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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 221~240 12/20ページ
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電車という都市生活で最も身近な場所で起きる、ごくありふれた出来事や会話と、車内に現れた純白のウェディングドレス姿の女性という、 突飛なシチュエーションを織り交ぜながら、人の幸せについて考えさせる小説です。 もともとは赤の他人だった登場人物たちが、阪急電車の中で少しずつ関わりながら、物語が進んでいくのが、読んでいて楽しかったです。 作者は身勝手な人、わがままな人、あつかましい人に厳しく、自分の世界を大切に持ちつつ、見ず知らずの他人にも心を配る人に暖かい目を向けています。 電車の中でのささやかな会話を通じて、登場人物たちが人生のとっかかりを掴み、一歩を踏み出して行くことに、心癒されました。 映画を見ているような物語展開なので、映画化されるのも、もっともですね。 | ||||
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正直、何故こんなに好評価なのかワカラナイです。 わざとらしい会話、自分に都合のいい解釈、リアリティの無さ…。 男女の会話は、あまりにもわざとらしくて 読んでるこちらが恥ずかしくなったぐらいです。 なんか全体的に偽善的なものを感じました。 | ||||
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面白い・・ 一駅ずつ読んでいこうと思って買ったのですが、つい全線を一気に往復してしまいました。 今津線に乗って宝塚に行きたくなりますね、鳥居を見て・図書館で本を借りて・宝塚ホテルのランチを横目で見て・そうそうたこ焼きも食べなければ・・・・と反応してしまいますね。 登場人物の一人一人は、深く描いていませんが 物語と沿線風景と車内が上手く切り取られていてとても楽しかったです。 映画が始まる前に読んで、配役を想像したり突っ込みを入れたりしたかったです。 映画の配役は、とても当たっています・・宮本信子さん、中谷美紀さん、などなどつい顔が浮んできます。 映画を見る前に読むか、読んでから見るか^^ですが、私は読んでから見た方楽しいと思います。何故って?自分なりに「イメ−ジ」を膨らませて楽しんでから、映画で違う味わいを感じた方が二度楽しいですよ、、きっと・・・ 会話の突っ込みがとても効いています、電車に乗るとつい車内を見渡してカップルに聞き耳をたてたりしてしまうのが怖いですね・・ | ||||
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片道、15分の奇跡って・・・いえいえいえ・・・・ とってもじゃないけど、そんな短い乗車時間にこんなにたくさんの人生ストーリーは無理無理。「無理だがや〜!!」 と思う軽さを残しつつ、それぞれのストーリーはとても濃密で、どこかで経験してきたような、げーーっそりした人間関係。 電車の中で見かけたキョウレツな光景にナニカを思い、おせっかい心やハプニングから、ちょっとづつそれぞれの人生観が交わっていく。 そこで交わされた言葉は、思いのほか、適切で、優しかった。 経験してきたからこそ、注ぐことができる温かな共感というものが、優しく、力を秘めた助言と共に魅力的に描かれていて、 要約すると、「世代を超えて経験がモノを言ってる。」そんな様子でした。 詰まってた毛穴からプスッと息が抜けるような感覚がした後に、「うん」と大きくうなずいて、自分を前向きにとらえられるようなお話です。 | ||||
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「価値観の違う奴とは、辛いと思えるうちに離れといたほうがええねん。無理に合わせて一緒におったら、自分もそっち側の価値観に慣れてしまうから」 この言葉がかなり心に響きました 心当たりがある方もいるのではないでしょうか 自分は価値観が合わない人と付き合っていき、最終的には関係が破綻してしまうことが多いので、すごい共感しました この言葉は私の人生の指針にしています 作品も非常に出来が良く、買って本当によかったです | ||||
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くすっと笑えて、一つの章が終わるたび、ほっこり幸せな気持ちになれます。 今を生きている全ての方に、特に女性におすすめしたいです。 | ||||
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片道15分という阪急今津線を舞台にしたオムニバス形式の短編集。阪急今津線は、宝塚〜西宮北口の間に8駅。その1往復を16話で描写し、それぞれのストーリは、それぞれの登場人物が交差して進んで行きます。 電車の中で偶然乗り合わせた人たちの触れあいと心温まるストーリー。その人間の繋がりは、東京ではあり得ませんが、ひょっとすると、人情が厚い関西のこのあたりならば、あるかも知れません。 裏切られた元恋人の結婚式に、ウェディングドレスさながらの純白のドレスで出席するという復讐劇のシーンから始まる物語は、清々しい恋の始まり、痛々しい愛の終わり、人間関係の悩みなど、多様なシーンへとつながります。そして、それぞれは、読者が願った通りの展開になっていきます。 そういう意味で、物語としてはストレートすぎて物足りない部分もあるかも知れませんが、一方で安心感もあります。作者の読みやすい文章も相まって、非常にすんなりと読み終えてしまう作品です。 来月には、同原作の映画も中谷美紀さんが主演で封切りされます。どのように映像化されるか、楽しみでもあります。 私自身、今津線には数回しか乗ってはいませんが、こと阪急電鉄については、沿線に5年ほど住んでいたこともあり、いろいろな意味で思い出深い電車。阪急マルーンと呼ばれる焦げ茶色のボディーカラーを思い出します。そういう事で、とても印象に残る一冊になりました。 作家の有川浩さんは、元来はライトノベル作家。当初は敬遠していましたが、この作品をきっかけとして彼女の作品を手に取るようになってます。 | ||||
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文章の書き方がとっても面白い(^O^) 読み出したら先が気になって仕方ない!! とっても笑顔になる思わずにやけてしまいます(笑) こんな恋してみたいな(≧∇≦) | ||||
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電車の中で起こる人間交差の話し。 一駅目までに男女が出会い、 次の駅に着くまでにはそれを見ていたOLの話で、 その次はその女性を見ていた孫とおばあちゃん。と、 車内の人たちを語り次ぎながら、 ちょっとしたことで、人生の転機をむかえていく様が面白い。 折り返し後は、知りたいその後がわかりスッキリとしてくれる。 見ず知らずの他人に話しかけたり、アドバイスしたり、 首都圏の電車では考えられないけど、関西圏ではありなんですね。 (一度吉本の楽屋かと思うような車両に乗ってしまいビックリした事があります) 女目線の等身大の女達がいいです。 暴力男はよく見るタイプですが、それ以外は理想的すぎて、、、 女子高生に据え膳されて食べないなんて絶滅危惧種でしょう(笑) 女性がこんな男性像を求めているという良い見本ですね。 でもとても面白く、和書の中ではかなりお気に入り度の高い一冊です。 | ||||
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小学生時分なのでいまからン十年も前になってしまいますが、甲東園に住んでいました。 親の転勤に伴い小学校の高学年を過ごす事になり、転校当初に「ドッチボールにヨせてやってもエエでー」と声を掛けて貰って友達になることができました。小説では甲東園の町並みにはあまり触れられていませんが、暖かい想い出で一杯です。 もう何年も離れてしまっていますが、映画化では当然沿線で撮影されていることでしょうから映像を楽しみにしています。 | ||||
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実際に走っている『阪急電車』を モチーフにしたお話です 片道15分のローカル線で起きる小さなお話が 数珠つなぎになっています 一話が15ページ程度なので、サクッと読めますし ひとつひとつのお話が、ほっこりとするような 暖かいエピソードばかりでとても癒されます エピソードが微妙につながっているのも面白いです 映画化に備えて手にとって見たのですが こんなに優しい本だとは思いませんでした | ||||
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近畿の私鉄阪急電車の今津線を舞台とした話。 心温まるいくつかの話を今津線の流れに沿ってつなぐ手法がすごい。 「陰日向に咲く」のように、小さな出会いがある人にとっては重要なものであり、 そんな出会いの積み重ねが人を作っていくんだなーと思える。 甘ずっぱい恋愛模様が読んでいて恥ずかしくなる話。 | ||||
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大好きな作家さん。 そして映画化されると聞き手に取りました。 阪急沿線の駅ごとにお話を作る着想が まずは、素晴らしい(拍手!パチパチ!!) 話のテンポも非常によく ストーリーも笑える面白さで、 女子高生の彼氏話のくだりでは、 通勤途中に読んでいたにも関わらず、 人目もはばからず笑ってしまうほどでした。 これで映画も楽しみになりました。 一部エッセンスを強調すれば感動の涙も誘えそうですね♪ | ||||
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阪急電鉄今津線という,マイナーな路線の各駅を舞台とした短編集.各駅の風景を切り取りながら,各話の主人公が次の話の主人公と関わっていて数珠つなぎになるという面白い構成です. 恋の育みに心暖まり,生き方を変える決意にしんみりとし,孤立しつつも凛とした人を励ます言葉に自分も励まされたような気分になる.読後にほっこりとした暖かい気分にしてくれる、素敵な16の短編です. | ||||
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有川さんの大ファンである私は、全ての著書を読んでいるが、この小説はちょっと違う。阪急今津線の電車が物語の重要なシークエンスとなっており、様々な登場人物の目を通して物語が交錯していく。 読んだときに、登場人物に感情移入して一人称的な読み方が良いのか、全編を通して三人称的な読み方が良いのかは読み手の感じ方かもしれないが、やはり読者が本人になりきって、喜び、悲しんだほうが、楽しいかもしれない。 さりげない場面で、第三者から主人公へと登場人物がバトンタッチしていく様はさすが有川先生。ラストの展開も巧みな技である。 登場人物として積極的に感情移入して、読後に全編を通して読者がホッとできるストーリーである。 | ||||
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久しぶりに小説を読みましたが、各駅で起こるドラマにどんどん吸い込まれるように読んでしまいました。 とても面白い良い小説でした。 何と言っても、私自身が宝塚で生まれ育ったので、出てくる駅や図書館など行ったことのある場所が多く、知ってるだけに非常に入り込みやすかったです。 小学生の頃は、本気で阪急電車の運転士になりたかったので、阪急電車というタイトルだけで目に止まり読みましたが、微笑ましい素敵なストーリーでした。 本棚に残しておきたい一冊です。 んー、地元に帰りたくなったなぁー | ||||
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電車の中で繰り広げられる様々なストーリーが絡み合い、1つに繋がっていく感じ、好きです。一気に読めました。 ただうまくいくカップルといかないカップル?の差が極端な気も。運命的な出会いには憧れますが、何だか今一リアリティーがない気も。 あと女性の描写は生々しくて、読んでいてもおもしろいんです(特に小学生や女子高生の会話) ただ男性は薄っぺらな印象。 作者が女性のせいもあるかもしれませんが、優等生(紳士?)か悪役か、の2極な印象でした。 でも概ね楽しめたので☆3つで。 | ||||
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電車に乗っている時に僕がいつも思うことは 暇だということ 暇だから自然と人間観察が始まる 隣に座っている二十歳くらいの派手なメイクを施した ねえちゃんの恋愛事情。 彼氏とうまくいっているのだろうか そもそも出会いはどんなだったのだろうか 或いは反対座席に座っているおばちゃんの家庭事情。 息子は受験うまくいっているのか 夫の会社は傾きかけていないだろうか 目の前で喧嘩する高校生のカップル。 口を尖らせながら携帯ゲームにのめり込む小学生 ふらふらと落ち着かない足取りで棒立ちする老婆 しかし、こいつらの人生はどんなに観察しようが絶対に見れない、覗けない。 一人一人に吹き出しが付いていて、己の経歴がウィキペディアの様に書き連ねていたら。 それはそれでいい暇つぶしにはならないだろうか。 いい趣味だとはいえないが、全く関係ない他人の人生を、関係ないからこそ覗いてみたい。 ありがちな失恋の話であれば、愉快痛快で、面白くて、「人間ってそんなもんだよね」と優越感にも似た同調が生まれ、 或いは会社起こしてそこそこ儲かってます、みたいな人には「すげーなこの人」とひたすら感心させられたり、 もうすぐ結婚します!とかなら「この野郎!リア充してんな!」と嫉妬と羨望の入り混じった、何とも言えないような気持ちになったり。 人間は誰しも、自分の一生を一冊の本として、「自分史」みたいな、そんなくだらない表題で頭の中に秘めている。 その目次だけでも見せてもらえたら、倫理的に駄目だとか、そんなことは抜きにして単純に「面白い」はずだ。 そんな欲望が、恐らく誰でもあると思う。 それを実現させたのがこの阪急電車というエンターテイメント小説なのだ。 文学的な考えオチみたいなのは全くない、勧善懲悪で予定調和の、ベタベタな展開。 ありがちな人生送ってるな、と、安心させられる乗客たちの姿は まさしく僕が欲した自分史の目次だった。 これはいい!と手放しで喜んでいた……だが 人間味がない…… OLの話。これはよくある女の戦い、女の意地みたいな展開で、彼女の理解不能な行動(読めばわかります)が 全く共感できないのは、きっと自分が10代のむさい男だからだろうと余裕で堪能できたが 有名大学に通うカップルの話でんんっ?と唸ってしまった。 なぜ先ほどまで、女のドロドロした内側(女子高生の話とかも)を散々と描写してきて ここでいきなり如何にも「男の妄想から生まれました!」みたいな女子大生を登場させたのだろうか どっちがこの小説の世界観!?それとも極端を対比させるのが面白いみたいな>< 都合良く作られたキャラ設定に物語的な違和感を感じつつ、図書館で出会ったカップルも「それがどうした!?」みたいなオチ 人間模様を堪能するのが楽しみだったのに、急にそれが虚構に見えてくると興ざめする。 もう少し、ご都合展開は減らしてください。バットエンドがあってもいいじゃない。人間だもの。 でも作者の人柄がにじみ出てるのが、憎めない。本当にいい人なんだろうな、と。 筆力がないとか、詰めが甘いとか、そんなありきたりな言葉で 切り捨てるより、もう少しこの作者の世界に触れてみたくなった。 じゃあ星3くらい。もっと別の作品も読んでみよう。 | ||||
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タイトルが懐かしくて、読んでみました。 沿線を舞台にしたいろんな男女の物語。 何か甘酸っぱくてきゅんときてしまいました。 | ||||
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有川浩さんの作品を初めて読みました。優しい気持ちにさせてくれる素敵な作品でした。読みながら、この本と一緒に阪急電車に乗りたいなと思わせてくれる有川さんの文章がとても好きです。シンプルな言葉を絶妙のタイミングで使って、物語の中に心を引き寄せる言語センスは最高です。読み終えたときに、有川さんの文章にもっと触れていたいと思う気持ちの良い文章でした。 物語は阪急電車を舞台に一駅間での偶然の出会いやすれ違いが、それぞれの人の生き方に変化をもたらすという連作短編小説です。図書館での出会いから恋が始まるほんわりとした話だけでなく、同僚に恋人を寝取られた女性の復讐話や、恋人から虐待をうけている女性の話などの辛いことも描かれています。その中には日頃見かける不快な出来事、そしてそれは自分自身にも身に覚えのある話もあります。それらの不愉快な出来事に対しても、いい按排で治めるのが旨い。優しさを含んだ厳しい言葉でいさめてくれる。そして、ひと時の出会いによって助けられた人が、他の人を助けるという幸せの連鎖も私は好感を持って読みました。 徒花スクモさんの懐かしさ感じる可愛い電車の表紙、そして児玉清さんの解説も含めて素晴らしい作品です。有川浩さんの文章にあてられた甘いコメントですが、素直に「いい本に出会えました」といえる本です。 | ||||
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