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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 301~320 16/20ページ
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名作です。 軽い文体に一見見えるけど、どこか懐かしい、どこかゆったりと甘い。 情景の光の当たりかたも、匂いも、風の吹き方も伝わる文章で、登場人物の姿に愛情をたっぷりと含んだ視線の向け方が語られます。 どうも本好きを自称する人が簡単に読めることを批評する傾向があるようですが、ゆっくりと読めば、軽く書いているように見えて、とても芯がしっかりとしている小説であることが判る筈。 読めば、あなたも誰かに薦めたくなる。 そんな良い本です。 | ||||
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最初このタイトルに惹かれて買って読んだら、ベタ甘小説だけど男性でもすらっと読み答えのある出来です。 | ||||
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阪急今津線の宝塚駅〜西宮北口駅(8駅・約15分)を題材に、 駅ごとに主人公と登場人物が変化する短編連作です。 物語は恋の始まりを描いたり、彼氏を奪われたOLの話だったり、 孫と出かける祖母が主人公だったり、彼氏に暴力を振るわれている 女子大生を題材にしているのですが、電車というある種の閉鎖空間の 中で、主人公達は短い時間を共有し、場合によっては会話をします。 自分にとっては画期的な手法に思えますが、さまざまな小説を 読まれている方から見ると、手法、内容ともにパターン化された ものなのかもしれません。 ただし、この小説の良さは手法云々ではなく、悩みながらも 前を向いていく主人公達を描くことにより、読者を元気にして くれることだと考えます。 「こんな偶然は有り得ないよ」、「世の中、そんなに甘くない」と 思われる方も大勢いるでしょうが、甘くたっていいじゃないですか! 小説はエンターテインメントですし、月曜日の朝や元気のない時に 読むことで活力を得られるのは、とても素晴らしいことだと思います♪ | ||||
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関西のローカル線を舞台に繰り広げられる、片道わずか15分の胸キュン物語、だそうだ。 主人公は特におらず、いろいろな人が各駅でどんな人生ドラマを生きているかが綴られる。 胸キュンだけではなく、スカっとしたり、ニヤニヤしたり、ちょっと涙ぐんだりした。 これを読んだあとだと電車に乗る時少し楽しくなるかも? 有川浩は何のジャンル書いてもおもしろいね! | ||||
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日常おきそうで起きたらいいなあと想像しちゃいそうな恋愛をするうまく表現して、 女の子から大人の女性、元教員のおばあちゃんなどなど 様々な世代、恋、失恋、嫉妬、わけありの女性たちが電車の中でちょっとづつ絡んでいく。 各キャラクターの心理を見事に描いてる。 また、人としてのマナーや生き方についてこうあるべきだとも訴えている。 まっとうな大人であれば共感するテーマだと思います。むしろ反省してしまうかも。 恋人たちのストーリーは微笑まし楽しい読みやすい小説です。 | ||||
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はじめの1話目が終わったとき、“あ、しょーもない恋愛小説をかってしまった”と思いましたが、そこでやめなくて正解でした。様々な乗客たちの物語が重なり合う、心をほっこりさせるお話。どの主人公にもなぜか感情移入できてしまい、胸がキュンとしたり、腹立たしかったりといろんな気持ちが一気に駆け巡ります。 そして、阪急今津線の紹介本としてなかなか役に立ちそう?なガイドブックでした。来年、中谷美紀さん主演で映画化されるようなので非常に楽しみです♪ | ||||
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交わったり、交わらなかったり…、自分のことを言われているようで心が痛かったり、こんな恋がしてみたいと思ってしまったり。本当に、現実世界にいそうな人たちの感情描写がリアルで、阪急電車でそれぞれの人生が交差する…。阪急ロードムービーと、密かに言わせていただきたい。 | ||||
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昔、学生時代に毎日通っていた路線が懐かしくて読み始めたが、ほのぼのとしつつも、なぜか胸がキュンとなる小説。 本当にこの著者は上手い。この手の小説を書かせたら天下一品だと思うのは私だけではないだろう。 | ||||
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なかなか面白い小説だった。 見事な舞台設定と場面切替え。 読みやすく、視覚に訴える描写。 わずか8駅しかない阪急電鉄今津線。 ひと駅ごとにニアミスを重ねながら、巧みに主役が交替してゆく。 まずは、往路。 宝塚から西宮北口行き。 ちょっとしたきっかけの男女の出会い。 冴えない友人に婚約者を寝獲られた復讐に燃える美女。 小さい孫を連れている夫に先立たれた老婦人。 乱暴な男に必死に連れ添う女子学生。 ちょっと背伸びしている騒がしい女子高校生たち。 彼女いない歴イコール年齢と彼氏いない歴イコール年齢の2人。 そして折り返し。 しかし、時は流れて半年後。 そしてまた、ひと駅ごとに主役達が切り替わる。 ブランドもののカバンを持つ騒がしいオバサン軍団の失礼な席取り合戦を皮切りに、 往路で登場した人たちのその後のドラマが次々展開する。 ドレス。途中下車。燕。携帯電話。ランドセル。ミニュチュア・ダックスフンド。日本酒。 恋。嫉妬。喜び。強がり。寂しさ。涙。そして笑顔。 それぞれの物語が、沿線独自の雰囲気に包まれて、 巧みにつながってひとつの世界が形成される。 女流作家らしい細やかな心理描写。 最初の女性の名前が復路の宝塚南口まで伏せられていたり、 ちょっとした工夫もいくつか。 もちろん、これはあくまでお話。 こんな都合の良い出会いばかりありえないだろうなんて、野暮なことは言いっこなし。 阪急今津線に幸あれ。 | ||||
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阪急電車のローカル線をめぐって、「こうだったらちょっと素敵だろうな」というストーリーが展開されている。「とても素敵だ」というほどのものではない辺りがミソなのではないだろうか。 内容的にはとてもライトなので、それこそ阪急電車の梅田〜河原町間でも読める。 | ||||
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中身はあっけなかった。 何処かで 読んだことがあるような内容。 話がリンクしているのも想像の範疇。 本を読みつけている人には 物足りない内容だと思う。 ショートドラマで映像にした方が 手っ取り早いような。 ティーン世代が読書入門で入るなら 良いのではないかな。 と思える内容だった。 | ||||
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阪急電車に乗ってこの沿線に通学するのが高校生だった私の夢でした。そうすれば冴えない自分が変われるような気がして。夢は実現したものの、そんなに簡単に自分が変われるはずはなく、現実は相変わらず冴えない私のままだったけれど、それでも自分もおしゃれな人たちの仲間入りをしたような、なにかいいことが起こりそうな、そんなうれしい気分にさせてくれる通学路でした。その頃の気分を少しでも味わえたら、と内容をあまり確かめず買いました。ところがうれしい誤算(ごめんなさい)、内容もとっても素敵なオムニバスです。小道具は変わっても、今も昔も日常って、人間関係って変わらないなあ、ってちょっとほのぼのうれしくなりました。もしかして、あなたにも似たような経験や思い出があるかも。現役の人も、昔、現役だった人も、阪急電車を利用している人も 知らない人も楽しめる本だと思います。 | ||||
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わずか15分の間の阪急今津北線で起きる 淡い恋愛話から恋愛ドロドロ話、老婆のお話、 高校生達の楽しい馬鹿話、 天下無敵(?)のおばちゃん達、及びその人間関係までの話・・・ それは不自然な話ではなくて実際にもあっても おかしくない一風景像として描かれており、 誰もが経験してもおかしくないドラマがそこにはある。 それを阪急電車のローカル路線を用いて絶妙な 流れで宝塚から西宮北口、そしてそれからしばらく経過した 折り返しの西宮北口から宝塚へ向かう人間交差点とも言える つながりを持ち、それで読後感が非常に爽やかに感じることが できて重苦しい話になるかと思ったら爽快になるような・・・ 非日常的のように思えて日常のドラマを描いた小説なのか ノンフィクションなのかをも区別しかねる面白さがありました。 話は最初から最後まで読むとバランス良くつながっていますが、 一駅ごとに話がまとめられていて一つの話自体は短編小説を 読んでいる感覚になります。15ページ程度でしょうか。 個人的にですが、関西弁でなかったら良かったのですが・・・ と思ったのですが関西なのでそれは仕方ないですよね。 標準語ではここまで阪急電車というものを体感できなかったと 思います。 阪急電車の魅力も十分に詰まっており地元で利用している人に とってはものすごく感じる部分の多い話だと思いますし、 そうでない人でもわかりやすく表現されており、想像しやすいですね。 口語はいいのですが、文体として少し難易度の高い語彙が所々に見られたので 読みは書いて欲しかったかも・・・でも読めなくても話は推測で読めます! | ||||
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私にとって電車って、単なる移動手段なので この小説の話の様に、偶然乗り合わせた者同士で恋が芽生えたり、はたまた見知らぬ人の助言で自分の人生が良い方向に向かったりする事って 100%ないとは言い切れませんが、中々そういう事って起こりませんよね。 でも有川浩さんの書いた小説ならば、そういうロマンチックな展開もありだな〜と感じました。 『レインツリーの国』も良かったですが、この本もほのぼのとしていて、人と人との繋がりに心がジワッとする…一期一会ってこういう事だな、と思いました。 来年に映画が公開されるそうですが、期待半分不安半分といったところです。 原作に漂う独特の世界観を大切にして欲しいですね。 人と人との繋がりって良いな、って素直に思える映画になる事を期待しています。 | ||||
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タイトルを読んでたまらなく懐かしさ感じました。 生まれは本に出でくる「逆瀬川」で一時、関西を離れたものの再び中学〜高校時代は阪急千里線を利用し、大学時代は京都線を毎日使っておりました。 そして、最初に就職したのが阪急グループの会社でした。 結婚して関東に越してくるまでの25年間 阪急電車は私の生活の一部であり、作中に登場するような出来事がおこっても全く違和感がない雰囲気でした。 リアルさに驚きます。 ほかの方のように上手に書けませんが久しぶりに人に勧められる本に出会ったと思います。 大阪に戻って千里線「千里山」、今津線「宝塚」「逆瀬川」、京都線「河原町」まで乗ってみたくなりました。 本当に良い本です。たの作品も近日読むと思います。 今度は千里線も書いていただけないかな・・・ | ||||
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先ず、そのアイデアの素晴らしさに驚きました。 この今津線には乗った事はないのですが、この本を読むと乗りに行きたくなります。 たった8駅しかないこの区間で出会う人々。 その人たちの人生がそこにはあります。 そして、このどこでもある様な人生の機微を、作者は見事に掬いあげます。 しかも、登場する人々は往路よりも復路で、きっちりと成長した姿を見せてくれます。 しかも、その文章は、いつも通り作者独特のユーモアに溢れています。 読み終えて、心に温かなものが残る、そんな本でした。 | ||||
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つまらなくは、ない。 思わず顔の緩んでしまうようなほほ笑ましいエピソード、 その場を強烈にイメージさせるような一瞬を鋭くとらえた描写、 たしかに最後まで一気に読ませる魅力はある。 しかしこの、あまりにも女性に都合が良すぎる世界観はなんとかならんものだろうか。 実は当初、筆者は男性だと思いこんで読み始めたのだけれど、 西宮市にさしかかる頃から違和感が大きくなりはじめ、 北口に着く頃にはすっかり「いかにも女性が書いた本だな」と興ざめしてしまった。 ひたすら男性よりも女性が強い人物描写だけならまだ良し。 しかしふつう、男はあんなに打算なく女性を大事に扱いはしないし、 見え隠れする「女の自尊心」ってやつにそう鈍感でも寛容でもない。 折り返し以降でこのむず痒さをひっくり返すに至らなかった点はただただ残念。 | ||||
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やっぱりうーまーい! 個人的にカタカナどころか日本語の名前ですら覚えきれなくなってきている昨今、有川作品はパチッと頭に名前がハマりるので読んでいてストレスが溜まらない数少ない作家さんのひとりであります。 これは作中存在する人物それぞれの背景に血が通っているからだと。キャラクターと言動が一致しているからだと、長編ガッチリかけて連作もできるのはデッサン狂いがないからかも知れません。 恋が始まりそうな2人、美しいひとが結婚式に白いドレスで行った理由、孫と出掛ける祖母、恋人に暴力を振るわれる女子大生などなど。 電車でオムニバスというのは題材としては珍しくない(谷川史子の「各駅停車」はじめ大好物)ですが、これだけの人物たちを揃えていればまさにジャンクション、なのにこの本の軽やかさ。 強いて言えば符丁に気負いがありますが、本当に強いて言えば。 電車通学をウンザリしながらするような日々の方には新鮮な見方を、徒歩やチャリ、車移動のひとは憧れや想いを馳せるにもよし。 すれ違う人たちにそれぞれの人生がある、当たり前なのに忘れそうになっていました。 児玉清氏の解説、これがまたいち読者の目線としての楽しみ方として頷けます。 | ||||
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映画化されるという芸能ニュースを偶然見かけて、ビックリ!! まさに自分が住んでいる沿線が、小説になっている!?映画になる!? 即検索して、購入してしまいました(^_^;) 子育てに追われる毎日、最近はなかなか本を読む時間も作れませんが この本だけは、一気に読んでしまいました。 偶然乗り合わせた乗客たちが織りなす、胸がキュンとするような・・・ちょっとドキリとするような・・・そんな物語の数々。 描かれている風景が自分の住んでいる町なので、車両の隅の方で、自分も一緒に乗り合わせているような気分になりました。 今度電車に乗ったら、周りにいる人たちの会話に耳を傾けてしまいそうです・・・。 | ||||
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普段はあまり小説を読まない方なのですが、実家が正にこの沿線だったので 興味をそそられ、買ってしまいました。 基本的には各駅ごとに一人の人物を中心に物語が展開されます。 ある特定の人物に入り込み過ぎることもなく、かといって浅いわけではない そんな絶妙なバランスで書かれており、一気に読み進めることが出来ます。 そして読み終わった後はなんだかすごくピュアで温かい気持ちになれます。 この沿線で生まれ育ち、この沿線の学校に通い、この沿線で恋をして…。 そんな自分の人生とリンクする部分がこの物語の中にはあって、読んでいるだけで 様々な情景がありありと頭の中を駆け巡りました。 この本を読んで、何だか楽しそうな雰囲気!って感じていただいた方は是非一度 阪急電車に乗って、実際にこの路線を体感してみてください! ゆったりと流れる車内の時間、移り変わる風景、行きかう人々、お話に出てくる ような空気感を少しは体験することが出来るかと思います。 | ||||
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