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火星の人
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火星の人の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.46pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全282件 221~240 12/15ページ
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「月に囚われた男」のように会話のできる優しいGRTYはいません。 月より遥かに遥かに遠い火星に、大怪我してクルーに取り残された 主人公が絶望の淵に立ちながら艱難辛苦、冥府魔道の道を歩みます。 でもね軽いんだこれが。主人公が達観してるような究極の楽観主義なんです。 地球では葬式までやってたけれど、生存が判明して驚天動地の大騒ぎ。 でもね、本人はいたってジョークを飛ばす余裕がある。 やはり、こういった「一人ぽっち」のサバイバルは明るく前向きじゃないと 駄目なんだろうね。深刻になったらあっさり絶望して自殺しちゃう。 題名からハードタッチなSFを想像させますが、しっかりとした宇宙科学の 知識も披露され、私のような化学音痴でも判り易くて、 とても読みやすいのは訳者の小野田さんの手腕なんでしょうね。 普通なら上下二巻で各1000円以上!という怪しい商業的な魂胆もなく、 後書まで入れると全580ページで読み応え十分です。 最大のクライマックスでは、(ノ ̄0 ̄)ノ 頑張れ〜ワトニ〜!と叫びそうです。 【注意】寝床に入って読みだしてはいけません。 空が白むまで読みふけってしまいます。電車の車中も乗り過ごすからいけません。 で、映画化が決まっているようですが、ワトニーは「マッド・デイモン」 だそうです(-_-;) 私はどう考えても30歳の「ポール・ダノ」しかいないと思っていたのに、 よりによってマッドですか。残念( -_-)フウ | ||||
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面白い、全編を通して面白い。飛ばす部分がないです。 主人公から悲壮感が感じられないという方もいらっしゃるようですが、こういうのもアリなんでは。 当面命の危険がないけどよく考えると極限状態という場合、人間がどういう行動をとるのか私にはわかりませんし。 ユーモアが炸裂するのは彼が記録しているログエントリーで、そのログもよく読めば石橋叩くように慎重な行動をしていると思います。 それにしても主人公ワトニーは頑張ります、ないない尽くしの中でそれでも生き抜こうと知恵を振り絞ります。 ヒドラジンから水を作るとか、あぶないって。 近未来SFが好きなら、これ絶対気に入ると思うんですよね。是非読んでみてほしいです。 | ||||
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自分のWebに無料連載して好評だったので電子書籍化し、続いて紙の本が出版されたらしい。いかにも今日的な作家デビューだ。 火星探検隊メンバーのマーク・ワトニーは、ミッション中に砂嵐に巻き込まれ、置き去りにされてしまった。 限られた機材と物資を活用して、なんとか次の探検隊が来る三年後まで生き延びなければならない。不毛の惑星上でのサバイバルが始まった。 SFは日本語では空想科学と訳される。ハードからソフトまで様々な段階があるが、通常は空想>科学である。 本作は言うならば空想<科学のガチガチハードだ。科学的に正しく、起こりうる事しか起こらない。では地味で退屈かというと、とんでもない。 その正反対だ。近年書かれたSFの中で最もスリリングでエキサイティングなのではないか。作者の発言通り、「科学がプロットを作りだす」のだ。 科学そのものがドラマティックで面白い、という事実を改めて教えてもらった。子供のころカラー図版の入った図鑑を飽きずに眺めていたものだ。 そのころの感覚を久しぶりに思い出した。 内容に触れるとネタバレになるので控えるが、プロットの緩急がジェットコースターさながらだ。「これで何とかなるか?」と安心した直後に台無しになる。 最後まで予断を許さない。緊張感は持続するが、決して陰鬱にはならない。主人公の底抜けの楽天性がストーリーを明るく楽しくしているのだ。 やはりアメリカの宇宙SFは侮れない。偉そうかもしれないが。そう言えることが嬉しい。 | ||||
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現在、読み始めて丁度半分位の所です。 現代版『アポロ13』の様なリアルなストーリーで悪くはないのですが、展開がノロノロしていて主人公に対する危機感が余り伝わってきません。 『いきなり黄金伝説。火星で0円生活』という感じですね。 映画化される頃に続きを読もうと思います。 | ||||
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う~~ん、あんまりおもしろくない。 火星に一人取り残された男のサバイバルと救出を書いたものだけど。 状況設定はいいと思う。火星で地球から持ち込んだものを利用して生き残る。ワクワクする。 でも、主人公のキャラが陽気でユーモアを忘れないというもので、状況の切迫さ、深刻さを薄めている。 火星は人類の生存できない環境であり、主人公がミスをすればもちろん、ミスがなくても死に至る。 そんな環境で、ある意味適当に大雑把に行動する主人公は、火星ではなく、地球にいるのではないかと思わせるw 何をするのにも死と隣り合わせという状況を意識していない主人公に違和感があった。 トコトン深刻な状況で、絶望の中でがんばる話が読みたかった。 | ||||
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今、購入して以来続いている新鮮な気持ちで4回目を読んでいます。 | ||||
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とにかく面白かった!!!!!!!!こんど英語で読んでみたい。 | ||||
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「この本に出会えて良かった!」と思えるような本でした。 本当に火星に降り立っていたような気分なります。 主人公はいろいろな試練に遭遇しますが、「宇宙兄弟」のように創意工夫で一つ一つ問題解決して行きます。 近未来SFはこの人かあるいは同じようにリアルに描いてくれる作家に書いてほしいと思います。 | ||||
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すごい!最高!面白い! おそろしいほどの緻密さ、知識があればあるほどリアル。 ただし星は1つ。理由は嘘つきだから。それも大ウソつきだ! これはノンフィクションだ。フィクションじゃないね。 フィクションだったら、NASAが陰謀でまみれていたり、軽薄な悪人上司が卑劣な手で邪魔したりとか、仲間の割れが起きたりとか、もっとドロドロしているもんだ。 この作品にあるのは科学知識と理性とユーモアと気の利いた逆転劇でだけで、最後には、ちゃっかり主人公は生き残る…って、あれ?やっぱりフィクションかなあ。 | ||||
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端的に言えば「アポロ13号」の火星版。 限られた空気と食料の中、一人で奮闘する主人公の、緊迫感に満ちた中での、些細なギャグが素敵です。 漫画「宇宙兄弟」が好きな人に、おすすめしたい。 一気読みしたので、もう一度読み返そうと思います。 | ||||
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数年間、小説とか読んだことはないです。仕事柄、理系業務なのでデータベースとか統計とかそんな本しか読みません。しかし、偶然FBから知ることとなり、高レビュー数をたたき出している小説を無視することはできず、買いました。小説なんかくだらないとか普通に思ってますが、これは別格。結論から言うと、吸い込まれてしまい、読んでたら、朝になってました。絶望しないはっちゃけ主人公に官僚頭でっかちオタクNASAのやり取りがまさにハイテク会社の会社組織に通じるものがあり、「うんうんそうだよなぁ」とか思えてしまいました。火星がどうこうではなく、職場を想像しながら読みました。まさしく現場で起きてることをどう上層部に伝えて理解してもらうか?火星だけでなく似たことが地球でも起きてますね。 | ||||
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本屋で偶然みつけて買ったのですが、比較的大部でかさばるので、Kindelで買い直してiPad miniに入れました。これがまたストーリーと合っていて最適な環境になるとは思いもよりませんでした。楽しめますよ。 | ||||
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主人公がありとあらゆる手を使い火星でサバイバルする物語です。 数十ページに一度は死にそうになるのに妙に明るい主人公のおかげで 全編暗くならずに安心して読むことができます。 主人公の冒険している感がものすごく、絶体絶命というか絶望的な状態 なのになぜかワクワクします。 超オススメ! | ||||
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でも、とっても面白かった。一気に読める。と言うか、マークが気になって止まらない。 一種のパニックものでもあるのに、後味の悪さはなく、爽快感が残る。 何というか、いい奴しかほぼ出て来ない。この辺が、まあ、気になるところではあるが、私は好きです。 前向きで、人間の善なる部分を書いた作品なのかなぁと思います。 | ||||
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頑張れと応援したくなる作品です。火星に置いてかれた酷い状況からよくぞと抱きしめたくなりました。諦めちゃダメですね。何とかなるさ。 | ||||
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本文574pの大作、且つハードSFの部類ですか…一気読みさせます。 理由いろいろあると思います。例えば… ・設定が面白い →火星版ロビンソンクルーソー(太平洋ひとりぼっちでも良い)だ。 ・キャラ造形も良い →主人公は超絶級のポジティブ君。 →性格がそれなだけでなく、知識や技術等、生き抜くための力もある。 →NASAスタッフも、それぞれの個性が書き分けられている。 →彼を救いに行く宇宙飛行士たちは…もう少し描かれても良かったかな ・ハードSFなんだけど難しくない →科学考証の正誤は正直分かりません。ただ、ここで描かれていることは、今の技術で 「成しえそうな気」がする。例え無理だとしてもウソ臭さがない。故に物語がより楽しめる。 ・何と言っても読みやすい。 →ハードSFで読みやすい…信じられないのだが本当だ。 →その理由は基本的に会話文だから。 →主人公視点は日記(ログ)を残す、という設定上、口語調(フランクな言葉遣い)。 →NASAスタッフ、宇宙飛行士、それぞれのパートも基本的に会話が主。 そう、身も蓋もない書き方をすれば、ラノベスタイルのハードSFなのだ。 (褒め言葉です。エンタメだから面白く読み易くは重要)。 ただ、(受け手の問題も多分にあるでしょう)状況説明・描写の部分は、会話部分 ほどの輝きが無かったのです。 例えば、作中に出てくるいろんなガジェット(ローバーやMAV等)の「絵」が、中々 浮かんでこなかったのです。その点を踏まえて、☆4つとしました。 (このレビューの見出しどおり、話だけなら☆5つものです) | ||||
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膨大な科学的知見に基づいたストーリー自体は、映画化もむべなるかなの出来で、よく個人の力でこれだけのものを書き上げたなと感服する。 ただ、全編、科学的専門用語で埋めつくされているので、その方面に暗い人間には結構な高難易度。読了までに長い時間を費やした。 日記形式は緊迫感を薄める効果があるので、これを採用した事の正誤は微妙。 部下が上司の命令を無視して、貴重な人材と莫大な予算を犠牲にしても一人の人間を救う事を勝手に決めてしまうくだりは、アメリカ人好みの展開ではあるけど、いくら何でも無茶過ぎる。 普通に責任者である上司が決断すればよかったと思う。 各所で絶賛されている主人公(=著者)のユーモアのセンスは、受け入れられる人もいるのだろうけど、一般的な感覚で見るとかなり稚拙で小学生の男子レベル。とても大人の男とは思えない。 時に下劣(p.234)セクハラ的(p.306.523)人種差別的(p.312)加えて、突然敬語になる所などは、人を小バカにした感じであまり好感は持てず。 いわゆる、自分ではユーモアのセンスがあると思っているが周りはそうは見ていない、というタイプで、そういう人物の苦労話を延々と聞かされるのはそこそこの苦行。 充分な予算をかけて映像化されたら、かなり面白くなるであろう事は想像に難くありません。 でも、小説としての一般性はあまり無いので、少数派でしょうが、普段SF小説は読まないという人が本書を手に取る場合には、ある程度の覚悟が必要だと思います。 | ||||
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「火星の人」(アンディ・ウィアー:小野田和子 訳)[Kindle版]を読んだ。この愛すべきヒーロー『マーク・ワトニーに乾杯!小野田和子さんの翻訳も見事!これを書き上げた時アンディ・ウィアーは全身でのガッツポーズとともに心からの快哉の雄叫びをあげたに違いない。そのくらいの傑作です。 | ||||
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SF好きならこれ読まなきゃ。 『ゼロ・グラビティ』よりも近い将来現実ありえる話。火星に取り残された一人の男の生き残りと脱出をテーマにした漂流モノとしては、アイルランド生まれの探検家シャクルトンの南極脱出を彷彿されますね。シャクルトンは、チームの誰も死者を出さなかった英雄ですが、『火星の人』は孤独な中、自分と向かい合いしぶとく愉快に生き残る姿勢に共感。中国とアメリカの政治背景もうまく取り込み作品の深みもでてますね。火星脱出に向けた帰還船改造などは、そぎ落とせばそんなことまでできるんだという驚きとともに、そんな風体でも飛べるんだという笑いまででてくる。 間違いなくSFの傑作になるでしょうね。 心配なのは、作家のアンディ・ウィアーがあまりにもオタクなので、同様のクオリティーを持つ作品を次も執筆できるかという点。期待しているぞ、アンディ! | ||||
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他の方たちのレビューがかなり良かっただけに、最初読み始めて60ページ前後までがちょっと化学やらいろいろ難解な話を含んでいて少しハズレだったかな…と思い始めた矢先、約100ページあたりからめちゃくちゃ面白くなります。そこから先はもう止まらない…最後まで一気呵成に読み進めました。 アメリカの読書用SNS、Goodreadsの2014年のSF部門ぶっちぎりの一位。納得です。 | ||||
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