■スポンサードリンク


新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険の評価: 3.33/5点 レビュー 15件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.33pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

面白い

パロディとして読むと面白いが、主人公のワトソンが、ちょっと馬鹿っぽいのと、細部に時代考証間違いがあるのが興醒め。
新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険Amazon書評・レビュー:新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険より
4103252340
No.6:
(3pt)

正しきパスティーシュ

これはまあタイトルの勝利だと思う。面白そう、読みたい、という気にさせるタイトルである。しかしちょっと長いかなと思う。パスティーシュなのでシャーロキアンへの目配りは行き届いているのだが、ストーリーはせいぜい中編向きだ。

ひとつ気になる箇所があった。左足をけがしたワトソンが馬車で221Bに到着して降りるシーン(P187)。「右手が触れているドアを開いて、そろそろとステップの上に、無事な方の右足を載せた」とあるが、これは左側通行のイギリスではちょっとおかしいのではないか。

調べてみると、イギリスの左側通行の起源は中世にさかのぼるようで、すでにホームズの時代は左側通行だったろう。ではワトソンは歩道とは反対側に降りたのかと思ったら、「歩道の石が、まるで柔らかな物質に変わったようで、ぐにゃりと沈んだ」という表記がある。では馬車が右側駐車したのだろうか…。

と、どうでもいいことを云々するのは、まあホームズものの楽しみ方のひとつでもあるので、そういう意味でも正しきパスティーシュであることは間違いない。

【追記】 著者によるあとがきの中で『緋色の研究』の緋色に「ひしょく」とルビが打ってあるのはなぜだろう? 緋色は「ひいろ」ではなく「ひしょく」と読むのが正しい、という話など聞いたこともない。
新しい十五匹のネズミのフライ :ジョン・H・ワトソンの冒険Amazon書評・レビュー:新しい十五匹のネズミのフライ :ジョン・H・ワトソンの冒険より
4101033153
No.5:
(3pt)

新しい趣向が欲しかったけど・・・

シャーロキアンとはおかしな趣向の持ち主で、ホームズ物語を絶賛するだけでなくケチをつけるのも熱心である。あの話の展開はおかしい、とかあの事件の真犯人は別にいるとか。「赤毛組合」「まだらの紐」「バスカヴィル家の犬」・・・有名どころの事件をネタに「これが真相だ」の解釈は昔からある。そういう意味で島田氏の今回作、聞いたことがある解釈なので、とくに斬新とは感じなかった。ワトスンが主役級の活躍をする展開も、ホームズ著作の内幕も、既成の作品と大同小異。せっかくの長編作、どこかあっといわせる新趣向はないものか・・・。
あるとすれば脱獄方法を秘めているらしい題名にもなっている暗号だが、これも残念、なんだこのあっけなさはが正直な感想。英語の文章なんだからそこを考慮して解かねば、は盲点だったが。ひとつらなりの文章で、最初の単語はこういうふうに解く、あとの単語は別のやり方で解く、こういうのはフェアなんだろうか。
読む者の意表を突くだけがミステリーじゃない、ははぁ展開が読めたぞ、そら思った通りだ、も面白さのひとつではあろうが・・・。ほぼ予想どおりと読んできて、暗号解読で意表を突かれた。がっかりの意味で。
ワトスンのせっかくの大活躍、恋が実らなかった理由もそんなのありか。もうちょっとラストを盛り上げねば。
新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険Amazon書評・レビュー:新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険より
4103252340
No.4:
(3pt)

謎は魅力的と思うが・・・

メイントリックは実質一個だけ。幻想的でいい謎とは思うけど、全盛期の島田荘司なら短編集のレベル。リーダビリティの高い文章はぐいぐい読ませてくれるが、島田荘司を期待する者としては食い足りないなあ。
新しい十五匹のネズミのフライ :ジョン・H・ワトソンの冒険Amazon書評・レビュー:新しい十五匹のネズミのフライ :ジョン・H・ワトソンの冒険より
4101033153
No.3:
(3pt)

故意なんだろうけど・・・

愛の力はすごい!?
数メートル先のトイレに行くのにも松葉杖を使ってやっとのワトソンが。。。
愛する婦人を助けるためとはいえ、馬にのり駆けつけ、わずかな突起を使いフリークライミングでかべを数10メートルもよじのぼり。。。
???
ホームズ物にはこれぐらいの矛盾当たり前!という筆者一流のジョークであろうか?
(でも筆者の過去作はこの手の読者のつっこみを許さない作風だったので意外である。。。)
新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険Amazon書評・レビュー:新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険より
4103252340
No.2:
(3pt)

ホームズ情けなさ過ぎるぞ~。

題名だけで話をひっぱっているなあ。 最後まで読んでも、あっと驚くどんでん返しというほどではなかった。 ホ-ムズものとしてはやはり物足りない。 島田さんの文章って、とにかく本筋とは関係の無いところで、ダラダラしつこく描写しすぎなんですよね。 後から出てくる新事実の伏線か何かかと思っていても、結局は何も関係なかったりするんだもんなあ。 昔からこの人の文体は妙に素人くさかったが、年を重ねてさらに幼稚な文章になってきてがっかりです。 ワトソンの活躍自体は面白いが頭を使ってというより、体力勝負の冒険ですね。
新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険Amazon書評・レビュー:新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険より
4103252340
No.1:
(3pt)

かわいそうなワトソン

ホームズ譚、実はこうであったという小説です。 ホームズが実は真正の薬物中毒で、ワトソンが大変な目にあうことになります。 ドイルの元の話を巧みに取り入れて話が進みます。 赤毛組合の事件など、読んだことがある人にとっては、同じ話が続くのでやや飽きるところがあります。 しかし、その裏でとんでもないことが起こっているのですが。 59ページ6行目と343ページ9行目に「三日とあげず」と出ているのですが、三日とあけずではないかと調べたら、正解は「三日にあげず」でした。 知らなかったです。 上げず、と書くようです。 開けず、ではないのですね。         おそらく、初版より
新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険Amazon書評・レビュー:新しい十五匹のネズミのフライ: ジョン・H・ワトソンの冒険より
4103252340

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!