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ハーモニー



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ハーモニーの評価: 4.15/5点 レビュー 253件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全253件 101~120 6/13ページ
No.153:
(5pt)

満足です

思ってたよりも綺麗な状態でした。とても満足です(^^)内容も期待通りでした
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.152:
(5pt)

面白い

友達に薦められて購入しましたが、どんどん、進んでいくにつれて引き込まれていくようで読んでいてとても楽しかったです。
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No.151:
(5pt)

彼が夢見たものはなんだったのか

人間が心体ともに健康であるべく完璧に管理されている未来の高度医療社会で、少女たちは自殺を試みる。 どんなに完璧に管理しても、人間の心にはどうしても制御できない部分があるのだ。 それでは一体どうすることが人類の幸福なのか?というストーリー。 私はSFとは作者の夢であると思うが、解説によると作者は死病に侵され入院したままこれを書いたらしい。 となると、これはただの絵空事ではない。 やがて物語はユートピアとディストピアがイコールになる、というか、論理的にそうならざるを得ない結末を迎える。 そうならざるを得ないのだが、これを描いた伊藤計劃の心情を想像すると、とても切なく、哀しい。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
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No.150:
(4pt)

アニメを見た後に購入

劇場のアニメを見た後で購入しました。 アニメより小説の方が面白かったです。
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No.149:
(5pt)

SF以外の読み方 (ネタバレあり)

作者が若くして闘病中だったからこそ
書くことができた小説だと思います。
一度も大病をしたことがなかったり、
身近にそのような人が全くいないと
わからないと思いますが
「社会的にお荷物でしかない」
という状態は精神的に非常につらいものです。

集団から求められるのは
「社会に適合し、社会の役に立つ人間になりなさい」
ということです。そして、その先には
「それができないのなら、
存在価値がないのだから死になさい」
という暗黙の了解が存在します。
そのような現実をストレートに書いていあり、
非常に好感をもちました。
ラストは上手くまとめていると思います。
「死ななくていいからロボットになりなさい」
という身もふたもないラストですが。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
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No.148:
(4pt)

生きていたのだった。

電子書籍の次を明らかに想定して書かれているため、kindleで購入。 極上なのだが、書き手がもういないという現実の亡失感がこの物語の小説化を否が応にも高めているため、喪われた星を1つ付けざるを得ない。
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No.147:
(4pt)

面白いのは間違いないが…

某誌で連載中のコミカライズ版が良かったので、原作本にも大いに期待して購入。 期待に違わず面白く、最後まで一気に読み終えました。 。 ただ、後半になるにつれてストーリーの進捗と残ページ数が次第に予想と大きくズレてきて不安になり、最終的には食い足りない感じで読み終えました。 結末に不満は無いのですが『評判のコース料理を食べ終えて美味だったけれど、満腹にはならなかった』そんな読後感でした。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
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No.146:
(5pt)

面白かった

久しぶりに小説を読みました。 情報量が多い。 もっと早く読みたかった。 もっとたくさん読みたかった。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
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No.145:
(1pt)

頑張ったけど読めま...せんでした。

個人的な見解に基づく批判なので、そういうのがダメという人は読まないほうが良いかもしれません。

某サイトの、ハヤカワ文庫電子書籍のセールスに乗じて購入。SFはあまり読まないが、安かったからね。
「キァハて」と最初は思ったが、かるぅいラノベ(変な表現)や漫画の西洋っぽいネーミング(そして主人公は日本名)に比すれば
まー未来が舞台だし、”現代”と乖離した”未来の”空気を演出するための常套手段だと考え気にしないことにした。
SF読まんのでよくわからんけれども。
・・・
それにしても、読み進めると沸々とした違和感。
まずは文章の歯切れの悪さ。この著者の癖だろうか、文中の語句や人物の行動にイチイチ(どうでもいい)意味を与えたがる。
会話の最中ですらそういう体裁をとるものだから、読み手の(つまり私の)注意が否が応でも散漫になる。結果とても疲れる。
つまりは「この説明(または人物描写)、今いる??」という箇所が多々あり、とにかく読んでいてとても疲れる。
いや、著者の親切心からなのだろう。それとも”ミァハ”のゲンナリしていた慈しみに満ちた社会の一端という演出か。
後者だとすれば、伊藤計劃という人は非常に狡猾な書き手ということになる。だとしてももう少し大袈裟にするべきだと思うが。
まだ途中しか読んでないのでわからんけれども。
第二に、ところどころに出される「善」や、「意識」、「プライヴァシー」などに関する理屈が相当おおざっぱである。
冴紀教授の意識についての講義とか・・・80年も生きてきてそんなもんなん・・・
善とかもさ・・・「持続」がその要諦だって言われてもさ・・・個人的にはそんな間の抜けたことをいう人とも、
それをス、スゲェて共感するような友人Aとも友達になりたくありませんね!
いや、待てよ、ひょっとしたら以上すべてが計算で、
後半にはこの不良グループ(主人公グループね)を誅する新たな主人公(日本名)が登場して、怒涛のスプラッター展開に・・・!?

だとしたらスカッとするかもだけれど、それはないか!!

すみません、挙げればきりがないのですが、折角買ったので最後までは読みます。
(ちなみに当方、攻殻機動隊やエヴァンゲリオン好きです)

追記
半分位は読んだだろうか、"ガブリエル(外人)"という人物が登場したところで、挫折。ヌァザとかトァン(日本人)とか変な名前の中、普通のなまえぇぇぇぇwwww
で、最後のオチだけタタタッと流してタタンと読了。
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No.144:
(3pt)

真の調和とは

SFといえばこの人と言われるほどこのジャンルでは有名な作家ですが「虐殺器官」がいささか期待外れだったため本作もしばらく積んだままでした。しかしいざ読み始めると「虐殺器官」より取っつきやすい語り口と内容だったため、あっという間に読了。
作中にも出てきますがどこか「すばらしい新世界」を彷彿とさせる作風です。ディストピア物に分類されるのかな?政府ならぬ生府に個人情報をすべて開示し、生府からの指示に従って生活することにより健康と長生、そして平和を得た人々の物語です。
中盤までは世界観の説明と主人公の過去描写で消費されるため少々退屈。しかし中盤にある大きな事件が起こり永遠と信じられていた平和が破られ、そこから怒濤の展開で読ませます。
なぜ・どのようにしてその事件は起きたのかなど「虐殺器官」では曖昧にされていた核の部分が本作でははっきり書かれていたのでよかった。
そして「虐殺器官」のその後にあたる話が本作なんですね。人様のレビューを読むまで気が付きませんでした。言われてみればという程度のリンクなので本作のあとに「虐殺器官」を読んでもネタバレになるということは特にないと思います。
中盤からのストーリーが一本道すぎたため☆は減らしています。エンタメ性はやや低いため、どの人にもおすすめできる小説ではないもののSF好きな方なら満足度は高いはず。
変わった文体ですが、それすら意味を持たせて書かれていたのが斬新でした。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
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No.143:
(5pt)

珍味

賛否両論分かれる作品は多いが、この作品もその一つだろう。 作品自体もそうだが、作者の背景・文脈を加味することで、より妄想が広がる作品である。 ただ文を追い、なぞるだけでは、あまり楽しめないかもしれない。 無類の本好きには一度読んでほしいと思う。
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No.142:
(5pt)

読み応えがあった。

出だしが少し話を理解するのに時間がかかったが直ぐに引き込まれて一気に読んでしまった。 ネタバレになるので内容は記載できないが最後にわかるハーモニーの意味意図是非この手のが好きな方なら読んで欲しい。
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No.141:
(4pt)

非常にもったいない作品

個々人の体内に埋め込まれた医療デバイスが個々人の健康状態を常にモニターし、病気をいち早く発見してくれる理想社会。ただ、個々人のほぼすべての情報は公開・共有され、酒やタバコはもとよりカフェインですら不健全とされる「理想社会」。
 そんな「健全」な世界において、その維持・管理の先兵たる螺旋監察官たる主人公は、同時多発自殺の謎を追っていく。

 おぞましさすら感じる理想の未来と名状し難い結末は、医療の行き着く先や自我の価値というものに刺激的な問題意識を提起してくれます。
 文章が平易で作品がコンパクトなのも好印象。
 「エヴァンゲリオン」や「攻殻機動隊」が好きな方はドはまりするに違いありません。

 ただ黒幕の行動に一貫性も魅力も感じられず、そんな黒幕に翻弄される世界に重みも厚みも感じられないのはやや残念です。
 何より「自由裁量のあるエリートが主人公、謎の黒幕を追って世界を旅して、最終的に黒幕を倒すも、その黒幕の意図は達成され、世界は大きく変貌していく」というように、前作「虐殺器官」とほぼプロットが同じなのはどうなんでしょう。 前作との対比に意味を持たせたかったのなら仕方ありませんが、それには成功しているように思えませんし。
 その意味で非常にもったいない作品であると思いました。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
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No.140:
(5pt)

「あなた方は程々という言葉を知らない。」

映画を見て、これは原作を読まなければ、と思った。 国家に属し、社会の一員として共同体を作っている現代にも通じる部分がある。 特に日本は同調圧力という風潮が増しているように感じる。 マイノリティとマジョリティの関係性、公共性と自己の尊重、社会と自由、悪意と善意・・・ 考えさせられる小説でした。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
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No.139:
(4pt)

恐怖

直接的な繋がりはないが時系列的には「虐殺器官」より未来の社会を描いている。
本作の世界観は虐殺器官で描かれた重度の情報認証社会の発展系であり、人々はウォチミーという端末で
身体の内部まで監視、管理されている。人々の社会的評価などの個人情報は目に見えて他人に認識され、
彼らは社会が指し示す健康で健全で幸福であることを何よりも重要視して、
人類や社会に貢献することだけを喜びに生活している。
そんな社会に絶望して自殺を図ったトァン、ミァハという
二人の少女を中心に本作の物語は進んでいく。

SF評論家の大森望氏は本作を「21世紀最高の比類なき恐怖小説」と評論したという。
私も本作に触れて一番に感じたのは恐怖である。
この物語が辿る結末が天国に近いだなんて到底思えないが、
もしこんな社会に放り込まれたら自分を殺すか、社会を壊すか、人間の存在そのものを
変えてしまわなければけして逃れることは出来ないだろう。
何事もほどほどが一番であるが、こんな世界が来ないとも言い切れず
気が重くなる。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
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No.138:
(3pt)

医療管理社会モノ

「虐殺器官」と対になる作品。 伊藤氏へのインタビューによれば、一人称で書くことにこだわりがあったそうだ。 そのため映像で見るよりも(私自身は映画の方は見てないので断定はできないが)本で読んだほうがいいのではないかと思われる。 読み易いが個人的にはそこまで印象に残る作品ではなかった。 また読者の理解を助けるためかもしれないが、若干説明がくどいように感じた。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
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No.137:
(5pt)

生きていること、死んでいることを考えさせられる綺麗な作品

人の生き死にを扱っている小説ですが、読んでいて暗い感じがするわけでもなく、むしろ美しく感じました。三人の少女(トァンとミァハ、キアン)が自殺を企てるまでのストーリーは、不謹慎だけども、このような世の中だから死ななくちゃねと納得してしまうほど、作者が敷いたレールの上を思考させられた感じでした。死ぬことに悲壮感がないと言うか、理詰めで巻き込まれていく感じです。

物語の前半は結構淡々に進みます。最初に衝撃を受けたのは、キアンがトァンとレストランで食事中に突然自殺してしまうシーン。ここから物語が急展開するのだけど、不意討ちを喰らったような戸惑いを覚えました。物語の最初の方でミァハが自死してしまうのですが、それはストーリー上の必然でした。ところが、キアンの死は脈絡もなく突然に起こるので驚きました。キアンの死に方は想像するとグロテスクですが、文字を追っている限りはグロテスクなシーンも美しく感じられます。筆者の表現力の見事さがなせる技だと思います。

次に衝撃を受けたのは、ラストの方です。ネタバレになるので詳しくは書きませんが、生きていることと死んでいることについて考えさせられます。生きているような死、死んでいることで生を感じさせること。とても深いと思います。極端に言えば、生きていることと死んでいることの区別はつかないのではないか、ということまで考えてしまう。筆者のあのような人生であるからこそ、このような境地のストーリーを産み出せたのではないでしょうか。

映画も公開されます。映像でこのような読後感を味わえるかどうか分かりませんが、映画を観る予定がある人は、小説を読んでおくべきだと思います。

また、etmlという架空のマークアップ言語で感情を表現した部分があります。Webページの構造を記述するHTMLのようなマークアップ言語です。etmlで表現された部分は、HTMLの知識がないと、意味が分からないかもしれません。ですので、先にHTMLの入門書を読んでおくことをお勧めします。しっかりと勉強する必要はありません。入門書の最初の方を読んでおけば十分だと思います。

私はHTMLの知識を持っていたので、作者が何を表現したかったのか、よく理解できました。万人向けではないですが、etml記法は使えるような気がしました。最初は「読みにくいなあ」と思いましたが、慣れると、感情に色がついたように読めて分かりやすかったです。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.136:
(1pt)

虐殺器官のクォリティに遠く及ばない

虐殺器官のクォリティを期待して読むと落胆します。 とても残念です。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.135:
(5pt)

もうすぐ映画公開ですね。

「 ハーモニー」は、 文庫本ではなく単行本で読みたかったんですよ。
前編にあたる「虐殺器官」から、どうやって幕を引くのか?
その一点で渇望するよう求めてしまいました。

読了。
伊藤計劃の才能に震えます。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X
No.134:
(5pt)

ディストピアを超えたハーモニーという世界観

4時間ほどで読めた。

虐殺器官の後の話だと思われます。

先に虐殺器官を読むと良いでしょう。

虐殺器官が引き起こした大災厄から復興した世界が生府を生み出し、
ライフログで監視される病気もないユートピアようなディストピア社会。

そんな社会を壊すために更なる調和のとれた世界ハーモニーに行き着くのが悲しい。

1984の最後と同じく人は管理社会から逃れることはできない。

意識を持たない人間社会がその後どうなったのかは観測者がいないのでわかえいません。

きっとミァハのようにある日、意識を取り戻した人間が現れてハーモニーを壊すだろう。
ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)Amazon書評・レビュー:ハーモニー (ハヤカワ文庫JA)より
415031019X

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