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鍵の掛かった男
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鍵の掛かった男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.60pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全9件 1~9 1/1ページ
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新品を買ったはずが、折れや切れがあってガッカリでした。 | ||||
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三連休の間なら、この長編も読めるだろうと、久々に有栖川有栖の作品を読んだ。 何とも冗長な作品だと閉口しつつ、島田一男の『迷宮捜査官』(1977年)を思い出していた。 『迷宮捜査官』は警察の継続捜査班を描いた小説で、刑事たちが現場百回、無駄足に無駄足を積み重ね、執念の継続捜査を続けて最後の最後に意外すぎる真相へ到達する。 こちらの『鍵のかかった男』での、「作家アリス」の地道な調査によって明らかになる、ホテルの一室で不審死を遂げた男の意外な過去と、『迷宮捜査官』の意外な真相とは、偶然だと思うのだが、完全にネタがかぶっている。 『迷宮捜査官』を先に読んでいた者には、意外性が全く感じられない。 なーんだ、『迷宮捜査官』と同じネタかよ・・・既視感しかない。 それでも、この後さらに意外な真相があるなら・・・と我慢しつつ読み、火村が真相に到達するキッカケが全くの偶然でしかなかったことに、大いに落胆させられた。 思えば・・・『乱鴉の島』でも、異常な事が行われている島が舞台なのに、そこで起こる殺人事件は、その異常な事とは何の関係もない平凡な動機とトリックでした、という展開に、心底呆れたものだった。 空閑純シリーズも、作者本人は「本格の端から端まで使って書いている」と思っているようだが、パラレルワールドを全然活かせておらず、3作読んでも索然たる思いしか残らなかった。 もう二度と有栖川有栖の小説など読まないようにしよう、時間の無駄だ、と改めて思った。 今度こそ、この作家を見限ろうと思う。 | ||||
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中之島のホテルで死んだ中年後期の男。自殺と断定されたが、同じホテルで顔なじみだった大御所の女性作家はなぜか自殺ではないと断言し、有栖川有栖に調査を依頼した。 最初からグダグダとやけにくどい説明がずーっと続き、いつになったら面白くなるんだろうと、我慢しながら読んでいたら、驚いたことに最後までつまらないままだった。 とにかく、些末なことや地理的な話にいちいち細かく説明があるのだが、これが非常に退屈な上、後でちっとも意味をなさない。途中で、「いや、もう別に自殺でも他殺でも構わないけど」と不貞腐れたほどのつまらなさだった。 登場人物には、ものすごく「しゃべらせて」いるのだが、どの人物も薄っぺらで魅力なし。 この最近では珍しいほどのスケールの小さなストーリー、せいぜい短編でよかったのでは? | ||||
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表題の、被害者の半生に頁を裂きすぎて、事件の真犯人の必然性もトリックも薄い。 昔散々やらかした男が、年を得たところであそこまで丸くなるかなぁ…。 あと乱鴉の島といい、下手にバイオテクノロジーに触れているためにより陳腐になっている。 同じことは某探偵の孫漫画でとっくにやっている。 ダリの繭のカプセルくらいの便利機械の描写低度ならば大丈夫なのは、トリックの装置として使っているからかな。 ようするにあまり得意でない色は盛り込まない方がよかったね…な感じ。 ただアリスが探偵役をがんばる描写は割と好きだったり。ツッコミ役は不足だけども。 | ||||
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これが何で年間ミステリーベストテンの5位なんだろう? 全くわからん。寧ろ駄作じゃないか。 そもそも、この内容で540ページも必要? 70ページ程度で十分。全く関連のない、不要な描写が多すぎる。疲れる。 しかも、あんな動機で・・・。いや、さすがにネタバレになるのでやめておく。いずれにしろ、本当に面白くない。 | ||||
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きっと、物凄い熱量を以てして取り掛かった作品なのだろう。 「こういう作品をいつか書きたい」という想いはわかるのだが、読者が求めているのは 火村が中心のミステリだと思う。 延々と描かれるアリスの活躍ではあるが、「鍵の掛った男」の割にすんなりと、都合良く 情報が入ってくるのが面白さを阻害する。 このストーリィならば、最初から火村を探偵として進めた方が遥かに面白かったのでは。 ただ、火村ばかりになると、飽きも早くなると思われるが。 | ||||
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作者の嗜好が変わったのか、才能が枯渇したのか。本格ミステリからミステリー風味の小説に。しかも冗長でつまらない。関西に思い入れがあるのだろうけど、やたらとクドクドした風景描写が鬱陶しい。話のテンポがとにかく悪い。 火村と犯人の対峙から見える人間の刻苦、描写が他の作家の追随を許さない有栖川作品の魅力なのに、それが無い。 半分以下のページ数で十分な内容。 乱鴉の島 、女王国の城と、やたら長くてつまらない作品ばかりになってきた。 他の作家では代え難い作品を楽しみにしていたファンとして、本当に残念。。。。 | ||||
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冗長でしょ?もう有栖川有栖は読まない。 心に刺さるものもないし。 | ||||
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ページをめくるにつれ、多額の預金を残してホテルで亡くなった謎の男性の素性が徐々に明らかになります。 本格推理小説ファンはまさに至福の時間を過ごすことができます。(中之島を紹介するくだりはガイドブックを丸写ししたような文章で辟易させられましたが) そして探偵役が真相を解き明かす部分では、例によってエラリー・クイーンばりのロジックが炸裂します。 しかしながら、この真相はあり得ません。 (詳しくは記すことはできませんが、すでにお読みの方は306ページをご参照ください。男性がホテルを訪れた時期と、その理由との間に矛盾があります) 作者も出版社の方も、この点に気づかなかったのでしょうか。 推理小説としては破綻しているということで、残念ながら星一つとしてさせていただきました。 | ||||
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