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神去なあなあ日常
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神去なあなあ日常の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.33pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全234件 1~20 1/12ページ
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田舎から都会に出て何十年、田舎でずっと暮らしていたらどうなっていたんだろうね。人生にはタラレバはない。 | ||||
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素敵な一冊でした。 山麓に暮らしていますが、改めて山を歩きたくなりました。 こんな風に、生きられたら最高です。 | ||||
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主人公の青年・平野勇気(ひらの ゆうき)が暮らす神去(かむさり)村、その村の聖域である神去山の雰囲気が素敵で、山のない平地で生活してきた私は、「こんな村が、山があったら、行ってみたいな」と思いました。 変なしきたりとかあって大変そうやけど、万事が「なあなあ」(のんびり行こうや。ま、ぼちぼち行こか。てな感じの意)な村人たちのリラックスした、ちょっとのことでは動じない様子に、なんだか癒やされましたわ。 本書の白眉は、四十八年に一度だけ行われる神去村の大祭(たいさい)を描いた終盤のシーン。山を使っての暴走列車とでもいうか、すげぇスリリングな場面があって、そこはほんとに手に汗握りました。とてもドラマチックなシーンに、わくわくしました。 徳間文庫の表紙カバーのイラストも、いいですね。金子 恵さんの絵は、裏表紙に描かれた登場人物のイラストも含めて、「作品にぴったりやな」と感じ入ってしまいました。 | ||||
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知らなかった。林業に携わる人のかっこいい事。森は素晴らしい。 | ||||
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作者が山や林業の事をきちんと取材して、この小説を書いたのだなというのが分かる作品。 話自体も面白いし、読後は温かい気持ちになれる。オススメです。 | ||||
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迅速な対応ありがとうございます | ||||
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(⚠注意・ネタバレ要素含む) 以前(2015年頃)、この書籍の映画版である「WOOD JOB!」を観たことがあるのですが、それから10年経って、あの作品のことをふと思い出し、その展開のことが気になり、書籍版の原作を改めて読んでみようという気になりました。 神去村(この名称自体は架空)という奈良県境近くの三重県の山奥にある、日本での「ほんまもんの田舎」といったようなところに、ポンと投げ込まれた進路未確定のまま高校を卒業した横浜育ちの青年・平野勇気(ひらの・ゆうき)。林業のリアル、田舎ぐらしのリアルがこと細かに描かれています。そして、『自然信仰』という日本人が古くから持っていた大自然に対する畏怖の念についても。まぁ、富山県民の私のイメージ的には山の入り口にあった南砺市の親戚の家あたりの情景でしょうかね。 東京ドーム256個分の面積相当、要はその辺り一帯の山林をまるまる所有するという中村林業株式会社に雇われ、ヨキという粗削りな性格だが腕は確かなベテランの指導のもと、当然ながら最初はまるでへっぴり腰だった勇気は林業者として少しずつ成長していきます。 そんななか、余所者ながらも勇気の中に恋心が芽生えます。相手は村の小学校の教師をしている直紀(なおき)。横浜にはたくさんの若い女性がいるけれど、女っ気のない田舎ぐらしになってしまった中で見つけた、というべきか。作中の「頑張るんだ、俺。『ハマの種馬』と呼ばれた男の、自信を取り戻せ。呼ばれたことないけど」なんていう表現にクスリと。ないんかい、みたいな。ただ、あっちからは都会から来た貧弱な若者としか思われていないかも。勇気は夏休みに二日間だけ許可を得て横浜に帰省するも、「故郷」の友人たちと比較して、なんだか自分は「変わって」しまったんだなと感じます。 山火事の描写もリアルです。ちょうどこれを読んだ昨今も日本でも各地で山火事が相次いでいます。空気の乾燥しやすい春先だからだとしても多すぎますよね。作中の山火事で約500本もの杉の木を失います。煙草の不始末が原因だったとか。しかし「なあなあ」という、いわゆる標準語ではそのイントネーションをうまく表現できない、そして標準語の「なあなあ」とは当然違う意味を持つ、神去村独特の住人同士の意識があるんですよね。本作のタイトルにもなっていますが。 そして、四十八年に一度の神事、奇遇にもそれがある年回りに「一年生」として村に来た勇気。その神事に参加することになります。ハードかつ生命の危険もが迫る神事ですが、それをなんとか乗り越え、直紀への求愛の権利を手にしたところで、物語はいちおうの完結へと。 | ||||
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良い商品が届きました。有難うございます | ||||
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なあなあな展開で途中で挫折しかかったが、後半から「しをん節」が炸裂。一気に読んでしまった。さすがです。。。 | ||||
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これだけよかった。 映画も見に行った。 | ||||
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この作品が原作になった映画を見てしまった。 余計な出会いだった。 おかげで、幸か不幸か、山あいに住んでいるもの だから、なぜか地域で勝手にボランティア活動を する羽目になった。もちろん自己責任。しかも楽 しくて仕方なくて、日が昇る頃には、そわそわし て、自然と目が覚め、当然の様に、日が沈むころ には眠くて仕方ありません。 フィクションでありノンフィクション。 結構細かいところまで、丁寧に書き込まれていて、 楽しい、あっという間の時間でした。 これから続編を読みます。 | ||||
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とにかくすらすらと読めてしまう。退屈するときがない。気になるのは、どこまでが元ネタがあって、どこからが作者の想像由来なのか。正直、全てに元ネタがあるというほうが楽しいかな… 登場人物の個性も際立って、楽しい時間を持てると思います。 | ||||
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都市で生活する人には何か訴えるものが有るのかもしれません。 小生は田舎暮らしのせいでしょうか? 特筆すべき面白さを感じることができませんでした。 | ||||
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都会には山は無い。身も心も、山に触れることなく、毎日が過ぎ、一生を終える。それって、恐ろしいことではないか? だから、山、なのである。「なあなあで済ませる」のは悪いことのように言われるが、なあなあとは、なんでも人間の思い通りになると思うなよ、という戒めではないだろうか? | ||||
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おもしろかった。林業とその地域を尊敬するようになった。良い影響を与えてくれる小説。夜話の方も登場人物たちの深い面を知れて良かったので合わせておすすめ。 | ||||
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最初に映画を見たので、逆ならもっと良かったかも。 | ||||
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田舎ゆえの楽しさでした。 | ||||
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2009年5月31日単行本初刷りで読了、 全290ページで持ちやすく広げやすい製本、 初出は2007-2008年の雑誌連載、 本作を原作に2014年矢口史靖監督映画WOOD JOBが制作された、 神去(かむさり)なあなあ日常とは舞台となる神去村の日常が当地の方言”なあなあ”ですべて進行してゆく意味と思う、 映画版はおよそ本作をなぞってはいるが娯楽喜劇として大胆に脚色されており、映画のイメージで本書を開くと多少退屈かもしれないが、現在の中間小説としてよくできた物語である、 物語は高校を卒業したばかりの少年が林業の世界に投げ込まれ、徐々に林業にも地元にも馴染んでゆく一年を面白おかしく語るいわゆるカルチャーギャップ・コメディ、 少年が林業でもまれることで一皮むける成長譚として楽しめばよいだけだが、本作を特徴づける面白さの一つが少年がそのまま林業を続けることを選択することだろう、 つまり何事かもしくは何処かを通過経過し主人公が故郷に帰還する物語ではないのである、 主人公は神去村の拒否できない魅力によって自らの意思で村に”帰還”してゆくのであり、重要なエピソードで語られる通り、彼は神去の神に選ばれたからでもある、 物語の端々で語られる通り、神去村は神様が去る場所ではなく、神様が常在する神居村だからである、 村は常に神様が村人を見守り、村人は神様を常に忘れず敬意を払い、時には神様と戯れ暮らす神威にあふれた場所だからと解釈してもよく、村にあふれる神威の描写がじつに手堅く上手い、 本作は文章ながらとても緑視率の高い情景に満ちた物語として堪能した、 海か山かと問われれば私は問答無用で山の一択と返答するタイプだが、山、それは森でも林でも緑濃い公園でも同じだが、植物と植物を育む土地だからこそ漂う多種多様な香りの魅力が先ずそこにあるからである、 著者の文章力は嗅覚と聴覚が研ぎ澄まされた杣人の暮らしの爽やかさを堪能させ、数々の香り匂いを知る読者なら居ながらにして神去の山に旅立てる、 可笑しいのはそんな自然豊かな暮らしにも人はけして満足することなく、人の煩悩は名張のスナック割引券で容易に買収されるほど強力なのだった、 村にはたくさんの祠があり、山の上下に村を代表する神社が鎮座している、 一方に祀られる神様は荒い性格と書かれているから祀られる神様は神道が語る処の神様の荒魂に他ならない、 そしてもう一方に祀られる神様が和魂であることは説明するまでもない、 もし両者の合体をクライマックスに持ち込めば、そこはもう三浦しをんではなく諸星大二郎の世界が拡がるに違いない、 以下蛇足、 著者がどこまで意識したか不明だが、発表当時ならエコがどうしたこうした、最近ならSDGSの盛んな旗振りと園芸ブームがいかに表面的で浅はかなものかを林業の実務に携わる人たちを主人公にしてダイレクトに批判している物語と解釈することもできる、 P.124に、山は山、人は人、 と両者が共に暮らしているようで明瞭に住み分けていることが杣人の言葉として語られる、 次にP.196に、山仕事をするものと犬とは馴れ合わないが、一心同体だ、 という名言が登場する、 村人たちは山の神様から場所を借りて暮らしていることを忘れることがなく、人と自然は今日現在安易に使われる共生のような安直な姿勢では測りがたい持ちつ持たれつの距離感を常に肌身に感じながら暮らしているからなのである、 園芸の番組を見ると鉢植えの植物を”この子”と呼称する場面をよく見かけるようになった、 いわゆる愛玩動物と同じステイタスを植物が獲得したからだろうが、本作登場人物たちは木々に敬意を払いこそすれ、けして”この子”と呼ぶようなある種の依存心を伴う距離感をとることはないのである、 どちらが精神的に健康かは語るまでもないだろう、 今年になって突然近所のバイパス沿いの桜並木が皆伐されてしまった、 30年弱ほどになるから枝ぶりは見事でそれなりに見応えがあったのだが、 で、その後歩道はすべて再舗装され新たな植樹は成されないらしい、 もったいないことをするなと思っていたら、全国で似たような事態が起きていることを知る、 コロナ禍の緊急経済対策とやらで全国に配られた金が”整備費”名目なので”工事費”と異なり近隣住民に何の説明もなく工事が”緊急”に実行されているからである、 長年整備が滞った場所の整備なら近隣も歓迎するだろうが、はて、一方でSDGSとやらで空騒ぎすることと並木伐採による植物の減少には何か整合性はあるのだろうか?と馬鹿馬鹿しく思う、 並木を皆伐することで今後並木手入れ費用が発生しない予算の合理性が優先されただけのように観察できるからである、 最近の都心部はじつに緑豊かになった、 再開発時に緑化率だけでなく緑視率も考慮して設計されるようになったからである、 新しいビルの前庭に大木を上手に二本植えるだけで緑視率はけた違いに上がる、 地下鉄のエレベーターを昇ってゆくと出口に緑しか見えないような場所さえある、 おまけに都心部は行政に金があるから歩道沿いの並木も花壇も手入れが良い、 車で走っていても手入れの良い並木が車窓をふさぎ実に気持ちが良い、 緊急経済対策で並木を皆伐して恥じない価値観とは異なる世界がとりあえず存在するだけで未来は多少は明るいと思う令和四年の晩夏、 | ||||
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面白いです。おすすめです。 | ||||
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何気なく読み始めましたが、読後がとても心地よいです。林業に携わる人々の熱量や職人技、木を切ることがこんなに難しく様々な計算や経験が必要とはと驚かされます。そして林業経営の知られざる事情や巧みさも知ることができました。 その反面、普段の生活はテキトーな「なぁなぁ」でいる意味と、山で生きる人々の不思議な習わしなど、そのバランスが大変おもしろかったです。情景描写が秀逸なのでその場面が目に浮かび、最後まで飽きずに読み進めてしまいました。 うちの実家もまぁまぁ田舎なので親世代の人達が寄り合って神事事をしている地域ですが、大変なら辞めたらいいのにと思っていました。でも、自然と共に生きるためにそこに住み続ける人間の誠意と覚悟を地域全体で共有する大切な事なのかもと思えるようになりました。 しかしこの取材力は本当にすごいと思います。神去村に行ってみたい。 | ||||
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