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【この小説が収録されている参考書籍】
声
声 (創元推理文庫)

の評価: 4.18/5点 レビュー 38件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.18pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全38件 1~20 1/2ページ
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No.38:
(2pt)

いまいち

今回はストーリーが弱い感じがしたかな。

最初にサンタクロースの服を着た男性が殺害され、犯人が逮捕されるのが終盤。

その間のストーリーが進むのが遅く読むのに時間がかかったかな。

サンタクロース殺害犯人捜査(子供いじめ裁判の話)で400ページは長いかな。退屈な部分があった。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.37:
(5pt)

家族のありよう

クリスマス休暇でごった返すレイキャビクの大きなホテルの地下室で、ドアマンの男が殺されているのが発見されます。サンタクロースの衣装を身につけたまま下半身を晒した状態でナイフでめった刺しにされていたのです。捜査を進めるなかで、被害者グドロイグルがかつてボーイソプラノのこどもスターであったことが判明します。

前2作と同様、今回もまた家族のありようが物語の主題になっています。グドロイグルは父親に音楽の才能を見いだされ厳しい英才教育を受けます。その弟の才能を羨みながら体が不自由になった父親の世話を続ける姉ステファニア。犯罪捜査官エーレンデュルは、幼い頃雪山で吹雪に巻き込まれ弟が遭難し行方不明になった事故から、自分だけが生き残ってしまった罪悪感にずっと苛まれています。そして離婚して家を出た彼は、ドラッグのオーバードーズで流産した娘のエヴァに対しても負い目があるのです。ヤク中の弟レイニルを気遣うホテルの従業員ウスプ。さらにDVの被害者の少年とその父親の裁判がサイドストーリーとして語られます。そして、それぞれの家族の物語が交錯しながら捜査は意外な展開をしていきます。事件が落着したあとのエンディングも見事で(インドリダソンは物語の結び方が巧い作家です)、これもぜひ映画化して欲しいような欲しくないような...
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.36:
(4pt)

久しぶりに読んだエーレンデュルシリーズ

ときどきこのシリーズは読みたくなります。
湿地、緑衣の女と読みましたが、こちらが一番家族色の濃い物語でしたね。

苦痛の通勤が、この本のお陰で楽しく過ごせました。
登場人物のセリフに引き込まれたり、不器用ながらもエヴァと向き合い、事件解決に挑むエーレンデュルが魅力的。

図書館でこの本を借りようと思っていたら借りられてしまっていたので、この時期は人気なのかな?と思ったり。
クリスマスシーズンに読むのがオススメ。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.35:
(5pt)

雰囲気

北欧の雰囲気が醸し出されている。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.34:
(5pt)

おもしろい

いつも期待どおりのおもしろさ
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.33:
(3pt)

クリスマスは要らない!!

作家の多くはクリスマスに起こる悲劇を喜々として書いている。釈迦の誕生に合わせた悲劇を書いても売れないからだろうか?声もまた寒々とした国の寒々とした人生に起こる悲劇を、これでもか!!と言うほど惨めに嫌らしく表現する。(読むのが嫌になるほど落ち込みます)そして、作家名・登場する人物名がややこしく、文中に現れる度に、流れを止められる様でイラつきました。シリーズ化されているのですが、続けて手に取るかどうかは・・・保留。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.32:
(5pt)

これで完結

「湿地→緑衣の女→声」と読んで、ここでやっと全ての意味が繋がり理解できた。
内容も湿地は全然おもしろくなかったけど、緑衣で少し興味が湧いて、声で完全に
おもしろくなった。これって作者が違うんじゃない?と訝るほど。^^
色んな意味でアイスランドという国に興味を持てたのは良かったし、
最後キレイに留飲さげられて良かった。
読後感としては被害者の人生を想うと泣ける。神様はナゼ彼に美しい声を
与えたもうたのか?選ばれし子なら、どうか最後まで見届けてやってくださいよ。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.31:
(3pt)

犯人隠しが残念

自分がこの作家に期待しているのは、犯人やその関係する人たちの思いや過去に対する後悔、懺悔、反抗などの細かな描写と、それに対する共感の様に思います。

本作品の最後は犯人追求に対するどんでん返しが主になってしまった様で少し残念でした。
それ以外は、満足できる作品だと思います。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.30:
(5pt)

面白かった!皆さん、是非、読んでみて、取り憑かれますよー。

全部気にいって、言うことなし。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.29:
(5pt)

幼少期における家族関係が子供に与える影響について深く考えさせられる物語

「湿地」「緑衣の女」でこの作者の大ファンになったのだが、三作目の本書も相変わらず素晴らしかった。

アーナルデュルの作品はミステリー小説と言うより社会派小説と言うべきだろう。
本書もホテルでの殺人事件の犯人捜しを中心に物語は進んでいくのだが、殺人事件の謎解きそのものよりも登場人物の人生を深く掘り下げての部分こそ読みどころだと思う。

この物語では問題を抱えている親子が何組か登場する。
まずは殺人事件の被害者の親子の物語。
そして、主人公であるエーレンデュルとその父親との物語。
さらには、現在のエーレンデュルと娘のエヴァ=リンドの物語。
どの親子も深い闇を抱えており破綻した親子関係と言ってもよい。
それぞれの物語を通し、子供にとって親の影響がいかに大きいかを教えてくれる。
親のエゴによって振り回された子供がいかに傷つくかということを訴えている。
どんなに酷い親だとしても子供にとって親は唯一の存在であり、親は子供に与える影響を考えなくてはならないと思わされた。

殺人事件の謎解きだけでなく、複数の問題を重層的に描いて見せる手腕に感服した。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.28:
(3pt)

人間ドラマとしては面白いが、ミステリーとしてはお粗末

今までのこのシリーズの三作の中で、人間ドラマとして読む文には一番面白いと思った。
エーレンデュル始め、登場人物の肉付けもはっきりしている。(一作目の湿地ではこれが欠如していた)
しかし、ミステリーとしては残念な出来。
第一発見者の身辺調査をするのはもはやミステリー愛読者じゃなくても当たり前の捜査だと思うのだが、
それが一番最後になるとは・・・いやはやなんとも!お粗末すぎるだろう。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.27:
(5pt)

飽きさせない面白さ

良い
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.26:
(4pt)

栄光の舞台から転落した少年の、その後の哀切な人生の物語

この、アイスランドのジャーナリスト出身の作家(1961年生れ)の作品は『湿地』、『緑衣の女』と読んできたが面白かった。それに比べると、ホテルのドアマンが、クリスマスの夜にサンタクロースの格好をしてホテルの地下室で殺されたという事件そのものに、読者を興奮させる何かがあるとは言えない。しかし、一連の事件を担当する主任捜査官エーレンデュル等の活躍で、被害者は嘗ては有名なボーイ・ソプラノでありながら、12歳の時の舞台で、声変わりのために立ち往生をしたという無残な過去が明らかになる。少年グドロイグルは、虚栄心に駆られて叱咤し続けた父親の失望と、弟への父の偏愛に嫉妬してきた姉の思いに居たたたまれず、家族を捨てる。最後に辿り着いたのが、ホテルの地下室に住まい、ドアマンと雑用をこなすという哀れな境遇だった。姉が捜査官に語ったところでは、深夜密かに実家を訪れていた由。この辺から、この被害者の人生の哀切な物語に引き込まれていった。彼がゲイであり少年相手の「性交」を目撃され激高した少年の姉に殺されたことが無残な格好で発見された理由だと分かるが、その動機は、取ってつけた感じがする。この本題の話と並行して、同僚の捜査官が担当する児童虐待事件とエーレンデュル父娘の葛藤が並行して進むのだが、それが本書の印象を弱めていると思う。少年の歌唱を録音したレコードの希少価値に目を付けてイギリスからやって来た投機家の話は面白かったが、彼がドアマンに払った金の存在を、犯人である少年の姉は事前に知らないのだから、この話も、本題の殺人事件の説明としては弱い。これらが減点の理由だ。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.25:
(2pt)

映画「湿地」の次に本「声」を読みました。

映画をみていたせいで主役刑事と薬中の娘、どっしりと太っていていつも何かを食べている女刑事
いじられキャラっぽい若い刑事、とても分かりやすかった
映画では主役刑事が山羊の頭肉をナイフで削り取って食べていたが
得体のしれないまずそうなものを常食とし寒々とした部屋で生きていくこの人たちは
笑うことも楽しいこともなさそうで異国の異質の人というかんじ。
でも感動した箇所もありましたよ。
ボーイソプラノスターだった被害者のレコードを刑事が手に入れて視聴するシーンです。
それを聞くうちに刑事は日頃は封印しようとしている子供時代の自分と家族の深い傷と哀しみを思い出し
思いっきり泣いてしまい、この思い出と一生共に生きていこうと思うのだ
「少年の歌声にはそれほどの力があった」
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.24:
(4pt)

重厚な人間ドラマ

事件そのものはトリッキーなものではなく、作者が書きたかったのは事件の背景となった被害者たちの人間ドラマであろう。
本作では被害者のドラマの他に主人公の刑事のドラマ、主人公の同僚が手掛けているドラマの2つが並行して語られ、人間ドラマが溢れんばかりである。
しかしながら、話の内容が暗すぎる。主人公の刑事に関してはともかく、被害者とその関係者については救いが何もなく辛い。
この作家は深い人間ドラマを描くことが主流のようですので、軽めの推理小説を読みたい方にはおすすめできないし、好みはわかれそうな気がします。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.23:
(5pt)

良くまとまった良作

この作者の本はいずれも非常にテンポ良く物語が進むのでサクサク読めます。ページをめくる手が止まらなくなり、あっという間に読み終えてしまいました。次回作の邦訳も楽しみにしています。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.22:
(5pt)

3作品読んでます

重めの事件ですが引き込まれます。
今後も続きが出たら読みたいと思います。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.21:
(4pt)

面白いです

湖の男より面白かったです。ボーイソプラノは好きですし希少なレコード、CDを探した経験もありますので。人物の描写もわかりやすく
結末にも無理が無いと思います。ひとつだけいえば少年期の悲劇から最後の悲劇に至るまでの主人公の心理描写だけ少し物足りなく感じました。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.20:
(4pt)

寒い冬に凍えながら読んでください

クリスマスシーズンのリゾートホテルが舞台です。
クリスマスの明るいイメージとは裏腹に全体的に物悲しい雰囲気に包まれています。
けれども私は逆にそれが心地よかった。
この小説は間違いなく冬に読むべき作品です。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474
No.19:
(5pt)

親の愛情を求める子供の、哀切な願い

「湿地」「緑衣の女」そして、この「声」と読み進めてきました。
ミステリーとはいえ、これらは、犯人が次々と犠牲者を狙うとか、
派手なアクションとか、手の込んだトリックとか、そういう類の
お話ではありません。

1つの事件をきっかけに、隠されていた過去や、切れていた家族の
繋がりが、少しずつ絡み合いながら表に出てきて、やがて真相に
至るという、派手さはないものの、心に沁みるような小説です。

捜査が進むのと並行して、捜査官エーレンデュルの、子供時代の
重い悲しい記憶が、このお話の回で初めて詳細に明かされます。
親になったからといって、完璧な人間になれるわけではない。
だけれど、子供にとって、その親は、まさに世界のすべて。
ありのままの自分を受け入れて欲しいという、登場する様々な
子供たちの、それぞれの哀切な願いが胸を打ちます。

ラスト、エーレンデュルと娘との、悲惨ともいうべき親子関係が
まだ手探りながらも、少し修復していけそうな予感に、ほっと
しました。
声Amazon書評・レビュー:より
4488010474

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