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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 261~280 14/20ページ
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神戸在住の自分にとって、阪急電車というのはとても身近で且つ上品なイメージがある。 海側を走る阪神電車。市街地を中心に走るJR。そして山側を走る阪急電車。 その阪急電車で繰り広げられる、複数の乗客による複数の物語。 その乗客達がそれぞれ物語の中で出会い、また新たなる物語を生む。 文章については、読みやすい表現を積極的に使用しているため、非常に読みやすい。 また、文庫なのでリーズナブルな価格で手に入る点も嬉しい。 阪急電車に馴染みがない方でも、身近に電車がある地域の人であれば、 必ずこの本に引き込まれると思います。 映画化についても期待してます。 I LOVE HANKYU-TRAIN !! | ||||
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読んだ後、心温まる、それでいてちょっとだけ前向きになれるストーリーです。 同じ電車に乗っているだけ、普段なら何も起こらない電車の中で、ある人の何気ない行動から始まる小さな(ラブ)ストーリーの集まりです。 それぞれの人にそれぞれの物語があって 、その物語の中には、同じ電車に乗っているだけの人は普段は登場しません。でも、ふとしたきっかけや小さな事件で、それぞれの人達の物語が少しだけ重なる。そんな物語が温かく綴られ、自分もその電車に乗っている気分になれます。 関西のひとの人懐っこさや、サバサバした感じ、それと阪急電車という(阪神やJRより)おしゃれなイメージも重なって、ただの日常風景が素敵な舞台を創っています。 | ||||
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阪急今津線は縁の深い沿線なので、(神戸線ならともかく)こんな脇の線を取り上げてくれたことがうれしくて読ませてもらった。 面白かったですよ。 いやな人はやっつけられ、悩みを抱えた人はそれが解消し、きちんとカタルシスが得られる。個人的には美人で気の強い翔子さんが好き。 ただ、この作者の作品って「フリーター家を買う」にしろ「ストーリー・セラー」にしろ、頭がよく弁の立つ女性が登場して、「正しくない」人を舌鋒鋭く理路整然とやりこめる場面が必ず出てくる。最初は痛快なんだけど、なんだか疲れてくるんだよね、そういうのって。言っていることは間違っていないけど、もう一皮向けてほしいなあ、といつも思う。 | ||||
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沿線に親しみある若い方向き。もしくは女性向き。 女性目線の小切れ良いいくつかのストーリーが絡み合って一つのストーリーに溶け込む斬新な構成。 ストーリーがややポップで軽いの為、特に心に残るほどのモノではなく、少し流行り過ぎではという印象は拭えないが 斬新なストーリー構成には脱帽。 | ||||
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オムニバス形式で同じ登場人物の話が2度登場する。 その一人ひとりの話の掘り下げ(或いは設定)が浅く、とてもあっさりと読めるがボリューム感は足りず。 この著者の作品は好きなのだが、どうにも物足りない。どうしてこうなってしまったのか。残念でならない。 | ||||
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初の有川作品でしたが、他のも読みたくなるような小説ではありませんでした。。 読者によっては、”味”と感じる方もいるかもしれませんが、 どこか地に足の着いていないセリフと表現が、、、こそばゆい感じ。 なんか小学生向けの道徳の教科書を読んでるような、 生々しさが全く削ぎ落とされた、綺麗なお話でした。 基本的にオムニバス形式となっており、 登場人物が同じ車両に乗り合わせ、少しずつオーバーラップしながら、 電車の中での出来事が進んでいく。 舞台が狭く、公共交通機関内。ある程度の展開しか期待できないが、 主要キャラクターも似たもの同士であり、面白みがなかった。 この”軽さ”が売りなのかもしれないが、 しかし、軽くし過ぎて、記憶にも残らない小説では残念。 人々がすれ違いながら進むお話自体は結構好きなので、星2。 | ||||
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関西とは全く縁がないので阪急電車自体を知らないのですが映画化という事で一読。 感想は「これ別にJRでも何でも良くないか?」 話自体はよくある短編小説です。以上。 | ||||
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娘の通っている大学も舞台になっているので、読みたくなりました。映画のエキストラにも娘が応募したので、映画が公開される前に読みたくなって。どこにでもある日常だけど、ハラハラドキドキもあって。私自身も学生時代、阪急電車で通学していたので、懐かしさもありました。映画になるとどんな感じになるんだろうって期待してしまいます。映画の公開も楽しみです。 | ||||
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読み終わって、はぁ〜ってなる。もちろん、いい意味で。良かったね〜と。すべてがハッピーになれるのは読んで気持ちがいい。そんなに都合良く!?ってこともなきにしもあらず、だけど著者の作品の成り行きに比べたらかなり現実より。欲をいえばいつも女子が素敵すぎること。もう少し等身大に近づけて欲しい。現実には、普通の容姿のアラサー女子とかキャリアウーマンでもないアラフォーとかたくさんいるし。頑張ってる普通の女子が主人公でもいいのに、と思うから☆4! | ||||
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都市部の電車の中で、他人と会話が素直に始まるなんて考えられない。 この小説に書かれているのは、こういう世の中だったら良いのになあ、という願い。 読んだ後は自分も同じ車両に乗って、元気をもらったようなそんな感覚。 話自体は各話とも短く、電車通勤の際に気軽に読みやすい。 私は他人に声なぞかけませんが・・・ | ||||
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どうせなら阪神国道、そして本当の終着、今津も含めてほしかったなあ、というのが正直なところ。 宝塚〜今津を繋いでこその今津線だと思うので。 内容自体はさらっと読める感じで楽しかったです。 | ||||
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他の人のレビューで「キリスト教教会とシスターが書かれていない」というのがありましたが、まさにその通り。 今津線にしょっちゅう乗っていれば、某カトリック系女子校の生徒たちとシスター率の高さに気づくはず。 筆者は、今津線には縁はなく、小林駅と宝塚ホテルをよく知っているだけの人なのか。 それでも、浴室で半身浴をしながら読むには最適の本で、読みやすいのはよかったのですが、終りのほうがいただけなかった。 電車内のおばさん軍団に対し、「香水はワンプッシュで十分ですよ」と登場人物の一人が啖呵を切る所。こんな誰でも知っているようなことを「どうだ」とばかりに言って相手を「ぎゃふんと言わせる」なんてありえない。ここで、筆者は団塊世代あたりの男性かとも誤解してしまった。 今津線の駅名にひかれて買いましたが、心に残る作品にはなりませんでした。 | ||||
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心がほっこりする連作集。読後感も実に清々しい。 話が出来すぎてる? いいんです!この本はそれで!! なんとなく宮本輝の『夢見通りの人々』を思い出しました。 | ||||
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何気ない日々、電車の中で紡がれる 様々な人間模様を描いた、ほのぼのと 心温まる短編集でした。元カレの結婚式に 「討ち入り」した女性、非常識なおばさん連合 に売られた喧嘩を買ったおばあさんの話は 特に秀逸で、何度も読み返してしまいました。 久しぶりに「買って良かったなぁ・・・・・・」と 思えた小説でした。 | ||||
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懐かしさから「タイトル買い」した本。読んでみると、舞台は阪急電車じゃなくてもよいような気がした。知らない人同士で突然会話が始まる場面が繰り返されるやや無理のある設定のためには、知らない人にでも平気で話しかけるという関西カルチャーが必要だったのだろうか? 出会いは図書館の一冊の本をめぐって、という導入部分で早くも鼻白む思い。同じ路線の住民というのは長屋に住んでいるご近所さんのようなものなのだな、というあたたかい気持ちに多少はなるのだが、いかんせん、どの話もオチが最初から見えているような展開で、登場人物の輪郭もぼやけていて、覚えていたいような一節などもなく、まさに電車の中でなにもやることがない時に読むくらいがちょうどいいウルトラライトノベル。個人的には「自分のなかにこんな感情があったのか」と軽く衝撃を受けるような小説のほうが好みなので、関西とはいえ味が薄すぎた。 | ||||
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阪急電車の今津線(宝塚駅から西宮北口駅の往復)を主人公とした物語。って電車がしゃべるわけではありません。各駅停車の電車に乗り合わせた見ず知らずのそれぞれの人生が乗り合わせた電車の中で少しづつ絡み合い作用する。白装束の綺麗な女性の「仇討」?の顛末と行きずりのおばあちゃんの「その後の指南」・夫を亡くしたおばあちゃんの犬にまつわる思い出と再び飼おうと決心するまでや車窓の風景に気を取られ素で出会った若い男女の飾らない付き合いとその後・DV彼氏との決別を決心させた言葉と再スタート・女子高生と社会人の笑いを誘う?交際・子供の中学校のPTA以来の付き合いになるはた迷惑で非常識なおばさんグループとの付き合い方と今後・・・・。電車にたまたま乗り合わせたまったくの赤の他人同士。また会うこともないだろう行きずりの人からもらった言葉が彼らに人生を振り返ったり、方向修正をしたり、立ち直らせたりするきっかけを与え、しなやかに生きていく自信のようなものをくれる。往復の今津線は当然ながら生きた人を乗せている。これまた当然、その分だけの人生が電車の中でひしめいている。電車の中での乗客の会話、次から耳をそばたててしまいそう(^_-) | ||||
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関西では大きな私鉄である阪急電車の中でも、かなりローカルな片道15分の「今津線」を舞台にした連作短編小説です。 個人的に今津線は大学生の頃通学で何度も利用しているので、細かい駅の描写が出てくるだけでも懐かしくて楽しくて仕方がなく、☆5点をつけたのは内容はもちろんですが、「よくも今津線を舞台に小説書いてくれたなあ」という気持ちもかなりあります(笑) で、その肝心の内容ですが、「漫画か!」と突っ込みたくなるぐらい甘〜〜い話がほとんどなので、著者の作品を読むのが初めてだった私は「いくら小説だからと言っても、オジサンがこんなの書いてて恥ずかしくないんだろうか・・・」と思いながら読んでいましたが、巻末の解説を読んで初めて気が付きました。 著者は女性の方なんですね!(笑) ずっと「ありかわひろし」さんという男性(しかも勝手にオジサン)を想像しながら読んでいたので相当違和感がありましたが、女性だと知ってしっくりきました(笑) 実際は男性もこういう甘いシチュエーションが好きな人は多いんじゃないかと思いますが、余りにもそれがストレートに表現され過ぎていて、男性の作家なら恥ずかしくて普通書けないんじゃないかと思うので(笑) 展開は特に驚くようなところはなく、良く言えば安心して読むことができ、悪く言えばちょっと軽過ぎるかなという感想ですが、たまにはこういう本でほっこりのほほんとするのも悪くないかなと気付かせてくれた良いお話だと思います。 | ||||
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普通に生きてる普通の人々に訪れる、出会いと別れ。 袖振り合うも多生の縁、といいますが、電車に乗り合わせるのだってきっとひとつの縁なのでしょう。 基本的に登場人物たちの初々しい恋愛模様がベースなのですが、片想いの高揚感や恋人への胸高鳴る描写のリアルさに、思わずニヤけてしまいました。笑 また、章ごとに主人公が変わり、他章の人物が脇役として登場していくという構成も面白かったです。 一話一話、良く言えば非常に読みやすく、逆に言えばあっさりと、そして都合良く進み、全体的にボリュームの少なさを感じました。 なので、普段から分厚い本を読んでいる方にとっては少し物足りないかもしれません。 ですが、だからこそ、普段は忙しさに追われ、あまり本を読む時間が取れていない方に手には是非取っていただきたい一冊です。 読後には爽やかで、ほっこりとしたものが心の中に広がる作品でした。 | ||||
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ペットセラピーとか世の中にはさまざまな癒しの商売があるが、 まさにこれは、読むセラピー。 列車に乗り合わせた人をそれぞれの立場から追うスタイルそのものは、 そう目新しいものではない。 でも、そのひとつひとつがたまらない、優しさとあったかさに満ちている。 有川さんの作品の女性はいつも、背筋が伸びて、とても正しい。 自分の根っこがしっかりしていて、誇り高いんだ。 だからあたしも、そうありたいと思える。 振り返って顔の赤くなるレンアイや失敗、もう数えきれないあたしだけど、 有川さんの作品を思い出したら少しだけ、誇り高くいられるような気がしてる。 すべての、これからレンアイをするみんなに、がんばろうね!ってコトバとともに、 勝手ながらこの本を、勧めます。 あと、もっと胸を張って生きたい人にも。 | ||||
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息子とこの夏初めて大阪に行き、新大阪の駅の本屋で山ほど平積みにされた文庫本をお土産のつもりで買った。 アマゾンのレビューも2010年の11月で112とすごい反響だ。きっと短編連作で読みやすいのと、ご当地本として私みたいに手を出してしまったんじゃないのかと思う。良きにつけ悪しきにつけ何かしら考えさせる本なのだ。 で、私と言えばストーリーは嫌いでは、ない。駅や電車での一瞬の接触から恋愛がはじまってしまったり、大阪のおばちゃんが座席をカバンを投げてまでして確保したり、恋人を寝取られた女性が結婚披露宴に白いドレスを着て出席して復讐したり、そんなことあるかいな!と思ってしまうが、でもそれぞれの主人公たちの心理はわからないわけではない。登場人物が擦れ違いながら物語を紡ぐ場が電車というのもなかなかのものだ。 しかし、 あまりにも設定が安易すぎまいか。売れればいいのか!空の中、図書館戦争と読んできて、図書館内乱とか革命とか危機とかきたあたりで、「終わったな、有川!」と思い読むのをやめていた。「才能は消費される。」シミタツが昔、テレビの中で話していた。 大阪土産にということで久々に手にしたこの著者の本。期待しただけにまだまだだなと思ってしまう。編集の意見がたくさん入っているようで読んでてだんだんつまらなくなっていくのだ。 本当にこういう作品を書きたいのか、有川!もう「空の中」みたいな度肝を抜く作品は書けないのか!と叫びたくなるんですけど。 | ||||
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