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スクラップ・アンド・ビルド



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【この小説が収録されている参考書籍】
スクラップ・アンド・ビルド

スクラップ・アンド・ビルドの評価: 3.56/5点 レビュー 190件。 Eランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.56pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全190件 121~140 7/10ページ
No.70:
(3pt)

嫌いじゃない。

芥川賞作家としてテレビで何度も拝見する中で、どんな作品をお書きになるのだろうと思い購入し、読み終えました。 先に黒冷水を読んでいましたが、私は黒冷水の方が好きです。 想像するに、きっと文藝賞を取られてからかなり色んな事を勉強というか取材なさったんだと思います。 簡単な表現というより、少し聞きなれない言葉があって(私が無知なだけかもしれませんが) 伝えたい事を汲み取るのに時間がかかった様に思います。 でも、ユーモラスに介護をしている人間を書いているところや、筋トレや性欲の話は自身を投影してたら…と思うと笑えました。 次回作にも期待します。
スクラップ・アンド・ビルドAmazon書評・レビュー:スクラップ・アンド・ビルドより
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No.69:
(5pt)

買って損なし

面白かったです。 テレビで羽田さんが、本を買ってくださいと 宣伝していらっしゃるのは、言葉には出さないけれど、損はさせないだけの力作です、という自信があるからこそだと、思いました。 お祖父さんの様子が面白くて、不謹慎かな?思いながら、何度もニンマリし、最後は思わず涙しそうになりました。  色あせない名作です。 10年後。 20年後、自分が年齢を重ねていった時に 再読したいです。  たくさんの方に読んで頂きたい。 芥川賞の選考者の方も、きっとそう思わはったんやろなあ。
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No.68:
(5pt)

上手いなあ

わかりやすい言葉を上手く使って、「今時の若者」の姿を借りながら人間の心に潜むエゴだとか虚栄だとか弱さだとかを見事に描いている。 芥川賞を同時受賞した『花火』よりも、私はこの『スクラップ・アンド・ビルド』のほうがおもしろかった。 それにしても祖父の惚けは本当だったのだろうか? ちりばめられた伏線をあえて回収しきらずに物語を終えているあたり、ミステリーにような不気味さと不思議さも感じさせられた。 秀逸な小説だと思います。
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No.67:
(2pt)

つまらなかった

作者はあまり頭が良くないのかなと思いました。 この作品を選考した方達も??です。 か
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No.66:
(2pt)

一言で言えば

軽い。 意味のある軽さではなくて無意味な軽さである。 軽薄と言ってしまっていいかもしれない。 軽薄なら軽薄なりに、驚きぐらいは与えてほしいものだがそれもなし。 言ってしまえば、ありきたりということ。 タイトルに経済用語でも使われるような言葉を選ぶっていうのも、どうもね。 まぁ、少しは読ませるところもあったから★二つ
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No.65:
(1pt)

ははは・・・。

遅ればせながら、読了。 同居祖父の願いに応えるべく、世話に励む孫。 ひ弱な面を同居人には見せるが、実は元気な祖父。 こんな内容ですかね、まったくつまらん。
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No.64:
(2pt)

期待ハズレ

大した出来事も起こらず、プロローグのまま終わってしまった様な印象です。 羽田さんは、黒冷水がとても良かったので、期待していましたが、残念です。 受賞したことで、本作が羽田さんの代表作になってしまうことも、むしろ気の毒です
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No.63:
(5pt)

読みやすい

人の物の感じ取り方の違いが、どこにでもありそうな日常生活のなかで、描かれていて不思議なんだけど、面白かった。
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No.62:
(4pt)

周到に仕掛けられた言葉の罠か、 煙に巻く小説家のユーモアか、

「今日は家におると?」

絶妙な長崎弁のセリフで物語は動き出す。

「早う死にたか」
毎日のようにぼやく祖父の願いをかなえてあげようと、
ともに暮らす孫の健斗は、ある計画を思いつく。

日々の筋トレ、転職活動。
肉体も生活も再構築中の青年の心の内は、衰えゆく生
の隣で次第に変化して。

うまいですね、

まるで古今亭志ん生の落語「品川心中」「黄金餅」を聴かされたような、
ちょっと残酷でなおかつ可笑しい人間の業をさりげなく語っている。

多くを語らない、

だから読者に老醜も見せないし悪臭も嗅がさない。
祖父も母も、健斗さえその人物像は語っていない。
しかし読者は知らないようでよく知っている。

スクラップアンドビルド、

周到に仕掛けられた言葉の罠か、
煙に巻く小説家のユーモアか、
スクラップアンドビルドなるほどと落語落ちで幕を閉じる。
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No.61:
(1pt)

好きなタイプの人じゃないなあ…

もはやビジネス上の理由のみで、無理やり半年ごとに受賞作を出してる、芥川賞の選考基準は、絶望的なレベルにまで下がってしまったので、又吉のブツともども、作品自体は殆ど論評する気になれません。
まあ、選んでる人たち自体が村上龍や山田詠美、島田雅彦といった、既にピークを過ぎ、村上春樹とは全く勝負にならなくなった、かつてのスター作家たちですが、もはや文藝春秋に迎合することでしか食えなくなった(?)彼らも、つくづく落ちたもんだと思わずにいられません。

それはともかく今回、何よりも気になるのは、本作を書いた羽田とかいう人の、受賞後の行き方。思うにこの人、どうやら石田衣良なんかと同タイプのようで、今後はむしろ、安手なタレント文化人として、小銭を稼ぎまくりたいという願望が見え見えです。
まあ、もともと大した文学的才能は持ち合わせてないでしょうから、そういう生き方でしか、経済的に潤えないとも言えましょうが、そんな羽田や石田のような物書きにも、安易に栄誉を与えてしまう芥川賞、直木賞自体も、もはや末期症状を呈していることは明らかですので、廃止した方がむしろ健全かと。
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No.60:
(1pt)

面白くもおかしもない。

はっきり言って作者の心の中の残酷なつぶやきをかき集めたものです。 ツイッター作家というべきでしょう。 この手の「つぶやき」作家にとって、ネットでかき集めた「知識」と自分の価値判断だけが絶対で、他者とのかかわりで深く自己反省したりすることはないようです。 もともとがつぶやきなので、誰かを感動させようとかいう情熱などありません。 クールといえばクールなのかもしれませんが、読後感は「面白くもおかしくもない」でした。
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No.59:
(1pt)

自己愛だけの駄作

他者への優しい眼差しがまったくないひどい文章でした。 感じられるのは異様なまでの自己愛の強さだけ。 読んでいて気分が悪くなりました。 老祖父や母親や恋人の表面的な醜さばかりが描かれ、実は作者の視点がいちばん醜く歪んでいると気づいていないようです。 自分だけは常に正しいという幼稚な人間性が透けて見える不快なものでした。 物語としてもオチがなく、又吉氏の人間愛とオチのある火花と同レベルとはどうしても思えない駄作でした。
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No.58:
(4pt)

なかなか面白い

リアルな内容ながら、笑える部分も散りばめられていて、とても読みやすい本でした。
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No.57:
(5pt)

復活したのは誰?新手の青春小説として読む魅力

芥川賞受賞時は興味なかったのだけれど、「アウト・デラックス」等での著者の野放図な語りが面白くて、遅れて購読。

ニートとしてまったりと暮らす主人公、後期高齢者として老いさらばえた祖父、実父を蛇蝎のごとく罵る娘の三人の他には、主人公の恋人と友人(介護士)という限定的な登場人物の中でストーリーは進む。
興味深いのは、主人公と母親の間の会話や関わりが殆ど描かれていない点。それと、福祉とか介護とか高齢化社会とかは設定として使われているだけに、そこに主題はないということ。単純な対立構図からは見えない主人公の生き方、祖父の生き方を読み解くことが本書の価値だろう。

読み終えて見れば、青春小説の王道を行くストーリーであるし、祖父殺しとマッチョ化のためのアプローチはビルドゥングス・ロマンの側面すら有している。
つまり、老いた祖父をスクラップにして挫折した自己のリビルドを目論んだ主人公が、結果して、挫折しニート&パラサイトの自分を精神的にも肉体的にもスクラップ(解体)して、本来の20代男子としての自立(リビルド)を果たしていくという読み方をすれば、同世代・同環境の方には心を寄せられるのではないだろうか?

他方で、同様に祖父にとってのスクラップ&ビルドは何か?という読み方も可能だろう。ヒントは、複数の子供の家を追われ、最後に罵られても追い出されない娘の家を選んでいる点。過去の自分の多くをスクラップして、まるで自分自体がスクラップ(廃人)のように見せながら、実はその擬態の中でしっかりと生きている男を残している。実にしたたかな老人の生にして性。このように本書は、描かれた描写をヒントに登場人物の生き方を読者自らがスクラップ&ビルドする楽しみもあるのではないだろうか。
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No.56:
(1pt)

芥川賞作品は難しい?

全く面白くないし、結末もよくわからないし、改めて芥川賞作品の難しさ?がわかったような気がします。 芥川賞作品はもう読みません。
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No.55:
(3pt)

純文学って何でしょう?

例えば芥川龍之介の作品はこれからも読み続けられていくと思う。
時代や流行とは一線を画した、普遍性があるから。
あの無駄のないストイックな文体。
かつ、解釈や読後感は読者によって様々に存在しうる、一編の詩のような作品。
そういったものが純文学であり、芥川賞の対象になると思っていました。

ところが、このスクラップアンドビルドは違います。
やたらカタカナが多いのが気になるのは、これらの名詞が今後何十年も残っているとは思えないから。
あまりに一過性のものに過ぎないのではないでしょうか。

やたら軽薄な主人公及びその周辺人物の会話。深みのない心理描写。

これらが現代の若者のリアルだ、という主張には大いに納得しますが、今の若者を表現するのも良いが、いつだって変わらない人間の本質といったものをもっと表現していてほしかった。
というか、芥川賞の選考委員にはそういう作品を選んでほしい。

批判的な感想になってしまいましたが、あくまで作者の表現スタイルの問題なので、こういった軽めの描写だって一つの表現方法としてはありだと思う。
何が言いたいかというと、この作品は僕が抱いている芥川賞に対するイメージに合わないなあというこで、批判すべきは選考委員になります。

まあ、こんなことは今に始まったことではないかと思いますが。
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No.54:
(4pt)

読みやすい作品でした。

芥川賞受賞ということで、読んでみました。 健斗の祖父の願いである「死」について、健斗が協力している作品です。 ももですが、オチが無かったような気もします。 最後には、祖父が変わっていく様子も、あまり書かれておらず最後は感動的な感じではありません。 芥川賞ということで、読んだ甲斐がありました。
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No.53:
(5pt)

長寿は嬉しくもあり、寂しくもある。

高齢化社会に於ける現実が、我が身の生活を振り返る時、家族の負担と子供たちの将来とが心配となり、「喜寿迎え、嬉しくもあり 寂しくもあり」本書を読みこんなことを感じました。
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No.52:
(2pt)

買わなくても良かったかな。

正直医学的な言葉を使うのであればもう少し勉強して使って欲しい。 これで芥川賞を受賞するようでは審査員も出版社も何を見ているのやらと感じる。 例えば広背筋も後背筋と書かれていますし、文脈的に整形外科の所が形成外科だったり、他にもホルモン等ももう少し調べれば間違いだと分かるようの事が多く正直読んでいるだけでストレスだった。 ただ、体の事や介護の事を何も知らない人達にとっては良い入り口になると思った。 何度も言うがこれが芥川賞受賞?と思えてならないのは私だけであろうか。 翌日ブックオフに持って行きました。
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No.51:
(2pt)

無理に芥川賞を選考しなくても良いのでは

「火花」にしろ、この「スクラップ・アンド・ビルド」にしろ、読んで心が揺さぶられることはなかった。 無理に芥川賞を選考する必要はないのではないか。 該当なしの年があっても良いのではないか。 この「スクラップ・アンド・ビルド」、介護を受ける老人の暗い境遇と介護者を心性を描いたのは分かるが、少しでも、希望を与える何かを描けなかったのか。 筆者が若すぎるせいか、人間の心の機微や襞を描ききれず、後味の悪さだけが残り、とても人に薦められる本ではないと感じた。
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