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(短編集)
片桐大三郎とXYZの悲劇
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片桐大三郎とXYZの悲劇の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.43pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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タイトルや耳の聞こえない主人公など,オマージュを窺わせる作品ではあるのですが, 主人公の耳の問題に関しては,最後の篇以外,この作品としてはあまり活かせておらず, やり取りに手間と文字数が掛かる分,ややテンポを削いでしまっているように映りました. 一方,「先生のお知恵を拝借」と,出向いてくる刑事たちへの違和感はあるものの, 昭和の名優をまぜこぜにしたような主人公や,振り回される入社間もない語り部など, いわゆるキャラミスという点では,わかりやすさもありまずまずという印象を受けます. ただ,元役者ということで,その経験や出演作になぞらえた推理が行われるのですが, チラホラと強引な結びつけが見られ,説明的で少しダレ気味になるのは否めないところ. このほか,『一代記』と銘打ち,役者としての歴史を語ることも今ひとつ意図がわからず, それ以外でも彼個人に触れることが多く,ボリュームがある分,冗長に感じてしまいました. また,語り部の女性についても,新人ならではの悩みや苦しみを何度か覗かせながら, 成長,奮闘記としてはあまり膨らまず,こちらもいささか消化不良の思いが残りました. | ||||
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少し期待はずれでした。 娯楽作なので綿密なリアリティーを求めるのは酷ですが、例えばウクレレで殴ったことの意外性を謎のキモとするのであれば、せめて安物のウクレレひとつくらい手に取ってから書いてほしいものです。そうするとウクレレの錆びた弦という表現を繰り返して読者をしらけさせるようなリスクは避けられるはず。校正の問題かもしれませんが・・・。 | ||||
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主役の華やかさが良い感じ。大物の力技が嫌味なく「明るさ」に感じられました。 ドルリー・レーンは読んだ筈なんですが、まるっと忘れてます。(推理小説は2年も間置けば再度イチから楽しめる人です) なので、名作との兼ね合いは分かりませんでしたが、流れのままに楽しめました。 章を追うごとに事件の後味が悪い感じになるのがちょっと気になりましたが、これもドルリーとの兼ね合いなのかな? | ||||
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片桐大三郎のキャラが何と言っても秀逸。 日本を代表する銀幕の大スターの、あの人とあの人とあの人のアマルガムかなあと、想像しながら楽しく読みました。 でもミステリとしての論理の詰めの部分でちょっと不満があり、この評価にしました。 たとえば最初の話ですが、片桐の推理のキモとなったアレ、被害者が吊革に掴まっていたという描写はどこにもないですよね。 それから三番目の話では、犯人が携帯を持ち帰らなかった理由は他にも考えられるので、推理が強引に感じました。 犯人の名前をズバリ当てる場面は痺れましたが、まさか当てずっぽうだったなんて・・・。 | ||||
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