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北京から来た男
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北京から来た男の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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不思議な事件から、中国の歴史から、その周りの人間たちが作者の意図が重なり、大変面白い読書感でした。 | ||||
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人種差別に対する怒りがテーマにあるのでしょうが、 残虐な事件の割にはその点がしっかり伝わってこない。 過去に起こった出来事(歴史)を描きたかったのかもしれないが、 主人公の過去と現在の行動に距離を感じたので、そのあたりについて読み手として 怒りやくやしさの共有ができなかった。 | ||||
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へニング・マンケルの新作で、単行本上下冊で出たので、期待度が高かったが、期待はさっぱり満たされなかった。 理由は以下の通り。 冒頭の凶悪極まりない犯罪(現代である)がなぜ起きたかの説明が弱いので、結果的に荒唐無稽である。 過去のアメリカでの悲惨体験が、歴史的(客観的)にどういうことなのか、ちょっとわかりにくい。歴史的根拠があるにしても、現代とうまく共鳴していない。 犯人の肖像は異様であるが、表の顔と、裏の顔の落差、及び、なぜこういう人間が存在しうるのか、説得力を持って描けていない・ 主人公が広い中国に短期間滞在しただけで、これだけ物語が進んでいくのは、ご都合主義すぎる。 | ||||
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ヘニングマンケルのミステリは北欧だけを舞台とせず且つ長大な時間の中でのストーリーでスケールが大変大きい。事件の発端も村人のほぼ全員が殺されるというおどろおどろしさ。さらに途中で発生する殺人事件。これらがホワイ&フーダニットとしてどう論理的に解明されるのか。そんなところがこのミステリの魅力とおもいますが、結局ホワイ&フーが尻窄みです。スケールの割には、「え、こんなの」という感じ。ヘニングマンケルの他のミステリでもコンピューター犯罪というスケールの大きい事件を扱いながら犯人が小物というのがありました。本作も同様の印象です。 | ||||
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あるスウェーデンの寒村で住民の惨殺事件が発生。老人ばかりのこの村のほとんどの住民が一夜にして切り殺されたのだ。殺された老人夫婦が自分の母の養父母だと気づいた裁判官のビルギッタは、事件の真相を探るべく、独自に調査に乗り出す。彼女が手に入れたのはその養父母の家にあった古い日記だった…。その日記から、過去の隠されていた悲劇が明らかになっていく。 貧困にあえいでいたころの中国、開拓真っ盛りのころのアメリカ、そして、現代の経済発展著しい中国、そして、アフリカ…舞台は時代と地域を越え、空前のスケールで展開していく。このスケール感がいかにもマンケルらしい。 ただ、今回のなぞを追う人物が裁判官であるため、マンケルのヴァランダーシリーズのような、警察官が謎を解きほぐして犯人を追うという形にはなっていなかったのが、ミステリーとしての切れ味を損ねているようで惜しまれる。ミステリーというよりも、国をまたにかけた悲劇的な歴史が現在の悲劇を生むという大河小説のように読めばいいのかもしれない。 | ||||
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