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阪急電車
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阪急電車の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.15pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全387件 341~360 18/20ページ
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わたしは恋愛小説というものが、あまり好きでは無かったのですが有川さんの書いた阪急電車は楽しめました。 全部が繋がっているのですが、感じとしては短編集に近いかと。 一つ一つの話にのめり込んでしまい、少し物足りなく感じるくらいです。 爽やかな大学生カップルの話から、寝取られ話、DV男なども出ており、この一冊に色んな話を詰め込んであります。 ただ、DV男など暗くドロドロしがちの話も有川さんらしく爽やかにスラッと読ませてくれます。 恋愛小説はちょっと・・・っと思ってる方にも挑戦しやすい一冊だと思います。 電車内でのお話ですので、電車内で読むのも楽しいですよ。 それと、読んだあとは心が温かくなります。 ボロボロ泣けるわけではありませんが、心がじんわりします。 そういった、ほのぼのした日常的な話が好きな方にもおすすめです。 | ||||
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微笑ましい小説。 読むと癒されます。阪急電車には毎日乗ってるから余計にそう感じるのかも。 色んな駅で色んな人生の人が交錯する。その感じが最高にいい。 しかもその人間模様がいやらしくなく描写されています。 寒くなってくるこれからの季節にお勧めです。 | ||||
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たくさんの登場人物のエピソードを電車に乗り合わせたことを接点としてお話をつないでいくアイディアは映画なんかでは珍しくない手法ですが関西の私鉄、しかも実在の路線でやったとこは斬新。キャラクタのかき分けもなかなかです。 ただ、となりに座った見知らぬ人が初めて交わす会話としては結構違和感があり、そこまで話すかなぁ、と感情移入しにくい場面が多々。 それとエピソードのほとんどがカップル(図書館常連の男女、サラリーマンとつきあう女子高生、彼氏のDVになやむ女性、大学生カップル)の恋愛話であるのがちょっと物足りない。 | ||||
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母にもらって読み始めましたが、ミステリーめいた事柄がどこまで読んでも出てこない。 もしやと思い表紙を見ると有栖川有栖ではなく有川浩?とんだ人違いでした。 この本に出てくる男性像から推理するに作者の好みの男性は「控えめな善人でちょっと だけユーモアのある人」のようです。それはまさに阪急沿線住人とぴったり重なります。 往路での登場人物たちが復路(といっても数ヵ月後)ではそれなりに幸せを見つけており ふんふんと安心して楽しめましたが、作者好みの男性と同じで少し食い足りなさも感じ ました。 | ||||
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小、中、高と宝塚で過ごし、実家も宝塚なので、ロケーションがリンクして楽しかった。 多分、これはあの店だろうなとか、思い出したりして懐かしかった。 小林駅の小学生の話は多分、あの名高い私立のお嬢様学校の事を公立に差し替えたんだろうなと思った。 私立は多い中でも、地域で一番伝統のある学校なので、 あの書き方は実際にあったとしても少し地域民を残念に思わす内容だったのかもしれない。 そして実際はあんまり下品な人は乗っていない電車なので、 時々、それは阪急電車ではなく阪神電車では?と思ってしまう事もしばしばありましたが 品のいい、おばあさんで相殺されている気もしました。 あと、神戸のデザイン事務所に勤務という設定はかなり厳しいと思いました。 デザイン事務所は大阪に集中し、神戸はデザイン事務所が皆無に近いのでちょと残念でした。 と厳しいところも書きましたが、全ての話が繋がっていて面白かったのは確かだし、 懐かしさでワクワクもしました。 | ||||
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宝塚/西宮北口を往復する間に描かれる恋愛短編集。出会、破局、報復などをテーマに一駅ごとに展開されるが、基本的には女性の凛とした生き方への応援歌がほのぼのと描かれが読後感は爽快。上り下りには6ヶ月の時差を設けて、後日談を披露する構成。軽くさわやかなタッチで読んでいてニヤニヤさせられる。登場人物の描きわけもしっかりしている。土地勘のある私には理解しやすいが、知らない読者に舞台である今津線の雰囲気がどこまで伝わるかはやや疑問。鉄の息子はタイトルから完全に別系統の本と誤解していたようなのでご注意を。 | ||||
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阪急電車というタイトル、しかも我が街今津線を舞台にした物語とあって思わず手にしたこの本。 期待しました。すみません、期待しすぎました。 電車という限られた空間と時間の中で、乗り合わせた人と人の出会いを各駅ごとに描く短編で、しかも登場人物が微妙に他の物語にもリンクしている構造、 車中での何気ない一言で勇気をもらったり決断したりと、全ては一期一会だなと爽やかに感じさせる設定。 そこはとてもいい。軽い読み物としてよくできています。 しかし所々の登場人物の会話や行動の感覚のズレが気になって仕方がない。 これは微妙であるけど多くなると共感できなくなり、冷めた気持ちで読んでしまう。 女子高生の会話がボケとツッコミ風に続く部分があるが、これは全く面白くない。クスリともしなかった。 阪急今津線を物語に選んでくれた感謝の反面、それゆえ利用している人間として感情移入ができず辛口レビューになってしまいました。 | ||||
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ほんの15分ほど同じ車両に乗り合わせただけなのに、心が動かされるような出来事に遭遇することがありますよね。 すごーくかっこいい人がいてドキドキしたり、自分と同じ服を着てる人がいて気まずかったり・・・。 この作品はこんな風に電車の中で起こったある人のささいな日常を切り取っただけ。 なのに、どうしてこんなに心がほんわかするんだろう・・・。優しくてあったかい気持ちになれました。 今まで意識したことなかったけど電車ってたくさんの人の人生を乗せて走っているんですねぇ。 一人で電車に乗っている時ってつい無表情でなるべく周りの人と目を合わせず、かかわらないようにしてしまうもの。 嫌な場面に遭遇することもあるけど、でも実はこの本のように素敵な出会いのチャンスの場でもあるのかもしれない♪♪ 有川浩さんというと「図書館シリーズ」みたいな激甘をイメージするけど、 今作は恋だけじゃなく、より人間的な感情も含めて楽しめる作品。 有川作品の幅の広がりを実感し、ますますファンになりました(^o^) | ||||
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よくぞ書いてくださいました。浩(ひろ)さんに感謝です。 登場人物や、会話、風景など、今津線らしさが溢れています。駅名ごとの短編小説が、別の章にリンクする手法も新鮮。 懐かしさだけを求めて読みましたが、小説としてもなかなかです。 | ||||
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阪急今津線という短い距離を走る関西の私鉄が舞台の佳作です。行きと帰りに分かれた構成もユニークですし、日常の見える淡い恋の物語がバランスよく配されおり、肩の力を抜いて読むことができました。人間関係が希薄になっているといわれる今日だからこそ、このような作品に支持が集まるのかもしれません。通勤の合間にホッと一息つきながら読むのに最適の一冊だと思います。 | ||||
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私は電車のある生活というものをちょっとしか経験したことないですが、 同じ車両に乗っていたとしても、何らかの関係ができることは皆無。 そんな中で誰かとの強い関係ができるのなら、 それはそれで運命なんか感じちゃいそうです。 まるでドラマとか映画のような展開ですが。笑 時々思うんです。 人と知り合いになった時(名前を教えあう時かなぁ)に、 もしかしたら、この人とどこかですれ違ってたりしてって。 住所が近かったりすると、余計そういうこと思っちゃいます。 でもそれは決してあり得ないとは言い切れないことで、 勝手に想像しては、人の縁って不思議だなぁなんて思っています。 この作品は、そういう運命めいたものとか、 電車の中で起こるちょっとしたいざこざとか、 行きずりだから心に響く言葉とか、 そんな要素が沢山詰め込まれています。 胸きゅんが苦手な方にはしんどいかもしれませんが、 恋愛部分以外のところも、楽しめると思うので、是非! | ||||
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この本は小豆色の電車の中で読んだほうがいいだろうなと思って、実際に阪急電車の通勤電車で読みはじめ、半分以降は自宅に帰って読みました。結論としては自宅のほうがが想像がふくらんで、切ない気持ちに思いっきり感情移入できて良かったです(通勤途中じゃ胸キュンにそうは浸りきれません)。いまさらですが、友達に読まさせている一冊。 | ||||
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関学生だった10年前には何度も利用した阪急今津線。 当時の沿線風景を思い出しながら拝読させていただきました。 物語自体は、別に今津線を舞台にしなくても成り立ちそうなものでしたが 今津線のほのぼの・のんびりとした雰囲気がよく出ていたと思います。 阪急電車というと京都線・神戸線・宝塚線の三大本線をイメージしがちなので 題名でちょっと損しているような気がします。そのものズバリ「阪急今津線」 でもよかったのではないかと思いました。 | ||||
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沢山の方が書かれているように、電車内でのわずかな時間の中の、優しい人と人とのふれあいのお話です。 人の事など気にしないように見える今風の若者が、実はとても誠実で優しい。 逆に年齢を重ねた、集団のおばさん達の怖い物なしの傍若無人さ。 実際あちこちで見かける光景の中に、本当はいろいろなエピソードがあるのだと改めて気付きます。 ともすれば無表情になりがちの電車の中でも、人は様々な事を考え、他人と袖すり合わせているのですね。 他の事が手につかなくなる程、一息に読んだ小説でした。暖かい余韻が残り、しばらく浸りたいと思いました。 そう、ここで止めておけば良かったのです。それに続くあとがきを読んだばかりに余韻が消え失せてしまったのです。 著者の話し言葉のようなあとがきは、まるで作中の集団のおばさんのごとき空気の読めなさです。 作品とトーンが一気に変わり、「〜ぴったりじゃねえ?」とか、編集者とのつまらないやり取りの話にうんざり。 作品の質を作家自身が落としたように思います。残念です。 | ||||
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関西の一ローカル線を舞台に繰り広げられる連作短編集。 各個人の物語を電車に乗り合わせた人々をクロスさせながら上手に展開させている。 ダメ男とどうして付き合っているのかもわからなくなってしまっている女性。 付き合っていた彼氏を、後輩に寝取られてしまい、その結婚式に討ち入りに行ってしまう女性。 孫と生き物を飼おうと思い、お出かけ途中の老婆と孫。 それぞれの物語は独立しながら、電車の中でのちょっとした触れ合い。 そのちょっとした触れ合いが、互いに影響しあう様子がとても面白い。 | ||||
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こんな風にして人と人が繋がれば楽しいなと思える一冊です。 ほんの少し出てくる悪役?の女性たちも、 いつかは反省するときが来る! 読んでいて心が温かくなります。 阪急電車好き! | ||||
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阪急中津駅の近辺で育った私。 縁のない今津線とは言え、タイトルを見ただけでもう惹かれてとうとう購入。 阪急電鉄の中で最もマイナーな路線、今津線の宝塚駅〜西宮北口駅の一駅一駅ごとを一つの短編小説にまとめたという趣向がもう結構好みです。作者得意のものすごく甘い展開ではありませんが、一つ一つの恋愛模様が重なって次の駅、次の駅とつい読み進められます。 西宮北口駅に着くと電車は折り返し。行きの電車でのエピソードから少し時間が経って、それぞれのエピソードがまた展開します。 良くできた短編集です。 | ||||
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駅の名前を題にした短編が16本。今津線8駅を往復する形です。 運命の女性に出会う、呪いの願をかける、犬を飼おうと思う、途中下車する、別れの覚悟をする、年上の彼の話を披露、初めての恋の予感(帯より一部) 装丁も綺麗ですし、見返し(効き紙)やカバーを外したところのイラストもコミカルで可愛らしい。 様々な人が主人公となり短い話を織り成します。その話の主人公達もいいのですが、注目して欲しいのは電車内での光景。私が毎日電車に乗る生活を送っている所為か、読んでいると「あーこういう人いるいる」と思うことがしばしば。しかも話が変わればその人が次の話の主人公ということも。 電車に乗っているいろんな人が主人公になる、そんな話なので電車内で読むのがいいかも。一つ一つの話が非常に短いので、乗車時間が短くてもキリがいいところで終えることができます。電車を利用している方に読んで欲しい一冊です。 | ||||
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先日、作家の渡辺淳一さんが、「電車に乗ったら向こうに座っている人がどんな人生を送っているかなどと想像すると時間を忘れる、メモを取ってしまうこともある」とテレビで話しておられました。このことは、既にかなり昔、作家の辻邦生さんが、いろんな所で書いたり話したりしておられたことと同じなのですが、要するに作家は、結構そんなことをやって作品の構想を紡ぎ出しているようです。有川さんも、この本のあとがきによると 「『電車って小説の舞台として面白くない?』 と振ってきたのは旦那です。 『例えばほら』 早朝の飛行機に乗るために始発の電車に乗っていたのですが、大荷物の我々の向かいにはどこへ行く途中なのか、しっかり手を繋ぎ合った若いカップルが爆睡中で。彼女には布団のように彼の上着が着せかけてあり。 『ああいうので妄想をたくましくするのが君の仕事やろ』」 と、この作品のできた舞台裏を明かしてくれています。 たしかに、この本を読むと、私たちが日常体験する電車の中のひとこまひとこまには、切ない恋心、ホッとするエピソード、別れと出会いのドラマなどが顔を出しているのかもしれない、と思えるのです。 それをローカル線の雰囲気を漂わせる阪急今津線の八つの駅を舞台に何人かの人たちと幾組かのカップル、グループとを登場させ、内容も感性も結構多様に描き出しているのです。そして、特徴的なのは、それぞれの登場人物達が網の目のようにつながっている。その全体構想は、なかなかよく考えられていて、結構楽しませてくれます。 関東に住む私としては、読みながら何度も地図を開いてどんなところか確かめてみたものです。地図が好きな方にはそんな読み方もおすすめです。 | ||||
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活字中毒なのに、小難しい本を読みたくない時 さらっと読めて楽しく、しかも共感出来る一冊! 頭を休めながら読めます。 お奨め!です。 討ち入りも、DB彼氏との別れ話も女子高生の会 話も、とにかく面白いです。 声を出して笑っちゃうシーンも!! 時子さんと孫の会話が絶妙なタイミングで織り 込まれていて、その辺でありそうな話が、又 ありなんだな〜!と。 人間関係が希薄な?方にもお奨め本でした。 | ||||
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