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緑のカプセルの謎
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緑のカプセルの謎の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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カーの作品はそれほど多くは読んでいないが、表紙の絵の雰囲気と、のどかな町で起きた殺人事件という、古き良き時代の推理小説を期待し購入。 小さな町のお菓子屋で、何者かが商品のチョコレートボンボンに毒を混入し、不特定多数の客を殺そうとした未解決事件が起こる。 事件の容疑者になったのは町に住む、裕福な実業家の伯父を持つ若い女性。 その実業家の伯父は、「(この未解決事件の)毒混入の方法が分かった」「人々はいかに現象を曖昧にしか記憶できていないかを証明する」と不可解な室内劇を企画し、劇中、皆の目前で帽子・マフラー・コートで顔を隠した謎の人物に毒殺される。この辺り、大胆不敵でドキドキワクワクしました。 容疑者は家族や近しい友人・従業員など数名に限定され、劇中に登場した人物は誰なのか、犯人はどうやってその人物になれたのか、その毒殺者がチョコレートに毒を混入した人物なのか、そもそも殺された伯父はどのような毒殺方法を発見したのか等、途中までは楽しめました。 ところが、それまでは緻密で論理的な展開を見せていたのに、犯人を示す謎解きになった途端、「〇〇犯罪の犯人には△△の特徴がある」(それ本当?数件のサンプルだけ?独断過ぎない?)、そして「△△の特徴を持つのは××なので、××が犯人」(その人が△△の特徴ありなんて唐突)。私には犯人特定に腑落ち感が全くなく、正直、なんだこりゃでした。それから、中途半端な恋愛要素も個人的には楽しめなかったし「職業的にどうなの?」と歓迎できず(まあ現代の感覚とは違うし好みの問題でしょうが)。 途中までは面白く読んでいたのに、本当に心から残念。ということで★3つです。 | ||||
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読みやすさでは、「皇帝のかぎ煙草入れ」などと並んで、カー作品の中で最高のものの一つ。かなりシンプルな事件を、丹念に描いていく。当然、その過程で様々な仮説と反証がなされていく。ウェルメイド作品だが、やや地味。 | ||||
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