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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 281~300 15/20ページ
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学生時代に関西に住んでいたので、懐かしくて買いました。簡単に読めてすっきりした気分になって、よし自分も頑張ろう!と思う気持ちになれます。話ができすぎているという感じがしなくもないですが、こんな事があってもいいよね、あるかも、と思わせながら一気に読めてしまいました。個人的には孫と登場するおばあさんが好きです。 | ||||
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女子バージョン「萌え」だと思う。 女子がキュンキュンくるシチュエーションをさりげなく入れている。 くそう、と思うくらいだ。 こういう「キュン」から離れている既婚者読者にとっては、ちょっと毒づいてみたくなるほど。 ただ恋愛だけのものかと思いきや、おばさん同士の微妙な人間関係や、 おばあちゃんと孫、小学生のちょっとしたいじめのヒトコマなども入っている。 そんな、色とりどりの人間劇が阪急列車を舞台に繰り広げられていく。 ローカルネタも多いので、その地域の人にはうれしいだろう。明日にも自分に起りそうな、 ちょっとした奇跡の数々。 しかもそのどれもが、基本的にはハッピーで、すかっとするエピソード。 読者の期待を裏切らない。 口元がニマニマするのをおさえられないだろう。 しかし、あえて星一個減らしたのは、やっぱり、どこか夢見がちな、乙女の理想的な、 ちょっと「よくできた」物語過ぎるからだ。 こういう恋を信じるのもいいけれど、どちらかといえば中・高・大学生向きの恋愛小説だと思う。 そのまま少女マンガにできそうなくらいのノリだ。 私はそういう年齢ではもはやなくなってしまっているので、 ちょっとこそばゆいくらいの恋模様が、楽しくていいんだけど、しっくりは来なかった。 とはいえ、万人受けする、非常に読後が爽快な小説ではある。 | ||||
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著者も書いているが、普段当たり前に乗っている電車の中での目のやり場や何を聞いているかということを改めて意識した。都会では電車の中とは言え知らない人に声をかけることがまずない。かりにそれが親切な助言であっても逆襲されてしまうだろう。 阪急電車はちょっと田舎で、大阪とは違う京阪神の知的センスが漂う雰囲気がとてもよく出ている。乗ったことのある方もない人も一読の価値あり。 | ||||
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テンポ良く進むストーリー。全く無駄のない表現。 ストーリーの軽やかさには、カメラワークのようなものを感じる。 話そのものは、市井にありふれたモノながら、抜群のウィットと仕掛けにあふれる。 読後感が非常に心地よい作品。 | ||||
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女性作家さんなんですねぇ。 初めて読みましたぁ。 とにかく、この本にでてくる登場人物は死ぬほどウザい上に気持ち悪い。 彼等は電車の中で他人にいきなり話しかけ、忠告したり、仲良くなったり、恋人になったり…。 ん?いい話なのか? いやいやいや、普通、話かけねーだろ…。忠告しねーだろ(する人はするか)。仲良くなんねーだろ。恋人に…(おいおい)。 小説だから!という事なら、まぁ仕方ない。 しかし、この小説、小説でありながら全くドラマが展開しない。 その場限りのラジオの素人投稿コーナーの「ちょっと電車であったいい話〜」的なストーリーが16回、何の関係性もなく語られるだけだ。 フィクション的なドラマ展開もなく、完全にリアルでもない世界観と人間観にはとにかくイライラさせられる(俺だけ?) 無理やり、つながりのない話を関係性があるように見せているところはもしかしたらこの作家の技量なのかもしれないが。 伊坂幸太郎の『フィッシュストーリー』ばりに無理のあるつなぎは、もはや神がかっているとさえいえる。 特に、後半は酷い。 もはや電車とか駅とか関係なくなっている。 電車に乗っている時の回想話って…。 もう電車関係ないやんけ! どう考えても後半は前半の伏線を回収するべきだった。 つまり、前半の主人公の話にでてきた人物の一人称で同じ話を語りなおさせれがよかったのだ。 図書館での恋話なら前半が男側、後半は女側。 DVな大学生カップルの話なら前半が女側、後半は男側ってなかんじで。 前半も後半も語り手が同じ…。だったら折り返しの意味ないじゃん! そして、最大に問題なのがこの小説の登場人物は誰一人として成長しないことだ。 この小説の主人公達は決して自分の考え、行動が間違っているなんて微塵も思わない。 自分が悪いのではなく、私を嫌な気持ちにさせる相手に原因があると確信している。 そして、そんな彼らに他の登場人物達は「そうだ、あなたは正しい」と背を押すだけだ。 「自分は正しい」と言い続ける人を他人は好きにはならない。 恋愛は法律ではないし、正しいか正しくないかは関係ないからだ。(詳しくは『結婚失格』の町山解説を読むべし) 非常識で暴力的な彼氏だっていい面はたくさんあったはずだ。 電車の中で偶然であったババアに「つまらない男ね。別れなさいな」と言われるだけの存在ではなかったはずだ。 被害者意識だけを持ち合わせた登場人物は、理想的な彼氏・彼女に出会おうと必死だ。 確かにこの小説の中では奇跡としか言えないような(?)出来事が起こりカップルになった奴らもいるが…。 断言してもいい。 お前らに理想の相手は現れない。 「自分は正しくないかもしれない」そう思うところから始めてはどうだろうか? | ||||
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映画になるし、今話題なので購入しました。 有川浩さんも初めてです。 阪急電車を舞台に、様々な人物が折り重なるのですが、 話にまとまりがあるようで、ないようで..... 出てくる女性は、皮肉めいた発言が多いし、 女性の嫌な面ばかりが目だっていました。 それが女性作家の鋭い視点と言われる方もいると思いますが、 あまり気持ち良いものではありませんでした。 | ||||
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全てのエピソードに深みや新鮮さを感じなかったが、若い恋愛の描き方はさわやかだった。 申し訳ないがすぐに忘れてしまう類の小説。 | ||||
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この本、大阪界隈の少し大きな書店では、山盛りの陳列がされています。 タイトルの「阪急電車」にまず関西の人は惹かれると思います。 阪急電車はマルーンと言われる海老茶というのか栗色というか、の車両なのですが、レトロっぽくもあり、真面目そうでもあり、電車が持っている雰囲気を良く伝えた小説だな、と感想を持ちました。 東京、大阪で結構引越しをしましたが、阪急沿線の特徴は、沿線住人が阪急電車をかなり好いている点だと思っています。 「阪急沿線に住んでいる」ということを少し誇らしげに語ったりするのです。 この小説は阪急の少し奥まった今津線の一駅毎のある日の情景をオムニバス形式で連作したものです。 基点は宝塚駅で、そこから阪神競馬場のある仁川を通って西宮北口まで8駅。往復して16駅で、駅の名前がタイトルになっています。 恋の予感を運んでいた往路。しっかりと幸福を抱えて戻ってきました。 これが、とても嬉しくて、電車は幸せを運ぶのに似合っていると思うんです。 昼間の電車ってどこか夢の中を走っているような感じがします。通勤時に目に入らない風景が目に映ったり・・・。 電車で始まる恋って、清々しいですね。 | ||||
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2008年1月の単行本の文庫化.タイトルは関西に実在する大手私鉄電車になります. その電鉄会社にあって駅数は8,所要時間10分強という短い路線で織りなされる物語. 一駅ごとに一編,乗り降りにあわせてメインとなる人物も入れ替わり進んでいきます. また,前の編での様子が次の編では別の視点から描かれるなど少しずつ繋がりがあり, 短い時間に乗り合わせた人たちのそれぞれの時間,本当にありそうな何気ない日常など, 長編とありますが駅から駅,人から人へと繋がっていく様子は連作短編集に近く感じます. そして物語は半分を過ぎたところで電車と同じように折り返しての再出発となります. ただ,それまでの電車がそのまま折り返したのではなく,半年ほどの時間が経っており, 行きでの人たちのその後,あの恋の行方や傷心からの復活,新たに乗ってくる人々を加え, 電車の往復という形式をうまく使い,気になっていた部分も最後までフォローされています. いくつかの物語が繋がっていくという構成自体はそれほど目新しいものではありませんが, 若者から老人まで幅広い『乗客』たちが,親近感あふれる様子で描かれているのが好印象で, 他にも素朴ながら魅力的に映る沿線の様子は,一度は訪れてみたいと思わせられてしまいます. 巻末には文庫版のあとがきに加え,俳優で読書家としても有名な児玉清さんの解説を収録. これがテレビで拝見するイメージとは大きく異なり,ユニークな口調で楽しませてくれます. | ||||
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阪急電車今津線の電車の中を舞台に、たまたま乗り合わせた人たちの物語です。 普通に通勤している電車でも起こりうる物語で、読んでいて楽しく感じました。 物語としては、前半と後半で半年ぐらい季節が違うのも面白く感じました。 文中にも出てくる言葉ですが、「人生の機微」とはこういう事をいうのだ、と感じました。 電車通勤している人には楽しんで読める本だと思います。 電車の中で読むのがお勧めです。 | ||||
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この本。 軸になってる主人公は、一歩間違えれば『怖い女』。 でも 自分を客観的に捕らえて、潔く責任を持ってます。 だから 『怖い女』じゃなくて『かっこいい女』。 阪急電車の独特のたたずまいと、 各駅で乗り降りする登場人物たちの生活が絡み合って なんともいい感じに話がすすんでいきます。 読み終わったら 恋がしたくなる。 そして ちょっと自分を頑張りたくなる。 そんな、 澄んだ空気を感じる作品です。 | ||||
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一つ一つのエピソードは、ごくありふれた、よく掲示板で話題になるような身近なものです。 出てくる人も、どこかで会ったような人ばかり……あ、おばあさんはちょっと違いました。 観察されている人も、どこかで見たような困った人たち。 起こるトラブルも「あるある」といったものばかり。 思考の流れやちょっとしたトラブルも、一駅で決着がつくような浅いもの。 でも、半年後の折り返しとあわせてみると、すべての登場人物のエピソードが微妙に絡み合いながら、表面的なエピソードの背後にある何かが浮かび上がってきます。 電車で目の前に座った乗客を見るともなしに観察するうちに自分の生き方を少し深く考えてしまう……といったような深みにはまります。ゆきずりの人たちだからこそ、普段は見ずにすませている何かをズバっと見せてもらえてしまう感じです。 話の舞台が東京だと、これは成り立たないかもしれない……とは思いました。関西の、神戸の、阪急電車ならではの雰囲気なのでしょう。 読後感はすっきり爽やかに終われる小説です。 | ||||
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映画化というので読んでみました。 あまり読み応えが無いというか、暇つぶしに電車の中で読むには良いかもしれません。 でも、私は阪急電車を知っているだけに、阪急電車の中では読みたくありません。 登場人物やその言葉遣いも違和感だらけ。 実際にある電車だけに、もう少し調査したほうが良かったのではないでしょうか。 映画化も微妙な気分になります。 もし、この本を購入されるのであれば、文庫で十分。 -あとがき- この電車は回送になりますのでご乗車になれません。 …ハイ。乗った私が悪かったです。 なんか、後味が悪い…。 | ||||
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ふとした偶然で人生が交錯しそれぞれの・・・という話には目がないです。それが時空を超えていようがローカル線の中であろうが。ホラーやミステリーを別にすれば、そういうお話はかなりの確率でじんわりとした心地よい余韻に浸らせて貰うことができると思っています。この本も、ちょっと残念に感じたところはありましたが、数少ない例外入りすることなく心地よい読後感を味わうことができました。作風もすっきりとしていてリズミカルで大変に心地よい。解説で児玉清さんが「わかりやすい美しくも見事な独自の筆致でリズミカルにごく自然に」と書いていますがまさにその通り。そして児玉さんと同じく、本のなかで再会した青春に、年寄り(私は中年ですが)の錆びた血が騒ぎました。図書館でのロックオン、車窓をきっかけにした恋の始まり・・・・なんともまあ若いってのは羨ましくて羨ましくてコンチクショウですね。悔しいです。 と、まあ登場人物それぞれの出会いと別れ、人生の大事な転機が描かれた往路は心を揺さぶられつつ読みましたが、惜しむらくは折り返しの後です。(以下ややネタバレ注意で) 気のあわない交友に悩むおばさんの話とかマナーの悪いおばさん達を巡る話とかもあるものの、それらを含む100ページちょっとのなかに恋人との初体験物語2本と初体験未遂物語1本、暴力彼氏を撃退してくれた空手の得意な親友のお兄さんにトキメく話1本ということで、往路の見知らぬ他人同士のふとした交わりから、復路は見知った恋人同士の文字通りの交じり合いにお話の比重が移ってしまったようでちょっと拍子抜け。恋に憧れる少女向け小説のテイストもほんのり香ってきて、その辺はさすがに血の錆びたおじさんには少々居心地悪さを感じました。 あと、女性的である恋愛というテーマからまったく離れた心理視点がひとつふたつあってもよかったかなと。もしも恋愛の絡まない男性キャラがひとりでも列車内で交わるキャラとして登場していたらどうだったでしょう。例えば、駅でぶつかりながら強引に人を掻き分けっていった男が、実は大変に悩ましい事情を抱えていて、登場人物をマイナスオーラで巻き込んでいく負のキャラとして通しで登場していたとしたら・・・・なんてことを考えてしまうぐらい楽しんだということで。 いろいろ言ってしまいましたが爽快な夢が見られる素敵な物語であることは間違いないありません。娘が高校生になったら勧めようかな。でもそのときには「この本に登場する男達のように理性をコントロールできる若い男は現実には殆どいないと思え」という言葉を忘れずに添えなくては。 | ||||
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面白いです 話自体は、ごくありふれた内容ですが、乗客同士が自然に繋がっていく面白さがあります 殺人・誘拐等が無い作品もたまには良いですね | ||||
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この作者の作品は初めてなのですが 地元が題材なので買いました。 軽いタッチの短編で それぞれの話が僅かづつ接点があって ひねくり回した言い回しもありません。 話が安易すぎるという方も居るかも知れませんが そこは短編ですから 私は 話の深さより 進行リズム優先で良いのではないかと思います。 さらっと読めて 後味の良い本でした。 | ||||
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それぞれの人物についての話がどれもこれも どこかで読んだことのあるようなものばかりで、がっかりしました。 真新しさは全く無いです。 平凡な日常を描いたといえばそれでいいのかもしれないけど、 かと言ってリアリティーも無く、なんというか、作りもの感が強いというか。 はじめてこの人の作品を読んだ私としては物足りなかったです。 阪急電車に乗ったことは無いのですが、特に表現が上手いとも思えず、 あまりイメージも湧きませんでした。 とは言え読みやすくすっきり終わるので、さらっと軽い本読みたい時に。 | ||||
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電車の中で隣の人に話かけたことあります? ついでにそっから恋になっちゃったことってあります? ここにあります。 電車の中で織りなされる、4つの物語。 恋がはじまっちゃったり、 恋を思い出したり、 恋を終わらせちゃったり、 電車の中なのにいろんな事が起きる!! 良くも悪くも「いわゆる有川作品」みたいにべたーっと甘い、というわけでもなく、 時の流れを感じたり、景色の移り変わりを感じたり、まさに電車にのっているような感じ。 ただ締めるべきところではしっかり、「ニヤリ」としてしまうような甘さが用意されている 自信を持って人に勧められる一冊です。 是非! | ||||
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ささいな日常のエピソードが各駅でクロスオーバーしていて、次の駅、次の駅、次の駅、とあっという間に読み終わった。 個人的には沿線ぞいに実家があり、かつて何十年も毎日乗っていた路線だったから、文中に描かれていた駅や車窓 町(街ではない)の風景が脳裏に鮮明によみがえってきて、ホントに登場人物が電車に乗ってたんじゃないかって思った。 読後、久々にさわやかな気持ちになった(笑) | ||||
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私がレビューを書き初めて、初の五つ星です。各駅ごとのショートストーリー物だと思っていたので、最初の1つを読み終わって、何?これで終わり?!と唖然とし、数々のメディアで取り上げられてたのに、しょーもなっ!と肩を落としたのですが、せっかく買ったので惰性で読みすすめました。そして2駅目、インパクト大!ですね。そこからはどんどん読みに加速がつきました。本当に上手い具合に、主人公が入れ替わっていき(時々、しばらくぶりに登場してきた人物に関しては読み戻り。。(笑))、話の繋がり、進歩状況を確認します。 阪急沿線、特に今津線、甲陽線、神戸線については個人的に想い入れも強く、自身が高校生〜20代の頃の想い出の詰まった場所場所がいろいろとあり、本の登場人物やその背景についても近しいものを感じたりと懐かしく、きらきらしたものを感じることができました。(団体のおばさん達は別ですが。。)また良い本に出逢いたいです。 | ||||
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