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火星の人
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火星の人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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1日でパッと読める程度には面白かったし、映画も観たので気に入ったことは確かだ。 ただ、SFとして舞台設定に引き付けられるわけでもなく、描写が優れていて仮想の火星世界にどっぷりとつかったわけでもない。推理物の様にときめくでもない。人物に惚れこむのではもちろんない。 小さくまとまっていて読んで損したというわけでもないが、何回も読みなおして感慨にふけるようなものではない。 一言でいえば、普通。 | ||||
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プロジェクトヘイルメアリー(以降PHM)を読んでとても面白かったので、こちらの本も読んでみました。 上巻までを読んだだけのレビューです。 PHMと同じく、宇宙でひとりぼっちになった主人公がたった一人で、ごく限られた資源や厳しい条件下を、宇宙飛行士としての知性やバイタリティで、うまくやりくりして生き残るという話です。 確かによく出来た話ではありますが、過度に期待していたためか、あるいはPHMと似た話のためか、話の展開に退屈さを感じてしまいました。例えるなら、宇宙でサバイバル生活するようなビデオゲームで、定期的に起こるクエストを一つずつクリアしていく時の、機械的でお約束な展開に、作業ゲー感のようなものを感じてしまいました。もちろん科学の知見で裏打ちされているので、次々と起こるトラブルも、その解決策も、現実に起こりうるような、強い説得力がありましたが。 また専門的な用語や略字などもなかなか頭に入ってこず、読みづらさを感じました。 PHMではロッキーとの対話が、異文化異種族との相互理解を深め、次第に友情を育んでいくような対話が、科学的で論理的な内省的記述が多い文章の中で、いい感じの息抜きや彩りを与えて、読み物としてバランスよく感じましたが、今作ではヒューストンとの淡白なやり取りが多く、終始単調で堅っ苦しさを感じました。 他にも70年代のアメリカのテレビドラマなどをネタにしたユーモアなどもあありましたが、肝心の元ネタを知らないので何が面白いのかさっぱりわかりませんでした。 つまらないというわけではなく、作者と作品を評価しているからこそ、やや厳しめの評価をしてしまいました。下巻に期待してみます。 | ||||
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翻訳は気になりませんでしたが、科学的考証がヒドいかなと。ヒドラジンを仕事で使っていましたが、発熱量すごいです。こんな処理の仕方したら、持ちません。ガスの状態と液体の状態の容積の換算がいい加減。ガスの状態で液体の水の生成はこんなに容易く行きません。発熱のエネルギーがもったいない。せめて燃料電池で穏やかに反応させてエネルギーを無駄にしないように考えられなかったのか? 窒素が殆どの状態では1呼吸2呼吸で即死しちゃいます。 ジャガイモ栽培の炭素のマスバランスを無視している・・・ 化学屋が読むと、ツッコミどころが満載で気になって読み進めませんので、気になる人は7,8章まで読み飛ばしましょう。作者のストーリーの発想は非常にオモシロい。 | ||||
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私は子供の頃、なぜか無人島に行ってサバイバルをする妄想ばかりしており、どうやって過酷な環境を生き延びればいいのか? ということばかり考えていました。今の年齢だと炬燵でのんびり、夏ならクーラーで快適に暮らせれば何よりと考えてしまいます。 さて、何が言いたいかというと、どうも世の中の人は昔からサバイバルもの(ロビンソンクルーソー、15少年漂流記など、鉄腕ダッシュはちと違うか)が大好きで、この火星の人もその流れを組む、テーマは古典的(王道とも言えますが)で題材は近未来に持ってきた、という感じの話です。 火星の写真(地表の)を見てから、この作品を見れば楽しくも厳しい火星サバイバル生活が妄想できるはずです。 ちなみにじゃがいもにはケチャップよりマヨネーズのほうが合うと思う。 | ||||
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話しの展開がアメリカ映画のパターンをふんでいて、どうなっていくかほぼ予測がつく 娯楽作品としては楽しめる | ||||
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残念なのは最後の締めがいまいち もう少し話が続いても良かったのでは、と思うあっさりめの最後でした。 | ||||
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’バイコヌール宇宙基地の廃墟’という打ち捨てられた宇宙基地やロケット発射場の写真集のkindle版が300円だったので、こちらも合わせて読むとリアリティが増します。とお勧めしようと思ったのですが、今見るると本の写真集と同じ価格になっていたので微妙。’紙の本なんて、いらない’派としては、手頃な価格で読ませていただいた方が嬉しいです。 さて、’火星の人’ですが、最初のモノローグを乗り切れるかどうかが山になるでしょう。もう少しNASAの登場が遅れていたら、多分投げ出していた。まあそのくらい引っ張らないと、火星で一人で40日のボリュームは出ないのかも知れないけれど。で、火星とNASAとの行ったり来たりで、4百数十日続きます。5百日超えたんだっけ? コストby量で星四つ、コストby内容で星二つ、ていう所でしょうか。 | ||||
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またかの平仮名多用翻訳文体である。漢字を使わずにわざわざ平仮名を多用するキモい翻訳文体が蔓延しているので困ります。読んでいくうちに鼻について内容が頭に入らなくなります。誰が始めたのか、平仮名を多用すると粋な翻訳、洒落た文体になるとでも勘違いした翻訳家が多過ぎます。しかし、ただの自己陶酔に過ぎません。良い翻訳家はそんな薄っぺらい個性は出しません。翻訳には必要のない色を付ける必要は全くないです。よって星2つ減点とします。 | ||||
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他の方も書いていたので妙に納得。 ストーリー等ホントに良く出来ていてとても面白いのですがなんか違和感がありやっぱり翻訳か と。 英語力ありませんがきっともっといい表現あるんじゃないかなぁと思う箇所結構ありました。 でも面白かったので映画も見ようと思います。 | ||||
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映画を観る前に購入すべし、コメントは下巻のレビューを見てください。 | ||||
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発生場所が火星と云うことだけで、興味をそそられる。空気も水も食料も限定された中での、生存を賭けたストーリー性はある意味先読みできる部分があるし、放射性物質の意外な登場と使い道などアメリカの火星に対する思い入れを知る気がする。後半の砂嵐以外は少々想定した内容だったのでだれた。ただし、U-Tubeで書籍を読む前に見ていたので、星3つなのかもしれません。 | ||||
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作中で、主人公はジャガイモ栽培のために 火星の土に地球の土と排泄物を混ぜて畑を作っていたが しかし排泄物が肥料になるのは、十分に発酵してからだ そのまま用いたら、植物を傷めるだけだよ こんなこと、家庭菜園や園芸をやっている人でもわかる 常識レベルの話なのに、作中では、排泄物をすぐに用いているようにしか思えないし この分では、私の知識が及ばないだけで、他にも突っ込みどころはあるでしょうね 作品は、主に火星に一人残された主人公の物語と 主人公の生存に気づいた地球側の物語の二つに分かれて進みます。 次第にその二つの話が融合していくのですが 上巻の時点では、話は中途だから、やっと主人公が地球と交信が出来るようになった 物語の一部が融合したあたりで終わりました。 物語自体は、それなりに面白いですけど。 ただ、実際に作品のような状況が起こった場合、どうなるでしょうか? 火星探査には、超大国でも簡単には手を出せない金が必要となる。 救助の船を送る事は難しいような気もしますが | ||||
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ようやく読み終えました。 たしかに面白かったんですが、内容がログと人の会話だけで成り立ってるので、情景描写がほとんどなく、読みつづけてると飽きてきました。 そういう客観的な文章がないものだから、主人公が連発する冗談が分からないときもあるし、火星の風景が思い描けないのも残念でした。 また同様に人物の描写もなく、誰が誰だか分からず、男か女かもぱっと出てこない。 そういった意味では、良くも悪くも作者がブログで公開してた、小説ではない新しい形の作品だと思います。 作者の知識とアイデアは深く、訳は文句なく素晴らしかった。 | ||||
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現在、読み始めて丁度半分位の所です。 現代版『アポロ13』の様なリアルなストーリーで悪くはないのですが、展開がノロノロしていて主人公に対する危機感が余り伝わってきません。 『いきなり黄金伝説。火星で0円生活』という感じですね。 映画化される頃に続きを読もうと思います。 | ||||
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膨大な科学的知見に基づいたストーリー自体は、映画化もむべなるかなの出来で、よく個人の力でこれだけのものを書き上げたなと感服する。 ただ、全編、科学的専門用語で埋めつくされているので、その方面に暗い人間には結構な高難易度。読了までに長い時間を費やした。 日記形式は緊迫感を薄める効果があるので、これを採用した事の正誤は微妙。 部下が上司の命令を無視して、貴重な人材と莫大な予算を犠牲にしても一人の人間を救う事を勝手に決めてしまうくだりは、アメリカ人好みの展開ではあるけど、いくら何でも無茶過ぎる。 普通に責任者である上司が決断すればよかったと思う。 各所で絶賛されている主人公(=著者)のユーモアのセンスは、受け入れられる人もいるのだろうけど、一般的な感覚で見るとかなり稚拙で小学生の男子レベル。とても大人の男とは思えない。 時に下劣(p.234)セクハラ的(p.306.523)人種差別的(p.312)加えて、突然敬語になる所などは、人を小バカにした感じであまり好感は持てず。 いわゆる、自分ではユーモアのセンスがあると思っているが周りはそうは見ていない、というタイプで、そういう人物の苦労話を延々と聞かされるのはそこそこの苦行。 充分な予算をかけて映像化されたら、かなり面白くなるであろう事は想像に難くありません。 でも、小説としての一般性はあまり無いので、少数派でしょうが、普段SF小説は読まないという人が本書を手に取る場合には、ある程度の覚悟が必要だと思います。 | ||||
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解りにくい科学用語を主人公に上手く語らせながら読者の理解を深めようとするのはいいが、 いかんせん全く見たことのない世界の話。探査機やベースの大きさと位置関係、できれば 形状とかを挿絵で説明するともっと臨場感が出たと思う。 | ||||
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火星に取り残された一人の男マーク・ワトニー。 次に火星に人が来るのは計画通りだと4年後。 しかし,4年間生き延びることができるだけの食料がない。 植物学者でありメカニカルエンジニアであるワトニーは,自身の能力をフル回転させて生き延びる方法を検討し推し進めていく。 無人島で一人どうやって食料と水を確保して生き抜くかというロビンソン・クルーソー以上に過酷な,空気も水もない火星という状況下で,主人公ワトニーがいかにして生き延びるすべを実践していくのかが,興味深く面白い。 ないものは自分で作るという科学の知識と絶対あきらめないという強い意思と自信、そしてもって生まれた楽天性により、本来絶望してしまう状況下においてもしぶとく生き抜こうとする主人公。 全体をとおして思うことは,次から次へと難題が発生し,それにどう対処していくのか,またそれに対して火星側と地球側という二つの舞台を同時に進行させるハラハラさせる展開が,非常に映画的だということ。 もちろん映画制作会社もそんな本作をほっておくわけがなく,20世紀フォックスが映画化権のオプションを取得しているという。 きっと映画は面白いものになると予想されます。 ところで,ワトニー自身が「ぼくを生かすためにかかったコストは何億ドルにもなるはずだ。ばかな植物学者ひとりを救うためになんでそこまで?」と自問する場面があります。 たしかに,それだけのお金をかければ世界の多くの人の命を助けることができるかもしれません。 しかし,きっと目の前にリアリティを持って感じることができる,危機にさらされた人を見たら,助けずにはおれない,それが人間の本能なのだからなのでしょう。 まあ,そんなことを考えたら本作を楽しめなくなっちゃいますね。 | ||||
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