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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 381~387 20/20ページ
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この作品は今津線の宝塚駅から西宮北口駅までの 片道たった15分の行程の中で、 様々な人間模様を見せてくれます。 恋愛を始める人、 恋愛を終わらせる人、 人との付き合いを考え直す人、 いろんな人が、この片道15分の電車の中で 自分の人生を見つめなおしていきます。 電車のことをまだ汽車と呼んでいる 我が地元では考えられないくらいの出来事が詰まってますが・・・(笑) そう、電車に乗っている人、それぞれが自分の生活を持っていて、 何やかやと一所懸命生活している。 電車に乗る人の生活が、なんだか愛おしく感じられる内容の作品でした。 甘〜〜い恋人同士の話もあれば、 修羅場を迎える人たちの話もある。 電車に乗る人がそれぞれ違うように その人が抱えているものも、もちろん、違う。 でも、なんだか微笑ましかったです。 みんな頑張れ、って声をかけたくなりました。 | ||||
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行って帰って16章という電車で読むのにちょうどよい構成、女性心理を巧みに描いていること、小説としてはよくできている部類でしょう。ブックばっかり見てないで、こういう本を読まないと。でも、ここにでてくる“きつい子”たちは、今津線には合わないでしょう。ヤイヤイ言うたら嫌われるに決まっとうやん。もっとあっさりしてないと。“よそは知らんけど、この辺にはそんな人おらへんよ”と言いたい震災前からの住民はいっぱいいそう。それに実在の街を舞台にしているにしては明らかに調査不足。具体的内容は地域情報系の掲示板に載るのでしょうが(何なら私が書こか)、誤り・不明確な表現多数。エイリアンに占領されてしまったという噂は東京でも耳にするけど、ちょっとひどいかな。高級住宅地の代表で、駐在所のあるような田舎とは全く違うエリアにふさわしくない登場人物が多すぎる。もっというと、あれだけのキリスト教の教会があることの影響を無視しないでほしい。小説にとりあげられた大学も、完全に無視された女子大も、悪く書かれた小学校も(なんぞ恨みでもあんの?)チャペルあってのものだし、シスターと生徒さんが乗っていなければ今津線ではないのです。あと、セリフの言葉づかいも方言がうまくできていない。今でも河内と阪神間では違いがあるのです。地方出身者にはわからないでしょうけど。正直、これだったら倍の長さになるけど東急大井町線を舞台にしたほうがよかったのではと言いたくもなる。3つドアの電車と競馬場のイラストが入った装丁にだまされた。仁川のできそこない(山や川どころか渓谷やダムもある)を住民どころか外部者まで超一流みたいに思い込んでいる、私の住む街ならこんな筋でもありでしょうけど。それにしても準急で北口(西北なんていわないで)を通過して会社に行く生活をいつか手に入れたいものだ。 | ||||
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この本は、図書館戦争と違ってそんなに迫力はないですが 人生偶然だなぁって感じます。 電車に乗ってくるいろいろな人たちが、いろいろな人生を向かえてて 進んでいく。偶然その隣にいた人と恋が始まったり、別れたり 助けられたり、、、、人生は一本道じゃないって思いましたね。 最初は、「呪い」とかが出てきたのでちょっとビックリしましたが 最後のほうになると、なんか生きてるっていいなぁってホッコリした 気持ちになりました。図書館戦争とはまた違った雰囲気を味わえて おすすめです! | ||||
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図書館シリーズも好きだったけれども…。個人的には『阪急電車』の方が好みだったかも。 いろんな人の人生を運ぶ電車だからこそ多々の出会いがある。彼を寝取られてしまった女性、『生』の字がご縁で付き合うことになったカップル、高校生達の話しから彼と別れる決意をする女性等の人生が交錯して行くお話。 身近でも何処かでありそうなお話なだけに共感出来ます。そして、恋愛問題であったも後くされなくサッパリなので読んでいても爽やかでした。物語の中の数多の出会い素敵でした。 | ||||
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毎日同じ時間、同じ車両に乗っていれば、見かける顔ぶれは決まってくる。毎日同じ顔を見ていれば、日々の違いに気づくことだってあるかもしれない。たまたま乗り合わせた人でも、何か特徴があれば、その人生を妄想してしまうこともある。この本は、正にそういったところをついて来たといえるだろう。 片道わずか15分の阪急今津線。この電車に乗り合わせた人達が、ほんの少しのきっかけで物語を織り成し、そして各々の行き先に進んでいく。このまま分かれていくと物語として寂しいのだけれど、交わったまま行き先を同じくして行く人たちもいるので、ちょっとほほえましい。 いつもと同様、ちょっと甘いお話の中に、作者がおそらく普段思っていることを叩き込み、綺麗な連作として仕上げている。普段の生活で、電車に乗り合わせた人の物語は断片としてしか知りえないので、その欲求不満を軽減する作品となるかもしれない。 | ||||
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一話完結の短編集であると見せかけて、幾つかの筋が同時進行で進む大きな物語になっている。 何人もの人を乗せて、その人数分の物語を載せて、電車が進んで行くように。電車は阪急電車の今津線だ。元阪急ユーザーとして見逃せないタイトルだ。 雑誌で掲載された、宝塚駅から西宮北口へ。折り返して、西宮北口駅から宝塚駅へ。後半は書き下ろしだから、雑誌で読んだ人も本書を読まないという手はない。 通りすがりの触れ合いだけでほぐれていった糸が、今ひとたびよりあわされる。 凍えきって強張った心を溶かし、解きほぐしていくような温もりに、この本は溢れている。 生きているからには、くだらない恋に自分を削るのではなく、気の済むまで呪ったら、今度こそは幸せになろうと励ましてくれるような、素敵な本だ。 自分を大切にしてくれる大事な誰かと幸せになろうよと呼びかけるような本だ。 阪急以外であっても、電車に乗るのが楽しくなりそう。 | ||||
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電車という動く舞台の中で、乗っている一人一人に物語がある。 川の中州にある『生』の文字から始まる出会い。 婚約者を寝取られた仕返しに結婚式に白いドレスで乗り込む。 最低最悪の彼氏との別れを決意するまでの一言。 恋人いない歴=年齢の二人。 そのほかにもたくさんの人がわずかな時間の中で様々な思いを感じ、時には途中下車したりします。 電車の中で繋がっていく、見知らぬ人と人の一瞬の繋がりがとてもいとおしく感じます。 恋愛は多くも少なくもありません。この本ではそれがメインではないんでしょう。 もちろん途中の駅ではそれぞれ恋物語があったりもします。当然のごとく甘いです。 生まれてからずっと東北に住んでいるので、本物の「阪急電車」は未だ生で見たことがないのですが、一度本物を見に行って、その車内でこの本を読みたくなりました。 | ||||
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