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スクラップ・アンド・ビルド
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スクラップ・アンド・ビルドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全190件 1~20 1/10ページ
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多くの人が持っているであろう浅ましさや不安と、最後にほんのり見せてくれる先行きへの希望の書き方が大好きです。 何度も読み返せるコミカルさと手軽さも、作品自体とマッチしているなと思います。 | ||||
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浅い。わざと浅く書いているのかもしれない。そのくらい浅い。深く書くより浅く書くほうが難しい。 介護もセックスも筋肉も親子関係も、全部が浅い。 作家が作品を追い越してるのは悲劇かもしれない。 | ||||
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感情移入しにくい主人公ではある。 何が老人にとっての優しさなのか、考えるきっかけになった。 | ||||
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物語りではあるが、他人事ではない介護の現実を描いた作品。 主人公の思いは凄絶ではあるが、介護に携わり疲弊している方達にとっては、本心でもあるかもしれない。 フィクションではあるが、綺麗事では済まされない現実を突きつける。 | ||||
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新品でなくても内容は一緒です。 | ||||
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物語の祖父と母がうちの祖母と母の関係にすごく似ていると思った。 実の娘なので、祖母に対する口調はかなりきつい。 すごくリアルでした。 私は感情移入できて、いい作品だと思った。 | ||||
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羽田圭介さんのファンなので楽しく読ませていただきました。 ちょっと難しいところもありますが。 でも購入して良かったです。 | ||||
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若さとは…老いとは…何か? 普遍の自然の摂理を、介護する人される人の対比で問う。 人はいつか必ずこの世をさるが、さり方は選べない。 できることがだんだんとなくなっていく、自分が失われていく中で、人としてどう最後を迎えるのがいいのか考えさせられた。 対して、成長期が終わり、何もしなければただ生きているだけの青年は、筋力と頭脳を鍛えることで、命を磨いていく。 ラストでは、老いながらもかつて若さを経験した祖父が、孫の幸せを願う…。 そうやって人間は命のバトンを繋いでいく。 | ||||
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主人公の母親が祖父に対して、何であのように辛くあたるのか分からない。とにかく母親の言葉が汚い。実の娘の対応として、やや現実離れしている。祖父は寝たきりになっているわけでもなく、まだそれほど世話の掛かるわけでもないのに。芥川賞受賞作にしてはやや軽い。 | ||||
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羽田圭介作品としては6年くらい前に単行本で読んだ『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』が面白く☆5つの高評価レビューをしたのですが、久しぶりに『コンテクスト・オブ・ザ・デッド』のAmazonレビューを見ると平均して☆3つと、それほど評価が高くないみたいですねえ。私は結構好きでしたが。 本作『スクラップ・アンド・ビルド』は言わずと知れた羽田圭介の出世作で、主人公健斗の考え方や行動がユニークで説得力があり、スムースな文体であっという間に読み終えます。 先日、川上未映子の『夏物語』を文庫で読んで感動したのですが、彼女は、芥川賞受賞作『乳と卵』をベースに新たに物語を構築し、見事な長編化に成功していましたが、今の羽田圭介なら、川上未映子の『夏物語』みたいに、本作のテーマをもっと膨らませて書くだろうなあ、との第一印象を持ちました。 もちろん芥川賞受賞を狙うならこの長さがベストなのですが。 「もうじいちゃんは死んだらいい」と口癖のように毎日繰り返す祖父に、あえて過剰な介護を行うことで、苦痛なき死への祖父の欲求にこたえようとする(体も頭も使わない能力は衰える、との考えのもと、至れり尽くせりの介護をして楽させることで、被介護者自身の自立を阻害する)、主人公健斗の考えは、健斗なりに祖父のことを真剣に考えての上での行動だ。 その逆説的行動は、健斗自身にも向いている。 腕立て伏せにスクワットの自重トレーニングとランニングにより、自身の肉体と精神に活力がみなぎる感覚にハマっていく健斗。自身の筋繊維を意識し徹底的に自らを追い詰めていく。 ジムで効率的に筋肉をつくるのではなく、あえて専用器具のない不自由さの中でのトレーニングにより困難に耐える精神精を自身の心身に刻み込む。 命が物のように扱われる映画DVDを観て、死への心的距離を減らす訓練に励む。 「使わない機能は衰える」の逆を行くため、一日三度の射精を自らに課す。 祖父を手伝おうとする姉に対しては「素人は引っ込んでろ!これだから目先の優しさを与えればいいとだけ考え気やすく手を差し伸べる人間は困る」と心の中で思う。 何も考えない優しさの姉と、苦痛なき死という欲求にこたえるべく過剰な介護を行う健斗の行動は、一見、行動結果は一緒に見えても、行動理念が全然違うのだ! といった具合。 面白いなあ。 | ||||
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オーディブルで聴きました。 「老い」と言うものを深く考えさせられる一冊でした。 おじいさんの本音や珍獣の正体が気になったけど、オーディブルだと繰り返されるお爺さんの「もう死にたか」のセリフが悲壮感よりもコミカルに響き、そのたびに「またかよ!」と1人ツッコんでました。 ラスト、いささか呆気なくもありその後がとても気になります。 じいちゃんの最後の言葉も良かったです。 | ||||
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『スクラップ・アンド・ビルド』を寝る前に一気読み。 高齢で「早う死にたい」とぼやく祖父。老人を弱らせて穏やかな死を手助けする主人公。 祖父がただ甘えているのか、かまってほしいだけなのか、実は杖なしで元気に歩けるのか等、全然読み取れない。一緒に生活する家族は、推測したり、コントロールしようとしたり、怒ったりするけど(だいたいネガティブな感情)、例え家族でも他人の心は絶対わからないし、コントロール出来ないよねって改めて思った。 「延命医療が発達した今の世では、したいことなどなにもできないがただ生き長らえている状態の中で、どのように死を迎えるべきかを自分で考えなければならなくなってしまった」とあるけど、年をとって元気だろうがなかろうが、やりたいことを見つけ続けていきたいと思う。 | ||||
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共感できないから物足りないのでしょうか。 読後に、今回の読書に使った時間の中身の濃さを考えた。 他の本でなくこの本を選んで良かったとは、どうしても思えなかった。 | ||||
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筋トレ文学を探していて、『我が友、スミス』に引き続き読んだのだが……同じ筋トレ小説でもえらい違いだ。 (序盤は)まぁ重っ苦しくて読むのが辛い。 とはいえ、流石現代純文学の旗手。澱のように心に現れるも言語化される前にすぐにあぶくになってしまうような、あるいは目を背けてなかったことにしてしまいがちな名状し難いいや〜な心理を、これでもかというくらいにズバズバと「言葉」で描き出していく。 それは他人に知られたくない自分の心の暗部を解剖されているようでひたすら痛みを伴うのだが、そこにはどこかマゾヒスティックな快楽もあり、だんだん読む手が止まらなくなってくる。 いやしかし、一番のマゾは羽田圭介本人か。こんなの親の前で絶対に読めねえよ。まぁ自己表現なんてもっぱらそんなもんだし、他にもとんでもない本たくさん書いてる人だけど……これは酷い(褒め言葉) そんなこんなで中盤にもなれば序盤の苦しさは嘘のように消えてなくなり、(内容は変わらずの地獄っぷりなのに)もう楽しくなっちゃってゲラゲラ笑いながらウキウキで読み切った。 まさに高負荷な筋トレの苦しみに耐えた後の多幸感とでも言うか。いや、倫理観と羞恥心がスクラップ・アンド・ビルドされたのだろう。 | ||||
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テンポが悪い。無駄な説明、形容詞、比喩が多い。 | ||||
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面白くないとか言ってるやついるけど、今更芥川賞に面白さを求めてるのがおかしい。それは置いといて、この物語はリアルで変態的で素直だった。適度なエロと愛と異質さがいい塩梅で混ざっていた。言葉遣いも見事だったし、読みやすかった。退屈になりそうな内容だけに短い物語にしてるのもいい選択だった。面白いものとして読むんじゃ無くて文学として読めば星5。 | ||||
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健斗と母の家に3年前から同居している87歳の祖父は口癖のように「早く死にたい」と言う。健斗は祖父に苦痛や恐怖心のない穏やかな死を迎えさせたいと真剣に考え、介護福祉業界で働いている親友の大輔に相談する。 「過剰な足し算の介護で被介護者の動きを奪うのが一番現実的で効果的、使わない機能は衰えるから。」という大輔の答えを健斗は祖父に対して実施していく。しかし、祖父は入浴中に溺れかかった時、必死に助けを求めた。健斗は助けると「ありがとう、健斗が助けてくれた」と穏やかな口調で言われ、「死にたい」といつも口にしている祖父の本心は「生きたい」という事なのではないかと思う。文章は軽いタッチで書かれていますが、人生をどのようなかたちで終わらせたら良いかを考えさせられてしまいました。 | ||||
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読書直後の感想は、え?これで終わりというものだった。唐突感はあり、また伏線らしきものも全く回収されることもなく終わっている。 但し、レビュー上位の方の解説を読むことで、あ、なるほどそういう見方をすれば確かにそうかもと思える。つまり、この小説はこの小説自体では完結しておらず、レビューも含めて理解する作品だということなのだろう。 で、そのレビューを読んだ後には、それなりにストーリーの整合は取れたが、それでも何か欠落しているように思う。ただそれが何かがハッキリ言えない。その意味で奥深い作品なのかもしれない。単に自分がそのレベルに到達できていないとか。 賞を取った作品とのことなので、より玄人向けの作品なのかと思われる。 | ||||
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簡単に説明すると、主人公が母親とともに祖父の介護をしていく話です。 結論は?と言いたくなるところはありますが、現代社会の納得できないような理不尽さ?をこの作品で表現しているのかな、、、と思いました。 読みやすくて、とてもリアル。 まるでそんな家族が目の前にいるのかと思うような、そんな作品です。 | ||||
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本のような内容はごく一部の人しか知り得ないだろうと思っていたことなのに作者はどこで老人のこのような姿に注目したのか。私も、 うんざりしていただけに共感を得て嬉しい。 ただ作者の意図が読み取れなかった。 | ||||
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