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バートラム・ホテルにて



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バートラム・ホテルにての評価: 3.97/5点 レビュー 30件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.97pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

自分の娘が明らかに失敗するとわかるを結婚をしようとしている時、ガードできるのかーと

このミステリーは、アガサのものとしては三流ですが、いつものように得られるものは多いです。
マープルが、あるお嬢さんが心配でね、と話し出すのですが、邪悪な女たらしのモテ男に恋して結婚しようとする時、昔の親はそれを防いだと言います。自分も母に反対されて、やむなくあきらめたが、後年再会したら、くだらない人だったと言います。これは耳が痛いのだが、娘の時には私は母の忠告を無視したし、親となっては防ぐことができなかった。さて現在の危険な男とは一見優しい男性ではないだろうか。開けてみるとーということがあるのではないかしら。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.6:
(3pt)

それほど悪くはない

ミステリーとしての派手なトリック等
大きな抑揚はないけれど、
作品自体はそれほど悪くないと思う。
エンディングもマープル物にありがちな
めでたし、めでたしの大団円より個人的にはアリだった。
「古き良き時代」って
「記憶の中にあるから」成立しているのだろう、
そんな事を思った。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.5:
(3pt)

別シリーズでも

女性人気が高い作品ですが、それは読めば一目瞭然。古き良き英国のこじんまりとしているものの豪華なホテルと、優雅なアフタヌーンティー。それはクリスティが愛したものなんでしょうが、ただクリスティがその「古き良き英国」を、必ずしも「いいもの」ととらえていないところも興味深いです。
内容は、古き良きホテルの陰に暗躍する巨大窃盗団の陰謀など、ミステリーというより冒険アクションと言った方がいいでしょう。しかも肝心のミス・マープルはほとんど活躍しません。さらに殺人事件が起きるのは4分の3を過ぎてからで、それもあっさり解決しますが、その解決の仕方がちょっと後味悪いです。それにほぼ、ミス・マープルの助けは借りていないし。このころの女史は「ネメシス」3部作に取り掛かり、その「カリブ海の秘密」と「復讐の女神」に挟まれているだけに、思いっきり趣味に走ったのかもしれません。
どちらかと言えば、トミーとタペンスでやったほうが良かったかも。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))Amazon書評・レビュー:バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))より
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No.4:
(3pt)

クリスティーのクリスマスプレゼント?

本の状態は良好でした。カバー表紙のデザイン写真も洒落ていました。
クリスティーの作品にしては走り書きというか、クリスマス前に間に合わせたサービス作品という感じがした。
登場人物には誰にも魅力を感じなかったが、バートラムホテルという古き良き時代の大英帝国イギリスを偲ばせるホテルには魅力を感じた。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))Amazon書評・レビュー:バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))より
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No.3:
(3pt)

マープルは探偵ではなく、証言者

古き良きエドワード王朝の面影を残すバートラム・ホテル。そのホテルでの偶然の再会が契機となって起きる殺人事件。殺人事件が起きるのは、小説の3分の2以上が過ぎてからであり、それまでは周辺で頻発する強盗事件、牧師の失踪事件、列車強盗事件の調査が中心となって、物語は展開される。
本事件でのマープルの役割は探偵ではなく、事件の重要な証言者。強盗事件の謎を追うデイビー主任警部らの警察の調査が中心の話。最後まで読むと、マープルの役割が何とも皮肉なのが印象的。
バートラム・ホテルという舞台やセジウィックという冒険好きの女性の人物造形は良くできているし、エルヴァイラが一時姿を隠して自分に関する謎を調査しようとした理由にも説得力がある。
殺人事件の真相には二重のひねりがあるが、強盗事件の背景にある真相は大掛かりすぎて、リアリティーに欠け、全体の印象を損なっている。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))Amazon書評・レビュー:バートラム・ホテルにて (ハヤカワ・ミステリ文庫 (HM 1‐14))より
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No.2:
(3pt)

謎めいた事件

古き良きバートラム・ホテルで失踪と殺人のふたつの事件が起こります。
どちらかというと前半で起こるペニファザー牧師の失踪事件の方が、
謎めいていて読んでいて面白いです。
忘れっぽい牧師さんはなかなか憎めない人物で、失踪した後は殺されたか誘拐されたかと心配しました。
逆にエルヴァイラ嬢の事件は、当人の言動がどうも妙なのであまり同情できず。
また、ホテルの謎の答えが物語の最初の方で分かってしまうのがちょっとつまらないですね。
この謎はふたつの事件にも関係するので、もっと謎めかして話が進んだ方が面白かったかも。
しかしふたつの事件の真相が分からない中、
誰が本物で偽者か、言っている事は本当かどうかという問題で混乱もしたので
あまりやりすぎるとかえって良くないのかも知れないです。
読後感は良くありませんが、きっとあの主任警部がなんとかしてくれるはず……
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
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No.1:
(3pt)

犯人、トリックを云々するのは野暮

英国の格式あるバートラム・ホテルで起こった殺人事件。しかし、本作で犯人やトリックを云々するのは野暮というもの。読者は、古き良き時代の英国を楽しめば良いのだと思う(勿論イギリス人読者を想定している)。作者も当然そのつもりなのだろう、探偵役にはポアロ(ベルギー人)ではなくミス・マープルを持って来ている。
年1回、クリスマスの日にクリスティが英国国民に送るプレゼント。我々もそのおこぼれを味わって、大いに楽しもう。
バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)Amazon書評・レビュー:バートラム・ホテルにて (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)より
4151300449

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