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バートラム・ホテルにて
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【この小説が収録されている参考書籍】
バートラム・ホテルにての評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.97pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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古き良き時代の重厚感あるホテルの雰囲気が、大変見事に描かれています。 特に食べ物の描写にはとても惹かれました。 バターのたっぷりついたマフィンに、こってりしたイチゴジャムがこぼれ落ちるほど入ったドーナツ、昔ながらのレシピで作った本物のシードケーキに、トーストにのせたポーチドエッグから流れでる濃厚な黄身…。 読んでいるだけでお腹がすいてきます。 ストーリーですが、犯罪組織の正体を暴くことがメインかと思いきや、終盤で起きたとある事件の方が最終的なメインになってしまい、なんだか拍子抜けしてしまいました。 それ以外にもあれやこれやと詰め込み過ぎて、全体的にとっ散らかったような印象なので、最後までいまいちスッキリしないところも残念でした。 トリックやミスリードなどのミステリーの肝となる部分も、クリスティの他作品より精彩を欠いているように思います。 なお、今回マープルはほとんど活躍しません。 そのかわりにデイビー主任警部が探偵役として大活躍します。 非常に優秀かつ全く嫌味のない人物で、最後までストレス無く読めました。 しかしながら、マープルの鋭い人間観察力があまり描かれなかったので、マープル物としては少々物足りなさを感じました。 ストーリーやトリックなどは色々と残念でしたが、古き良き時代の雰囲気はとても良いので、それを楽しむ作品としてなら読む価値はあるのではないかと思います。 | ||||
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マープル物の最低作品。ポアロ物の最低作品「ビッグ4」ほどひどくはないが。 甥夫婦の好意で思い出深いバートラム・ホテルに泊まることになったミス・マープルだが、いつしかホテルの裏側に潜む人間関係を探り始め、そしてやがて殺人が起こり...、という内容。 とにかく推理作品の態をなしていない。だから他のレビュアーも、雰囲気がいいとかゴージャスだとかどうでもいいことばかり書いてて、誰一人として本書を推理作品としてまともに評価していない。 初めから推理作品としてではなく、ゴージャスな雰囲気のホテルものと割り切って読めばいいのかも知れないが、そんな作品、誰が読みたがるんだ? そうやって読んだところで、内容もつまらないし。 | ||||
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