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火星の人
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火星の人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全282件 61~80 4/15ページ
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火星を生き抜くために知恵をふりしぼりながらログを綴るマークの語り口が実に軽妙で惹き付けられた。独特のアメリカンジョークに微笑みつつ、人間の知恵がいかに偉大であるかを思い知らされた。 | ||||
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不慮の事故で火星に取り残された主人公マーク・ワトニーのサバイバルと彼を救出するために全力を注ぐ地球の人々を描いた作品です。 これだけ見るとなんだか重そうだし難しそうと感じるかもしれませんがほとんどの章が彼の日記という形式で描かれているためスラスラと読み進められます。 また、彼自体が非常にポジティブかつシニカルな性格のため絶望的な状況にも関わらずちょっととぼけたブログを読むような軽い感覚で物語を捉えられ、かつ感情移入出来るのは見事です。 科学的な解説は確かに多いですがそれほど難解でもなく、なんとなく把握して読んでも問題ないレベルですので深く考えずにそういうものだと流していけば良いと思います。 個人的にはリアル感のあるSFモノで急に現実離れした技術や宇宙人などが登場すると冷めてしまうのですがその点も作者が元NASA職員という事もあり実現可能かは置いておいてリアリティある描写で興味深く読めました。 ワトニーを応援したりNASAの人々の優秀さに感嘆しているうちにあっという間にラストを迎え、読後感も気持ちよく素敵な作品でした。 | ||||
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読んでよかった本、確実にそう言えます。超面白かったー!!!! そして読後は元気になります。マークのようにポジティブかつ冷静に問題に立ち向かえる勇気がもらえます。お仕事で疲れた体に染みる…。 あらすじは他の方も説明されており、映画化もしたので必要ないかと思いますので個人的に感じたことだけ。 まず、訳ですが日記形式(ログ)が大半なのでさらりとして読みやすい。テンポもそこそこいいと思います。ただ言い回しに多少の癖があるのと時折前後の文脈が意味不明で??となることがしばしばあります。科学的な専門用語が多いからというわけではなく、後者は単純に誤訳なのかなと…。(既に過去レビュー説明がある鼻つまみと鼻ほじりの違い等) マークは一人称、地球NASAサイドは三人称とテイストが変わるので切り替えは楽だと思います。急に挟まれるサイドエピソードも字体が変わるので、いきなりどうした?と思いつつも素直に読み進めていけば納得するのでそこまでの混乱はありません。 火星での作業や行動への細かい描写がされますが、科学・化学的な知識、専門機器や宇宙への興味が薄い場合は、挿絵が一切ないので(火星の地図はあります)画面の想像がむずかしいかもしれません。登場人物についても外見の説明が不足気味でセリフでの性格ぐらいしか掴めないので絵的なインパクトが弱く、名前だけでは中々誰だったか思い出せず、キャラを覚えるのが少しだけ大変でした。(私の脳みそが残念なだけかもしれませんが…) その点を映画が見事に補ってくれているので、小説と映画の両方併せて楽しむのが一番いいかなと思えました。ラストの設定が若干違いますが小説版では皆さんあとちょっとだけ読みたい…という部分も映画で見ることができるので満足です。もちろん小説のラストもあれはあれで大いにあり。 そして頑張れれば英語版でも楽しんでみたいと思える作品でした。久々にSFを読んでわくわくしました。イェイ! | ||||
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読んでよかった本、確実にそう言えます。超面白かったー!!!! そして読後は元気になります。マークのようにポジティブかつ冷静に問題に立ち向かえる勇気がもらえます。お仕事で疲れた体に染みる…。 あらすじは他の方も説明されており、映画化もしたので必要ないかと思いますので個人的に感じたことだけ。 まず、訳ですが日記形式(ログ)が大半なのでさらりとして読みやすい。テンポもそこそこいいと思います。ただ言い回しに多少の癖があるのと時折前後の文脈が意味不明で??となることがしばしばあります。科学的な専門用語が多いからというわけではなく、後者は単純に誤訳なのかなと…。(既に過去レビュー説明がある鼻つまみと鼻ほじりの違い等) マークは一人称、地球NASAサイドは三人称とテイストが変わるので切り替えは楽だと思います。急に挟まれるサイドエピソードも字体が変わるので、いきなりどうした?と思いつつも素直に読み進めていけば納得するのでそこまでの混乱はありません。 火星での作業や行動への細かい描写がされますが、科学・化学的な知識、専門機器や宇宙への興味が薄い場合は、挿絵が一切ないので(火星の地図はあります)画面の想像がむずかしいかもしれません。登場人物についても外見の説明が不足気味でセリフでの性格ぐらいしか掴めないので絵的なインパクトが弱く、名前だけでは中々誰だったか思い出せず、キャラを覚えるのが少しだけ大変でした。(私の脳みそが残念なだけかもしれませんが…) その点を映画が見事に補ってくれているので、小説と映画の両方併せて楽しむのが一番いいかなと思えました。ラストの設定が若干違いますが小説版では皆さんあとちょっとだけ読みたい…という部分も映画で見ることができるので満足です。もちろん小説のラストもあれはあれで大いにあり。 そして頑張れれば英語版でも楽しんでみたいと思える作品でした。久々にSFを読んでわくわくしました。イェイ! | ||||
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火星に取り残された主人公が生きるために一つ一つミッションをクリアしていく様子が醍醐味。 植物学、宇宙学、数学、機械学の知識と精神力、体力、継続力、胆力の力を駆使して生き残り、そして友情と奇跡が待っている。 自分だったらどうするかなどと考えながら読むと一層楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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冒頭で、ルイス船長ひきいる他の宇宙海賊5人を追い出し(死んだふりをして)、地球人の拠点「ハブ」を占領するところから始まります。残された数少ない食料を食いつぶしたり、十字架を燃やしたり、女性の便をいじったり、プルトニウムを掘り返したり、卑猥なメッセージを地球に送って大統領を呆れさせたりと、やりたい放題です。 挙げ句の果てに、自分が助かるためにNASAの離陸機を乗っ取ります。離陸機を分解し椅子や操作バネルを外して捨てるなど暴虐の限りを尽くすシーンは圧巻です。 | ||||
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ふだんは原書で読むのだが、たまには日本語でと思い、この小野田和子訳を読んでみた。ところが、わけのわからない訳文が多すぎて、半分読み終えたところでもう限界。意味不明の部分にチェックを入れて、kindle版で手に入れた英文の原書と比べてみたら、訳者が手抜きで訳していることがよく分かった。ちょくちょく誤訳、それも信じられないようなヒドイ誤訳があるうえ、訳しにくい部分はぜんぶカタカナじゃないか。いや、かんたんに日本語に訳せる部分もわざわざカタカナ処理して、ワケが分からなくなっている。なんなんだ、この小野田和子という翻訳者は。そもそも力不足なのに、ちゃんと調べもせずに、やっつけ仕事でテキトーに訳しているとしか思えない箇所が多すぎる。この翻訳を読まされるSFファンは、アンディ・ウィアーの世界から突き放されている。 一例だけあげよう。翻訳による作中で、主人公のワトニーがヨハンセンに宛てて遺書にも似た最後のコメントを残すの場面から― …とにかくいいたいのは、きみはオタクでダサイということ。きみに食いこみパンツをプレゼントしたいから、こんどあったとき、忘れていたら催促してくれ。 なんじゃ、こりゃ! ちかごろは、ダサい女に「食いこみパンツ」を贈るのが流行りになってるのか? その流行の「食い込みパンツ」ってやつを見せてくれっ、と言いたくなる。原文に当たって納得した。Anyway, the point is you're a nerd. Remind me to give you a wedgie next time I see you. ここは、英語圏の読者がクスッとくるところである。「食いこみパンツ」に関する文化的な説明を注釈でおこなう手もあろうが、せめてこんな風に訳してくれないと、お金を払って購入している読者に対しあまりに不親切なのではないだろうか。 「とにかく言いたいのは、あんたがほんとにダサイってこと。こんど会ったらお仕置きのカンチョーだな。忘れてたら言ってくれ」 (tabbyred による試訳) 訳者の小野田和子という人の経歴は知らないが、ウーム、もうちょっと丁寧に翻訳してほしいなあ。レビューアーの "ぼにーた" さんもカタカナ処理の多さを批判しておられるが、まったく同感である。あまりに安直な翻訳。そして、わたしがここで取り上げた一例などは、英語の意味をきちんと伝えていないばかりか、原作者ウィアーが原文に込めたユーモアをまったく無視している。同僚女性にTバックもどきをプレゼントするなど、趣味の悪さを通り越して、なにか気味の悪ささえ感じてしまうのはわたしだけではなかろう。この部分、原文から読み取れる感触は、危機的状況下でも「かろみ」を失わないワトニーの強さなのに…。訳者がそもそも "give someone a wedgie" の意味を知らなかった可能性も十分にあるが、それを勘案したとしても「(ダサイ女に)食いこみパンツをプレゼント」などは、あまりにばかばかしい誤訳である。 小野田和子さまへ。次に版を改めるときにはわたしの著作権は気にする必要はありませんから「こんど会ったらお仕置きのカンチョーをしてあげる」を使って構わないですよ。もし「パンツ引っぱり上げ」という、ダサい同級生に対する一種のいじめ・からかいを翻訳で「カンチョー」に置きかえるのにためらいがあるのなら、「こんど会ったらお仕置きをしてあげるから」と無難に処理するのもありでしょう。ただし、これじゃああんまり「クスッ」ときませんけど。まあ「食いこみパンツのプレゼント」よりはずっとずうっとマシになりますから、ぜひ次版では訂正してください。ただし、あなたの誤訳やヘンテコリンな訳文は、ほかにもアマタありますから、そこだけ直してもらっても…って感じもしますが。 調べてみたら、この小野田和子さま、さらに後半部で幼い子供が「鼻をほじっている (...picking his nose)」部分を「鼻をつまんでいる」とやっている。おいおい、小野田女史はそもそも英語力がないんじゃないかあ? 悪訳、誤訳の殿堂入りか? そしてこのお方、その直後に "You're pissed.(きみ、怒ってるだろ)" を「ちびったな」と訳してしまっていて、もうこの人いったいどうなっちゃってるの、とわたしは声をあげた。どうしたらこんなバカげた誤訳を重ねられるわけ? ねえ、どーして! どーしてなの! おせーて! 原著における本来の状況の概略はこうである。 妻は宇宙船内の夫のために、カメラにむかって幼子の手を振らせている。そのうち子供は飽きてきて、振らせされているのと反対側の手で鼻をほじくり始める。 「怒ってるだろ」と夫が言う。 「分かる?」 「分かるさ。15の歳から君と一緒だ」 「だって勝手に地球への帰還を何百日も遅らせるんだもの。それまでヤレないわけね。ずうっとあなたのこと心配し続けて、帰るころには、もう私たち年を取っちゃってる (=We'll get past it.)」 「そうだな」 ここを、小野田和子流に訳すとこうなる。 …そのうち子供は飽きてきて…片方の手でさかんに鼻をつまんでいる。 「ちびったな」 「わかる?」 「わかるさ。15の歳から一緒だから、君がちびったらすぐわかる」 「…あなたに抱いてもらえるまで、何百日も待たなくちゃいけない! そのあいだ、ずっと心配しなきゃいけないのよ」 「ごめんな」 「のりこえましょうね」 「のりこえよう」 (なぜ、15歳から一緒にいると相手の "ちびり" が分るのか、どう考えても分からないが、それはさておき、いつの間にやら小野田訳では、尿漏れぎみのけなげで殊勝な妻が、夫とともに苦難に耐える物語になっているのである。引用部のさいごの誤訳もひどい。おいおい、それってウィアーの世界じゃないだろ?) 本書は全編を通じてこうした誤訳や、首を傾げたくなる悪訳が点在する。日本語訳を読み進めていく読者は、あちらこちらで何かしらちぐはぐな描写に出くわしていくわけだが、SFだからよく分からぬこともあろうと自分を納得させるしかないのである。とはいえ、さすがにこの「鼻つまみ」と「ちびり」の誤訳は恥かしすぎる。最新の版では直っているだろうと、大型書店にでかけたついでにこの新版下巻で第19章を確認してみたら、ちっとも直っていなかった。本屋の通路にたたずみ、わたしは天井を見上げて I got pissed! .....おっと、けっして本屋で「ちびった」わけではありません。 「小野田和子」をウィキってみたら、ハヤカワSF関係を中心にそうとう頑張って仕事をしてきたみたいだが、この人、いつか自分の力量のなさが露見することにビクビクしながら何十年も翻訳業に携わってきたのではないだろうか。だとしたら、かわいそうな翻訳家でもある。いや、もしかしたら、それなりに力量がおありなのにたまたま本書を翻訳しているときは体調がすぐれず、バカげた誤訳を下痢のように放出してしまっただけかもしれない。それを確かめるべく、ジェームズ・ティプトリー・ジュニアの短編集の翻訳「あまたの星、宝冠のごとく」を買って読んでみた。一編読んで、この人の三流ぶりが堂に入ったものだということがよく分かった。暇にまかせて、もう一編だけこれを最後と読みはじめたら、こんどもお笑い種の誤訳を見つけて、いよいよ小野田和子氏は殿堂入りだと確信した。 誤訳は誰にでもある。大御所 浅倉久志さんはスティーヴン・キングの Apt Pupil を訳した時、さいごに殺される主人公を生きながらえさせてしまった(新潮文庫「ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編」)。一流翻訳家 池央耿さんなど、悪訳・誤訳がけっこう目についた「小説作法」(原書はステーヴン・キングの ON WRITING) を出してから10年ほどして、あたかも「名人であるわたしが書きました」とでも言わんばかりの、とてもすばらしい エッセー「翻訳万華鏡」を上梓した。小野田和子さんも、そろそろ来し方を振り返って回顧録の準備に入ったらいかがでしょう。もちろん、ここで取り上げたあまりにバカげた誤訳など「わたしは無縁です」と知らん顔の半兵衛を決め込んでかまいませんから。早いとこ取りかからないと You'll get past it! あ、これ「あなたは乗り越えるでしょう」じゃなくて「老いぼれちゃうよ」の意味ですからね。分かんなかったら、いろんな辞書を引こうね、あなた、翻訳家なんだから。 | ||||
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面白いです!一気に読みました! わからない単語はその都度調べていけば勉強にもなります! | ||||
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すばらしい作品です。 久々に実際に時間を忘れて読みふけっていました。 | ||||
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ふだんは原書で読むのだが、たまには日本語でと思い、この小野田和子訳を読んでみた。ところが、わけのわからない訳文が多すぎて、半分読み終えたところでもう限界。意味不明の部分にチェックを入れて、kindle版で手に入れた英文の原書と比べてみたら、訳者が手抜きで訳していることがよく分かった。ちょくちょく誤訳があるうえ、訳しにくい部分はぜんぶカタカナじゃないか。いや、かんたんに日本語に訳せる部分もわざわざカタカナ処理して、ワケが分からなくなっている。なんなんだ、この小野田和子という翻訳者は。やっつけ仕事でテキトーに訳しているとしか思えない箇所が多すぎる。この翻訳を読まされるSFファンは、アンディ・ウィアーの世界から突き放されている。 一例だけあげよう。翻訳による作中で、主人公のワトニーがヨハンセンに宛てて遺書にも似た最後のコメントを残すの場面から― …とにかくいいたいのは、きみはオタクでダサイということ。きみに食いこみパンツをプレゼントしたいから、こんどあったとき、忘れていたら催促してくれ。 なんじゃ、こりゃ! ちかごろは、ダサい女に「食いこみパンツ」を送るのがはやりになってるのか? その流行の「食い込みパンツ」ってやつを見せてくれっ、と言いたくなる。原文に当たって納得した。Anyway, the point is you're a nerd. Remind me to give you a wedgie next time I see you. ここは、英語圏の読者がクスッとくるところである。「食いこみパンツ」に関する文化的な説明を注釈でおこなう手もあろうが、せめてこんな風に訳してくれないと、お金を払って購入している読者に対しあまりに不親切なのではないだろうか。 「とにかく言いたいのは、あんたはあまりにオタクでダサイってこと。こんど会ったらお仕置きのカンチョーをしてあげるから、忘れてたら言ってくれ」 (tabbyred による試訳) 訳者の小野田和子という人の経歴は知らないが、ウーム、もうちょっと丁寧に翻訳してほしいなあ。レビューアーの "ぼにーた" さんもカタカナ処理の多さを批判しておられるが、まったく同感である。あまりに安直な翻訳。そして、わたしがここで取り上げた一例などは、英語の意味をきちんと伝えていないばかりか、原作者ウィアーが原文に込めたユーモアをちっとも伝えていない。訳者がそもそも "give someone a wedgie" の意味を知らなかった可能性も十分にある。だとしたら、「(ダサイ女に)食いこみパンツをプレゼント」などは、あまりにばかばかしい誤訳である。 小野田和子さまへ。次に版を改めるときにはわたしの著作権は気にする必要はありませんから「こんど会ったらお仕置きのカンチョーをしてあげる」を使って構わないですよ。もし「パンツ引っぱり上げ」という一種のいじめを翻訳で「カンチョー」に置きかえるのに躊躇いがあるのなら、「こんど会ったらお仕置きをしてあげるから」と無難に処理するのもありでしょう。ただし、これじゃああんまり「クスッ」ときませんけど。まあ「食いこみパンツのプレゼント」よりはずっとマシになりますから、ぜひ次版では訂正してください。ただし、あなたの誤訳はほかにもアマタありますが。 調べてみたら、この小野田和子さま、さらに後半部で "You're pissed.(腹をたてた、イラついた)" を「ちびった」と訳してしまっている。おいおい、あんた、そもそも英語力がないんじゃないかあ? 悪訳、誤訳の殿堂入りか? さすがにこの誤訳はあまりに恥かしすぎるので、最新の版では直っているのだろうと大型書店にでかけたついでに確認してみたら、ちっとも直っていなかった。本屋の通路にたたずみ、わたしは I got pissed! .....おっと、けっして本屋で「ちびった」わけではありません。 「小野田和子」をウィキってみたら、ハヤカワSF関係でそうとう頑張って仕事をしてきたみたいだが、この人、いつか自分の力量のなさが露見することにビクビクしながら何十年も翻訳業に携わってきたのではないだろうか。だとしたら、かわいそうな翻訳家でもある。 とんでもない悪訳・誤訳満載の訳書「小説作法」(原書は Stephen King の ON WRITING) を出してから、何事もなかったかのようにエッセーを上梓した池央耿さんの例もある。小野田さんも、傷口を広げないうちにそろそろ来し方を振り返って回顧録の準備に入ったらいかがでしょう。もちろん、ここで取り上げたあまりにバカげた誤訳など「わたしは無縁です」といったそぶりで構いませんから。 | ||||
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最後はハッピーエンドだと分かっていてもハラハラし通しで一気に読んでしまった。たしかに緻密な展開で久々にSFとしての面白さを味わえる佳作にめぐり会えた感じ。でも他のレビュアーさんも書いてるけど、火星の希薄な大気(地球の1%以下)では嵐になってもそんなに大被害にはならないはずと気づいてちょっと複雑な気分。時速175kmの嵐は地球でなら脅威だけど、運動エネルギーは1/2×m(質量)×v(速度)の2乗なので、火星の大気では威力が1%以下のはずなんだよねえ・・。でもそれでも、やはり評価としては星5つで減らす気にはなれない。なんといっても超面白かったから。 | ||||
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ふだんは原書で読むのだが、たまには日本語でと思い、小野田和子訳を読んでみた。ところが、わけのわからない訳文が多すぎて、半分読み終えたところでもう限界。意味不明の部分にチェックを入れて、手に入れた原書と比べてみたら、訳者が手抜きで訳していることがよく分かった。やっつけ仕事でテキトーに訳しているとしか思えない箇所が多すぎる。この翻訳を読まされるSFファンは、アンディ・ウィアーの世界から突き放されている。 一例だけあげよう。翻訳による作中で、主人公のワトニーがヨハンセンに宛てて遺書にも似た最後のコメントを残すの場面から― …とにかくいいたいのは、きみはオタクでダサイということ。きみに食いこみパンツをプレゼントしたいから、こんどあったとき、忘れていたら催促してくれ。 なんじゃ、こりゃ! ちかごろは、ダサい女に「食いこみパンツ」を送るのがはやりなのか? 原文に当たって納得した。Anyway, the point is you're a nerd. Remind me to give you a wedgie next time I see you. ここは英語圏の読者がクスッとくるところだ。「食いこみパンツ」に関する文化的な説明を注釈でおこなう手もあろうが、せめてこんな風に訳してくれないと、お金を払って購入している読者に対しあまりに不親切なのではないだろうか。 「とにかく言いたいのは、あんたはあまりにオタクでダサイってこと。こんど会ったらお仕置きのカンチョーをしてあげるから、忘れてたら言ってくれ」 (tabbyred による試訳) 訳者の小野田和子という人の経歴は知らないが、ウーム、もうちょっと丁寧に翻訳してほしいなあ。レビューアーの "ぼにーた" さんもこの翻訳を批判しておられるが、まったく同感である。あまりに安直なカタカナ訳が多い。そして、わたしがここで取り上げた一例などは、英語の意味をきちんと伝えていないばかりか、原作者ウィアーが原文に込めたユーモアをちっとも伝えていない。訳者がそもそも "give someone a wedgie" の意味を知らなかった可能性も十分にある。だとしたら、「(ダサイ女に)食いこみパンツをプレゼント」などは、あまりにばかばかしい誤訳である。調べてみたら、この小野田和子という訳者はさらに後半部でも "You're pissed.(腹をたてた、イラついた)" を「ちびった」と訳してしまっている。おいおい、この人、そもそも英語力がないんじゃないかあ? 悪訳、誤訳の殿堂入りか? 「小野田和子」をウィキってみたら、ハヤカワSF関係でそうとう頑張って仕事をしてきたみたいだが、この人、いつか自分の力量のなさが露見することにビクビクしながら何十年も翻訳業に携わってきたのではないだろうか。だとしたら、かわいそうな翻訳家でもあろうが、一番かわいそうなのは、この分かりにくい訳文を読まされてきた読者だ。 | ||||
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実のところ、先にアルテミス(上・下)を先に読んだ関係でアンディ ウィアー作品に興味をもち、火星の人を呼んで見ようとおもい購入しました ODYSSEY 2015年のアメリカ合衆国のSF映画の原作である事を知らずに購入読み進めるうちに気がついた。一人称の語りでタンタンと語っていく手法にハマりました。無茶ぶりやRTG(原子力電池)なんんぞ出てくるし、水を作る過程やまさにおもしろかった。 生帰還するために、残留保存されていた資材を材料に水、空気、電気を確保すると、さらに火星の土とクルーの排泄物をもとに耕作用の土を用意し、ジャガイモの栽培に成功し食料を時給するなど、そして、ダクトテープは欠かせないアイテムですね。 | ||||
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応援したくなる・・。 何といっても、このキャラが魅力でしょうか。 地球との掛け合いも楽しいけれど、絶対に、何とかなれ! と読みながら、主人公と一緒に頑張ってしまう、そんな本です。 説明部分を、かっ飛ばしながら読んだところもありますが、 最後まで楽しめました。 SF好きであろうとなかろうと、 お試しください。お勧めです。 | ||||
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火星のロビンソンクルーソーであるが、余りにも閉塞感が強い。息が詰まりそう。 | ||||
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高評価だったので購入。 登場人物が皆陽気で、仕事マンなので、通勤の電車時に読んで元気を貰いました。 社内・社長と意見/考えが合わない。なーんて悩んでいる会社員にオススメできると思います。 また、火星好き・MOONLIGHT MILE好き・プラネテス好き、、な方にもオススメできるかな(自分がそうなので笑) 1,000円を越えているので気が引けるかも。でも買って後悔はしませんでした。難しいこと考えず楽しく読めました! | ||||
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主人公の工夫ぶりも、地球の人の奮闘も、クルーメンバーが救出の為にぎりぎりまで安全マージンを削るスリルも、とても面白く読ませてくれる。 | ||||
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火星に一人残された男がサバイバルするという話です。漂流物はワクワクしますね。 ジャガイモを作るくだりが一番好きです。 ただ個人的に、翻訳がちょっとクセがあると思います。 主人公の喋り方が変というかわざとらしいというか。もうちょっと自然にできなかったのでしょうか。 あとは、中盤くらいから「何か失敗する→何とか持ち直す」のパターンが見えてしまって、あんまりハラハラしなくなってしまいました。 想定外の事故が全く起こらないのはご都合主義ですが、ちょくちょく問題が起こる割にいつも大丈夫なのもご都合主義に感じます。 | ||||
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映画『オデッセイ』の原作で、元はブログで書かれていた作品。 すでに多くの方がレビューを上げているので1点だけ。 5人の命と1人の命のどちらを取るかというミッションの選択が行われる場面がある。 ここで思い出したのは『アフガン、たった一人の生還』という本だ。 実話の回想記である『アフガン―』では取り残された著者たち数人を助けるために実際に何倍もの犠牲者が出ている。 考えてみれば割に合わない話だ。 でも、真のアメリカの善い精神というのはこういうことなのかもしれない。 極論すれば、ひとりを助けるために何十人、何百人、何百万人死んでもいい、という精神だ。 ライアン二等兵を助けるためにトム・ハンクス一行が全滅するリスクを取ってもかまわない。 そんな向こう見ずで命知らずの精神。 本作でも躊躇なく5人の命を賭ける選択が行われる。一歩間違えたら6人全員の命が失われる。 合理的ではない選択だ。 その選択を選んだ精神――それはフロンティア・スピリットと呼ばれる――が人間を月まで飛ばし、 火星まで届かせたのだ。 この本ではそうしたスピリッツを随所に感じ取ることができるだろう。 | ||||
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最初に映画観ました。あまりにおもしろかったので、すぐに文庫版上下巻を購入しました。そして、英語版も購入。あげく、プライムで映画も購入してしまった。何がいいのか?と言われると、困るけど、私のつぼにはまりました。主人公の理論に基づいた前向きさと、研究愛、地球に残された(火星に残されたという感じがしない)人々の焦りとか、がとても興味深いです。実はまだキンドル版は購入してないのです。しつこく、日本版と英語版のキンドル版購入予定です。読むと前向きになれます。日々のサバイバルも、これに比べれば、、、、、たぶんたいしたことない? | ||||
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