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神去なあなあ日常
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神去なあなあ日常の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全225件 141~160 8/12ページ
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三浦しをんさんの作品に出会った最初の本。思春期の男子のⅠ人称小説なので、末尾の作者紹介を読むまでてっきり男性作家の作品だと思い込んでいた! 見渡せば山ばかりの日本。でも生まれてこのかた一度だって「山」なんか意識したことなかった。この本を読んでからやたらに「山」が気になる。高速バスに乗って山中を走れば、「日当たり全然だめじゃん。いつ手を入れたんだぁ。」とか「あ、ここって結構いい感じ。ヨキみたいなのが木のてっぺんにいないかなぁ」ときょろきょろしたり。かなり様子が変な乗客になってるかも。 日本中の老若男女にこの本を読んでほしいと切に思う。そうすると日本の山々が元気になりそうな気がする。 | ||||
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映画化おめでとうございます。 見に行こうかな。 読んでいるだけでは良くわからない機器とか見るために。 ただの偶然なんですが、これを読む前に私が読んだのが、 フロイトの「トーテムとタブー」でトーテミズムとエディプスコンプレックスの連関性、簡単に言うと 人間の社会性の初期発現をトーテミズムの成立に見るという論考です。 これのあとにこの作品を読んで、 最後の諏訪大社の御柱祭を連想するお祭りで (全体的に信仰自体は諏訪を模倣しているのかな?御柱とか白蛇信仰とかわかんないけど) とてもトーテムとタブーに出てきたトーテミズムの要素にぴたりぴたりとあたってしまって、 なんか考えさせられながら読んでいました。 それなのに50年後に読んだら誰にもわからないのではないかというような時事ネタ。 某有名アニメとかある。 栄養ドリンクのCMキャッチコピーのネタなんか、 私は文庫版を読んだんですが、たぶん作者が行数計算してオチの部分が次ページにくる凝りよう。 (単行本のほうはどうなんでしょうね) 効果的ですね、映画の場内の反応が楽しみでしょう。(このシーンがあればね) 現代エンターテイメントですね。 深くはないが浅すぎもしない、 大変笑える小説でした。 | ||||
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おお意外といいじゃん、三浦しをん。 随分、ウザイことをタイトルに書きましたが、三浦しをん氏の短編を読んで、その“軽さ”にえも言われぬ“嫌悪感”を抱いて8年が経ちました。 今回、本書の題材の、林業と、実在する地域おこし協力隊のような制度についてどのように描かれているのか知りたくて、文庫で読むことにしました。 軽い小説が悪い、という訳ではありません。重い文学だけが、価値があるとも思っていません。 ただ本当になんとなく、“肌が合わない”この作家、という感じだったのですが、 この作品は、扱っている題材が、 自然を相手に働く、生きる村人の“なあなあ”さ というもの。 そこはなかなかおもしろく読めました。 “なあなあ”と言いつつも、山仕事が、都会の若者の驚きや感心などの反応を通して描かれており、 “日常”のようにこなしながらも、植え付けや伐り出しなどの過程にあるひとつひとつの小さな作業や工夫、 山の広さを換算したり、山全体の動きを感ずる村人の身に染み付いた勘所など 自然に生きる人の営みの“なあなあ”とは何か、と深く考えたくなる一つのテーマでもありました。 それから、後半は“なあなあ”な“お祭り”がメインになってきます。 村にも慣れてきた主人公が生意気にも「祭りって、興奮して、死にそうになって、新しく生まれ変わる。そういうもんだろ?」とひとりごち、気になる女性へのアプローチを決心するのですが、まさに“お祭り”というものの、意味合いを感じられた後半は、よう描いてくださったな、と思いました。 三浦しをん氏がだめでも、題材が気になる人は、読んでみて大丈夫なはずです。 | ||||
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面白く読めます。泣きません。笑えます。続巻も買いました。2014年映画化だそうで、楽しみです。 | ||||
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私も同じ境遇だったら、ほぼ同じ思いでせう 映画化もされましたが 時々映画を見た方が、原作と違う、無視してるとか このキャラも変えすぎとか言う方がおられますが 映画って、そうゆうもんでしょ 原作読んでない人にも見に来ていただくのですから 人気俳優使ったりして話も広げて話題作って・・・ 原作に無い登場人物無理やり作ったり 逆に原作にぴったりの俳優で、誰もが認める この人しかありえない? なんて人はいないでしょう! 最後に田舎でのんびり暮らしたい とか言う人いますが 田舎暮らしやることがたくさんあって 近所付き合いや村の決まりやら いろいろあって忙しいですよ 都会のマンション暮らしの方が のんびり気兼ねなく暮らせますよ 田舎は甘くない、結構変人もいるしね! | ||||
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林業という,あまり馴染みのない世界を,林業に未経験の少年の目を通して描かれており,非常に興味深い作品でした。 三浦さんらしい,ユーモアのある作品です | ||||
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この中の誰が一番好きだ何て言えないくらい、それぞれの人間の個性に惹かれて読み進めました。 変わっていく人と、ずっと変わらぬ人々とが織り成す、忘れかけていた人間の絆の物語。 | ||||
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テンポがよく、読み終えてもいい気持ちです。問題がすべて解決しないのが好きです。 | ||||
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以前から面白いと聞いていましたが想像よりも面白い作品でした。 | ||||
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やっぱり三浦しをん氏の作品は面白いなぁ。 主人公の平野勇気が成長していく姿はすごく楽しかったし、ヨキ、清一さん、三郎じいさん、巌さん、プロフェッショナルな山の男衆は皆恰好いいっ!山太やノコはすごーーく可愛い。 神去村の日常は、私にとっては非日常で、それに惹き込まれ一気読みでした。 特に第4章は、ハラハラドキドキ。 でも、一番面白かったのは、「勇気の心の声」です。 神去村は実在するのか?するならば、一度行ってみたいと思ってネットで調べたら、「美杉村」がモデルのようです。三重県のホームページにも紹介されていてビックリ。 蛇足ですが、三浦しをん氏の父は、大学教授で、古代学者、そして美杉村丹生俣の出身。祖父は林業時従事者だそうです。 山への畏敬の念、斜陽産業と言われる林業を一人でも多くの人に知ってもらいたいという、氏の思いが感じられる作品でした。 | ||||
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こんなにもドキドキはらはらするものだなんて!山で暮らす人のこと、林業のことを主人公と一緒に学ぶことができました。この青年の悩み(どうにかして山から脱出したい!)が、次第に希望に変わっていくところ、とても好印象です。雄大な自然の中で起こる、様々な出来事がどこか神秘的です。 | ||||
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若い主人公の独白形式なために読みやすさは充分にあるが、かえって小説で書く必要はあるのかと思うくらいなんだか軽い。 文章の深みがないのは最近の小説だから諦めるとしても、ストーリーとしてもありきたりで、 奈良の山奥という物珍しさを抜かせば圧倒的にストーリーが物足りなく、平べったい。 また展開も、やたらページ数が多い小説のだめな部分をこれも踏襲していて、1章の中で繰り広げられる起承転結要素がとても薄い。 たとえば面白いマンガは、大人向けではなく少年向けのものでも一話の中で物語を非常に上手く構成していて、 読み手の感情を揺さぶり、主人公に親近感を抱かす。 あるいは悪役を登場させ、ストレスをかけながらも適度に読者にカタルシスを感じさせるものだ。 だがこの小説は主人公による砕けた口調で物語が進行するために取っつきの良さはあっても、 展開自体がマンガに劣るために、小説しか読んだことがない人にとってはよくても、 コンパクトに上手くエッセンスを凝縮させた海外ドラマや漫画の良さを知ってるものにとっては、かなり冗長だと思えた。 悪い人間が不在だし、それによって主人公の揺れる心や変化や、人間関係の濃さがあまりになかった。 | ||||
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どうもこの人は、商業作家であって、物語作家じゃないような気がしてならない。 本当に林業のことを書きたくてこれを題材に選んだんだろうか。 そんなことを思ってしまう内容だった。 文章は読みやすい。 でも特別巧いというわけでもない。 人物の心の内に関しても、書かなくても分かることをいちいち細かく書くから、 なんだか人物に奥行きが感じられない。 他の作品でも、 まほろシリーズも人気があるから続編を書いて見ましたって感じだし、 星間商事も作者が傾倒しているBLなんかを出しちゃうって、ネタ切れ? ロマンス小説の七日間も企画倒れで、現実生活の部分がひどく退屈だし。 | ||||
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主人公は就職先もないような勉強嫌いの高校卒という設定だ。 その男の日記の体裁をとって語られるのだが、これだけの文才があれば、どこでも勤められると思った。 本当に最近の若い人って、文章が書けないんだよね。ちゃんとした文章が書けるだけで採用したい。 それにこの男はちゃんと現地の人ともコミュニケーションもできるし、新しいことをやろうという意欲もある。 こんな優秀な男が、林業なんかやるか? 林業って、何も厳しいから人がやらないわけじゃないんだよ。厳しい仕事は世の中いくらでもある。 林業はやっても報われないからやる人がいなくなってくる。 その現状を認識しないと、ここに書いてあることなんておとぎ話になってしまう。 東京近辺の、たとえば丹沢でも行ってみれば、悲惨さがよくわかる。 やっぱり女性の作家じゃこんな世界を描くのは限界があるのかなと思う。 三浦しをんはエッセイは面白いんだけど。 | ||||
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高校卒業後、フリーターでもしながら暮らそうと呑気に考えていた主人公の平野勇気。 親と担任教師に勧められ(騙され)て神去村という山奥で林業に就職することに。 大自然の中、季節折々の風景が目に浮かぶような描写が爽快です。 共に働く人々も個性的な村人も田舎ならではの人情味に溢れています。 珍しい林業小説ですが、勇気の成長を楽しく読めます。 舞台となった山村にまつわる神隠しや伝統のお祭りなど、 自然に対する畏怖のような心は都会生活に慣れてしまった身には本当に新鮮に感じます。 しかし林業小説だなんて、変わった小説でした。 同じ著者である『風が強く吹いている』ほどの感動や興奮はなく、 まさに「なあなあ」という雰囲気のノンビリ小説でした。 | ||||
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普段スポットの当たらない林業と山の暮らしをとらえていておもしろかったです。 | ||||
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映画化と聞き購入。撮影の場所がたまたま、実家であり読みました。おすすめです!三重県名張が場所でした | ||||
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うだつの上がらぬ"勇気"が、高校卒業と同時に周囲の大人たちにはめられ林業に従事する話。って、なんやねーん、とツッコミながら勇気と共に山の仕事を体験する。 リアルなだけではなく時にはファンタジー、恋愛要素もあり。 のらりくらりと生きるはずだった勇気が、イキイキとして林業に取り組む姿勢は見ていて清々しい。読後感はたいへん良い。 | ||||
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甘いとは思いつつも、いっそのこと山奥で暮らしてみたいという誘惑にかられて困った。暗闇や静寂への憧れと恐れの感覚を取り戻したい思いに立ち返れた喜びも見出し、三浦しをんの、これからのいっそうの活躍に期待である。 | ||||
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子供に読ませる面白そうな本を探していてこれに当たりました。話題の作家の作品なのですが、私自身は三浦しをんは初でしたが一気に、楽しく読めました。特に子供に見せたくないような描写もなかったので、予定通り息子へ。 10歳の息子もかなり面白かったらしく何度も繰り返し読んでおり、それを見ていたかみさんも息子から借りて読んで、くっくっくと笑いながら楽しんでいました。 ストーリーのスピード感がよい、楽しめる壺も結構ある、読んで正解な一冊です。 この作家の本をもう少し読んでみようかなと思いました。 | ||||
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