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過ぎ行く風はみどり色
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過ぎ行く風はみどり色の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.11pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全1件 1~1 1/1ページ
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本書では3件の殺人事件が起きるが、いずれも、誰の眼も触れずにに犯行を行うことが不可能ないわゆる不可能犯罪と言える状況で起きた殺人である。 しかし、探偵役の猫丸先輩が「犯人にとって幸運が重なった」と評している通り、第一の殺人・第二の殺人で犯人にとって失敗する可能性の高いトリックが使われており、評者は本書のトリックに無理があると感じる。とりわけ第一の殺人にその感がある。 また本書で作者の倉知氏が最も力を入れたのは犯人のアリバイ崩しだと思われるが、評者はこの点に手掛かりが少なすぎアンフェアであると感じた。アリバイ崩しの前提となる点(ネタバレの恐れがあるので、このようにしか書けない)について、手掛かりとなる情報をもっと読者に与えると良かったと思う。 また第一の殺人・第二の殺人について、犯人の動機が弱いという問題点もある。 また、これは評者の趣味になってしまうが、探偵役の猫丸先輩にあまり魅力を感じない。 以上より、他のレビュアーの方と異なり低評価とさせていただく。 | ||||
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