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火星の人
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火星の人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全282件 201~220 11/15ページ
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本来ならば悲壮感に満ち溢れた孤独記になりそうなところ、主人公の安易に絶望せずむしろ反骨精神でもって立ち向かう姿がとても頼もしく、希望は多くないのにも係わらず安心して読み進めることが出来る。 個人的な我儘として、最後はもう少し後の様子まで読ませて欲しいと思ったのが、ほんのちょっとだけ残念でした。 | ||||
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作品自体は昨年夏辺りから書店で目にはしていた。が、いまいち食指は動かなかった。 先ず、タイトルのあまりのストレートさ、と、火星に一人残された人間のサバイバル物語、に不安を感じたのだ。 どうせ、有りがちな事件(謎の隕石とか謎の物体とか)が起きて最後は奇跡が起きて救われるみたいなB級SF映画的なものか、もしくはリアリティー重視すぎて「センス・オブ・ワンダー」が一欠片もない専門用語大集合的なもの、のどちらかと思っていたのである。 ところが、読んでみたらめちゃくちゃ面白い。 ディティールはリアルなんだけど、主人公のひょうげた性格が最高。危機的状況下で飛び出すジョークが秀逸。頭の中が「センス・オブ・ワンダー」というか、「理科系のオタク」の「我が道を行く」感が素晴らしい。う~ん、判りやす言うと、パシフィック・リムの科学者っぽい(あれほど極端ではないがかなり近い)。脇役も含めて皆、何かズレているところも読んでいて楽しい。 これから読む方もいるだろうから詳細は書かないが、絵に描いたような大団円を避けるラストの終わり方も好き。そりゃ臭いよな。 長い作品をじっくり読むことに慣れている方には特にお薦め。 | ||||
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昨今、子供の「理科離れ」が嘆かれています。 そんな子供たちに読ませたい1冊です。 火星に一人残された主人公、彼が生き残るために駆使したのが 化学、農学(専門)、物理、電気、通信、原子力、天文学、地学 ありとあらゆる科学(理科)知識を駆使し、絶望的な状況を克服しました。 つまり理科(科学)を勉強することは、サバイバル術を手に入れることなのです。 生き残りたければ、理科を学べ!これが本書の神髄です。 さらに、彼の行動は、常に Plan-> Do -> See -> Action の繰り返しです。 仮説→実験→結果の確認→修正/次へのアクション の連続で、 困難な局面を安全(?)に乗切っています。 これも、子供たちに(+新人社員)に学んでほしい基本行動です。 「生き残るために、役に立たないものは何もない。」 主人公は、生き残るために、全ての物を活用し尽くしました。 だから妻よ、私の溜め込むアイテムたちを ガラクタとして捨てないでくれ......。 | ||||
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何十年ぶりかに読んだSF小説。 とにかく面白かった!の一言。 火星にたった一人残された主人公のサバイバルストーリー。 ややもすると暗くなりがちなストーリーだが、主人公ワトニーの人物設定が秀逸でした。 前向きかつ失敗にもめげない明るいキャラクターで、数々の難局を乗り越えて行く様に引き込まれました。 地球との交信が可能になってからのやり取り、船長ルイスが火星探索ミッションに持っていった私物の音楽コレクション、このくだりは特に個人的にはまりました。 SF小説としては勿論、エンターテインメント小説としてもお薦めの1冊。 | ||||
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あるミッションで一人火星に取り残された宇宙飛行士のサバイバルを描いた小説です。 残された物資を最大限活用していかに生き残るかを具体的に微に入り細を穿つように描写しています。 それでいて読みやすい。 これは原作も素晴らしい上に、それをスポイルすることが無い翻訳も素晴らしいとうことです。 SFはこの30年で散々読みましたが確実にトップ5に入る出来です。 | ||||
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既知の物理化学理論で矛盾なく未来や宇宙を語るハードSFはもはやネタが尽きたか、あるいは一般人の理解不能な世界へ行ってしまったかと思っていましたが、火星探査という身近な?ネタでここまでやれるとは。 技術用語が難解で多いのはいたしかたないですが、そこを飛ばして読んでも十分楽しめる物語です。 映像が頭に浮かんでくる文章は翻訳者のセンスでもあるのでしょうね。 | ||||
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レビューを読んで期待し、kindle版を購入してみた。 なるほど、軽い。文体が軽いのでつい、ざーっと先を急ぐように流し読みしてしまった。 しかし読み終えてみると、私の読み方はよくなかったと気づいた。 大きな流れとして全体を見渡すより、ひとつひとつのできごとをじっくり丁寧に読む方がこの本を楽しめると思う。 火星に1人取り残された男が生還をめざす、という筋なので、スケールの大きい話ではある。しかし、「生還できるか否か」「このような運命におかれた人の心情とは」などという視点で読むと、まあ・・・さほど面白くない。面白さは、次々に直面する難題のひとつひとつを「いかに」解決するかという過程にあるのだろう。 映画化の話があるようだが、どちらかというと毎週連続のTVドラマの方が向いていそうだ。1話ごとにトラブルが起こり一応解決するんだけど、次回はまた次のトラブル、というような。 この小説の中に主人公の様子を毎日中継するTV番組が出てくるのだが、小説そのものも「今日のワトニー」を一日一日見ていくような感覚である。 ざーっと読むとよくない、というのは、小説全体をみたときにテーマの割に単調なのである。細部を読み込まないと、単なる「軽くて読みやすいSF」で終わってしまう。 1つは、主人公の性格による。 とにかくポジティブで口調が軽い。絶望するとか考え悩むというところが見えないので、感情の振れ幅が少ない。 数々のトラブルの中にはちょっとした困りごともあれば致命的なものもあり、喜びの中にもちょっとしたものから運命を変えるようなものまでがあるのだが、この主人公の日記(ログ)からはその差があまり読み取れないのだ。 物語のポイントとなる契機には、もっと読んでいて揺さぶられるものがあってほしいのだが、全てが同じような軽い調子では、いまいちガツンと響かない。 「ログではこんなふうに軽口ばかりだけど、本当は不安をこらえかねて泣いているのでは」とか想像させるような片鱗もない(笑)。 この明るさ・軽さが「楽しく読める」「安心して読める」要因であり本書の特徴でもあるが、人によってはもの足りないと感じるだろう(私はそう)。 ついでに言うと、極限状態でも笑いを忘れないこと自体は感嘆させられるが、主人公のこれに「ユーモア」とかの言葉は高級すぎて使いづらい。「笑いのセンスがある」という感じではない。 単調さの原因はもう1つ、日記形式を採用したせいで、緊迫感が薄れていることにもある。 日記を書けている=死んでいない とすぐわかるし、日記を書いている時は重大なトラブルの事前か事後だ。常に書いている「今」が「ひとまず安全な状態」なので、やはり良くも悪くも安心感があり、同じような調子の記述の繰り返しで平坦な感じがする。 日記形式にするにしろ、日によって単語の羅列だけだったり、意味不明だったり、口調が全く違ったり、というような差があれば「ワトニー、大丈夫か?」ともっとハラハラできたのにと思う。 ひとつひとつのトラブルの対処については、かなり細かく設定されている。 「水をどう手に入れるか」などといういかにも重要そうな問題から、「普通の筆記用具使えないけど、どうやって描く?」などというような一見何でもないようなことまでよく言及されている。 魔法のような飛び道具もなく、かっこよくて派手なアクションシーンもほとんどなく、地味で地道でめんどくさい作業の連続の中で、工夫し苦心する主人公。 この地味な頑張りが胸をうつ。現実の世界もそう、大きな仕事は地味で地道でめんどくさい作業から成り立っているのだ。 ただ残念なことに、読者がトラブルの状況を理解するのはかなり難しい場合がある。専門用語の説明があっさりしすぎていて、どういうものだかよくわからない。正直、流し読みをした私には、主人公がどういう作業をしているのかほとんどわからないまま次へ読み進めてしまった場面がいくつかある。 けれどもこの細かい内容こそがおそらくこの本の肝なのだ。我慢して熟読し、理解して読み進めることをおすすめしたい。 付け加えると、地球にいる人たちの描写も、なんだか説明があっさりし過ぎていると感じた。外見や年齢に関する説明がほとんどないので、読み進めるまでその人物の個性がイメージできない。日本人には、名前から性別を推測することも難しく、もう少し説明してくれよと思った。 | ||||
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思わぬ感動がありました。 これは傑作のひとつです。 自分ならどうするんだろ? | ||||
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ここまで魅力的な主人公は、久しぶり。 本格的なスペースサイエンスだし、さまざまな本格的な知識が出てくるにもかかわらず、読んでる側がぽかーんとしない。させない。マーク・ワトニーというキャラクターが完璧すぎるから。 もう、勝手に地球で見守る一人になった気分でマークの心配し始めます。 スーパーでじゃがいも見かけるたびに、マークのことを思いだします。 マット・デイモンで映画化ということで、マットのお顔を拝借しながら読み進めましたが、他の登場人物たちも人間臭くて魅力的なキャラクターばかり。そう、ヒューマンドラマとしておもしろいんです。人間って素晴らしいって思うほど。 | ||||
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一人称小説で、ほとんどのシーンが主人公の目を通して語られる。 彼はどうして一人火星に取り残されることになったのか。どうやって生き延びたのか。主人公の見聞きし推理し理解できたことしか書けない一人称、それもたとえ自分が死んだとしても、後に伝えるための記録として書き残した日誌という体裁をとるために、読者をどんどん主人公に感情移入させる。 ただ一人火星に取り残された男とともに、生き延びるための戦いをぜひ、体験してみていただきたい。 | ||||
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楽しく一挙に読みました。主人公のユーモアと楽観的ポジティブシンキングは素晴らしいです。サヴァイブするために必要な要素を学んだ気がしました。これずべてを映画化するのは容易ではないと思われますが、それはそれとしてどんな風に映像化されるのかが楽しみです。 | ||||
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レビューを見て買いだと思いましたが、正解でした。 SFはともすると主人公の内面を描きすぎる作品もありますが、この作品はそれ程でもなく楽しく読めました。 映画化してくれればうれしいです。 | ||||
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久々SFを読んで見ましたが良かったー。 現実感のある設定とその上で事件が続いてハラハラします。最後は感動しました。 | ||||
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往年の名作「月は地獄だ」を彷彿とさせる佳作です。さらにいうと火星のロビンソン・クルーソーかな。フライデーは居ないけどね。 | ||||
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正統派のハードSFでありながら、そこはかとなくユーモアが漂っていてとても楽しく読めました。ぼやきながらも、けっして諦めない主人公の姿勢がなんとも良い雰囲気をだしています。 | ||||
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初めてレビューを投稿しました。それくらい素晴らしいと思えました。 | ||||
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著者は「僕はオタクだ」と自己紹介したとあるが、そんな事言わなくてもこの本を読めばわかるって。 アシモフ・ハインライン・クラークで産湯をつかい、キューブリックを子守唄にし、ベッドの下にはバロウズやスミスのペーパーバッグが山積みだったに違いない。だから、同じ穴のムジナの読者としてはオタク心が刺激されて、胸はキュンキュン、仕事中までニコニコしっぱなし。 なんとも硬派な展開をハインライン風の闊達さとヴォネガット的なユーモアのおかげで、陰気にならず楽しく読めた。ハイホー さて、長丁場の火星ミッションだったが、ウィアー氏はさらに進化した冒険を創造してくれるものと期待している。 今後のが待ち遠しい。 | ||||
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友人が高く評価しており、ついついKindleで購入。。。 最初、チョット読むつもりがそのまま一気に夜更かしをして読んでしまいました・・・。 これ、かなり面白いですが、それをネタバレせずに表現するのが難しい(苦笑)。 ご興味のある向きにはぜひ、一読をオススメ致します。 | ||||
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おもしろい。火星古代文明も宇宙開発をめぐる陰謀も出て来ないが、それでも火星探査のようなミッションがどれほど危機に満ちているかをリアルに教えてくれる。次々に襲いかかる危機にあくまで科学的思考で立ち向かう主人公の前向きな性格もユニークだが、その分、火星に1年以上置き去りにされた人間の孤独感などの心理描写はない。その点のみ疑問符をつけ☆4つ。 | ||||
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サバイバル小説は沢山あるでしょうが、舞台が火星っていうのは凄い。映像化しても面白そう。是非、連続ドラマで見てみたい。 | ||||
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