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動く指
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動く指の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全34件 21~34 2/2ページ
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そう思って読めば、なかなか面白いです。 マープルさんは、ほとんど最後まで出て来ないので 活躍を期待してはいけません。 裏表紙に「若い二人の探偵指南役」とありますが、これも嘘です。 指南役ではなく、ラストの15ページで事件の解説をするだけです。 独立したラブストーリーに、ゲストとしてミスマープルが登場する話 と思って読んだ方がいいと思います。 | ||||
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ミス・マープルものにしては恋愛がはいって ほんわかとした気分になれますね 私としてはマープルのなかで一番好きです | ||||
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ハヤカワミステリー文庫の動く指を読んで原語ではどのような表現になってるのか気になって一番安いPENGUINのを買ってみたらいきなり冒頭から邦訳のものとは違っていた。 書き出しからして違うし、ミスエミリー・バートンの家を見に行った時のやりとりが一切省かれている。ダイジェスト版だったようである。 しかたないのでHARPERのを改めてに買った。多分こっちの方が原本と同じなのだと思う。冒頭の部分しか見てないが、ハヤカワの邦訳と内容は同じである。 そんな訳でHARPERを買うことをお勧めする。 | ||||
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ハヤカワミステリー文庫の動く指を読んで原語ではどのような表現になってるのか気になって一番安いPENGUINのを買ってみたらいきなり冒頭から邦訳のものとは違っていた。 書き出しからして違うし、ミスエミリー・バートンの家を見に行った時のやりとりが一切省かれている。ダイジェスト版だったようである。 しかたないのでHARPERのを改めてに買った。多分こっちの方が原本と同じなのだと思う。冒頭の部分しか見てないが、ハヤカワの邦訳と内容は同じである。 そんな訳でHARPERを買うことをお勧めする。 後日HARPERのCDブックも買った。 このCDの良い点は小説の完全版なのとミス・マープル役をやっていたジョアン・ヒクソンが朗読してること。 悪い点は音が非常に悪いということ。2分55秒くらいのところで音がちょっと飛ぶ。 不良品かと思い交換してみたら、新しく届いたものも全く同じ部分で音が飛んだ。どうやら元盤からがおかしいようで、不良品という訳ではなかったらしい。 音楽ではないので、英語学習に使う分には問題はないかも。 CD無造作に5枚重ねて入れてあるのも洋物っぽいと思った。 | ||||
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本書は語り手のジェシー・バートンとミーガンのロマンスを絡ませたラブ・ロマンス・ミステリーで、ポアロものではヘイスティングズとシンデレラのロマンスを絡ませた『ゴルフ場殺人事件』を思わせる。 推理作品としては『ゴルフ場〜』には劣るが読み物としては本書の方が面白く、作者が自薦ベスト10に推しているのはそういうところによるものかもしれない。 なお、アグネス・ウォデルの死体を隠した点、犯人の行為は不可解である。犯人にとっては死体がすぐ発見された方が、アリバイがあるように見えて都合が良かったはずである。 それと作品の中では触れられていないが、シミントン家の男の子たちがその後どうなったのか、気になるところである。 | ||||
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匿名の手紙が飛び交う村(本当は町)でシミントン夫人が自殺し、何かを見たらしいアグネス・ウォデルが殺されるという本書、話はまぁまぁ面白いが、推理作品としてはとくに見るべきものはない。 また、本書はマープルものではあるが、マープルが登場するのは最後の100ページちょっとだけ。無理にマープルを出さなくても、語り手のバートンに解決させればよかったんじゃないかと思う。 1点、エミリー・バートン(Burton)宛の封筒の宛名をジョアナ・バートン(Barton)宛に書き換えた理由をマープルは説明していないが、作者が忘れたのだと思う。 説明されなくても、書き換えた理由はわかるけどね。 | ||||
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実はこの作品は 謎解き要素はちょっと控えめだったりします。 何せそれよりも主人公とある女性との恋路が 途中からメインになっていくのですから。 だからといって謎解き要素のほうは 手を抜いたトンデモなのでは? と思ってしまうことでしょう。 しかしながらそうではないのです。 実はこの作品は巧妙な罠が仕掛けられていて 犯人はそちらのほうに向くように 仕向けられてしまっています。 なので真犯人は、えっと思ってしまうことでしょう。 1冊で2度美味しい作品でした。 | ||||
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タミフル飲みながら、気を紛らすために読んで。 扱う事件自体が狭い村の噂話、スキャンダル、その手紙と、 あまり興味を引く内容とは思えませんでした。 最初の10ページで、イライラ。 後にある久美沙織さんの解説を開きました。 コレがなかなかイイ。 「自薦十作品」に入るという。 へこたれかけた心に炎が燃え立ちました。 俄然気を取り直し、一気に読み終えました。 女心、恋心、細かな心理描写、読者へのヒント、 まとまった物語の展開、 実に楽しめました。 義理の母も編み物しながら、よく観ているのでしょうね。 幸せに生きる日常の心がけ、態度も参考になるお話です。 | ||||
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読み進んでも、読み進んでも、一向にマープルは登場しない。 主人公の知り合いだとばかり思って読んでいくと、予想外の展開。 マープルの知り合いとは想像していなかった人がマープルを紹介する。 途中までが楽しく読めたので、マープルものとしてではなく、アガサクリスティのサスペンスとして楽しみました。 | ||||
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ミス・マープルものの秀作。クリスティの人間観察・描写の巧みさが良く出ている。語り手は傷痍軍人のバートン。 バートンが療養のため訪れた村では、悪意に満ちた中傷のビラが飛び交い、村人の間に疑心暗鬼が起こる。そんな中、村の名士夫人が自殺を遂げる。中傷事件と夫人の自殺は関係があるのか ? 暗中模索の中、真打ちのマープルが登場して事件をアッサリ解決する。巧みなのは最初、傷痍軍人の眼で事件を読者に見させ、その後マープルの繊細な眼で事件を再構成させている点である。傷痍軍人(=読者)の迂闊さを嘲笑うかのようなテクニックである。「動く指」は原題の直訳だが、中傷ビラを書く際の直喩であると共に、犯罪を犯す時の心の動きの暗喩であろう。この辺にも、クリスティの巧さを感じる。 クリスティの人間観察と構成の巧みさが光るマープルものの秀作。 | ||||
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久しぶりのミス・マープルでした。 とは言うものの、いつまで経っても登場してこないんです。 でも、そこはアガサ・クリスティーです。 ジェリー・バートンと言う傷痍軍人を登場させます。彼が、物語の進行役を務め、そこかしこに散りばめられた事件解決のポイントを紹介して行きます。もちろん、彼はその事象を認識するだけで、分析してその先へ進むことは出来ません。ですから、読む側としては、彼が提出してくれるヒントを基に、自分で推理して行く楽しみがあります。 その意味でも楽しい一冊でした。 内容的には、匿名の手紙が飛び交う小さなイギリスの村の話です。 この村の情景、一人一人のキャラクターの描写、人間関係の描き方が、素晴らしいです。推理小説としての、トリックや謎という点では、単純で物足りないかも知れませんが、このイギリスの田舎の情景を読み、頭に浮かべるだけでも意味のある一冊だと思います。 | ||||
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クリスティにやられた、とまた読後もらしてしまいました。 単純なことほど我々は不明瞭になるということを クリスティは主張していると思いました。 事件が単純であるがゆえにマープルの出番が少なかったのでしょう。 むしろ簡単すぎる事件なのでマープルの出る幕ではないよ、と クリスティは我々に言っていると思いました。 | ||||
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悪意のある匿名の手紙でかき乱される村の人々と、弁護士夫人の服毒自殺、そして殺人とつぎつぎ起こる事件に、村によそ者としてやってきた傷痍軍人バートンが関わっていきます。閉鎖的な村に都会からやってくるバートン兄妹と村人との交流がよく描かれていて、しかもその中に事件のヒントが張り巡らされています。ミス・マープルの出番がちょっと少なくて-☆1個。 | ||||
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戦争で負傷して、ゆっくり休養することを勧められた主人公。そこで、田舎でゆっくりとと思い、移り住んだ街では、嫌がらせの手紙が横行していた。その手紙が原因で自らの命まで絶ってしまう者も。 この事件に挑むのは、詮索好きの老嬢ミス・マープル。 この作品は、クリスティ自身が自作の中から選んだ10作に選ばれています。私自身は、主人公の人柄の良さに惹かれています。 クリスティならではの、生き生きとした登場人物がひときわ輝く作品です。 | ||||
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