■スポンサードリンク


火星の人



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!

火星の人の評価: 4.46/5点 レビュー 282件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.46pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全18件 1~18 1/1ページ
No.18:
(1pt)

かってのSF大家の作品と比べると、スピードがありませんー最後まで読むと面白いのでしょうが

ご存じ、映画「オデッセイ」の原作にして、いわゆる「サバイバル物」にあたるSFです
「レビューの高さ」で購入しました

ただ、どうなんでしょうか
確かに、火星に取り残された主人公が、「手元の素材を活用しながら、サバイバル(すると思われる)」のですが、何せ、最初のスピードがのろい

後半に入ると、地球との交信等もあり、面白くもなるのでしょうが、かってのクラークやアシモフ、ハインラインといったSFの巨人の作品と比較すると、「うーん」と思ってしまうのも確か

映画より、本の評価が高いようですが、私のような人間には、2時間くらいで描いてくれる映画の方が良いような(映画も見ていませんが)
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.17:
(2pt)

ギブアップ!

半分くらいまで読んで挫折、残りは流し読みしました。
あくまで挫折した人間の私見です。
トラブルが起こり何とか解決、トラブルが起こり何とか解決、の繰り返しです。火星に理系が一人ぼっちなので、文章が単調な内的独白ばっかりです。そして内容が知的でオタクっぽいので、けっこう頭を使わなければ、何をやっているのか掴みづらいです。掴んでも「なるほど!」感はあまり感じませんでした。火星に残されたパスファインダーとかを活用するアイデアは面白いと思いました。後はひたすらオジサンのDIY日記を読んでる感じがしました。時々ユーモアも交えるんですが、アメリカの文化、ノリ、元ネタを知らないので面白さがわからないです。登場人物の人間的成長だとか、人間関係の変化、分かりやすいドラマなどもあまりなく、終わり方もスッと終わった感じです。え?あれ?ここで終わりなの?的な。ワイの気持ちがスイングバイされちゃった。火星版ロビンソンクルーソー、なんて意見もあるようですが、そもそもロビンソンクルーソー自体があんまり面白くn、、、もし読むなら同作家のプロジェクトヘイルメアリーの方がオススメです。
火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120447
No.16:
(2pt)

翻訳の問題

フィクション映画の翻訳と押しては、感情を刺激されるものがない。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.15:
(1pt)

下巻の第19章は、誤訳のてんこ盛り!

ふだんは原書で読むのだが、たまには日本語でと思い、この小野田和子訳を読んでみた。ところが、わけのわからない訳文が多すぎて、半分読み終えたところでもう限界。意味不明の部分にチェックを入れて、kindle版で手に入れた英文の原書と比べてみたら、訳者が手抜きで訳していることがよく分かった。ちょくちょく誤訳、それも信じられないようなヒドイ誤訳があるうえ、訳しにくい部分はぜんぶカタカナじゃないか。いや、かんたんに日本語に訳せる部分もわざわざカタカナ処理して、ワケが分からなくなっている。なんなんだ、この小野田和子という翻訳者は。そもそも力不足なのに、ちゃんと調べもせずに、やっつけ仕事でテキトーに訳しているとしか思えない箇所が多すぎる。この翻訳を読まされるSFファンは、アンディ・ウィアーの世界から突き放されている。

一例だけあげよう。翻訳による作中で、主人公のワトニーがヨハンセンに宛てて遺書にも似た最後のコメントを残すの場面から―

…とにかくいいたいのは、きみはオタクでダサイということ。きみに食いこみパンツをプレゼントしたいから、こんどあったとき、忘れていたら催促してくれ。

なんじゃ、こりゃ! ちかごろは、ダサい女に「食いこみパンツ」を贈るのが流行りになってるのか? その流行の「食い込みパンツ」ってやつを見せてくれっ、と言いたくなる。原文に当たって納得した。Anyway, the point is you're a nerd. Remind me to give you a wedgie next time I see you.

ここは、英語圏の読者がクスッとくるところである。「食いこみパンツ」に関する文化的な説明を注釈でおこなう手もあろうが、せめてこんな風に訳してくれないと、お金を払って購入している読者に対しあまりに不親切なのではないだろうか。

「とにかく言いたいのは、あんたがほんとにダサイってこと。こんど会ったらお仕置きのカンチョーだな。忘れてたら言ってくれ」 (tabbyred による試訳)

訳者の小野田和子という人の経歴は知らないが、ウーム、もうちょっと丁寧に翻訳してほしいなあ。レビューアーの "ぼにーた" さんもカタカナ処理の多さを批判しておられるが、まったく同感である。あまりに安直な翻訳。そして、わたしがここで取り上げた一例などは、英語の意味をきちんと伝えていないばかりか、原作者ウィアーが原文に込めたユーモアをまったく無視している。同僚女性にTバックもどきをプレゼントするなど、趣味の悪さを通り越して、なにか気味の悪ささえ感じてしまうのはわたしだけではなかろう。この部分、原文から読み取れる感触は、危機的状況下でも「かろみ」を失わないワトニーの強さなのに…。訳者がそもそも "give someone a wedgie" の意味を知らなかった可能性も十分にあるが、それを勘案したとしても「(ダサイ女に)食いこみパンツをプレゼント」などは、あまりにばかばかしい誤訳である。

小野田和子さまへ。次に版を改めるときにはわたしの著作権は気にする必要はありませんから「こんど会ったらお仕置きのカンチョーをしてあげる」を使って構わないですよ。もし「パンツ引っぱり上げ」という、ダサい同級生に対する一種のいじめ・からかいを翻訳で「カンチョー」に置きかえるのにためらいがあるのなら、「こんど会ったらお仕置きをしてあげるから」と無難に処理するのもありでしょう。ただし、これじゃああんまり「クスッ」ときませんけど。まあ「食いこみパンツのプレゼント」よりはずっとずうっとマシになりますから、ぜひ次版では訂正してください。ただし、あなたの誤訳やヘンテコリンな訳文は、ほかにもアマタありますから、そこだけ直してもらっても…って感じもしますが。

調べてみたら、この小野田和子さま、さらに後半部で幼い子供が「鼻をほじっている (...picking his nose)」部分を「鼻をつまんでいる」とやっている。おいおい、小野田女史はそもそも英語力がないんじゃないかあ? 悪訳、誤訳の殿堂入りか? そしてこのお方、その直後に "You're pissed.(きみ、怒ってるだろ)" を「ちびったな」と訳してしまっていて、もうこの人いったいどうなっちゃってるの、とわたしは声をあげた。どうしたらこんなバカげた誤訳を重ねられるわけ? ねえ、どーして! どーしてなの! おせーて!

原著における本来の状況の概略はこうである。

妻は宇宙船内の夫のために、カメラにむかって幼子の手を振らせている。そのうち子供は飽きてきて、振らせされているのと反対側の手で鼻をほじくり始める。
「怒ってるだろ」と夫が言う。
「分かる?」
「分かるさ。15の歳から君と一緒だ」
「だって勝手に地球への帰還を何百日も遅らせるんだもの。それまでヤレないわけね。ずうっとあなたのこと心配し続けて、帰るころには、もう私たち年を取っちゃってる (=We'll get past it.)」
「そうだな」

ここを、小野田和子流に訳すとこうなる。

…そのうち子供は飽きてきて…片方の手でさかんに鼻をつまんでいる。
「ちびったな」
「わかる?」
「わかるさ。15の歳から一緒だから、君がちびったらすぐわかる」
「…あなたに抱いてもらえるまで、何百日も待たなくちゃいけない! そのあいだ、ずっと心配しなきゃいけないのよ」
「ごめんな」
「のりこえましょうね」
「のりこえよう」

(なぜ、15歳から一緒にいると相手の "ちびり" が分るのか、どう考えても分からないが、それはさておき、いつの間にやら小野田訳では、尿漏れぎみのけなげで殊勝な妻が、夫とともに苦難に耐える物語になっているのである。引用部のさいごの誤訳もひどい。おいおい、それってウィアーの世界じゃないだろ?)

本書は全編を通じてこうした誤訳や、首を傾げたくなる悪訳が点在する。日本語訳を読み進めていく読者は、あちらこちらで何かしらちぐはぐな描写に出くわしていくわけだが、SFだからよく分からぬこともあろうと自分を納得させるしかないのである。とはいえ、さすがにこの「鼻つまみ」と「ちびり」の誤訳は恥かしすぎる。最新の版では直っているだろうと、大型書店にでかけたついでにこの新版下巻で第19章を確認してみたら、ちっとも直っていなかった。本屋の通路にたたずみ、わたしは天井を見上げて I got pissed! .....おっと、けっして本屋で「ちびった」わけではありません。

「小野田和子」をウィキってみたら、ハヤカワSF関係を中心にそうとう頑張って仕事をしてきたみたいだが、この人、いつか自分の力量のなさが露見することにビクビクしながら何十年も翻訳業に携わってきたのではないだろうか。だとしたら、かわいそうな翻訳家でもある。いや、もしかしたら、それなりに力量がおありなのにたまたま本書を翻訳しているときは体調がすぐれず、バカげた誤訳を下痢のように放出してしまっただけかもしれない。それを確かめるべく、ジェームズ・ティプトリー・ジュニアの短編集の翻訳「あまたの星、宝冠のごとく」を買って読んでみた。一編読んで、この人の三流ぶりが堂に入ったものだということがよく分かった。暇にまかせて、もう一編だけこれを最後と読みはじめたら、こんどもお笑い種の誤訳を見つけて、いよいよ小野田和子氏は殿堂入りだと確信した。

誤訳は誰にでもある。大御所 浅倉久志さんはスティーヴン・キングの Apt Pupil を訳した時、さいごに殺される主人公を生きながらえさせてしまった(新潮文庫「ゴールデンボーイ―恐怖の四季 春夏編」)。一流翻訳家 池央耿さんなど、悪訳・誤訳がけっこう目についた「小説作法」(原書はステーヴン・キングの ON WRITING) を出してから10年ほどして、あたかも「名人であるわたしが書きました」とでも言わんばかりの、とてもすばらしい エッセー「翻訳万華鏡」を上梓した。小野田和子さんも、そろそろ来し方を振り返って回顧録の準備に入ったらいかがでしょう。もちろん、ここで取り上げたあまりにバカげた誤訳など「わたしは無縁です」と知らん顔の半兵衛を決め込んでかまいませんから。早いとこ取りかからないと You'll get past it! あ、これ「あなたは乗り越えるでしょう」じゃなくて「老いぼれちゃうよ」の意味ですからね。分かんなかったら、いろんな辞書を引こうね、あなた、翻訳家なんだから。
火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120447
No.14:
(1pt)

翻訳がヒドイ。「おまえダサイから、食いこみパンツをプレセントしてやる」ってか!

ふだんは原書で読むのだが、たまには日本語でと思い、この小野田和子訳を読んでみた。ところが、わけのわからない訳文が多すぎて、半分読み終えたところでもう限界。意味不明の部分にチェックを入れて、kindle版で手に入れた英文の原書と比べてみたら、訳者が手抜きで訳していることがよく分かった。ちょくちょく誤訳があるうえ、訳しにくい部分はぜんぶカタカナじゃないか。いや、かんたんに日本語に訳せる部分もわざわざカタカナ処理して、ワケが分からなくなっている。なんなんだ、この小野田和子という翻訳者は。やっつけ仕事でテキトーに訳しているとしか思えない箇所が多すぎる。この翻訳を読まされるSFファンは、アンディ・ウィアーの世界から突き放されている。

一例だけあげよう。翻訳による作中で、主人公のワトニーがヨハンセンに宛てて遺書にも似た最後のコメントを残すの場面から―

…とにかくいいたいのは、きみはオタクでダサイということ。きみに食いこみパンツをプレゼントしたいから、こんどあったとき、忘れていたら催促してくれ。

なんじゃ、こりゃ! ちかごろは、ダサい女に「食いこみパンツ」を送るのがはやりになってるのか? その流行の「食い込みパンツ」ってやつを見せてくれっ、と言いたくなる。原文に当たって納得した。Anyway, the point is you're a nerd. Remind me to give you a wedgie next time I see you.

ここは、英語圏の読者がクスッとくるところである。「食いこみパンツ」に関する文化的な説明を注釈でおこなう手もあろうが、せめてこんな風に訳してくれないと、お金を払って購入している読者に対しあまりに不親切なのではないだろうか。

「とにかく言いたいのは、あんたはあまりにオタクでダサイってこと。こんど会ったらお仕置きのカンチョーをしてあげるから、忘れてたら言ってくれ」 (tabbyred による試訳)

訳者の小野田和子という人の経歴は知らないが、ウーム、もうちょっと丁寧に翻訳してほしいなあ。レビューアーの "ぼにーた" さんもカタカナ処理の多さを批判しておられるが、まったく同感である。あまりに安直な翻訳。そして、わたしがここで取り上げた一例などは、英語の意味をきちんと伝えていないばかりか、原作者ウィアーが原文に込めたユーモアをちっとも伝えていない。訳者がそもそも "give someone a wedgie" の意味を知らなかった可能性も十分にある。だとしたら、「(ダサイ女に)食いこみパンツをプレゼント」などは、あまりにばかばかしい誤訳である。

小野田和子さまへ。次に版を改めるときにはわたしの著作権は気にする必要はありませんから「こんど会ったらお仕置きのカンチョーをしてあげる」を使って構わないですよ。もし「パンツ引っぱり上げ」という一種のいじめを翻訳で「カンチョー」に置きかえるのに躊躇いがあるのなら、「こんど会ったらお仕置きをしてあげるから」と無難に処理するのもありでしょう。ただし、これじゃああんまり「クスッ」ときませんけど。まあ「食いこみパンツのプレゼント」よりはずっとマシになりますから、ぜひ次版では訂正してください。ただし、あなたの誤訳はほかにもアマタありますが。

調べてみたら、この小野田和子さま、さらに後半部で "You're pissed.(腹をたてた、イラついた)" を「ちびった」と訳してしまっている。おいおい、あんた、そもそも英語力がないんじゃないかあ? 悪訳、誤訳の殿堂入りか? さすがにこの誤訳はあまりに恥かしすぎるので、最新の版では直っているのだろうと大型書店にでかけたついでに確認してみたら、ちっとも直っていなかった。本屋の通路にたたずみ、わたしは I got pissed! .....おっと、けっして本屋で「ちびった」わけではありません。

「小野田和子」をウィキってみたら、ハヤカワSF関係でそうとう頑張って仕事をしてきたみたいだが、この人、いつか自分の力量のなさが露見することにビクビクしながら何十年も翻訳業に携わってきたのではないだろうか。だとしたら、かわいそうな翻訳家でもある。

とんでもない悪訳・誤訳満載の訳書「小説作法」(原書は Stephen King の ON WRITING) を出してから、何事もなかったかのようにエッセーを上梓した池央耿さんの例もある。小野田さんも、傷口を広げないうちにそろそろ来し方を振り返って回顧録の準備に入ったらいかがでしょう。もちろん、ここで取り上げたあまりにバカげた誤訳など「わたしは無縁です」といったそぶりで構いませんから。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.13:
(1pt)

翻訳がヒドイ。「おまえダサイから、食いこみパンツをプレゼントしてやる」ってか!

ふだんは原書で読むのだが、たまには日本語でと思い、小野田和子訳を読んでみた。ところが、わけのわからない訳文が多すぎて、半分読み終えたところでもう限界。意味不明の部分にチェックを入れて、手に入れた原書と比べてみたら、訳者が手抜きで訳していることがよく分かった。やっつけ仕事でテキトーに訳しているとしか思えない箇所が多すぎる。この翻訳を読まされるSFファンは、アンディ・ウィアーの世界から突き放されている。

一例だけあげよう。翻訳による作中で、主人公のワトニーがヨハンセンに宛てて遺書にも似た最後のコメントを残すの場面から―

…とにかくいいたいのは、きみはオタクでダサイということ。きみに食いこみパンツをプレゼントしたいから、こんどあったとき、忘れていたら催促してくれ。

なんじゃ、こりゃ! ちかごろは、ダサい女に「食いこみパンツ」を送るのがはやりなのか? 原文に当たって納得した。Anyway, the point is you're a nerd. Remind me to give you a wedgie next time I see you.

ここは英語圏の読者がクスッとくるところだ。「食いこみパンツ」に関する文化的な説明を注釈でおこなう手もあろうが、せめてこんな風に訳してくれないと、お金を払って購入している読者に対しあまりに不親切なのではないだろうか。

「とにかく言いたいのは、あんたはあまりにオタクでダサイってこと。こんど会ったらお仕置きのカンチョーをしてあげるから、忘れてたら言ってくれ」 (tabbyred による試訳)

訳者の小野田和子という人の経歴は知らないが、ウーム、もうちょっと丁寧に翻訳してほしいなあ。レビューアーの "ぼにーた" さんもこの翻訳を批判しておられるが、まったく同感である。あまりに安直なカタカナ訳が多い。そして、わたしがここで取り上げた一例などは、英語の意味をきちんと伝えていないばかりか、原作者ウィアーが原文に込めたユーモアをちっとも伝えていない。訳者がそもそも "give someone a wedgie"  の意味を知らなかった可能性も十分にある。だとしたら、「(ダサイ女に)食いこみパンツをプレゼント」などは、あまりにばかばかしい誤訳である。調べてみたら、この小野田和子という訳者はさらに後半部でも "You're pissed.(腹をたてた、イラついた)" を「ちびった」と訳してしまっている。おいおい、この人、そもそも英語力がないんじゃないかあ? 悪訳、誤訳の殿堂入りか? 

「小野田和子」をウィキってみたら、ハヤカワSF関係でそうとう頑張って仕事をしてきたみたいだが、この人、いつか自分の力量のなさが露見することにビクビクしながら何十年も翻訳業に携わってきたのではないだろうか。だとしたら、かわいそうな翻訳家でもあろうが、一番かわいそうなのは、この分かりにくい訳文を読まされてきた読者だ。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.12:
(2pt)

飽きた

似たような同じことが次々起きるので、またか・・

これが外国人作家のレベルなのか
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.11:
(2pt)

翻訳者の怠慢に厳重に抗議する!ハヤカワさん、信用してたのに。

作品は文句なく面白い。ただし、二度三度読み返そうとは思わない単純な娯楽作ではあったが。
それより問題なのは翻訳のひどさだ。こなれているし、文体も悪くない。しかし、やたらにカタカナ語が多いのだ。それも日本語としてのカタカナ語(たとえばパソコン)ではなく、英単語をそのままカタカナにしただけの言葉の羅列。そのせいで何度、本を壁に投げそうになったことか。
ミッション、オフラインぐらいは諦める。ログ・エントリーもまあ許す。個人的には日誌、記録で問題ないと思うが。許せないのはスペース・スーツだ。宇宙服で何がいけないのか?しかもスペース・スーツと記されるのは要所のみだからひどい。あとはスーツと省略して連呼するので、読んでいる途中サラリーマンの姿が頭に浮かんで仕方なかった。火星の話なのに。日本語でスーツといえば、上下揃いの背広のこと。背広というと上着だけを指すと、なんとなく使い分けがされているはず。なぜ、こんな訳のわからない手抜きをするんだろう。
ほかにも、太陽電池アレイにアンテナアレイ。アレイと日本語で書くと、LとRの区別がつかず、一瞬、路地のことかと思ってしまう。鉄アレイもあるし。実はarrayで配列のことなのだが、こんなもの太陽電池パネル群、または太陽電池パネルの束でいいではないか。
さらに、モバイルフォンときた。日本語ならスマホとすべきだろう。
英語は日本語とまるで異なり、大雑把な言語である。たとえばタブレットといえば、日本では携帯PCのキーボードなし製品を指すが、英語ではモーゼの石板だってタブレットなのだ。つまり同じ「good luck」でも場面によって、頑張れよ、お元気で、幸運を、達者でな等と訳しわけるのが翻訳者の腕のみせどころのはず。それもせずに英語単語をカタカナにしただけ。怠慢にもほどがある。出版元のハヤカワといえばSFと推理小説の老舗で信用していたのに、これはあんまりだと思う。
抗議の意味で作中の英語カタカナ語を列記する。一読してすべて意味がわかる読者がどれだけいるだろうか?※()内は勝手に翻訳した。
スタートからフィニッシュまで(開始から終了まで、で何がいけない?)
オペレーション
EVAスーツ(船外活動スーツ)
アンテナアレイ(アンテナの束)
太陽電池アレイ(太陽電池パネル群)
基本的建築ブロック※土の成分の話なのに意味不明
バイコディン錠(胃薬、アメリカで知られた市販薬)
ポップ・テント(自開式テント)
エアホース(エアフォースではない!通風孔の意?)
ローバー(地上車)
基地サイト(基地付近)
パネル・アセンブリー
パイロット・リリース
生パケット
データ・ダンプ
ピッチ・アンド・ロール・マヌーバ
点火シーケンス(点火手順)
ミッション・コントロール・センター
エントランス・スロープ
エントランス・クレーター
データロガー
ロッド
ねじりモーメント
着陸ステージ(着陸段階)
インターセプト
重要でないギア(装備)
データライン
バックアップ・コム・システム
コンバーティブル(オープンカー)
コンポーネント
インターセプト
スクリプト
第一ステージロケット(第一段階ロケット)
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.10:
(2pt)

自分にはあわなかった

評価が高いので買って読んでみましたが、途中で挫折。
残念ながらそこまで引き込まれる内容ではなかったですね。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.9:
(1pt)

なんもゆ〜ことなし

こんなくそつまらん小説あげつらって!!みんな実はSFなんか大嫌いでしょ!
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.8:
(1pt)

確信犯的な上げ底商法!!!!!!

まだ1冊の旧版が堂々と店頭の棚に並んで手に入るのに、2分冊の新版。続編か?映画「オデッセイ」のノヴェライズ?
なんつうか、1980年代前後の角川文庫を思い出す。
矢野徹「カムイの剣」、半村良「産霊山秘録」・・・ETC。2冊に分けると数百円はカクジツに割高になるんだヨな。
ハヤカワ文庫では「ジャンパー」っていう先例もあるけど本書は、表紙に同じ写真を使ってる点など悪質なものを感じる。
平積みを3列にしたら真ん中を中巻と間違えて買ってく人いるよ、きっと!
SFマガジンが季刊になったり、ハヤカワさんもタイヘンですな‾
SFの冬は終わらない・・・。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.7:
(1pt)

リドリー・スコットに謝らねば…

余りのご都合主義!余りの予定調和ぶりに映画館で呆れ果てた「オデッセイ」。「リドリー・スコット老いたり!!」と思いましたが…ご免なさい、原作が、さらに輪をかけてダメでした。コレってジョン・W・キャンベルJr.「月は地獄だ!」の焼き直しでしょ?舞台が月から火星に変わっただけ!
火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(下) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120447
No.6:
(1pt)

翻訳の質に問題あり

翻訳の質が恐ろしく悪いです。直訳調の日本語に少し語尾を変えただけの無味乾燥とした文章が羅列されてるだけ。こんな小説誰が読む気になりましょうか。気になる人は店頭で頭の部分をさらっと読んでみるといいでしょう。私は原作のペーパーバックを購入して読み直すことにします。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.5:
(2pt)

残念ながら訳が。。

原作(英語)はとても良いです。
(その評価は原作のほうに書いています。)

ただ、翻訳がいまひとつです。
こちら(日本語版)から先に読み始めたのですが、
数ページ読み進めたところで、読むのをやめました。
英語の原作を読むことにしました。

訳が原作に忠実であるかどうかという問題なのではなく、
日本語が不自然で、感情移入しにくいのです。
機械翻訳か?と思うような。

もし、ある程度英語を読める方なら、
先に英語の原作の方を読むことを強くお勧めします。
(比較的易しい英語で書かれているので、高度な読解能力は必要ありません。
英語版ではなく、日本語版から先に読み始めようとした私が言うから確かです。)
なぜベストセラーになったのかが
文章からひしひしと伝わってくると思います。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.4:
(2pt)

訳がね

ほとんど機械翻訳したのかなあ、という感じを受けました。話の筋を追うだけならそれでも良いですが、”楽しいか?”って聞かれると間違いなく”No”だな。
苦労して読んだペーパーバックの方が良かった。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.3:
(2pt)

この手の設定に本当に興味のある人なら楽しめる、かも

これだけ長い話が、延々と一人称で語られる(一部、地球、三人称)と、 さすがに疲れます。 知識がないからか、イマイチ画がイメージしずらかったです。 『オデッセイ』というタイトルで映画化されるようなので、そちらに期待します。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.2:
(2pt)

本をそのまま映画化すればコメディになる?

う~~ん、あんまりおもしろくない。
火星に一人取り残された男のサバイバルと救出を書いたものだけど。
状況設定はいいと思う。火星で地球から持ち込んだものを利用して生き残る。ワクワクする。
でも、主人公のキャラが陽気でユーモアを忘れないというもので、状況の切迫さ、深刻さを薄めている。
火星は人類の生存できない環境であり、主人公がミスをすればもちろん、ミスがなくても死に至る。
そんな環境で、ある意味適当に大雑把に行動する主人公は、火星ではなく、地球にいるのではないかと思わせるw
何をするのにも死と隣り合わせという状況を意識していない主人公に違和感があった。
トコトン深刻な状況で、絶望の中でがんばる話が読みたかった。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.1:
(1pt)

フィクションじゃない

すごい!最高!面白い!
おそろしいほどの緻密さ、知識があればあるほどリアル。
ただし星は1つ。理由は嘘つきだから。それも大ウソつきだ!
これはノンフィクションだ。フィクションじゃないね。

フィクションだったら、NASAが陰謀でまみれていたり、軽薄な悪人上司が卑劣な手で邪魔したりとか、仲間の割れが起きたりとか、もっとドロドロしているもんだ。
この作品にあるのは科学知識と理性とユーモアと気の利いた逆転劇でだけで、最後には、ちゃっかり主人公は生き残る…って、あれ?やっぱりフィクションかなあ。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716

スポンサードリンク

  



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!