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火星の人



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火星の人の評価: 4.46/5点 レビュー 282件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全282件 181~200 10/15ページ
No.102:
(5pt)

次々と襲い来る困難とそれを乗り越える人々

結論から先に書いてしまえば、ハッピーエンドだ。 しかし、それを迎えるまでに、次々とこれでもかという困難が襲いかかる。 そして、それをあらゆる工夫と観察と知識と判断で乗り越えていく。 また、火星というとなりの惑星の距離とそれ故の困難さを感じる事が出来るだろう。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.101:
(5pt)

これは昨年の読書ではベスト(^_^)

友人火星探査が実現した近未来、ある事故により、たったひとり火星に取り残された宇宙飛行士が、いかに持てるリソースでサバイバルするのか。
深刻になりがちなテーマですが、この作品が、何より良いのが主人公が、とにかくポジティブなところ。脳天気とも思えるサバイバル日記が笑えます。
マット・デーモン主演で映画化に合わせて上下巻で再刊されました。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.100:
(5pt)

リアルな感動!

今までに無い感動。
都合の良い、モンスター、エイリアンや未知のバクテリアなど出てきません。一人になっちゃいけないときに、待っていたかのように出てくる悪霊などもいません。都合よく、酸素のタンクがあったりしない火星での話です。
SFでも守らなければならない物理法則はすべて守られています。ですので、地球との交信は、片道12分かかります。交信のための無線機が壊れても部品がなければ直りません。コンピュータの部品と無線機の部品は根本的に違うのです。
当たり前のことでもストーリーの都合で曲げられるSFでも、『火星の人』では、ものの見事に必然と偶然が織り込まれています。私は好きです^^。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.99:
(5pt)

ハラハラドキドキリアルSF小説

善と悪の戦いとか、戦争とか、過去とか未来とか、おおよそSFにありがちな設定ではなく、ただひたすら宇宙飛行士が火星でサバイバルし、NASAと同僚の宇宙飛行士たちができるだけ現実的にリスクを抑えながら彼を助けようとする、そんな小説だ。
そんな話をただひたすらリアルに、専門的に描こうとせず、おたくのアメリカ青年が一人称で語っているところに、この小説の魅力がある。難しいところはドンドン飛ばして、スピード感たっぷりに読み進めることをおすすめする。火星に行っても、人間は人間であり、これから人間が宇宙へ進出して地球人ではなくなっても、やっぱり人間は人間なのである。ということは、火星にいてもおたくが七十年代のアメリカのテレビドラマを観て腹を抱えて笑ったりするのだ。
あたりまえといえばあたりまえだが、この小説にどっぷり浸かれるのは、同じ人間としての共感があるからで、主人公が危機に陥るたびにいっしょになってはらはらし、いっしょになって成功を喜べるのは、この小説が火星でのサバイバル自体よりも、火星でのサバイバルをする人間に焦点を当てることに成功しているからだと思う。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
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No.98:
(5pt)

宇宙開発時代におけるアメリカのフロンティア・スピリット讃歌

日本では2016年2月に公開される、リドリー・スコット監督、マット・デイモン主演の映画『オデッセイ』(原題は小説、映画ともに “The Martian” )の原作と聞いて読了。

ハードSFに分類される本書では、近い未来を舞台にして、有人探査の遂行中に遭遇した事故により火星に取り残されてしまった主人公、アメリカ人宇宙飛行士マーク・ワトニーのサバイバル劇が描かれています。通信手段が絶たれ、食料、空気、水に限りあるなか、科学者であるワトニーが自らの知識を駆使して生き残りを図る様は、緻密な科学考証にもとづいて描かれていて読み応え抜群でした。

語りの形式は主人公の一人称とそれ以外の人物の三人称の組み合わせです。主人公視点では、彼自身がログとして残す “日記” という体裁で語られています。そのため、“語り手” である主人公の抱く心情や経験する出来事が、直接的に描写されるわけではなく、彼により取捨選択されているという間接性をもって描かれています。ある事態に直面したとき彼が “本当に” どう思ったのか。それにはつねに留保がつきます。この語り口がとても効果的でした。

主人公は “日記” のなかでは悲観的に陥ることなく、いつも軽口をたたき、ジョークを飛ばす。もちろんそれは彼の前向きなキャラクターを示すものでしょう。けれど彼が置かれた環境を考えれば、絶えざる不安につきまとわれてもいるはず。もしかすると軽口やジョークは、絶望的な状況下に置かれた自分を鼓舞するためかもしれない。“日記” という間接的な語り方をとることで、悲観的な心情を明記せずに湿っぽさを排しつつも、そのように行間を想像させる余地を残しているのです。
くわえて、主人公以外の三人称のパートでは、主人公が置かれた事態の深刻さが客観的な視点から語られることで、主人公視点との強い対比を生み、物語をよりダイナミックかつドラマティックにしていました。

また、実際にアメリカが2030年までに火星での有人探査を計画しているという現状が、本作に影響を与えているのでしょう。だからこそ作中の世界に強いリアリティを感じることができるのだと思います。現在の世界情勢を反映してか、アメリカ一国の独力が描かれるわけでなく、中国が重要な役どころで登場するのもおもしろい。ですが、それでもやはり宇宙の片隅で孤軍奮闘する主人公の姿からは、剛健、忍耐、創意という、困難に打ち勝たんとするフロンティア・スピリットが伝わってきます。アメリカの建国精神はまだまだ健在なのだと確認させられました。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.97:
(2pt)

訳がね

ほとんど機械翻訳したのかなあ、という感じを受けました。話の筋を追うだけならそれでも良いですが、”楽しいか?”って聞かれると間違いなく”No”だな。
苦労して読んだペーパーバックの方が良かった。
火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人〔新版〕(上) (ハヤカワ文庫SF)より
4150120439
No.96:
(4pt)

不屈の魂

現代では、SF的手法というのはかくも普遍的なものになったのかという点にまず感心しました。 火星に人が取り残されて、生きるために奮闘する話を、肩肘張らずに書いた小説です。 どんなときにもユーモアを忘れず、ごく自然に不屈な主人公が魅力的です。  主人公の現状を残りのクルーに伝えるか否かで揉めるそれぞれの立場や、救出ミッションに関するあれこれも、読者として大変受け入れやすく、どんでん返しも含めて素直なストーリーとともに万人向けだと感じました。 映画化されるようですが、それには全く驚きがない物語の方向性と完成度です。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.95:
(5pt)

前向きな主人公に共感!

ワープやタイムトラベルは出てきません(^o^;) でも、現実的な科学技術の基に(SFなので細かな数値は無視してね)物語が進んでいきます。 どじっ子だけど常に前向きで明るい所に共感させられました。 NASA好きな方から、SF初心者まで楽しめると思います。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.94:
(5pt)

映画化されたので

主人公がマット・デイモン以外の誰でもないイメージで。 するするっと、ほんとにするするっと、読めましたよ。 何だか何もかもがこの人に立ち向かってくる、 そんな状況でも、ふふんふん、と切り抜けちゃう、 こんな人になりたい、という新しいヒーローの姿をみれました。 面白かったです、ほんとに。 宇宙に行くひとたちは、とてつもない決意をするんだなぁと 改めて尊敬の念を抱いたりもしました。 日本語訳のひとが、ちょっとお年を召していらっしゃるのか 主人公の軽いひとりごとの訳が、ちょっと無理して 若者風にしてるとこが、すこーし、気になりました。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.93:
(5pt)

ワクワクドキドキ感 SFに求めるものはやっぱコレ

手軽にSFモノを読みたいな、と探していたら目にとまったので購読。 火星探査機の事故で独り火星に取り残された主人公の火星サバイバル、と書いてしまうとありがちだが、 そうくるか、と唸ってしまうアイディアばかりで、ワクワクドキドキ感を提供してくれる良作。 (火星でジャガイモ栽培なんて・・・!!) 本筋もさることながら、個人的には随所に散りばめられたキレッキレなジョークが本当にツボ。
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4150119716
No.92:
(2pt)

この手の設定に本当に興味のある人なら楽しめる、かも

これだけ長い話が、延々と一人称で語られる(一部、地球、三人称)と、 さすがに疲れます。 知識がないからか、イマイチ画がイメージしずらかったです。 『オデッセイ』というタイトルで映画化されるようなので、そちらに期待します。
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4150119716
No.91:
(5pt)

マークに新たなミッションを!

主人公の軽い感じが火星に独りきりの孤独を感じさせない。 続編を期待。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.90:
(5pt)

火星のロビンソン・クルーソーに恋をする

主人公のキャラクターが秀逸。ポジティブで、ユーモアがあり、豊富な知識、思考力、行動力をもち、精神的に非常にタフで、とても優しい。また、ちょっと抜けたところや人間くささもあり、嫌みがない。
こうして書いてみると典型的ハリウッド・ムービーの主人公といった感じではあるが、このキャラクターが非常にわかりやすく読者に伝わるよう物語が作られており、読み進めるうちにどんどん主人公が好きになってしまうところがこの作品の最大の美点。
SF的考証など興味ないという向きも、小難しい部分は斜め読みで主人公のキャラに浸れば楽しめること請け合い。
もちろんそれだけの作品ではなく、SF好きを満足させるSF的ワクワク感がこれでもかとふんだんに盛り込まれているから、ご同輩諸氏もどうかご安心を。
老若男女問わず、少しでも興味を持ったなら買って損のない、誰もが楽しめる一冊である。
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4150119716
No.89:
(5pt)

明るい、軽い、読みやすい!

火星にひとりぼっち。 絶望的な状況で、さぞや苦悩に満ちた心理描写が続くんだろうな~と思っていたら、まったく真逆でした。 主人公はアホ賢い? すごくデキる人なのに、笑えます。 ネタバレになりますが、火星で農作業したり、何度か爆発でぶっとんだりしながらも、明るくしぶとく前向きです。 地球サイドも、主人公を生還させるためにグイグイ話を進めていくので、鬱展開は皆無です。 唯一、宇宙飛行士のお嬢さんとお父さんのやりとりには、ホロッときました。 続編があったら読みたいですが、火星遭難ネタでおかわりはきびしいだろうな~。
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4150119716
No.88:
(4pt)

では, 地球の人は地球でどうサバイブするのか?

極限状態では, "生きる"意志の強さと, 性格の重要を感じた. 地球でサバイブしている地球の人にも参考になる(笑)
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.87:
(5pt)

気軽に読める

気軽に読めて、そして面白かった。 最後はちょっとパンチが足りなかったかな。 これを読んでからBee GeesのStayin' Aliveを聴くと、とても愉快な気分になる!やった!
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.86:
(5pt)

今後の宇宙飛行のミッションでは必携の副読本となるのではないだろうか

いやぁ、面白かった!
 絶望的な局面に陥っても、気持ちを切り替えて解決策を見出して乗り越えていく。それは個人のキャラクターではなく、NASAの訓練で培った成果なのかもしれないが、全編が手に汗握る展開だった。
 ストーリー全体を支配する時間やサプライ品の制限事項も効果的だが、そこにサプライ品の残量の具体的な計算や、水の確保手段、設備の改造工事の手順詳細などが合いまって、リアリティを生みだしている。それぞれのディテールについてはNASAヲタクを自認する作者の本領発揮というところだ。ブログ形式の一人称の記述が中心というのもまた良かった。そのエントリーは感情丸出しで、時に冷静で時にユーモアに溢れている。エンターテインメントが往年のテレビドラマや音楽というのもニヤリとしてしまう演出で、これがなんとも現代的だ。
 昔、アポロ11号の宇宙飛行士のドキュメンタリー本を読んだが、子供向けであったこともあり、ミッションの詳細や個々の機器の原理、ましてその改造方法なんてまったく出てこなかった。飛行士たちの生い立ちや月面着陸と帰還を成し遂げたミッションの意義と、それを達成した国家の威信と軍人である宇宙飛行士たちの誇りに満ちた内容だった。それでも当時の少年には十分なリアリティだった。これがマンガの「宇宙少年」などに通じるわけだ。
 今はNASA公開情報が溢れているし、読者の知識レベルも上がっているので、本書のような詳細さが必要なのかもしれない。本書は今後の宇宙飛行のミッションでは必携の副読本となるのではないだろうか。そして本書で触発された次の世代が新しい宇宙時代を切り開いてくれるに違いない。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.85:
(5pt)

ネアカの主人公による火星サバイバル記(以下、特攻野郎Aチームのオープニングのノリでお届けします)

植物学者として火星探査ミッションに参加した俺マーク・ワトニーは、ミッション6日目に砂嵐に見舞われ、他の仲間はやむなく火星を脱出した。    だがしかし、ただ一人で己の不運を嘆くような俺様じゃあない。    物資さえあれば何でも作り上げ、挑戦していく命知らず。    不可能を可能にし、火星の自然に敢然と立ち向かう俺はマーク・ワトニー、宇宙飛行士!    火星でサバイバルしたけりゃいつでも呼んでくれ!
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.84:
(5pt)

人はだれかを助けることが基本的な本能を持っている

9時間ほどで読めた。 面白くて一気に読みました。 火星に取り残された宇宙飛行士が1人で火星で生活するログを読み進めていく内容ですが、 翻訳はこなれていて面白い内容です。 これは映画ではきっと表現しきれないと思います。 この機能は上手く動いているみたいだ!イェイ!みたいなのをマット・デイモンが言うとも思えないないです。 この本は主人公の問題解決能力には驚かされますが、 最後は人はだれかを助けることが基本的な本能を持っているという、 そこには政治も思惑などない大切なことが書かれています。 とっても面白いのでおすすめの一冊です。
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716
No.83:
(5pt)

サービス精神旺盛なハードSF

まず、翻訳がいいですね
これは直前に「夏への扉」の旧訳や「ニューロマンサー」なんかを読み返していたせいで余計にそう感じただけかもしれませんが、
最近の翻訳は、本当に読みやすいですね。読んでいるうちに、日本の小説を読んでいるのかと錯覚してしまうほどでした。
翻訳の作品に抵抗がある人でも読みやすいと思います。

次に、作者のサービス精神が感じられるSFだと感じました。
読んでいて、飽きる瞬間がまったくありません。これは、エンタメ本では基本ですが、正直言ってここまで楽しませてくれる本は珍しいと思いました。
主人公の性格設定から、ハプニングのタイミング、それを解決するに至る思考プロセス、エンタメの詰まった一冊でした。

苦痛な電車の時間を、快適に変えてくれて、ありがとう!
火星の人 (ハヤカワ文庫SF)Amazon書評・レビュー:火星の人 (ハヤカワ文庫SF)より
4150119716

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