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スクラップ・アンド・ビルド
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スクラップ・アンド・ビルドの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.56pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全190件 41~60 3/10ページ
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介護日誌読んでるだけ 感情の起伏が何も起こらなかった 芥川賞とは何なのか | ||||
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自分の環境と主人公の家庭が同じような環境で、 主人公の気持ちや介護者の苛立ち、祖父の行動あるあるに共感しました。 主人公の「早く死なせてあげるための介護」という考えが斬新で、 考えてみると確かに合理的な考えだなーと思ってしまいました。 でも、母のようにイライラしながらも 「できることは自分でさせてあげる」介護も家族としてとても理解できる行動です。 日々心の片隅でモヤっと感じていることをズバッと言葉にしてくれて、読んでてすっきりしました。 あと、主人公の筋トレ描写を見てると無性に筋トレしたくなります。 介護していて負の感情に苛まれたとき 日々出来なくなることが増える祖父を見て悲しくなった時 この小説の文章をふと思い出します。 介護をテーマにした小説で こんなドライな視点で描かれた物語を初めて読んだので 忘れ難い読書体験となりました。 | ||||
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知人に勧められて読ませていただいたのですが……。この題名はどういう意味なんですか? 横文字苦手でして。 内容に特にわかりにくい箇所はないし、大変読みやすかったです。題名のせいで面白さが半減して、残念です。 | ||||
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ある目的をもって祖父を介護する主人公と母。 主人公は、目的のためには優しくしてはいけない、と心で唱えて、祖父に辛く当たる。 それを「ニヒリストの母に似て」と自己分析するところがあるが、この祖父は母の父なのだということを忘れてはならない。 つまり、この祖父と母は、ある目的のために結託している、としたらどう読み解けるだろう? その目的が、無職で就職活動も上手くいってない、治験に参加して金を稼いで体も壊し始めている28歳の主人公をリビルドすること、だとしたら。 その視点で読むと、祖父と母という二人のニヒリストの試みは成功したといえる。 主人公が徹底して行ったニヒルな介護活動など、祖父の手の平で踊っていたに過ぎないとすら思えてくる。 若手ニヒリスト v.s. 老獪なニヒリスト、という視点でも読んでみてほしい。 | ||||
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深いテーマみたいなのは、正直わかりませんでしたが(タイトルのスクラップ・アンド・ビルドが全てかもしれませんが…)とにかく読みやすくて、筋トレしたくなる内容でした! | ||||
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主人公の祖父と彼女の卑屈さにどきっとさせられました。身に覚えがあります。 | ||||
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老いをひけ目にして簡単に死を口にする祖父と、やたら筋トレに励み惰性でセックスと転職活動をする孫を中心にそれぞれの立場でいまを生きる二人の話。介護と若者という話は今の日本を語るうえで主要な要素ではあると思うけどあまりにも淡々と話が進み、よく言えばリアルな描写だけど個人的には起承転結のない平凡なストーリーだと感じたし退屈だった。 | ||||
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介護の問題を視点を変えた見方から、軽いタッチで書かれていて、読みやすく、けれど、これまで誰もハッキリ言わなかった真実を、さらりと表現していて、小気味良い作品でした。手厚い介護が、ある面、寝たきり薬浸けの老人を増加させていると、反面では解っていても、では、現実に老いていく人、親、自分自身をどうすれば良いのか? 最善の方法は、直面する者が其々に考え、思い、切り抜けて行くより他になく、それは正に、破壊と再構築の日々で、結局、生きていくことは、介護だけではなく、どんな人の毎日もその繰り返しなのだ。 | ||||
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芥川賞ということで、小難しいかもと思い敬遠していましたが、読んでみるとものすごく面白かったです。 長崎弁で「死にたか」と訴え続ける祖父と、祖父の言葉を「真実」と受け止めて安楽死させようとする孝行孫。 主人公である孫は祖父に入れ込むあまり、自分の彼女や自分自身、そしてクリントイーストウッドまで祖父と比較してそれらの価値を測ろうとします。 そして、死につつある祖父と自分を比較する中で、主人公の肉体改造がエスカレートしていく。。。 物語は3人称で語られますが、主人公の視点に非常に近いところから語るため、世界全体が歪んだように見えます。 そして、その中で、主人公が思い込んでいる祖父の「真実」と、実際の祖父とのズレ(祖父の狡さ?)が、妙にコミカルな感じで浮かび上がってきます。標準語で祖父を罵倒する主人公の母と、弱々しくふるまう祖父のやり取りなど、本当に面白かった。 スクラップアンドビルドという題名は、もしかしたらマルクスの創造的破壊かな、とも思ったのですが、どうなのでしょう。 主人公が自分自身を破壊し、作り直し、就活をする、という流れと、死に向かいつつある祖父、という対比は、ある種の資本主義の寓話かな、とも思ったのですが。。 ま、そんなことは関係なく、、この歪んだ視点から語られるコメディ、秀逸だと思います。 | ||||
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取り上げているテーマはおもしろいですが、内容はそれほどはおもしろくなかったです。 | ||||
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ひたすら低俗でニヒルな感じです。またそれが重くなく、サラッとしてて心地がよいです。 終盤、ハッとさせられます。 泥臭い生命力というものを感じました。 あー、おもしろかった。 | ||||
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芥川賞受賞作なんですが、本当にこんなのでいいんですか? 私には単なる介護日記にしか思えないんですが。 そりゃ、文章はテンポがあって上手いですよ。でもねえ・・・。果たしてこの作品の先に、日本文学の可能性とその地平は開けているのでしょうか? | ||||
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老人の描写が見事で面白いです。 「こんなお年寄り、いるいる」と思いながら読み進めました。 若い主人公のやりきれなさも、よく伝わってきます。 読みやすい、楽しみながら読める一冊です。 | ||||
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芥川賞受賞で作者を知り、手に取る。祖父と孫の「生きる」ということへの感覚の違い。現代の先進医療で「生かされる」ということ。不自由な老人に安易に手を課すことは、逆に苦しみながら死ぬことに近づけているということ。この事実は少し考えれば想像はつくが、活字にして読んでみると改めて考えさせられる。何でもかんでもバリアフリーではいけないということだ。そして生きていくものは筋繊維を壊して繋げるのだ。 | ||||
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最初の数ページの入り込めなさと 最後のもっと読みたい、ずっと読みたい この気持ちの差たるや。 この落差は人を好きになるときに似てます。 とにかく、観察したものを的確に文字にする 表現力の秀逸さ。 好きになったら止まりませんでした。 祖父との日常、それを横目で観察してる主人公の 心の言葉と外側の行動の違い。 本当に久しぶりに「生活」小説で楽しい、終わって 欲しくないと思う1冊でした。 | ||||
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コレで文学賞?なんか、肩透かし。黒冷水を読んでから、続け様に読んだが、物足りない。 | ||||
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面白おかしく書かれてはいないのに、あるあるすぎて、笑ってしまいました。 この本を通して我が家の介護も客観的に見れた気がします。なんだかスッキリ。 本を読まない母にも読ませたら、やっぱりクスクス笑ってました(*≧艸≦) 比較的軽めの、だからこそイライラする介護のど真ん中にある今、読んで良かった本です。 | ||||
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テーマがいまいち分からん この類いの作品にテーマが必要なのかどうかも分からないですけど | ||||
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現代の殺伐としたいやぁ~な感じを見事に描いていると思う。 主人公の様にはなりたくないなと思っても、どこか自分と似ていて嫌な気持ちになった。 直視したくな現実と向き合って乗り越えていくしか無いんだろうな。 | ||||
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芥川賞審査員は金でも握らされてるんじゃないか。この前に読んだコンビニ人間が良かっただけにどうしてこんなのが芥川賞?という気にならずにはいられない。「爺ちゃん」がいつ死ぬんだろうと思って待っていたが結局最後まで死ぬことはなかった。作者が言いたかったことは最後の言葉通り、自分は老人には免疫がある的なものだったのだろうか。 | ||||
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