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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 161~180 9/20ページ
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Make 大垣2012に出展のため,朝,JR中央線の春日井駅から,JR東海道線を乗り継いで大垣まで来ました。昨日,大垣から春日井までの電車の中で「阪急電車」を読み始めました。 最初は「阪急電鉄」だと思っていました。あ,「桃太郎電鉄」じゃないんだ。とぼけてみました。 稲沢操車場の手前(名古屋寄り)に,三脚に写真機をつけた人々がわらわらといました。 撮り鉄だということは分かったのですが,何を取ろうとしているのかは分かりませんでした。 揖斐川を過ぎたところにも2人くらい撮り鉄らしい方々がおみえでした。 普段は気にしていませんが,facebookで,知り合いの方が撮り鉄だということを知りました。何気なく電車の窓から外を見ていました。 というか,「阪急電車」 を読んでいるところだったので,目が自然に車窓に向いたのかもしれません。 阪急電車のすごいところは,各駅の説明を,行きだけでなく, 「そして,折り返し」 と逆向きにまた一駅毎,物語があるというところです。 とかく,一面的な物の見方しかできない人が多いと言われる昨今, 一面的な者の味方しかできない人ではない人が,世間にいる事を知らしめる物語かもしれません。 電車の話題でここまで書けるなんて,有川浩はすごいかも。 | ||||
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とにかく「上手い!」の一言に尽きます。 さまざまな人間模様を、わずかなニアミスを接点にして組み合わせるその技術の「手練れっぷり」に感心しきりです。 それに何より、メインキャラクターの面々が凛としてかっこいい。いや、関西が舞台だから「かっこええ」って感じ。 とにかく読んで損のない、読後感最高の一冊です。 | ||||
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映画が良かったので、原作も手にしました。 原作に忠実に映画化されていたようで、映画が楽しめた方はこちらも楽しめると思います。 原作にしか登場しない一組のカップルのエピソードもあるので、むしろ映画よりこちらをお勧めします。 そのエピソードが何気に良かったりするので。 | ||||
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日常何気なく乗り降りしてる公共の交通機関、そこは公共というだけあっていろんな人々が乗り降りしている。 時間帯によっても様々だ。 朝は勤め先へと急ぐサラリーマンやOL,学校でこれから勉学に励む(であろう)高校生や大学生。 昼は、朝の忙しい一仕事を終え買い物あるいはランチに出る主婦、もしくは私のように失業してはからずも暇と時間を持てあまさざるおえなくなったおっさん(笑)。 夜は夜で残業で疲れたきった中年のサラリーマンがいるとおもえば、合コンやコンパで盛り上がって朝以上にパワーを増したと思える若年者集団。 日常の光景といえば確かにそのとおりだが、朝急いで会社へ行くサラリーマンは仕事上で難しい案件を抱えてるかもしれないし、OLはもしかしたら結婚と仕事の狭間で悩んでいるかもしれない。 鞄を抱えた女子高学生はもしかしたら受験で悩んでるかもしれないし、大学生はこの就職難の時代の中、就活で頭がいっぱいかもしれない。 朝、ひと仕事終え買い物やランチへと出てきた主婦たちは、楽しくしゃべりながらも頭では今夜の夕食のこと考えてると同時に、人には言えない子供や旦那との間の問題に悩んでるかもしれない。 残業で疲れて中年サラリーマンは明日の仕事のこと考えてるかもしれないし、世代の離れた若い部下の扱いに苦しんでるかもしれない。 公共交通機関と呼ばれる乗り物たちではそういったいろいろな人生が交差する場となっている。 この作品は、電車という一公共機関の中という空間で、それぞれの人生や思いを背負って乗っている乗客たちが、同乗した客からかけられた言葉、たまたま耳に挟んだ会話、目に飛び込んでくる車内外の風景や人々の姿、それらをを介して 互いの人生ふれ合わせ思いが交差様を流れるように自然に、それでありながら印象強く描いている。 白いドレスを着て元彼と同僚の披露宴に行った「討ち入り」女性,彼氏のDVに苦しむ女子大生,社会人5年目の本好きの男性、重たい国際的ネズミのキャンバス地のバッグを持った女子大生、老婦人と孫と思われる女の子の二人連れ、恋人同士とおぼしき若い二人連れ、わいわいと騒ぐ女子高生のグループ、ブランドもののバックを持ったおばさんの集団、ホームで電車を待つ小学生・・・、 その一人ひとりの人生が宝塚線の電車というキャンパスの上で少しづつ交差しほのぼのとした暖かさを紡ぎ出していく。 この作品を読むかぎり、舞台となっている宝塚線のは私の印象では極端に人の多い幹線でなく、そうかといってほとんど人が乗ってないような超ローカル線でないのもないように感じる。 人が多すぎて物理的隙間が乏しければ誰が何を話してるかどういう行動をとってるかなんて聞けもしないし見えもしない、それどころかこちらの方に見聞きする余裕もない。 逆に人がいなければ当然のことながら関わり合いは極端に少なくなる。 朝夕多少の雑踏はあるかもしれないが少し声を出せば誰かに届く、少し首を振れば車内を見渡すことが出来る。 作品のキャンパスとなっている宝塚線の持つこのような絶妙の空間と人と人距離感こそがこの作品の重要な要素であり作品に独特の「匂い」を与える要素となっているように思う。 長々と書いてきたが、兎にも角にも乗客一人ひとりの感情がごく自然にごくごく一般的な日常の様な感じで描かれているが、 それでいて心にどっしりと残るものがある、そういう作品だと私は読んでいて感じた次第です。 | ||||
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「電車で乗り合わせる人々同士の一瞬の交錯を書いてみたい」。 ふと、ネタ帳にメモってしまいそうなアイデアではあります。 オムニバス形式で、人数を出しすぎたのが原因でしょう。見事に失敗しております。 阪急の車両が、ネガティブ女子(それも軽度。核心を突き、膿を出す必要も無い)のための愚痴箱と化してしまって、香水臭に「おえっ」となります。 どうせだったら、阪神電車にすればよかったのに。もっとディープに出来たはず。 もっと言わせてもらえば、「南海電車とか阪堺電車とかをやれよ、お上品ぶってんじゃねえぞババアが!」。アラわたくしとしたことが、あさましい醜態をごめんなさいまし、おほほほ。 | ||||
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たまたまテレビで放映していた映画化作品を観ました。 中谷美紀さんきれいだったなぁ…。 で、原作はどんなだろうと読んだのですが、なんか、すべてのプロットが薄っぺらいような…。 とはいえ、映画にしろ小説にしろ、後から観た(or読んだ)作品のほうが面白いっていうのは 100%ないので、実のところ、この評価はまったくアテにはなりません。 疑惑の30点ということでお願いします。 | ||||
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イイですわ〜!面白い! いろんな人の人生の断片を見せてもらって 感動したり、主人公と一緒にワクワクしたりしてます どのエピソードも何かしら自分に得るものがあると感じました | ||||
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初めから終わりまで和やかな空気に包まれた小説です。登場人物のエピソードが重なり合いながら織り成す物語は正義感と慈愛が骨格となっていて、読後感は非常にほっこりします。 | ||||
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生粋の関西人である。紀州に生まれ京都に遊び浪速の街で働いた。 勿論、阪急電車もよく乗った。但、今津線は余り馴染みがない。 椎名誠の『岳物語』、森見登美彦の『きつねのはなし』を読んだ時も感じたが、 この作家こんな話も書けるんだ!と驚いた。 短い話が次々に繋がって最後にひとつの物語に収斂するグランドホテル形式。 今や懐かしO.ヘンリーを思わす、ちょっとほろ苦いけど ハートウォーミングな出会いと別れの ひとコマ、ふたコマ。 春向きの本。ゲイルズバーグの春を愛する人に特にお勧め。 さあ、自分だけの『阪急電車』を探しに出かけよう! | ||||
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私は恋愛云々の小説が嫌いだ。見ててムズムズしてくる。この作品のムズムズ度★3つくらいだろうか。 さておき寸評を。 この物語は、阪急電車を利用する人々のドラマを描いたものだ。多視点で展開される物語がリンクしあいながら、阪急今津線を往復する。 色んな人達の恋愛模様や、虐げられても強く生きている者の描写はなかなか善かった。捻くれ者の私だから、このくらいの評価なのでしょう。 ピュアな方や、あまり読書に時間をとれない方(文字数やページ数も少なめなので)にもお勧めです。 | ||||
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一気に読みたいけど、終わってほしくないからゆっくり読みたい・・・そんな作品です。ほっこりいい気分になりました。 | ||||
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各駅ごとのエピソードを繋げていく短編集。 実際に電車に乗りながら読めばもっと楽しかったかもと思わせる。 旅情とはまた違う。人情でしょうか。 個人的には、花嫁になるはずだった女性のエピソードが感情移入度が強く、涙してしまいました。 女性の描かれ方が、気高い。 | ||||
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阪急今津線8つの駅を舞台にした連作短編集。解説にもあるように電車は時々 刻々新たな物語を生み出す絶好の密室でもあり源泉だというように全編に車内 の状況、車窓からの風景、各駅の雰囲気、ユニークな登場人物をわかりやすく、 そして面白く描いてる。筆者はきっと綿密な調査をしたうえでこの本書を作り 上げたことが理解できる。まさに乗客の1人となった思いになれる作品である。 | ||||
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阪急今津線の各駅から駅までがひとつの短編小説となっており、折り返しも含めて、一つひとつの小説が一つの流れで繋がっており、折り返しで同じ人物が再び登場してくる。なかなか、その企画・構想がおもしろいと思いました。電車の中では、色々な見知らぬ人や出来事に出会い、そこで物語が生まれる。 | ||||
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この電車に乗ったことある人は、なつかしさを感じると思います。 それぞれ味を持ったストーリーが交差しながら、それぞれに決着をつけていくような 展開がおもしろいのと、それぞれのキャラがよくて読んでいて納得してしまいます。 有川作品は常に人ありきのところが好きです。 | ||||
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映画を見た後に原作本を手にしました。 映画の背景を思い出しながら、素直に読めます 映画の出来もいいと思いましたし、ローカル線で起きる人々の心を映し出した作品は、活字としてみてもうまいと思います 時間のあるときにまた読み返します | ||||
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本作は有川浩氏による連作短編集っぽいひとつの長編。 阪急今津線のを利用する人々の、ささやかなふれ合いのドラマを描く。 本作は「阪急電車」という関西ローカルなタイトルだが、それに関する予備知識が無くても充分楽しめる。 おそらく駅や町の描写について、丁寧かつ緻密すぎないところがいいのだろう。 「ホームがあって、改札を抜けて、坂を下りると大きなスーパーがあって」 誰でも簡単にイメージできる描写なので、とても入りやすい。 知る人ぞ知るようなローカル情報をこれでもかとちりばめた描き方だと、逆にとっつきにくかったかも知れない。 とは言え、今津線沿線に住んでいる人や、土地にゆかりがある人などは楽しさ倍増なのだろう。 こんな素敵な物語であれば「自分の思い入れがある路線も小説化してほしいな」と思う人も多いはず。 いつか、と勝手にそんな期待をしてしまう。 | ||||
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ただすれ違うだけの人たちにもそれぞれの人生があって、 自分が気がつかないうちにも 誰かが自分の人生に小さな影響を与え関わっているなんて、 素敵なことなんだろうと思いました。 まるで自分も阪急電車に乗って人生の 機微を味わったかのような素晴らしい出会いを 経験させてくれる温かい小説でした。 | ||||
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ライトノベルというのでしょうか、この手の小説は、始めて読みました。家族の誰かが買ったみたいで、家にあったのでたまたま。 あまり難しいことは考えず楽しめる小説です。感動の名作とか、人間の心理を深く読み解くとか、なんだかんだ、そんなことは気にせず、清涼飲料水のように楽しめます。 たまの息抜きにオススメの本です。 (内容は他の方のレビューをご参考下さい) | ||||
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阪急電車に乗る人々は、人生にちょっとした問題を抱えている。 問題は人それぞれで、子ども・近所付き合い・恋人など様々で、 他人から見れば、そんな些細な事と言われる問題でも、当人からすれば重大な事で他人に相談しにくいのです。 けど、この本を読んでそれでも生きたいと思えるようになりました。 車内に居合わせた他人とのもちつもたれつの関係は、電車ならではの素晴らしい関係だと思いました。 片道15分の関西ローカル線の小豆色電車は、今日も人々をガタンゴトンと乗せて走っています。 | ||||
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