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神去なあなあ日常
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神去なあなあ日常の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.32pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全225件 221~225 12/12ページ
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高校を出たら適当にアルバイトをしようと考えていた俺は,高校の卒業式の日に半ば強制的に,国の助成金制度「緑の雇用」により,林業にいそしむことになる。親からもらった3万円の選別をもち,ローカル線の県外の終点に降り立った・・・ 高卒後林業で働くことになった主人公:平野勇気の一年間を本人の視点から振り返った物語である。自然の豊かさと厳しさが林業の伝統とともに,大変すがすがしく伝わってくる物語である。物語全体が題名の「なあなあ」の雰囲気の中描かれており,大変ゆっくりとした時間を過ごさせてもらった。 | ||||
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前作の「光」がはずれだったので、今回もいかがなものかと思いながら読みましたが、 これは「当り」でした。 なんというか、山の中の匂いが感じられるような、光景が目に浮かぶような。 それと、閉塞した山の中の人間関係がまたなんともいえない味がありまして。 48年に一度というお祭りのシーンは、本当にぞくぞくしました。 風が強く吹いているの流れをちょっと感じる作品でした。 ああ、おもしろかった♪ | ||||
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いやいや就職した三重の山奥で起こる、神秘的な日常を、すばらしい表現で書いてくれました。 田舎には、理屈ではない不思議な祭りなどがあるものですね。都会の日常とは時間の流れが全然違います。 都会生まれのしをんさんにとって、とても興味深い事が山奥にありそうな気がしてるってことでしょう。 三重の山奥で日々働く我々にとっても、新たな思考が生まれそうな小説だと思います。 都会暮らしに飽きた人たちも是非どうぞ。 | ||||
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三浦しをんは人間関係を描くのがうまい作家だ。この関係は良いとか良くないとか 決めつけず、ただ、その関係性を読者に楽しく読ませ、酔わせてくれる。故に 駅伝や文楽という一見親しみにくい題材も人間ドラマとして多くの読者の支持を得るし、 前作「光」のように、暴力を介した救われようのない運命を背負った人々の物語にも ずぶずぶと読み手を引きこむ。 さて、そんな三浦しをんの新作は、人間関係がとても限られた山奥の村で 林業を営む人々の物語。今回は、人と人との話に限らず、木や山などの 自然と人間の関係性も描きこまれ(すなわちそれは、ある意味、自然に宿る 人間を超えた力≒神様的なものとの邂逅も含むわけで) 大変読み応えのあるチャーミングな小説だった。 高校卒業後も進路が決まっていなかった主人公の勇気(18歳男子)は 興味も知識もまったくない状態で、ひょんなことから神去という土地で 林業の研修を受けることに。頑固そうな老人に、荒っぽい先輩の木こり、なぜか 美人の多い女性陣・・・個性豊かなキャラクターに囲まれ、慣れない肉体労働を 強いられ、更に、山の神様を信仰する彼らとのカルチャーギャップに戸惑いながら 勇気はしだいに、働くということ、自然とともに生きることを覚え、この村や 木を伐採する仕事、山を育む仕事を愛しはじめるのだった・・・と、あらすじを書くと なんとも平凡になってしまうのですが、本当に面白い。語り手に、山に暮らす 人々から見たら異分子的な存在である勇気を据えることにより、読んでいる側も 林業に携わる人々の特殊性に一緒に戸惑い、村の田舎ぶりにびっくりし、 困った人たちに翻弄され、山の神様の祝福を受け…なんともハッピーな 読後感を味わうことができます。特に、48年に1度の祭りのシーンは 読んでてゾクゾクしました。 林業にも大自然にも興味がまったく湧かない私ですが、作家の名前につられて 読んでよかった、と思える小説でした。まるで主人公が山に魅せられたかのように。 | ||||
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高卒で、自分の意志でなくイキナリ林業に就業した勇気の成長と日常です。 神去村のゆったりした時間と、個性の強い仲間やあたたかい人達。林業の専門的内容が思ってたより多かったです。スルッと読めた印象です。作者の「風が強く吹いている」が好きで、新刊を期待していました。ページ数からか少し物足りないと感じました。 | ||||
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