで考えれば、極上のシリーズだと思います。 初めて読む方は4冊セットが超おすすめ!ぜひ! | ||||
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マイクル・コナリーの第23作目、リンカーン弁護士シリーズの第4作目にして、コナリー最長となる大作。ハードボイルド・リーガル・サスペンス小説。まだ、上巻。楽しみは下巻へと続く。 家を差し押さえられたシングル・マザーのリサ・トランメルに大手銀行副社長殺害の嫌疑が掛かる。無実を訴えるリサの依頼を受けたミッキー・ハラーは彼女の弁護に乗り出すが事件を巡り、渦巻く人間の欲望 今回、ハラーに対峙するのはハラーが一度も勝ったことのない辣腕検事。始まったばかりの法廷での攻防も興味深いが、ハラーを襲った暴漢の正体も気になる。 『ナイン・ドラゴンズ』で夢の共演を果たしたハリー・ボッシュも登場する。 | ||||
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ハードボイルド・リーガル・サスペンス小説の下巻。 読み応えのあるボリュームの上下巻。最後まで予断を許さぬ展開の面白さ。特に最終盤の展開は予想だにしなかった 息詰まる法廷での攻防。被告が罪を犯したのか否かは関係無く、無罪放免を勝ち取るためだけの闘いはアメリカらしいと言えばアメリカらしいのだが、日本人には馴染めない部分もある。 ハラーを襲った暴漢の正体が明らかになり、裁判は一進一退の混迷極める展開へと突き進む。さらには様々な人間たちの欲望が事実を歪め、それでもハラーは裁判での勝利を獲得するために闘い続ける。果たして、ハラーはリサ・トランメルの無実を勝ち取ることが出来るのかそして、その結末は マイクル・コナリーの第23作目、リンカーン弁護士シリーズの第4作目にして、コナリー最長となる大作。 現時点でマイクル・コナリーの未訳作品が5作控えているようで、お楽しみはまだまだ続きそうだ。 | ||||
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ストーリーは本作執筆時点(2011年)の時流に乗ってサブプライムローン問題に絡めた事件です。 コナリーのストーリテラーぶりは健在、テンポよく事件、調査、そして公判へと入っていきます。 ただ弁護士にとっても検察にとっても「決めて」に欠く裁判の流れの中で、どのような戦略で 裁判を闘っていくが主題ですが、その周りの複数の小さな事件が公判中の裁判と絡まって進んでいきます。 リンカーン弁護士も本作で4作目。アメリカの司法制度も大分理解できたとは言え、日本人にとっては アメリカの不可思議で馴染みのない裁判制度や慣習もあり、特に本作では裁判の流れの決め手となるある出来事が、 少なくとも私の知識では「なぜそれが重要なのか」「なぜこの結果に結びつくのか」が理解できませんでした。 訳者あとがきでもこの点は触れられておらず、この点だけは読了した今でもスッキリと私の中で落ちていません。 とは言え、小説としてはもう結末が気になって気になって、睡眠不足であり且つ仕事までもサボって読んでしまうこと間違いなし。 コナリーファンであればもう十二分に満足出来ることは保証します。 本書がコナリーの最高傑作かどうかはわかりませんが、 リンカーン弁護士シリーズの中では真鍮の評決と本作で私の中では双璧な面白さでした。 ただ初コナリー、初リンカーン弁護士であれば、リンカーン弁護士の第1作目か、 ボッシュシリーズを読まれることをお勧めします。 アマゾンプライムビデオの「BOSCH」シーズン2もすでにアメリカでは公開されたようで、 おそらく日本での公開は夏頃でしょうか?それまでにコナリー次作のボッシュシリーズ「The Drop」日本語訳版の 刊行を間に合わせたい、と訳者の古沢氏があとがきに記されています。 出版社、訳者様には是非とも実現して欲しいですが・・・・どうでしょうね。期待していますよ! | ||||
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